2017-07

Friends/山内テツ,瀬川洋,成田賢,大野克夫,近田春夫,原田裕臣,ピピ柴田 - 1971.06.15 Tue









[sales data]
1971/6
[producer]
Shoji Kato
[member]
山内テツ(b/banjo)
原田裕臣(ds)
ピピ柴田(g)
近田春夫(key)
瀬川洋(vo)
成田賢(vo)
大野克夫(steel-g)

yahoo0084a.jpg

英国でのミッキー・カーチス&サムライの活動に見切りをつけ1970年に帰国した
山内テツ氏の呼びかけで元ザ・ダイナマイツの瀬川洋と元ビーバーズの成田賢という
2大ボーカルを擁したセッションアルバム。

参加メンバーを見ると凄い面子ですが、内容はどうってことありません(笑)
山内テツがバンマスで「若きロック・スターたち」というサブタイトルの通り当時人気があった
尖った面子を集め、とりわけ深いコンセプトもなく洋楽カバーのセッションを適当に
演ってる印象です。
(Freak Outのみ山内テツ氏オリジナルインスト曲)



このセッションから発展して瀬川洋氏は「ピエロ」、成田賢氏は「眠りからさめて」という
初のソロアルバムをリリースしています。

 
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TETSU/山内テツ - 1972.10.15 Sun









[sales data]
1972/10
[producer]
山内テツ
[member]
山内テツ(b/vo)
エレノア(vo)
ケン(vo)
つのだひろ(ds)
原田裕臣(ds)
ピピ柴田(g)
大野克夫(key)




人気バンドFREEやFACESに参加した日本人プレイヤーということで有名ではありますが、
その音楽性について語られることは殆どないあまりにも謎の多い山内テツ氏のことを
ちょっと調べてみました。

artist6.jpg

今でこそ海外アーチストと交流のある邦楽業界ですが、60年代後半という時代では、
交流もなにもお互いの情報が皆無の状態ですから、例えるならサッカーの奥寺、
野球の野茂みたいな音楽のパイオニア的存在になるんでしょうかね。



ミッキー・カーチス&サムライのメンバーとして英国の巡業ツアーに参加するも、
海外で一旗挙げようなどという高い志はなかったそうで、解散後、麻生レミのバックで活躍中に
来日中のFREEの面子と意気投合。
再び渡英してコゾフ・カーク・テツ・ラビットとしてアルバムを1枚制作し



アンディ・フレーザー脱退後正式にFREEに加入しHeartbreakerを録音。



そしてE,L&Pの初来日公演(1972/7/22後楽園球場)に同行したFREEのメンバーとして
帰国凱旋を果たしたそのわずかの帰国期間に制作されたとのことですから

yamauchi2.jpg

海外ブランドを利用して売ろうと考えたレコード会社の浅智恵の産物ともいえなくもありませんが
全10曲山内テツ氏の作曲です。
このアルバムの半分の曲でボーカルをとっているエレノアという女性は
ジンジャー・ベイカーのエアフォース後期メンバーだった方だそうです。
テツ氏がボーカルを取ってる曲もあるのですが、ファンはきっとFREEやFACESみたいな
ストレートな英国R&Rなサウンドを期待していたと思うのですが、ファンキー色が強く
どの辺が本来のテツオリジナルなサウンドなのかちょっと分かりません。
(ベースラインはFREEっぽい感じはします)



その後ロニー・レインの脱退したFACESに加入したのはご存知のところ。

Faces-at-Budokan-08-Tetsu-Rod-2-19-74.jpg

FACES解散後、日本に帰国しアルバム「ききょう」をリリースするも、



英国仕込みの音楽が日本で通用しないジレンマに陥り、
他人のセッションには名前貸し程度に参加するものの
静かに表舞台から消えてしまいましたが、1985年にはフリージャズのドラム奏者、
羽野昌二氏と共にOpe Bandを結成したり、近年、又ぽちぽちライヴ活動を再開しているようで
2009年には山内テツ/森園勝敏/嶋田吉隆というグッド・タイムズ・ロール・バンド同窓会ライヴが
実現しました

ライヴ/山内テツ&グッド・タイムズ・ロール・バンド - 1977.02.25 Fri









[sales data]
1977/2/25
[producer]
山内テツ
[member]
山内テツ(vo/b)
ゲイリー・ホプキンス(vo)
森園勝敏(g)
上綱克彦(Key)
Toshio Kumanomido(key)
嶋田吉隆(ds)
桑名晴子(vo)





フェイセズ解散後、ロンドン&東京で録音した「ききょう」(ソロ2nd)のプロモーションの
全国ツアーのため公募したメンバーでバンド、グッド・タイムズ・ロール・バンドを結成し
1976年11月29日金沢観光会館で行なったライヴ。

img_3.jpg

乗っけから「あれ、FACES?」と思わせぶりなロッド・スチュワートそっくりのボーカルで
異色参加のゲーリー・ホプキンスはリック・ウェイクマンの初期作品
「地底探検」「アーサー王と円卓の騎士たち)」などに参加していた英国人シンガーで、
ウェイクマンのサイトで2013年6月22日に亡くなったことが報告されました。

 

このバンドの話題は何と言っても四人囃子を脱退したばかりの森園勝敏が参加していることで
四人囃子ファンの多くの方が触手する作品かもしれませんが、フュージョン志向を高めての
脱退だったと思うのでプリズム加入前にストレートな英国風R&Rでワンクッション置いたのは
メーカー側の話題作りに一役買っての名前貸しの参加だったのでしょう。
ドラムはカルメン・マキ&LAFFやエンケンバンドでお馴染みの嶋田吉隆。
キーボードは柳ジョージ&レイニーウッドのリーダー上綱克彦。
又桑名晴子(桑名正博の妹)が実質的なプロ・デビューしたバンドでもあるようです。

see saw

この頃、ポニーはSEE SAWというレーベルでチャー、絵夢、山内テツをパッケージにして
売り出しており、「See Saw 全国 Tour 山内テツ&チャー」と題された全国ツアーの
opening actはチャーが担当しています。



山内テツさんがこのバンド活動を堺に表舞台から静かに消えていく理由を
前座を担当していたチャーさんのコメントが的確に言い表していると思うのでご紹介します。

チャー談
「やっぱりテツがいちばん大きかったと思うんだけど、要するにメーカーのほうでも困っていたというか、
どういうふうにするかということが、俺であるとか、テツであるとか、今で言う新人類といったら変だけど、
向こうは商売だから、どのワクにはめるかというか、どこのところで仕事をすればいいのか、会社の中で。
それにはやっぱりレーベル作るしかないんじゃないか。それこそ中にいても、FM担当だった人とか、
例えば少ない音楽雑誌だった人を集めて、そのシーソーというものを発足した部分があったみたい。
だからいい意味ですごくファミリーなところだった。あんまりセールスとかいうことにもこだわらなかったし。
やっぱりメインがテツだった部分で、テツなんかもっと大きなカルチャーショックを受けたと思うけど、
イギリスで通用するものが、逆に日本で通用しないというか。俺はロバート達と再三シーソーツアーをやったり、
どっちかというとテツのサポートだよね。
テツはテツで、ゲーリー・ポプキンスとかイギリスのメンバーで、桑名晴子と、森園(勝敏)と、嶋田とやって。
これはすごくいいバンドだったと思うんだけど、ああいうノリって日本ではもう終わっていた頃というか、
全員外人がやっているんだったら、それなりの珍しさもあるんだろうけど。
いい意味でよすぎたのかな、あまりにも。やっぱりアメリカとイギリスの差が出たんだと思うんだよね。
そういう意味で俺がイギリスに行って、「ああ、終わっているな」と思った直感は正解だったんじゃないかな。
実際そのあとはアメリカの時代でしょ。それでテツは1枚作ってやめちゃったし、絵夢は絵夢で結婚して
わからなくなっちゃたし、それで俺だけ残って、どうしようかということになったのね・・・」

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