回帰線/南正人 - 1971.07.15 Thu
[sales data] 1971/7 [producer] 寺本幸司 麻生静子 [member] 南正人(vo/g/etc) 石川鷹彦(g/org) 細野晴臣(b) 安田裕美(g) 水谷孝(g) | ![]() |
「アシッド・ロック ヒッピー・ミュージックの第一人者」南正人のデビュー盤。
ある意味公式録音の少ない裸のラリーズの水谷孝氏が他者のレコーディングに参加した
唯一の作品として有名かもしれません。

二人の出会いは1970年夏、渋谷道玄坂で偶然会ったことだそうで、南氏によると
水谷氏が一緒にバンドをやりたがっていたので一度セッションしたところ
しっくり来なかったのでバンド構想は流れますがそれ以降、友人関係だそうです。
南正人氏のことを少し調べてみると外語大のスペイン語科入学後、1964年にメキシコ~
アメリカ~ヨーロッパと放浪の旅を始め、ビートニクなフォークソングに大きな影響を受け、
東京に戻った1966年に、高田渡、遠藤賢司、真崎義博と「アゴラ」という
日本語のフォークソングチームに参加。
1969年シングル「ジャン/青い面影」でデビュー。

(アルバム未収録でしたがCDはボートラで収録されました)
スペイン語科という経歴も面白いんですが、ルーズに歌う歌唱方法は非常に個性的。
1980年に覚せい剤所持で逮捕>保釈後はリアル・ヒッピーの教祖として現在も
日本中を歌いながら旅しているそうです。
まだいるんですなぁこんなロマンチスト・・・
(PS)
余談ですがアマチュア時代の泉谷しげるが最も影響を受けたアーチストだそうです。
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