2017-09

ヤング・サウンドR&Bはこれだ/ザ・ダイナマイツ - 1968.04.15 Mon









[sales data]
1968/4
[producer]
unknown
[member]
瀬川洋(vo/g)
山口冨士夫(vo/g)
吉田博(b)
大木啓造(g)
野村光朗(ds)

dynamates a


幼馴染みで結成された「モンスターズ」が母体となり米軍キャンプやジャズ喫茶を中心に活動し、
「ザ・ダイナマイツ」へと改名し、ビクターが新設したポップス系のレーベルで
ザ・モップス、ザ・サニー・ファイブと共に「ビクター3大ポップス・サウンド」として
シングル「トンネル天国」でデビュー。

dynamates.jpg

瀬川氏の書き溜めたオリジナル楽曲が多数あったにもかかわらずアルバムで採用されたのは
「のぼせちゃいけない」1曲のみで洋楽カヴァーと職業作曲家の書き下ろしが半々という構成。
(「トンネル天国」「恋はもうたくさん」の2曲はアルバム用の新録音)

瀬川洋と山口冨士夫が目指すサウンドを少ない音源から推測するのは難しいですが
R&B調は控えめでメーカーに無理やり演らされてる感の強いモンキーズでしょうか(笑)
薄給で馬車馬の如く働かされたあげく望まない音楽演奏の強要に嫌気がさし
(冨士夫氏は特に「マサチューセッツ」が嫌だったらしい)1969年に解散。

G.Sは久しぶりに聴くとなかなか良いのですが、繰り返し聴いてるとリズムが殆ど一緒だからか
即飽きてしまい他バンドとの区別がつき難いというのもG.Sサウンドの特徴でしょうか。

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ピエロ/瀬川洋 - 1972.10.15 Sun









[sales data]
1972/10
[producer]
瀬川洋
[member]
瀬川洋(vo)
石間ヒデキ(g)
上月淳(b)
原田裕臣(ds)
山内テツ(b)
大野克夫(key)




B級GSの最高峰元ダイナマイツのヴォーカル、瀬川洋唯一のソロアルバム。

ダイナマイツ時代のシングルにピエロが主人公の「世界中にほゝえみを」という曲がありましたが
「道化師」のイメージを心情的に自分に重ねてのタイトルでしょうか。
(ピエロに扮しているのは瀬川洋氏本人)

つらいだろうね 怒りをこらえるのは
人の前で笑いをつくろい
ピエロ ピエロ ピエロ さあお泣き

ほんのちょっぴり 淋しい気がするけれど
もうなれたさ道化の役も
ピエロ ピエロ ピエロ さあお泣き

泣いて気が晴れるなら 泣くだけお泣き

山内テツ&Friendsの原田裕臣、大野克夫や凱旋帰国したばかりのFTBから
石間ヒデキ&上月淳が参加。
サザン・ロック、カントリー・ロックに和風なアプローチを試み日本語歌詞が軽快で
土臭いサウンドとマッチした紛れもない日本人ならではのオリジナル・ロックです。

歌謡曲中心の邦楽では当然のごとくセールス的に惨敗したようですが、
時代を超えて、現在では本物のボーカリストが歌う名盤として人気があるのですが
肝心の本人が70年代半ば頃まで「瀬川洋グループ」としてライブ活動を行いながら



「限りなく透明に近いブルー」のサントラにラヴィン・スプーンフルの「You didn't Have To Be So Nice 」を
残した後、音楽シーンからパタリと消えてしまったため、瀬川さんのオリジナル楽曲が
少ないのが残念です。

ところが1997年、突如「トラベリン・オーシャン・ブルーバーズ」というバンドを率いて
音楽活動を再開しました。

ライブ/村八分 - 1973.06.25 Mon









[sales data]
1973/6/25
[producer]
浅沼勇
[member]
柴田和志(vo)
山口冨士夫(g)
加藤義明(g)
エーイチ(b)
村瀬シゲト(ds)




今では村八分のライヴ音源は数多く発掘され、色々な演奏を楽しむことができますが
当時の音楽ファンは村八分のオリジナル盤といえばこれ1枚しかなかったにもかかわらず、
多くの村八分フォロワーを生み出した脅威のライヴ盤です。
(1973年5月5日京大西部講堂でのラストライヴ)

伝説というのは「その実体」を確証する資料が少ないために、頼りない記憶を元に
話が誇張されることによって作られることが多いと思うのですが、演奏が取り立てて
巧いわけでもなく、基本的に同じ8ビートの小曲が延々続くだけなんですが(笑)
演奏にまとわりつくチャーボーのボーカルが村八分の最大の魅力となっていて
日本人らしくない独特のグルーヴ感を発揮しているため多くの共感を得ているのではないかと思います。
(どんともこの歌スタイルに多大な影響を受けています)
とにかく俄かに村八分伝説を他人に吹聴したくなるインパクトは十分な作品です(笑)
ちなみに「のうみそ半分」は急にチャーボーが歌わなかったためインストになっているそうです。
(PS)
紙ジャケ化の際「ゴミ箱のふた」という楽曲がボーナスで追加収録されました。


ひまつぶし/山口冨士夫 - 1974.04.10 Wed









[sales data]
1974/4/10
[producer]
山口冨士夫
高沢光夫
[member]
山口冨士夫(vo/g)
高沢光夫(b/g)
高橋清(ds)




村八分脱退後にリリースされたソロ第一作。
瀬川洋やチャーボーといった傑出したボーカリストの引き立て役が多かった冨士夫氏が
歌にギターにと意気込んだ作品。
曲は冨士夫氏が全曲書き上げていますが作詞の殆どは約3年ぶりに再会を果たした
ザ・ダイナマイツのローディーをしていた高沢光夫氏が担当。

冨士夫談
「高沢君が、三年間ぐらい旅してきてさ。ま、わかりやすく言うとぶちこまれてたんだよ。
日本の芸能界に大麻をばらまいて売ってたんだ。それで、名前は言わないけどさ、
ある横浜のバンドのヤツ(多分ゴールデン・カップス)が高沢君のことをポリ公にチクったんだよ。
裁判で大麻吸ってどこが悪いんですか?憲法違反じゃないですか?って上告までして、
三年半くらいくらって。「何言ってんだよ裁判長、あんたの方がおかしいんじゃねえか、
こんなもん害もないし」って、思ってること好きなだけ言ってよかったって言ってたぜ(笑)」

冨士夫氏はデモテープからどんどん単純化してシンプル化したロックン・ロールものを
作りたかったらしいのですが、当時のレコード会社(エレック)の経営上の判断で
ストップがかかったと不満を漏らしていますが、逆に単純なロックンロールものにまとまらず
巧くバラードがブレンドされていて名盤の味わいを深めています。
(PS)
紙ジャケ再発盤はアルバム発売イベント1974/4/20名古屋市公会堂でのライヴが収録されています。


Tear Drops feat 山口冨士夫 - 1988.05.05 Thu









[sales data]
1988/5/5
[producer]
TEAR DROPS
[member]
山口冨士夫(vo/g)
青木真一(g)
カズ中嶋(b)
佐瀬浩平(ds)
*****
忌野清志郎
kyon
etc

0-110523-02.jpg


村八分解散~ソロアルバムリリース後の山口冨士夫氏の足取りを追ってみると

1975年 ルイズルイス加部らと「リゾート」を結成
1979年「村八分」を再結成(京都大学西部講堂で再結成ライブを行うも、再び自然消滅)



1980~1981年「裸のラリーズ」に参加
冨士夫談
「ラリーズは超アンダーグラウンド。まるで、時代に逆行する白昼夢のようだった」
    


1983年 ソロ2nd「RIDE ON!」リリース


1986年 PRIVATE CASSETEをカセット・テープのみでリリース(現在はCD化済)

20140820_324284.jpg

シーナ&ザ・ロケッツの「ギャザード」全面参加(ツアーも同行)

2L-01296.jpg captain.png

80年代中盤「山口冨士夫グループ」~「タンブリングス」としてライブ活動が中心となり



1987年 タンブリングスのライブ音源「Like a rolling stone」リリース後
元村八分の青木真一、フールズの中島一徳、佐瀬浩平と「ティアドロップス」を結成。
SEX Recordsから「いきなりサンシャイン」でインデイーズデビュー(>東芝EMIへ移籍)
ストーンズ・フリークとして全くぶれない堅物なまでのストレートなR&R。
(癖のある藤井一彦のGrooversって感じですかね(笑)

kjlc.jpg

収録曲の「ピッカピカダイヤモンド」は清志郎、ジョニー・ルイス&チャーの
ステージに感激して出来た楽曲で当の清志郎がゲスト参加で歌い捲っていますが
この頃、清志郎がライヴに乱入してきたことが契機で親交が深まり、
RCのカバーズに参加したり、清志郎との共演シングル「谷間のうた」がFM東京などで
放送禁止となり、清志郎率いるタイマーズがフジの「ヒットスタジオ」出演中に
お○ん○野郎FM東京事件」も起こりました(笑)

sim_20151010175254cf2.jpg

又どんとが冨士夫氏のファンだったことからお互いのライブに頻繁に顔を出していました。
どんとと冨士夫氏対談 「宝島」 88年8月号)



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