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2020-07

加藤和彦とサディスティック・ミカ・バンド - 1973.05.05 Sat









[sales data]
1973/5/5
[producer]
加藤和彦
[member]
加藤和彦(vo/g/synthe)
ミカ(vo)
高中正義(g)
小原礼(b)
高橋幸宏(ds)
*****
つのだひろ(per)
今井裕(key/p)
小田和正(p)
Steacven Israel(synthe)




「帰ってきたヨッパライ」で一世を風靡した「ザ・フォーク・クルセダーズ」解散後
加藤和彦&北山修コンビは、学生合唱祭の定番曲「あの素晴しい愛をもう一度」(1971年)を
リリースし大ヒット。
(この曲は加藤氏とミカ夫人の結婚祝いに北山氏が詩を贈り、その年のクリスマスに
加藤が曲をつけてミカ夫人にプレゼントしたという逸話があるようです)

sadistic_mika_band2.jpg

時代を先取りするサウンドメイクに長けていた加藤氏はロック志向となり
フライド・エッグのつのだひろの協力で「スーパー・ガス」(ソロ2nd)という
個性的なアルバムを発表。

11_20191224170315c61.jpg

翌年、加藤、つのだ&ミカ夫人の3人で「サイクリング・ブギ」を制作し
自身が設立したプライベート・レーベル「ドーナツ・レコード」から
「サディスティック・ミカ・バンド」名義でシングルをリリース。

754451.jpg

その後つのだひろが自身のバンド結成のため脱退するも、フライド・エッグで
ベースを弾いていた高中正義、ガロのバックを演っていた小原礼&高橋幸宏が加入し
本格的なバンド活動がスタートします。
(小田和正がサポートで参加しているのはちょっと驚き)

この頃の邦楽はフォークや歌謡曲全盛でロックといっても洋楽ロックの模倣に過ぎず、
オリジナル性がなかなか発揮されなかったのですが、英国ロック志向が強かった加藤さんは
あえて海外の音楽をたくさん吸収しそれを加工して出すという「加工貿易型ロック」を目指し
T.レックスなどのグラム・ロックに刺激され陽気でノリが良く「茶目っ気たっぷり」な
分かりやすいポップセンスを打ち出し(加藤氏曰くの「汗くさくない」ロック)
一気にシーンに躍り出ます。

私は最初、なんてカラフルな音なんだろうと感動した覚えがありますが
邦楽ロックを小馬鹿にしていた音楽ファンを魅きつけたのは各メンバーの
高い演奏力に他ならないのですが、このバンドが強烈なオリジナル性を放ったのは
何といってもミカ夫人の素人もどきの下手な歌唱力で、技術云々を超えてオーラを放ち
メッセージを音の乗せて確実に伝えるその資質(存在)がロックそのものだったのでは
ないかと思います。

Sadistic-Mika-Band-resized.jpg

間違いなく邦楽のロックバンドも洋楽バンドと遜色なくここまで演れることを証明した
レベルの高さでしたが、同期デビューのキャロルに話題をさらわれアルバムセールスは
芳しくなかったようですが、日本よりも先にロンドンで評判となり、逆輸入という形で
日本でも評価されるようになりあのクリス・トーマスによる大名盤が誕生します。



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1974 One Step Festival/サディスティック・ミカ・バンド - 1974.08.10 Sat









[sales data]
2018/11/21
[producer]
高橋廣行
[member]
加藤和彦(vo/g)
ミカ(vo)
小原礼 (b/per)
高橋幸宏(ds/per)
今井裕(key.sax)
高中正義(g)



1974 One Step Festival 8月10日のサディスティック・ミカ・バンドのライヴ音源。

バンドはこの年の2月~5月渡英し、クリス・トーマスのプロデュースで実に450時間を
費やし「黒船」を録音していますが、まだアルバムリリース前(発売は11月)のライヴで
「銀座カンカン娘」と「ロックンロール・バンド」のカバー演奏は初出で
この頃「黒船」と並行して日本の往年の歌謡曲カバーアルバム「駅前旅館」の企画が
あったものの、曲の使用許諾を取ることが難しくお蔵入りしてしまった名残と思われます。

音はラインでクリアですが、高中のギターだけ一部ライン録音ではないような?
妙なバランスの箇所もあります(苦笑)

加藤さんのMCによるとロキシー・ミュージックの前座としての欧州ツアーが3日前に決まり
年内のライヴはこの日と9月14日の厚生年金だけなので一生懸命演ると語っていますが
日本の活動より英国での活動を優先したことが良かったのかどうか難しいですね・・・
(結果的に英国から逆輸入の形で人気に火がついた頃にはバンドは解散(苦笑)

バンドの最大ヒット曲「タイムマシンにお願い」はリリース前なので観客はピンと
来てないようですが、この年(1974年)のヒット曲というと森進一「襟裳岬」、小坂明子「あなた」
殿さまキングス「なみだの操」さくらと一郎「昭和枯れすすき」など圧倒的に歌謡曲が主流で
花の中三トリオ(山口・桜田・森)がデビューした年でもあったのですが、翌1975年は
同フェスに出演したキャロルやダウンタウンブギウギバンドなどロック勢もメジャーとなり
ロックが歌謡曲やフォーク(ニューミュージック)と同格で扱われるようになった契機の
イベントだったと言えるかもしれません。

サディスティック・ミカ・バンドはたった3年の活動期間だったので残っている
ライヴ音源も少ないと思いますが、もっと色々聴いてみたいですね。



黒船/サディスティック・ミカ・バンド - 1974.11.05 Tue









[sales data]
1974/11/5
[producer]
加藤和彦
Chris Thomas
[member]
加藤和彦(vo/g)
ミカ(vo)
小原礼 (b/per)
高橋幸宏(ds/per)
今井裕(key.sax)
高中正義(g)




このアルバムのサウンドメイキングはクリス・トーマスの偉業だったことは
後に知ることになるのですが、アナログ時代、今までの邦楽アーチストアルバムでは
聴いたことのない音響ミックスには大変感動しました。

日本ではキャロルの登場で影に隠れてしまったファースト・アルバムが、輸入盤として
英国に出回り、評判となりその縁でブライアン・フェリーやクリス・トーマスと知り合い
当時は珍しいロンドン録音になったわけですが、最近、海外録音を売り文句にしている
アルバムが多数あるんですけど、アーチストの休暇兼務の海外研修じゃあるまいし、
どれだけ効果があるのか?疑問符が付くものが多いのですが、このアルバムは
30%近くクリス・トーマスの仕事によるところが大きいです。
(レコーディングは実に450時間だったとか)

加藤和彦の持てる才能をフル発揮し、各メンバーが高い演奏力で応え、
それを名プロデューサーがトラックダウン。
日本のロックバンドが海外に向けて開国を意図する「黒船」というコンセプトの元
まさにアルバム制作の理想的な整合性が取れたケチの付け所のない大名盤!
翌年英国でも「Black Ship」のタイトルでリリースされ、ロキシー・ミュージックの
オープニング・アクトで全英ツアーを行うことになります。

しかしこの時、クリスとミカの間に恋が芽生えたのは想定外でしたね・・・

Live In London/サディスティック・ミカ・バンド - 1975.10.14 Tue









[sales data]
1976/7/5
[producer]
加藤和彦
[member]
加藤和彦(vo/g)
ミカ(vo)
高中正義(g)
今井裕(key)
高橋幸宏(ds)
後藤次利(b)




バンド解散後に発売されたライヴ盤。

1974/8/10郡山で行われた「ONE STEP FESTIVAL」出演後

13_20191230160317503.jpg

クリス・トーマスがプロデュースしたことで英国で黒船が「Black Ship」というタイトルで
リリースされる事になりプロモーションを兼ね1975年10/2から始まった
ロキシー・ミュージックの5thアルバムSiren英国ツアー(全10箇所18公演)の
前座で演奏したマンチェスター(10/14&15)とロンドン(10/17&18)の音源です。



10月2日 PRESTON, Guildhall
10月3日 LIVERPOOL, Empire
10月4日 LEEDS, University
10月5日 LEEDS, University
10月6日 STOKE,Trentham Gardends
(10月7日 イギリスBBCの音楽番組「OLD GREY WHISTLE TEST」に出演。
「何かが海をやってくる」と「塀までひとっとび」を生演奏)
10月8日 GLASGOW, Apollo
10月9日 GLASGOW, Apollo
10月10日 GLASGOW, Apollo
10月12日 NEWCASTLE, City Hall
10月13日 NEWCASTLE, City Hall
>roxytix75_2015112821210020f.jpg
10月14日 MANCHESTER, Bellevue
10月15日 MANCHESTER, Bellevue
10月17日 WEMBLEY, Empire Pool
10月18日 WEMBLEY, Empire Pool

10月20日 CARDIFF, Capitol
10月21日 CARDIFF, Capitol
10月22日 BIRMINGHAM, Bingley Hall
10月23日 BIRMINGHAM, Bingley Hall

0-090126-05.jpgimg_0_2015112821133993a.jpg

アルバムのライナーには当時のイギリスツアーの詳細が記録されており、それによると
ライヴ盤用として渡英前の神田共立講堂(1975年9月21日)が録音されていましたが、
ロキシーのミキサーがカセットに録音していた内容がとても良かったため
(特に後藤のチョッパーベースはかなり注目されたりアンコール曲を要求されるほど
ウケが良く、本チャンのロキシーの演奏時間に食い込んだとのこと)不完全な音質を
擬似ステレオ化したこちらの音源が採用されたとのことです。



バンドが解散してしまったので9月21日の神田共立講堂が日本での最後のコンサートになるのですが
お蔵入りしたこのライブ音源の一部はベストやBOXで小出しにされていましたが
再結成ライヴの「Live In Tokyo」(2007年)のボーナスディスクとして陽の目をみました。

Hot Menu!/サディスティック・ミカ・バンド - 1975.11.05 Wed









[sales data]
1975/11/5
[producer]
クリス・トーマス
[member]
加藤和彦(vo/g)
ミカ(vo)
後藤次利 (b)
高橋幸宏(ds/per)
今井裕(key.sax)
高中正義(g)




前作同様クリス・トーマスのプロデュース作品。
実は「黒船」リリース後ワンクッション置く意味でライヴレパートリー「銀座カンカン娘」など、
昭和歌謡をロック解釈したカヴァーアルバム「駅前旅館」(タイトルはプロコル・ハルム「GRAND HOTEL」の直訳)が
制作されますが、カバー曲の権利関係の問題が解消されずお蔵入りになっています。

band427.jpg

小原礼が大村憲司、林立夫、村上秀一らと「バンブー」結成のため脱退したため、
高橋幸宏の誘いで後藤次利が参加するなどメンバーも刷新するも
前作、黒船までの革命的なサウンドの勢いは全く失せ、お気楽な雰囲気漂う統一感のない
スタジオ最終作品。

その原因はクリスとミカが恋仲になったことでクリスと加藤の関係がギクシャクしたためか?、
バンドのオリジナリティを際立たせていたミカさんの存在感が薄いためだと思います。



バンドは、ロキシーミュージックのサイレン発売時の全英ツアーのオープニングアクトを
務めますが加藤とミカが離婚することになりバンドはあっけなく解散してしまいます。

Sadistics/サディスティックス - 1977.06.25 Sat









[sales data]
1977/6/25
[producer]
サディスティックス
[member]
高橋ユキヒロ(ds)
高中正義(g)
今井裕(key)
後藤次利(b)
*****
Tan Tan(vo)
Raji(vo)
灰田勝彦(vo)
Alex(vo)
Jake.H.Concepcion(sax/fl)
林立夫(per)
斉藤ノブ(per)




サディスティック・ミカ・バンド解散後、高橋幸宏/高中正義/今井裕/後藤次利により
1976年春に結成され、高中正義のデビューアルバムの他、様々なセッションを行っており
有名なところでは、矢沢永吉の初ソロライブ(日比谷野音1976/7/24)のバック担当。



この時のライヴ映像はDVD化され公式で動くサディスティックスを見ることもできます。
(エ~ちゃん50歳Birthday Liveでもサディスティックスメンバーが再結集したようです)



このデビューアルバムのコンセプトは元々高橋幸宏さんがソロアルバム用に考えていた
海賊のイメージを作品化したとのことでアナログA面は海賊をテーマとした組曲の
ような形式になっています。

yahoo.jpg

(ジャケット表で海賊の囚われの身となっている女性はモデルのKathleen McDermottさんで
手篭めにしようとしている輩は今井裕さん)

Kathleen McDermott yahoo0001.jpg

故今野雄二さんのアルバムライナーによるとバンド結成時はSMBのミカさんのような
強烈な個性の女性ボーカリストを起用しようとしていたようですが見つからないまま
レコーディングが進んでしまっため、ボーカルはゲスト扱いで問題解決。
(ヨーデル大家の灰田勝彦さんのゲスト参加が凄いですね(笑)

アルバムコンセプトもきっちり練られているし、全体にストリングが大胆に導入されていて
サウンドに厚みがあり、単に人気セッションマンが集まって気楽にセッションしたという
作品ではありません。
興味深いのは高中が楽曲で提供しているのはRio De Janeyoだけで
もしかするとサディスティックスの高中サイドはソロアルバムでお楽しみくださいという
区分けがあったのかもしれません。



[今井裕さんのインタビュー記事]

オン・ドラムス/つのだひろ - 1978.01.15 Sun









[sales data]
1978
[producer]
Takahiro Matsuoka
[member]
つのだひろ(vo/ds)
高瀬アキ(key)
米倉良広(g)
南正幸(b)
ベッカ―(per)
Jake H.Conception(sax)



サディスティック・ミカ・バンドやサディスティックス関連の作品を探していると
深追いするマニア向けに?教則用レコードと称した企画物のシリーズとして
「つのだひろ」「高中正義」「後藤次利」の作品が確かあったはず・・・と

5_20200115114336ecf.jpg 6_202001151143388ca.jpg


上記の事はすっかり忘れていたのですが、先日紙ジャケ用の外袋を買いに久しぶりに
タワーレコードに行ったら「Tower to the people」(タワーレコード良盤発掘隊)シリーズとして
CD化されていたので、面白そうなのを何枚かまとめ買いしてきたのでご紹介します。

以前もどこかに書きましたが採算の取れない作品のCD化を躊躇するレコードメーカー
(特にソニー・レコードのマイナー作品に対する扱いは酷い)に代わり
レコード店が販権を買ってCD化するという勇気ある行動に大きな拍手を送りたいと思います。
(アッパレ!>タワー&新星堂&ディスクユニオン、お亡くなりになったWAVE・・・)

教則用とあるように、ドラムのカラオケアルバムですがギターが井田エリさんの旦那さんの
故米倉良広さん、鍵盤は高瀬アキさんと結構通好みな面子でそれなりに楽しめます。

つのださん談
「ドラムの基礎的な練習は自分でできるが、リズム感やリズムのノリ、コンビネーションの
問題となると一人で叩いていても解決しない。そのためリズム感とアンサンブルの
勉強がとてもやりやすい形で生まれたのがこの企画です。
教則本と合わせてお試しください」

まず7曲(カバー6曲オリジナル1曲)バンドのレコーディングテイクが収録されており、
(サウンドはフュージョン仕様なので渡辺貞夫バンドやフライド・エッグ、スペースバンドの
時のようなドカスカした太鼓を期待すると火傷します(笑)
その後にドラムのオカズとドラムなしのテイクが収録されていて、教則本を見ながら
ドラム練習できるようになっています。

ドラムの練習が目的なのにつのださんはこの企画にノリノリで「メリー・ジェーン」な
甘い歌声も披露しています(笑)


(おまけ)

若い頃はかなりヤンチャ



コージー・パウエルとのドラム合戦(MSGでの来日時のFM放送音源)



つのださんはひと昔前は地元のパチンコ屋の角台にその大きいお姿を拝見しましたが
最近、めっきり見なくなりました。
アド街ック天国の高幡不動特集の時はレギュラーのように出演してましたが
こちらも最近出番がなく、引っ越したのかな?と思っていたら、不動尊の節分の豆まきには
今でもちょこちょこ来てるみたいです。

tunoda.jpg

We Are Just Taking Off/サディステイックス - 1978.08.01 Tue









[sales data]
1978/8/1
[producer]
サディステイックス
[member]
高橋ユキヒロ(ds)
高中正義(g)
今井裕(key)
後藤次利(b)
*****
八木のぶお(harmonica)
浜口茂外也(per)
Pecker(per)
斎藤ノヴ(per)
村上ポンタ秀一(ds/per)
桑名晴子(bvo)
岡崎広志グループ
Jake.H.Concepcion(sax/fl)
大野ストリングスG




1年ぶりのスタジオアルバム(2nd)はメンバーが2曲づつ持ち寄り、それぞれに
アレンジ、プロデュースして制作するという方法で前作のようにバンマスの今井裕さんを
中心に全員でアイディアを出しながらセッションを繰り返しバンドとして作った作品ではなく、
作曲者以外は与えられた仕事として個々スタジオへやってきてセッションミュージシャン的に
演奏したものを編集したものに過ぎないのですが、それでも前作と遜色ないバンド物として
聴ける作品です。



この頃バンドメンバーそれぞれのソロ活動が本格始動した時期と重なり、
既に先行でソロ活動を開始し人気実力面で一つ頭が抜けていた高中さんは「Brasilian Skies」

4_20200108171500156.jpg

今井さんはサディスティックス&ティン・パンをバックに「A Cool Evening」でソロデビュー。



ユキヒロさんは坂本龍一と結託して「サラヴァ!」をリリース。

sarava.jpg

後藤さんは翌年ミスター・ベースマンをリリース。



ゲストボーカルで参加の桑名晴子さんはShow Me Your Smileで「On The Seashore」をカバー収録



どの程度このバンドを継続活動する構想だったのか分かりませんが、特にメンバー関係が
悪いわけでもなかったのですが、「はらいそセッション」で手ごたえを感じた細野さん
YMO構想を持ち出しユキヒロさんを引き抜き、このバンドはアルバム発売直後の
8月29日九段会館で行われたライブであっけなく解散してしまいます。

sadistics.jpg

Live Show/サディスティックス - 1978.08.29 Tue









[sales data]
1978
[producer]
サディスティックス
[member]
高橋ユキヒロ(ds)
高中正義(g)
今井裕(key)
後藤次利(b)
*****
斎藤ノブ(per)
ペッカー(per)
村上ポンタ秀一(ds)




セカンド・アルバムWE ARE JUST TAKING OFF発売直後の
1978年8月29日に九段会館で行われた解散ライヴ。

特にメンバー関係が悪化していたわけではないと思いますが、メンバーの中で高中人気が
突出しており、セットリストには自ずと高中ソロアルバムから人気ナンバーが選曲され
高橋ユキヒロ談
「ライヴになると高中のソロアルバムが売れてたんで、高中正義とそのバックバンドみたいな
感じができあがちゃっててね」
Ready to Flyがライヴで一番盛り上がってしまうのでは言葉にはしないものの
他メンバーに複雑な心境というのはあったのでしょうね。

今回の復刻は完全の形で見つかった当時の16chマルチトラックのリマスターで
音は良くなっているのですが、収録曲はフルセットではないので
何とか完全版で再リリースできないものでしょうか?
ただ何で最後の曲がミカバンドの黒船だったのか?ちょっと不思議ですけど・・・
余談ですがこのライヴはダブルドラムで村上ポンタ秀一も参加しているのですが
同年4月ヘロインの不法所持で逮捕され、公判前だったためクレジットに名前が
載っていないとのことです(ジャケットも黒塗りで消されているみたいですね(苦笑)











セッションマンの都度お仕事的に制作してもバンド物として仕上げる力量はあったので、
わざわざ解散せずとも間隔を空けてアルバム制作しても良かったのではないかと思いますが、
何せ各メンバーが忙しすぎてスケジュール調整が難しいこともあり
この後、アルバム制作が計画されたことはありませんが、
1999年年9月15日、横浜国際競技場で行われた矢沢永吉50歳のバースデーライヴに再集結し
1976年7月24日の日比谷野音の矢沢永吉のライヴを再現し、
「恋の列車はリバプール発」を演奏しました。

Beyond the End Mark/Goto's Team(後藤次利) - 1980.01.15 Tue









[sales data]
1980
[producer]
後藤次利
[member]
後藤次利(vo/b/g)
滝本季延(ds)
西本明(key)
田代マキ(key)
*****
向井滋春(tb)
Jake H.Conception(ts)
数原晋(tp)
小出博志(bvo)

goto3.jpg


後藤次利さんのベース教則物はちょっとキツイなぁ・・・と購入をためらっていたら
「GOTO'S TEAM」というバンド名義のCDがあったのでこちらを購入しました。



ミカ・バンドの時のチョッパーベースは衝撃的でしたが、一般的に後藤次利さんと言えば
秋元康さんと組んで「おニャン娘」や「とんねるず」などとバラエティ路線で
活躍していたイメージが強いかもしれませんね。

Goto's Teamという名前の4人編成のバンドでサウンド的には当時のニューウェイヴ物と
紹介していいのかな?(ちょっと自信なし)

個人的にはスペースサーカスの岡野ハジメさんに匹敵するブリブリベースを
期待していたのですがとても微妙な内容です・・・

ギターレスなので後藤さんのベースが歌メロをとるようになっているのですが
そのベース音に「ビシっ」とした切れがなく、リズムに特化したテクニカルバンドでもなく
名曲「Fly Me To The Moon」の奇妙なアレンジなどの音のお遊びもあるのですが
アルバム全体の音のコンセプト&アディディアは乏しく、歌物も数曲あるので
一応商業分野でのヒットは狙っていたと思われます。

goto2_20190527225101746.jpg

ボートラにGoto's Teamの前身と思われる「後藤次利バンド」名義のシングル
「怒れ兄弟!」というテレビドラマ主題歌と「1999」の2曲が収録されているのですが
こちらは音に切れがあり、いい感じのインストです(ギターは後藤さんです)

ニューウェイヴ期は型にはまらない奇妙なバンドが多かったので好意的に聴けば
ジャパニーズ・ニューウェイヴの知られざる名盤と言えなくもないかもです(笑)

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