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2020-07

ヤング・サウンドR&Bはこれだ/ザ・ダイナマイツ - 1968.04.15 Mon









[sales data]
1968/4
[producer]
unknown
[member]
瀬川洋(vo/g)
山口冨士夫(vo/g)
吉田博(b)
大木啓造(g)
野村光朗(ds)

dynamates a


幼馴染みで結成された「モンスターズ」が母体となり米軍キャンプやジャズ喫茶を中心に活動し、
「ザ・ダイナマイツ」へと改名し、ビクターが新設したポップス系のレーベルで
ザ・モップス、ザ・サニー・ファイブと共に「ビクター3大ポップス・サウンド」として
シングル「トンネル天国」でデビュー。

dynamates.jpg

瀬川氏の書き溜めたオリジナル楽曲が多数あったにもかかわらずアルバムで採用されたのは
「のぼせちゃいけない」1曲のみで洋楽カヴァーと職業作曲家の書き下ろしが半々という構成。
(「トンネル天国」「恋はもうたくさん」の2曲はアルバム用の新録音)

瀬川洋と山口冨士夫が目指すサウンドを少ない音源から推測するのは難しいですが
R&B調は控えめでメーカーに無理やり演らされてる感の強いモンキーズでしょうか(笑)
薄給で馬車馬の如く働かされたあげく望まない音楽演奏の強要に嫌気がさし
(冨士夫氏は特に「マサチューセッツ」が嫌だったらしい)1969年に解散。

G.Sは久しぶりに聴くとなかなか良いのですが、繰り返し聴いてるとリズムが殆ど一緒だからか
即飽きてしまい他バンドとの区別がつき難いというのもG.Sサウンドの特徴でしょうか。

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ピエロ/瀬川洋 - 1972.10.15 Sun









[sales data]
1972/10
[producer]
瀬川洋
[member]
瀬川洋(vo)
石間ヒデキ(g)
上月淳(b)
原田裕臣(ds)
山内テツ(b)
大野克夫(key)




B級GSの最高峰元ダイナマイツのヴォーカル、瀬川洋唯一のソロアルバム。

ダイナマイツ時代のシングルにピエロが主人公の「世界中にほゝえみを」という曲がありましたが
「道化師」のイメージを心情的に自分に重ねてのタイトルでしょうか。
(ピエロに扮しているのは瀬川洋氏本人)

つらいだろうね 怒りをこらえるのは
人の前で笑いをつくろい
ピエロ ピエロ ピエロ さあお泣き

ほんのちょっぴり 淋しい気がするけれど
もうなれたさ道化の役も
ピエロ ピエロ ピエロ さあお泣き

泣いて気が晴れるなら 泣くだけお泣き

山内テツ&Friendsの原田裕臣、大野克夫や凱旋帰国したばかりのFTBから
石間ヒデキ&上月淳が参加。
サザン・ロック、カントリー・ロックに和風なアプローチを試み日本語歌詞が軽快で
土臭いサウンドとマッチした紛れもない日本人ならではのオリジナル・ロックです。

歌謡曲中心の邦楽では当然のごとくセールス的に惨敗したようですが、
時代を超えて、現在では本物のボーカリストが歌う名盤として人気があるのですが
肝心の本人が70年代半ば頃まで「瀬川洋グループ」としてライブ活動を行いながら



「限りなく透明に近いブルー」のサントラにラヴィン・スプーンフルの「You didn't Have To Be So Nice 」を
残した後、音楽シーンからパタリと消えてしまったため、瀬川さんのオリジナル楽曲が
少ないのが残念です。

ところが1997年、突如「トラベリン・オーシャン・ブルーバーズ」というバンドを率いて
音楽活動を再開しました。

ライブ/村八分 - 1973.06.25 Mon









[sales data]
1973/6/25
[producer]
浅沼勇
[member]
柴田和志(vo)
山口冨士夫(g)
加藤義明(g)
エーイチ(b)
村瀬シゲト(ds)




今では村八分のライヴ音源は数多く発掘され、色々な演奏を楽しむことができますが
当時の音楽ファンは村八分のオリジナル盤といえばこれ1枚しかなかったにもかかわらず、
多くの村八分フォロワーを生み出した脅威のライヴ盤です。
(1973年5月5日京大西部講堂でのラストライヴ)

伝説というのは「その実体」を確証する資料が少ないために、頼りない記憶を元に
話が誇張されることによって作られることが多いと思うのですが、演奏が取り立てて
巧いわけでもなく、基本的に同じ8ビートの小曲が延々続くだけなんですが(笑)
演奏にまとわりつくチャーボーのボーカルが村八分の最大の魅力となっていて
日本人らしくない独特のグルーヴ感を発揮しているため多くの共感を得ているのではないかと思います。
(どんともこの歌スタイルに多大な影響を受けています)
とにかく俄かに村八分伝説を他人に吹聴したくなるインパクトは十分な作品です(笑)
ちなみに「のうみそ半分」は急にチャーボーが歌わなかったためインストになっているそうです。
(PS)
紙ジャケ化の際「ゴミ箱のふた」という楽曲がボーナスで追加収録されました。

草臥れて/村八分 - 1991.05.21 Tue









[sales data]
1991/5/21
[producer]
柴田和志
山口冨士夫
浅田哲
[member]
柴田和志(vo)
山口冨士夫(g)
浅田哲(g)
青木真一(b)
上原裕(ds)




村八分、唯一のスタジオ録音盤。
オリジナルとはいうものの1971年のスタジオ・デモ音源を20年経った1991年になって
リリースされたものです。

帯叩「俺の事 解る奴いるけ?」

>murahachibu.jpg

って強烈な文句の帯叩きが格好良かったですが、このアルバムはアーチスト許可なく
リリースされたためリリース直後に発売禁止、廃盤になり「草臥れて:ゲイター・ワブル」事件として
裁判にもなったようですが、2007年にジャケットを新装して再発されました。

この時代、洋楽に対抗して日本語によるロックというムーブメントの中、
チャーボーこと柴田和志氏の世界観はあまりに独自性が強く「ひらがなロック」と形容された
村八分サウンドは他のロックバンドと一線画していたと思います。

バンドは1990年に再結成しましたが1994年にチャーボーは死去。
山口冨士夫は薬物逮捕でしばらく活動を謹慎しておりましたが、復帰後は
マイペースでライヴハウス中心に活躍していましたが2013年8月15日永眠。

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