2017-09

The First Day/David Sylvian & Robert Fripp - 1993.07.05 Mon









[sales data]
1993/7/5
[producer]
David Sylvian
David Bottrill
[member]
David Sylvian(vo/g/etc)
Robert Fripp(g/frippertronics)
Trey Gunn(ds)
Jerry Marotta(ds/per)
Marc Anderson(per)
David Bottrill(programming/etc)
Ingrid Chavez(vo)

8560371.jpg


フリップの愛妻トーヤのソロ「オフィーリアズ・シャドウ」



サンディ・オール・オーヴァー・ザ・ワールドの「ニーリング・アット・ザ・シュライン」



リーグ・オブ・クラフティ・ギタリストの「ショウ・オブ・ハンズ」



1991年5月に上記3枚が同時リリースされる際
フリップ翁が「キング・クリムゾンを今年9月に復活させる」と公式アナウンス。

11月に初のKCBOX「虹伝説」リリースに際し、新生クリムゾンにエイドリアン・ブリュー、
トニー・レヴィンの参加が明らかになり、翌12月にはギター・クラフト出身のトレイ・ガン、
ピーター・ガブリエル・バンドのジェリー・マロッタの参加を表明。

そしてボーカルになんとデヴィッド・シルヴィアン参加という情報が・・・

フリップ談
「デヴィッドと僕は全く別のプロジェクトで一緒に仕事してるんだよ。
まず二人のコラボレーション、そして彼のソロ新作を僕が手伝っている。
そしてそれとは関係なく、クリムゾンも勿論進行している」

デヴィッド談
「つい最近、フリップがクリムゾンの新しいラインナップによる再結成を思い立った時
僕にも参加しないか誘ってきた。で、僕もこの誘いに関して長い間考えたんだけどね、
やっぱり自分の演るべき事とは違うと決意して断った。フリップは民主的に演ると
説明してくれたけど、クリムゾンはやっぱりフリップのバンドだからね。
僕はもっと対等の関係で一緒に演りたいと思ってたし」

David Sylvian Robert Fripp

そして突如始動した「デヴィッド・シルヴィアン&ロバート・フリップ」初お披露目の場として
両方のファンが多い日本が選ばれ、翌1992年3月に行われた来日公演は大方の予想を裏切って
かなり評判が良かったことからデヴィッドの意思を尊重し、クリムゾンではないプロジェクトで
デヴィッドが持っていたヴィジョンを追求し、フィリップが援助するという形式でアルバムを制作。

元々二人の馴れ初めはGone To Earth(1986年)の頃に遡り

emarch8.jpg

フリップ談
「我々が85年に初めて共同作業した時、とても愉しむことができたからね。
それ以来、7,8年の間、再び共に演れる日を心待ちにしていた。
これは自由に呼吸し成長し続ける有機的なユニットだ」

デヴィッド談
「あの頃から、将来何らかの形でパートナーシップを続けようという意向を
お互い表明していたし。それ以来1年に2度ほど会ってて、再度その意向を
確認して、今回機会が訪れたから実行したんだよ。共に精神的な成長を重ねて行く場だね」

デヴィッドはどちらかというと音楽美を追求するあまりワードレスなインスト>アンビエントな
方向に進んでいた音作りが一転、ハードなサウンド作りになった点についてデヴィッド談

「とにかく僕が攻撃的な作品にしたかった。



レイン・トゥリー・クロウだって本当はもっと荒々しいものにしたかったんだよ。
でも当時はそこまで闘争的に徹しきれなかったんだ。
僕にとっての過去4年半は人生の最もネガティヴな時期だったんだけど
どう作品化していいのかわからなかったんだ。でも今回のプロジェクトを始めた頃に
ちょうどトンネルの向こう側に辿り着いて、単なる落胆と絶望じゃなく、最終的には
楽観的な目で問題に取り組めると思ったから。だから書きたかった感情の色としては
怒りとか苛立ちといったものだったわけ。個人的にこういう力強いアルバムを
作ることが必要だったんだよ」

制作意図からしてデヴィッド色が強く、デヴィッドのプロジェクトと考えるのが妥当ですが
クリムゾンファンはタイミング的に名義は違えどこれがフリップ翁がアナウンスしていた
新生クリムゾンのプロトタイプだと思ったのですがフリップのサウンドスケープ路線の延長に
肩透かしを食い、デヴィッドのファンにしても坂本龍一流れなアンビエントなサウンドからの
突然の方向転換に違和感があり、二人の融合は実験的な段階を超えられなかったかなと。

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