2017-07

Brainbox(feat Jan Akkerman) - 1969.05.26 Mon









[sales data]
1969年
[producer]
Tim Griek
John B.van Setten
[member]
Kazimierz Lux(vo)
Jan Akkerman(g)
Andre Reynen(b)
Pierre van der Linden(ds)
*****
Tom Barlage(fl)
Rob Hoeke(p)




70年代のオランダと言えば野球が下手でなかなか少年野球チームのレギュラーになれず
くさくさしていた自分を日本では圧倒的にマイナースポーツだったサッカーの世界に連れ込んだ
ヨハン・クライフ率いるオレンジ旋風がトータルフットボールで世界を席巻していた頃ですが

johan cruyff

ロック事情について調べてみるとオランダは自国の音楽マーケットが小さいため
プロバンドは初めから米英の音楽マーケットに売出しを図るため歌詞はすべて英語か
インストという特徴があるようでショッキング・ブルーやFOCUSが世界的に名を上げたため
欧州では独・伊・仏より注目度は頭一つ抜け出ていたようです。
(現在、オランダで一番規模の大きいロック・フェスティバルに成長した
第1回ピンク・ポップ・フェスティバル(5/26)にも出演)

[set list]
1.Reason to Believe
2.Dark Rose
3.Scarborough Fair
4.Summertime
5.Sea of Delight

そんな音楽事情もあってブリティシュロックと何ら遜色なく特にダッチ色を意識することは
ありません。

特定ジャンルに限定せず多様な音楽ジャンルにチャレンジしていてそれが逆にまとまりなく
散漫な気がしないでもありませんが、演奏力は高くフォーカス前夜のアッカーマンを
知る上では外せないバンドです。



このバンドは本アルバムをリリース後アッカーマン、ファン・デル・リンデン、カズ・ラックスと
主要メンバーが脱退しオリジナル・メンバーは1人も残ってないのにバンド名だけは存続し
アルバムをもう1枚(Parts)残しています(1972年)

brainbox.jpg
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In And Out of Focus/Focus - 1970.01.01 Thu









[sales data]
1970
[producer]
Hubert Terheggen
[member]
Jan Akkerman(g)
Thijs Van Leer(vo/key/fl)
Martijn Dresden(b)
Hans Cleuver(ds)




BRAINBOXから脱退したヤン・アッカーマンはタイス・ファン・レールと
T.V.Leer Trio &Jan Akkermanを結成し、Ramses ShaffのSunset Sunkissに参加した後
バンド名をFOCUSに改名してのデビュー作。

sunset sunkiss

楽曲は8曲中7曲がタイス・ファン・レール作。
(アッカーマンはHOUSE OF THE KING1曲のみ)
アッカーマンもタイス・ファン・レールもまだこの頃は自己主張が控え目で
バンドとしてまとめようとしてかえってこじんまりしている印象です。
(その意味で2nd以降の化け方が脅威的)

ちょっとややこしい話なんですがアッカーマンはこのアルバム制作後
BRAINBOX時代の同僚ファン・デル・リンデンと別バンドを作るため脱退しているのですが、
タイス・ファン・レールがくっ付いて来たため、この新バンドがFOCUS名を引き続き
名乗ることになった妙な経緯があります。

Moving Waves/Focus - 1971.10.15 Fri









[sales data]
1971/10
[producer]
Mike Vermon
[member]
Thijs Van Leer(vo/key/fl)
Jan Akkerman(g)
Cyril Havermans(b)
Pierre Van Der Linden(ds)




FOCUSを脱退したアッカーマンとBRAINBOXのファン・デル・リンデンと結成した新バンドに
タイス・ファン・レールが加入することになりこちらがFOCUSの看板で活動することになった
新体制?での2nd。
(ドラムはファン・デル・リンデンの方が圧倒的に良いですね)
長らくFOCUSのプロデュサーを担当するマイク・ヴァーノンは英国ブルース専門レーベル
Blue Horizonの創始者です。

img_0_20150611070203cfa.jpg

FOCUSの知名度を一躍有名にしたのが、タイス・ファン・レールとアッカーマンの共作
「悪魔の呪文」であることは間違いないのですが(2010年W.CのナイキCMでも使用されましたね)



このことが災いして「この曲」だけの奇怪な一発屋グループと思われがちなのが残念で
実は組曲のERUPTIONなんか聴けば分かりますが、構成力も演奏力も聴き所の多い愛すべき
バンドなんですよね。
(私もその良さに気づいたのは遅いのですが・・・)

このアルバムが大ヒットしヤン・アッカーマンは英音楽誌でエリック・クラプトンを抜いて
人気ギタリスト部門でトップになると
「私は国立音楽院の出身だ。ブルース・ギタリストと比較するな」と発言したとか。
実はこのプライドの高さが後々ソロ活動になってからのアッカーマン自身を苦しめることに
なったのではないかと・・・
(PS)
ちなみに「悪魔の呪文」はラジオオンエア向けに再録して3分ぐらいに短縮した
USシングルバージョン(Ship of Memoriesに収録)があり
個人的にはこっちのほうがアッカーマンのギターは切れが良いと思います。

(アルバムver)

(USシングルver)

Introspection/Thijs Van Leer - 1972.01.01 Sat









[sales data]
1972
[producer]
Ruud Jacobs
[member]
Thijs Van Leer(synthe/fl/key/vo)
Letty DeJong(vo)




バンド活動が頂点を極めた1972年、タイス・ファン・レールとヤン・アッカーマンは
それぞれソロアルバムをリリースしますが、ヨーデルおじさんタイス・ファン・レールは
ロックとは全く関係ないフルート奏者としてのクラシック作品をリリースしたので
今ほど情報網が発達していなかった当時勇んで購入したFOCUSファンの
困惑した表情が目に浮かびます(笑)

このIntrospectionはシリーズとして4作品リリースされました。

3/Focus - 1972.11.01 Wed









[sales data]
1972/11/1
(Rec:1972/7)
(Rec:1972/7)
[producer]
Mike Vermon
[member]
Thijs Van Leer(vo/key/fl)
Jan Akkerman(g)
Bert Ruiter(b)
Pierre Van Der Linden(ds)
*****
Mike Vernon(bvo)
Martin Dresden(b)
Hans Cleuver(ds)




アナログ時代2枚組大作(米盤はジャケット違い)
focus3.jpg

国立音楽院出身コンビのタイス・ファン・レール&ヤン・アッカーマンの鼻につく
インテリ風味がほど良い隠し味となり楽曲の演奏難度を上げた好盤。
(ベースがバート・ロイターに交代)
前作と同作風でタイス・ファン・レールのメロディセンスが凝縮されたフォーカスの
代表曲SYLVIAが誕生。

focus.jpg

又アッカーマンはこのアルバムからリュートも演奏するようになります。

ANSWERS?QUESTIONS! QUESTIONS?ANSWERS!はアッカーマンとバート・ロイターの共作ですが
長いだけ(14分弱)でメロディセンスが欠如していて、このアルバムの中では浮いています。
アッカーマンは後にタイス・ファン・レールと衝突して袂を分かつのですが
アッカーマンのギターの魅力を最大限に引き出していたのはタイス・ファン・レールの
美メロだったことはこの曲を聴くと良く分かるのではないでしょうか。

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