2017-07

Land of the Midnight Sun(白夜の大地)/Al Di Meola - 1976.10.25 Mon









[sales data]
1976/10/25
[producer]
Al Di Meola
[member]
Al Di Meola(g/synthe/etc)
Anthony Jackson(b)
Stanley Clarke(b)
Jaco Pastorius(b)
Barry Miles(key/synthe)
Chick Corea(p/marinba)
Steve Gadd(ds)
Lenny White(ds)
Alphonse Mouzon(ds)
James Mingo Lewis(per/key)
Patty Buyukas(vo)




ライナーによるとアル・ディ・メオラがRTFで頭角を現してきた1975年頃というのは、
マクラフリンのマハビシュヌもラリー・コリエルのインレブンス・ハウスも終焉に
向かっていた時期でファンは新たなギターヒーローの登場を待っていたドンピシャの
タイミングで発売されたソロ作品で参加メンバーを見るとその力の入れようが
半端ありません。
内容は後の代表作エレガント・ジプシーなどと比べると荒削りですが、
若さゆえの勢いを抑えきれないエネルギッシュな作品です。

プロモーションで使われていた「ギター・テクノポリスの帝王」とか過大表現が
今となっては笑えますが、ギタリストが極限を追い求めて人間離れのスピードで
弾くことが大きな売りだった時代、その表現は大真面目だったんだろうなと。

ただこのことが人間味溢れる楽器としてのギターの概念を変えてしまったというか
ギターがマシン(機械)化してしまったことで、サウンドの多様化に対応して
どんどん進化するシンセ技術に遅れをとった80年以降、ギターがロックバンドの主役から
転落してしまったのは残念です・・・


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Elegant Gypsy/Al Di Meola - 1977.09.15 Thu









[sales data]
1977
(Rec:1977/5-9)
[producer]
Al Di Meola
[member]
Al Di Meola(g/etc)
Paco de Lucía(g)
Anthony Jackson(b)
Jan Hammer(key/synthe)
Barry Miles(p/key/synthe)
Steve Gadd(ds)
Lenny White(ds)
Mingo Lewis(congas/synthe/etc)




Best Guitar Album in Guitar Player Magazine in 1977

1978-Feb-Cover-Al_DiMeola.jpg

アル・ディ・メオラのギターを最初に聴いた時はぶったまげました。

確かFM東京の昼の公開ライヴでディストーションをダイレクトにラインにつなげて
気が触れるような大音量で馬鹿テクを披露したんです。
(ラジカセのスピーカーが破れるかと思いました(笑)

この頃はフュージョンという言葉も使われるようになっていましたが、
内容はかなりロック寄りでロックファンもこのアルバムは通過儀礼な1枚ではないでしょうか。

このアルバムでパコ・デルシアとの初共演が実現していますが、ライナーを読むと
それまで全く面識がなかったにもかかわらずアル・ディ・メオラが電話一本で
パコさんを口説き落としたとのこと。
これが後のスーパー・ギター・トリオ、空前のアコギブームの伏線になっているようです。

Casino/Al Di Meola - 1978.02.25 Sat









[sales data]
1978/2/25
[producer]
Al Di Meola
[member]
Al Di Meola(g/etc)
Anthony Jackson(b)
Barry Miles(key/synthe)
Steve Gadd(ds)
James Mingo Lewis(per)
Eddie Colon(per)




白夜の大地」はRTFっぽさを踏襲し、「Elegant Gypsy」でスパニッシュな独自色を固め
評価を高めましたが、本作はチック・コリアやヤン・ハマーといった我の強いメンバーが
不参加のためインパクト不足でややマンネリな内容です。
個人的なことで言えば、アル・ディ・メオラは安定感のあるガッドみたいなドラマーではなく
レニー・ホワイトみたいなドタバタした不安定なドラマーの方が相性が良いのでは
ないかと思います。

Splendido Hotel/Al Di Meola - 1980.05.10 Sat










[sales data]
1980/5/10
[producer]
Al Di Meola
[member]
Al Di Meola(g/mandocello/vo/etc)
Les Paul(g)
Anthony Jackson(b)
Tim Landers(b)
Chick Corea(p)
Philippe Saisse(key/etc)
Peter Cannarozzi(synthe)
Jan Hammer(moog)
Robbie Gonzalez(ds)
Steve Gadd(ds)
Mingo Lewis(per)
Eddie Colon(per)
David Campbell(vl)
Carol Shive(viola)
Dennis Karmzyn(cello)
Raymond Kelley(cello)
The Columbus Boychoir




アナログ時代は2枚組の大作(調子こいて歌まで歌っています(笑)

アル・ディ・メオラの創作活動(意欲)がMAXを示すと共にエレキ速弾きブームを
一段落させアコギにシフトする予兆が見られます(フュージョンブームが飽和状態に
なったこの時期多くのギタリストがいっせいにアコギに活路を見出そうとしたのは
興味深いですね)

001_2015110319435148f.jpg

面白いなと思ったのはメオラが大衆に一番媚びた曲と思われるROLLER JUBILEEが収録される一方、
師と仰ぎ尊敬するレスポールとのギターデュオ曲があったりとピーク時の活動総決算的な
内容になっています。

Electric Rendezvous/Al Di Meola - 1982.01.01 Fri









[sales data]
1982
(Rec:1981/5-7)
[producer]
Al Di Meola
Dennis Mackay
[member]
Al Di Meola(g)
Paco de Lucía(g)
Anthony Jackson(b)
Jan Hammer(key)
Philippe Saisse(key)
Steve Gadd(ds)
James Mingo Lewis(per)




スーパー・ギター・トリオで世間を興奮の坩堝に落とし入れた1981年リリースのソロ5th。

本作でもパコ・デルシアとの共演が聴けますが、そもそもこの二人は全く面識がなかったらしく
エレガント・ジプシー制作プランでどうしてもパコと共演がしたいと考えたディメオラが
パコに突然電話したのが契機だったそうです。

その後、マハビシュヌにもの凄く影響を受けたディメオラがマクラフリンにもコンタクトして
スーパー・ギター・トリオが実現したんだそうです。
(構想は早くからあったらしいのですが皆が多忙だったため実現に4年かかったそうな)

さて本作の内容ですが、フュージョンブームが下火になってきた影響もあって
ロック色が強まり、バカテク力押しの初期ディメオラらしさは本作が最後になります。

この後、速弾きブームに終止符を打つ意味でライヴ盤を1枚リリースし、馬鹿テク王の看板は
エディ・ヴァンヘイレン、イングヴェイなどロックギタリストにバトンタッチされていきます。

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