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2020-05

Tormato/YES - 1978.09.22 Fri









[sales data]
1978/9/22
[producer]
Yes
[member]
Jon Anderson(vo/reuto/etc)
Steve Howe(g/mandolin)
Chris Squire(b/p)
Rick Wakeman
(birotron/hammond/synthe/p)
Alan White(ds/per)




「トマト?」いえ違います「トーマト」です(笑)

ウィキペディアによると本作の元々のタイトルは「Yes Tor」だったそうで
Torとは「岩石の露頭」特にイングランド南部デヴォンのダートムーアやコーンウォールの
ボッドミン・ムーアのそれを指し、ダートムーアには実際に「Yes Tor」という露頭があるそうです。

yes tor
(ジャケットの左後方に見える岩です)

その後の議論の最中、岩山の写真を見たマネージメント会社の秘書ジルさん
(後にジョン・ウェットンの妻、後に離婚)が「潰れたトマト」を連想し、それが元で
Tormatoという造語に変更されたとのことです。

結成10周年記念アルバムという割には力が抜け、アルバムにトータル性を持たせることを
自ら放棄したかのような小粒な作品が多いアルバムです。
(統一性はありませんが良い楽曲が多いです)

[小ネタ]

・リック・ウェイクマンが自ら開発資金を出していた「バイロトロン (メロトロンの改良版のキーボード)」を
録音で使用しています。

birotron.jpg

・「天国のサーカス」の中で聞かれる子供の声はジョン・アンダーソンの息子(ダミアン・アンダーソン)

そして日本人は問題意識を抱きながら聴かされる楽曲が収録されています。

それは「クジラに愛を」です。

YES_20170808234718076.jpg

捕鯨を許さないグリーンピースのテーマ曲のようなタイトルで「クジラを殺さないで」と訴えている
メッセージソングですが、日本が好きなジョンが最大限の配慮をして、殺す側を痛烈に批判していないのが
救いです。

さて捕鯨についてですが、確か日本では義務教育で捕鯨は日本の文化でありクジラは肉だけでなく
油、皮、ヒゲに至るまですべて活用されていると習い、給食にクジラの肉(ベーコン)が出たのを
覚えていますが、食通に言わせれば美味なのかもしれませんが、ピーマンも食べられない小学生に
クジラ肉の旨味がわかる生徒がどの程度いたものかと・・・

今、学校給食でクジラ肉が出るのかどうか分かりませんが、商業ベースに乗せる数の捕鯨は
費用が膨大で絶対に採算合わないと思うので、規模もさほど大きくなく生態系にも配慮していると
思うのですが、何故、命がけでグリーンピースが捕鯨を阻止しようとするかというと
クジラが「絶滅危惧種」であるということを大前提に日本人が毎日パクパク、クジラを食うのは
許せんということらしいのです。

いやいや、毎日パクパク食べてませんって(苦笑)

それと「絶滅危惧種」と言われれば罪悪感もあり及び腰になりますが、クジラは80種類も存在し
その中に「絶滅危惧種のクジラ」がおり、日本の捕鯨団体は当たり前ですが世界を敵にしてまで
そんなクジラは捕りません。

どうも一番の問題は捕鯨に反対しているのは海洋資源を食文化としていない国々の人たちが
「クジラ=神」というように神聖な生き物と考えているようなのです。
(イルカの追い込み漁も敵視されていますが、人間とコミュニケーションがとれる高い知能があるため
同じように神聖な生き物と考えているようです)

つまりは思想の問題なのです。

生態系が変わるほどの乱獲は日本人であっても賛成はできませんが、小規模での捕鯨文化のある
北欧の先住民イヌイットより規模は大きいとはいえ、伝統的に捕鯨を生業としてきた日本人が
生態系に最大限の配慮をして食文化を守るということは主張し続けていいのではないでしょうか。

「クジラが可哀そう、イルカが可哀そう・・・見た目で可愛い動物はそう考えがちですが
ケンタッキー・フライド・チキンやマクドナルドのハンバーガーをたらふく食べている外国の皆さん、
屠殺業者さんは毎日、命を提供してくれる動物達に感謝の祈りを忘れずに
美味しいお肉を食卓に提供していることをお忘れなく。

参考までにお互いの言い分です

[日本捕鯨協会]
[グリーンピース]

話が脱線し長くなりましたが私はこの「クジラ」の部分をそれこそ「うなぎに愛を」に変えれば
全て丸く収まるのではないかと思います(笑)



さて時代はますますプログレには厳しい時代に突入し、最低限のセールス確保的な妥協のいる
レコーディングだったと思いますが、大作志向のジョン・アンダーソンとリック・ウエイクマンが脱退し
YESは本当の「危機」を迎えることとなります。



Drama/YES - 1980.08.18 Mon









[sales data]
1980/8/18
[producer]
Yes
Eddie Offord (backing tracks)
[member]
Trevor Horn(vo/b)
Steve Howe(g/mandolin/etc)
Chris Squire(b/p)
Geoff Downes(key/vocoder)
Alan White(ds/per)




ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンという大黒柱を失い、解散危機に陥った
YESはなんと「ラジオ・スターの悲劇」を大ヒットさせたバグルスのジェフ・ダウンズ、
トレヴァー・ホーンを加入させバンド活動を継続。
(ジャケット画はシレっとヒプノシスからロジャー・ディーンに戻っています)

buggles.jpg

プログレと敵対する?ニューウェイヴ系の異分子を取り入れたことから、従来の保守的なプログレファンは
口々に「これはYESではない」と否定的なスタンスでしたが
(私もたしかミュージック・ライフだったと思いますがYESメンバーにバグルスの
眼鏡野郎が混在している写真を見て非常に違和感を感じた覚えがあります(笑)

YES_20170810083514636.jpg

しかし内容的にはスティーヴ・ハウが奮起したギターアルバムとして結構気にいってます。
この新加入した二人の才能が80年代のプログレバンドにもたらす大きなサウンド変革の要素を
このアルバムは既に包括していますが、認知されるには少々保守的なファンが多すぎたことが
弊害だったでしょうか。

米ツアーはバグルスとの人気相乗効果で全体的に評判は良かったのですが、
(Man in a White Car Suiteではラジオスターの悲劇を演奏)



保守気質な欧州ではこの大々的な変化が受け入れられず、特にジョン・アンダーソン贔屓には
トレヴァー・ホーンの歌声は酷評され、ホーンは観客の冷淡な反応でに耐えきれない気持ちが
大きくなりYESをやめる契機になったと語っています。

このアルバムツアー後、YESは事実上、解散状態となります。

この後、バンドは大きく二つの流れに分岐し、どちらの流れもバグルスの二人が
重要な役割を果たすことになります。




Yesshows/YES - 1980.11.24 Mon









[sales data]
1980/11/24
[producer]
Chris Squire
[member]
Jon Anderson(vo/per)
Chris Squire(b/per)
Steve Howe(g/pedal steel g)
Patrick Moraz(key)
Rick Wakeman(key)
Alan White(ds/per)




当時のロックバンドのアルバムリリースの流れはある程度の活動時期に区切りがつくと
ベスト的意味合いでライヴ盤を出すというものでしたが、これはジョンとウェイクマンが脱退し
解散危機を迎え、レコード会社とのリリース契約の枚数消化のために「ドラマ」制作前に
リリースするつもりでクリス・スクワイアが単独で編集したライヴアルバムのようです。
(その分ベースの音圧が分厚い気がするのは気のせい?(笑)

1976~1978年「海洋地形学の物語」~「トーマト」時期までの複数会場でのライヴ音源で
パトリック・モラーツの演奏(「錯乱の扉」と「儀式」)も収録されており、
オープニングの火の鳥以外は「イエスソングス」と重複しない選曲になっています。

このアルバムの難点は「儀式」が当時のアナログ収録時間の関係でpart1とpart2に分割されて
収録されていたのですがCDリマスター時につながった音源で聴けるようになったとのことです。
(自分のCDはアナログ同様分割旧規格盤(苦笑)
又最近のCDはボーナストラックに「All good people」と「Roundabout」が追加されています。



実はトーマトツアーのライヴブートに「Cicus of Heaven」(1979年カナダのケベック公演)という

circus of heaven

とてつもなく音の良いライン物(FM音源?)があり、できれば「危機ツアー」のBOXを出したように
「海洋地形学の物語」~「トーマト」(できれば「ドラマ」まで)のツアーごとにコンプリートな
セットリストのライヴ盤を出して欲しいと思います。

90125/YES - 1983.11.07 Mon









[sales data]
1983/11/7
[producer]
Trevor Horn
Yes
[member]
Jon Anderson(vo)
Chris Squire(b)
Trevor Rabin(g/key)
Alan White(ds.per)
Tony Kaye(key)
*****
Dipak Khazanchi(sitar/tambura)
Graham Preskett(vl)
Trevor Horn(bvo)




多くのバンドが死滅した70年代のプログレ残党組の中でははいち早くジェネシスが
フィル・コリンズのポップスセンスを活かしたバンドの商業化で大成功を収めていましたが
エイジアに送れること1年、YESが今までのスタイルとは全く異なった姿で3年ぶりに
帰ってきました。

ドラマツアー終了後、解散状態となったYESのスクワイア&ホワイトはジミー・ペイジとの
「XYZ」が暗礁に乗り上げたため「シネマ」という新バンドを結成しトレヴァー・ラビンをギターに迎え
又ジョン・アンダーソンとトニー・ケイが復帰したためバンド名をシネマからYESに改め復活。
レコーディング時はトニー・ケイは脱退(解雇?)しており、チャールズ・オリンズ(エスクワイア)を
ゲストに迎え制作。
又ツアーサポートのためエディー・ジョブソン(UK)がセッションに参加しますが、マネジメント側が
「YESの再結成」にこだわりトニー・ケイを復帰させたためジョブソンは
「イエスにキーボード・プレイヤーは2人いらない」という理由で参加を辞退しています。

彼らが新たな活路を見出したのは「MTV」のイメージ(プロモート映像)戦略でした。
印象的なイントロで始まる「ロンリー・ハート」はプロデューサーのトレヴァー・ホーン
(元バグルス~ドラマYES)によるサンプリングやリバーヴの処理が効果を発揮し
YES最大のヒット曲となり、バンド知名度は一気に一般の音楽ファンに知れ渡りましたが、
往年のプログレファンからは疎まれました(笑)





新生YESはプロデューサーのトレヴァー・ホーンとトレヴァー・ラビンの色が強いことから
ファンの間ではレコード番号の90125から「70年代のYES」と区別するため「90125YES」と
勝手に呼ばれています。

このアルバム以降は今までのようにステレオの前に座ってライナーを読みながら
聴き込むということはしてないのですが、それは丁度、ウォークマンなどで外に音楽を
持ち出せるようになり、学校の行き帰りに電車内で何とはなしに繰り返し聴くという
ライフスタイルが定着したためだと思います。
(そのためレコードのジャケットの印象は薄れていくのですが、レコードがなくなり
CDのような小さな物になるとさらにどんな絵面だったかも覚えられなくなりました・・・)



ちなみにツアー映像(9012ライヴ )もリリースされましたが、ライヴ盤はTHE SOLOSと題され
各メンバーのソロだけをセレクトした中途半端な代物でした。


Big Generator/YES - 1987.09.21 Mon









[sales data]
1987/9/21
[producer]
Yes
Trevor Horn
Trevor Rabin
Paul De Villiers
[member]
Jon Anderson(vo)
Trevor Rabin
(g/key/string arrangements)
Tony Kaye(hammond/p)
Chris Squire(b)
Alan White(ds/per)
*****
Soul Lips(horns)
Lee R. Thornburg(horns)
Nick Lane(horns)
Greg Smith(horns)
James Zavala(horns/harmonica)




新生90125YES4年ぶり2枚目。
メンバー交代の多いYESとしては珍しく5年もの間メンバーが固定しており、
メンバー間の結束が固かったというのは早計で、大ヒットアルバムの次の作品ということで
期待とプレッシャーでアルバム制作は難航したようです。

途中トレヴァー・ホーンがラビンと衝突しプロデューサーを降板。
そのためラビンがプロデュース全権を握り、前作の焼き直しともいえる内容。





リリース間隔が空いたということもあるのですが、もうこの頃は新譜が出たらとりあえず買う
というようなながら買いなので今までのような思い入れは薄くウンチクも思いつきにくいですが

yes 1988

このメンバーで1988年に2度目(16年振り)の来日公演が実現しており
離日後にアトランティック・レコード40周年コンサートに参加。
「ロンリーハート」のバンドが「ラウンドアバウト」を演奏する時代になったんだなと
時の移り変わりをしみじみ感じました。



ジョン・アンダーソンの楽曲はこのアルバムでは1曲も採用されず、その事に不満を抱い
たジョンはツアー後再び脱退。
「YES」の看板を巡って訴訟にまで発展したA.B.W.H~8人YESへと変遷して行きます。

閃光/A.B.W.H(Anderson Bruford Wakeman Howe) - 1989.06.20 Tue









[sales data]
1989/6/20
[producer]
Jon Anderson
Chris Kimsey
[member]
Jon Anderson(vo)
Bill Bruford(ds)
Rick Wakeman(key)
Steve Howe(g)
*****
Tony Levin(b)
Matt Clifford
(key/programming/orchestration)
Milton McDonald(g)
The Oxford Circus Singers(bvo)
J.M.C. Singers(bvo)
Emerald Isle Community Singers(bvo)




「ビッグ・ジェネレイター」リリース後、トレヴァー・ラヴィン主導のアルバム製作に不満を抱き
ジョン・アンダーソンがイエスを脱退。
その後、黄金期のサウンド復活を画策し、当時のメンバーに参加を呼びかけますが
「イエス」というバンド名の権利を保有するクリス・スクワイアだけが呼びかけに応じず、
(「イエス」という名称を巡り、この後に訴訟沙汰にまでなっています)
バンド名の使用が認められなかった為、ファミリー・ネームを並べてバンド名とし、
アルバムの原題もそのまま使用されました(ジャケットはロジャー・ディーン)

招集に応じた他の3人の近況はというと

[スティーヴ・ハウ]
GTR解散後、ロック・インスト専門レーベル、ノー・スピークで知り合ったUltraVOXの
ビリー・カリーのソロ作品(Transportation/Billy Currie with Steve Howe)や
スイスの鍵盤奏者ポール・スーチン共作でハウにしては珍しいヒーリングミュージックの作品
「天使たちの詩」「青き世界の旅人」をリリースするなどマイナーな活動に従事。

howe.jpg

[ビル・ブルフォード]
クリムゾンの活動が一段落した後、自身のバンド、アースワークスの活動資金集めるため
渡辺香津美とTHE SPICE OF LIFEでアルバイト。

watanabe1.jpg watanabe2.jpg

[リック・ウェイクマン]
90125YESでは蚊帳の外で、ソロアルバムは毎年量産するもセールスは決して著しいものではなく、
ここで自分を再度売り込むチャンスと思ったかどうかは分かりません(笑)

 

でこのスクワイアをのぞいた黄金期の4人できっちり作った作品かというとそうではなく、
楽曲制作にはヴァンゲリス、ジェフ・ダウンズなどの名前もクレジットされており
又多分「ビッグ・ジェネレイター」制作時期に没なったジョンの楽曲も含まれていると思われ
録音は事前にアンダーソン&クリス・キムゼイがプログラミングしておいたものが元になっており、
それに他のメンバーが音を足していくという方法で制作されています。
(特にキーボードパートはマット・クリフォードにより演奏・録音が完了されており、
リック・ウェイクマンの演奏に差し替えられたのは全体の7割ほど)

90125YESよりは70年代のYESサウンドに近いですが、大きく異なるのはやはり
クリス・スクワイアのゴリゴリベースではないという点と打ち込みやサンプリングを
多様したデジタルな内容なので思想や哲学を想起させるような深みはありません。
個人的にはブルフォードのシンセドラムが減点対象です・・・
とにかく水をえた魚のようにジョン・アンダーソンが物凄く元気です(笑)



しかしベースにトニー・レヴィンが参加したためファンの間では黄金期YESの復活というより
「キング・クリムゾンのリズムセクションで聴けるイエス」という眠っていたプログレ魂を刺激し
「YES MUSICの夜」と題されたツアーは大好評でした。
特に「危機ツアー」前に脱退してしまったブルフォードが叩く「危機」の演奏は注目を集めました。

abwh.jpg
(再結成物でこれだけ評判と内容が良かったツアーは少ないと思います)



ちなみに公式ライヴ映像収録時は体調不良のレヴィンに代わってジェフ・ヴァーリンが
ベースを弾いています。

Union/YES - 1991.04.29 Mon









[sales data]
1991/4/29
[producer]
Jonathan Elias
Steve Howe
Trevor Rabin
Mark Mancina
Eddie Offord
[member]
Jon Anderson(vo)
Steve Howe(g)
Trevor Rabin(g)
Chris Squire(b)
Tony Kaye(key)
Rick Wakeman(key)
Bill Bruford(ds)
Alan White(ds)
*****
Jonathan Elias(synthe/key)
Tony Levin(b)
Jimmy Haun(g)
Billy Sherwood(b/g/key)
Allan Schwartzberg(per)
Gary Barlough(stnyhe)
Jerry Bennett(synthe/per)
Jim Crichton(synthe/key)
Pauline Cheng(cambodian poetry)
Gary Falcone(bvo)
Deborah Anderson(Jon's daughter)bvo
Ian Lloyd(bvo)
Tommy Funderburk(bvo)
Sherman Foote(stnyhe)
Brian Foraker(stnyhe)
Chris Fosdick(stnyhe)
Rory Kaplan(stnyhe)
Alex Lasarenko(synthe/key)
Steve Porcaro(stnyhe)
Michael Sherwood(Billy's brother)bvo
Danny Vaughn(bvo)




一時的な企画もの要素が強かったA.B.W.Hのツアーが大好評だったため
気をよくしたジョン・アンダーソンは2枚目のアルバム「ダイアログ」の制作に入りますが

dialogue_201708130914241d1.jpg

アルバム用の楽曲数が足らず、クリス・スクワイアなどYESメンバーに協力を要請しているうちに
あれよあれよで二つのバンドは合体し8人体制となり看板も「YES」となります。

yes union

ウルトラマン兄弟しかり仮面ライダーしかりで例えばウルトラ8兄弟が揃って強さが8倍に
なるということはないわけで、8人が一緒に演奏している楽曲は一曲もないばかりか、
A.B.W.HサイドとYESサイドは別々にレコーディングされ(スクワイアはA.B.W.Hのコーラスに参加)
「8人イエス」企画がメンバーのいつもの気まぐれでオジャンになる前に作ってしまえという
レコード会社の強い意向で急場凌ぎで制作された商業臭の強い代物でA.B.W.H同様、
思想や哲学を想起させるような深みは全くありません

A.B.W.Hサイドのプロデューザーだったジョナサン・エリアスによるとアルバムの制作経緯は
以下のようだったそうです(wikipediaより抜粋)

今まで、制作途中とされていたA.B.W.Hのセカンドアルバム「ダイアログ」は実際は
エリアスがプロデューサーに就任するまでに制作された素材は無く、この時既にA.B.W.Hメンバー同士に
深刻な仲違いが起こっていたようです。
特にジョンとハウの対立は最悪で(お互いの作品をぼろくそに貶しあい)、
ウェイクマンはテレビ番組や自身のソロアルバムにしか関心が無く、
ブルフォードはプロジェクトに対して金銭以外に全く興味を示していなかったそうです(苦笑)

結局、メンバーが集まって曲を録音することができず、ハウがソロアルバム「タービュランス」の為に
用意していたいくつかの素材(実際に「結晶」と「タービュランス」で同じリフが現れる)と、
ジョンが持っていたいくつかのアイディアを、エリアスが中心となって発展させた楽曲に
外部から複数のスタジオミュージシャンを呼んで演奏させるという方法で作成され
多分この時のラフミックスが海賊盤で流失している「ダイアログ」だと思われます。

一方YESチームはジョンの不在のままデモ的に録音したものにジョンのパートを重ねたものが
そのままアルバムに収録されることになったようです。

上記のことから8人YESのメンバー間の意志疎通は完全にZEROで「結晶」という邦題タイトルが
いかに相応しくないものであるかが分かります(笑)



又ライヴは、正確なアンサンブルを売りにするバンドにしては大人数ゆえドタバタしていて
(代々木体育館の音響が最悪・・・)まさに学芸会レベルの乗りでしたね・・・


(このライヴ盤が酷いのは最新アルバムからはSaving My Heart For Youのみ1曲の選曲で
Lift Me UpやShock To The SYstemは収録されていません)

ツアー終了後ハウやブルフォード、ウェイクマンは再びお約束のようにバンドを離れていきます・・・

Yesyears/YES - 1991.08.06 Tue









[sales data]
1991/8/6
[producer]
Yes
Paul Clay
Tony Colton
Eddie Offord
Trevor Horn
Trevor Rabin
Paul De Villiers
[member]
Jon Anderson(vo/harp/g)
Peter Banks(g)
Bill Bruford(ds)
Tony Kaye(key)
Chris Squire(b)
Steve Howe(g)
Rick Wakeman(key)
Alan White(ds)
Patrick Moraz(key)
Geoff Downes(key)
Trevor Horn(vo)
Trevor Rabin(g)
*****
David Foster(g/bvo)
Billy Sherwood(g/key)

yesyears.jpg



デビューからUNION期までの楽曲を年代順に整理した4枚組BOX。
ベスト盤の要素が強く、未発表音源も多数収録されていますが、現在では各アルバムの
ボーナストラックとして収録されており、特に期待の初出ライヴ音源は90125YES以降が多く、
ファンが期待していた選曲とはズレているかなと。

まず活動期の膨大な楽曲郡をCD4枚に収めるには無理があり、特に人気の黄金期のナンバーは
長曲が多く、DISK2などは6曲しか収録されておらず、ファンは「こわれもの」「危機」を
所有していることを前提にせめてレアトラック中心で構成して欲しかったです。

長いキャリアでのベスト+レア(更に初出のライヴ音源)を混合させてしまたっため、
マニアにも一般のファンにも中途半端な内容になってしまっています。



そういった反省を込めてか後に再編集したBOXはスタジオと初出ライヴ音源を別にして発売されました。
聴く聴かないは別としてYESのファンは皆買いますから(笑)

1_20200225102940862.jpg

Talk/YES - 1994.03.21 Mon









[sales data]
1994/3/21
[producer]
Trevor Rabin
[member]
Jon Anderson(vo)
Trevor Rabin(g/key/programming)
Tony Kaye(hammond)
Chris Squire(b)
Alan White(ds)




本筋に戻るまでにA.B.W.H~8人YESと懐メロ大会を挟み紆余曲折あったYESでしたが
取り合えず90125YESの5人編成に落ち着きました。

ビクトリー・ミュージック(日本での系列はビクターエンタテインメント)と契約し
ロゴもロジャー・ディーンではなくピーター・マックスによるデザインが使用されます。

このアルバムはセールス的には全く振いませんでしたが、私はYESのアルバムの中で
セールスと全く関係なく「ドラマ」と「トーク」が好きです。
(2枚の共通点はギターアルバムだということです)

プログレ色を意識してか?全体的に変拍子が多く、レヴィンの置き土産というわけでも
ないのでしょうが(この後レヴィンは脱退して映画音楽に進出して大成功)
ジョンと共作で90125YESでは大変珍しい長編大作ENDLESSDREAM(私はこの楽曲が大好きです)を
披露しています。
この曲は「危機」の続編「危機2」として制作されたかのような宣伝がありましたが
メンバーは否定しています。



このTalkツアーはライヴ会場でライヴ音源をFMで配信するというサービスを行ったため
ライン録音のブート物がたくさん出回りました(笑)



8人編成のYESを経験するともう何でも来いの心境ですが、この後YESは又メンバーが入れ替わり
束の間の黄金期ライナップが再編されます・・・

Keys To Ascension 1&2/YES - 1996.10.28 Mon









[sales data]
(1)1996/10/28
(2)1997/11/3
[producer]
Yes
Tom Fletcher(1)
Billy Sherwood(2)
[member]
Jon Anderson(vo/g/harp)
Steve Howe(g/steel g/b)
Chris Squire(b)
Rick Wakeman(key)
Alan White(ds)





Talkリリース後のYESの動向は全くノーマークでたまたまレコード店のYESのブースを
のぞいて見つけた作品です。

調べてみるとジョン・アンダーソンが再び音頭をとってYESSONGS~TORMATO時期のメンバーを
再結集して1996年3月3&5日、突如カリフォルニアのFremont Theatreという所で行われたライヴと
スタジオ新録のカップリング。

A.B.W.Hやら8人YESやら離合集散を繰り返し、さすがにもう懐メロ大会はいいかなと
食傷気味な気分でしたが、いやいや新録のスタジオ作品が侮れません。

無理に作りこんだ昔の大作志向のYESを彷彿させることなくこの時点で作れる最高のYESサウンドに
仕上がっていて、身内の同窓会ノリが続いたことで心離れたファンの気持ちを刷新する
良い出来だと思います。
(新曲「マインドドライブ」はクリス・スクワイア、アラン・ホワイトとジミー・ペイジの
XYZのセッション
した時に作られていた曲がベース。また「チルドレン・オブ・ライト」はABWH用に
作られた曲がベース)

新録だけではセールスが苦戦することが予想されたため準黄金メンバーのライヴと
カップリングにして、Part1とPsrt2に分割して連続リリース予定でしたが
Part2は契約のゴタゴタがあってなかなか発売されずOPEN YOUR EYES発売直前に
リリースされたことからOPEN YOUR EYESのツアーセットリストに加えられていました。



「今更スタジオ楽曲だけのために買うのは・・・」と購入を躊躇しているファンのために
スタジオ録音だけをまとめたKEYSTUDIOというのもあります。



この面子でのツアーも企画されていたようですが、スケジュールがなかなか決まらず
結果、ウェイクマンのソロライヴツアーとバッティングしてしまったため
ウェイクマンは4度目の脱退・・・
ウエイクマンはもうYESの永久サポートメンバーの立位置でいいでしょう(笑)

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