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2020-05

スニーカー・ダンサー/井上陽水 - 1979.09.21 Fri









[sales data]
1979/9/21
[producer]
unknown
[member]
井上陽水(vo/g)
高中正義(g)
井上茂(ds)
高橋ゲタ夫(b/per)
石川清澄 : ap
上原裕(ds)
田中章弘(b)
乾裕樹(synthe/moog)
中西康晴(p)
今剛(g)
椎名和夫(g)
菅原由紀(per)
中島御(per)
吉川祐二(per)
衛藤幸雄(fl)
相馬充(fl)
石橋正治(fl)
土岐英史(sax)
ジェイク・H・コンセプション(sax)
数原晋(flugel forn)
伊集加代子(bvo)
和田夏代子(bvo)
鈴木広子(bvo)
吉田美奈子(bvo)
多グループ(strings)
加藤高志グループ(strings)




「人の噂も七十五日」

このアルバムがリリースされた頃、もう既に大麻事件のことは薄らぼんやりしていたと
思います。
逮捕後にリリースした「white」のセールスは苦戦したようですが、元々陽水はTVに出なかったため
メディア露出の増減があまり気にならなかったことが幸いしたのではないかなと。

3_202001131139098e4.jpg

何より陽水にプラスになったのは同年、「Jolly Jive」発売でブレイクした高中正義が
アルバム制作のみならず全国ツアーに同行したことです。
年末には武道館でジョイントライヴ「コネクション・イン・武道館」(1979年12月23&24日)が行われ
高中の演奏は[スーパー・タカナカ・ライブ]としてリリースされました。
(このライヴは何としてでも陽水とカップリング完全版でリリースすべきです!)



サウンド面ではオープニングから何かがふっきれたように明るくなり、
再婚した石川セリさんとの間にもうけたお子さんに歌った「海へ来なさい」など
収録曲はどれも陽水の代表曲クラスで充実の内容です。

本人が意識していたかどうかは分りませんが、このアルバムがリリースされた1979年は
無名のアンドレ・カンドレからプロデビューして丁度10周年となる節目の年なのですが
陽水の大ファンとして有名な物マネタレントの柳原可奈子さんとの対談で面白い記事を
発見しましたのでご紹介します。

柳原「陽水さんの10年目の頃はどんな感じでしたか」
井上「わたくし10年目ぐらい何をしてたのかな業界入って、
なんか生意気ですでになんていうんでしょうかブレイクした、
最初にブレイクした後ですからなんか「どうだ!」 的なね
結構ドヤ顔してたかもしれない、あの頃「 どう、いいでしょ!」 みたいな感じでね
そんな頃じゃなかったのかな10年」

inoue_20170109220546a1f.jpg

裏ジャケットにそんな表情が見てとれます(笑)

Every Night/井上陽水 - 1980.12.05 Fri









[sales data]
1980/12/5
[producer]
井上陽水
[member]
井上陽水(vo/g)
山木秀夫(ds)
上原ユカリ(ds)
菊地丈夫(ds)
宮崎まさひろ(ds)
田中章弘(b)
岡沢茂(b)
井上鑑(p/synthe/hamond)
中西康晴(p)
山田秀俊(p)
田代真紀子(p/synthe/hamond)
渋井博(synthe)
鈴木茂(g)
青山徹(g)
今剛(g/pedal steel)
松原正樹(g)
吉川忠英(g)
青山徹(g)
谷口陽一(steel-g)
吉川忠英(harp/ukulele)
中沢健次(fluegel horn)
Jake. H. Conception(sax)
多ストリングス
ペッカー(per)
菅原ヨシノリ(per)
石井コータロー(per)
Eve(bvo)
東京コンサーツ(bvo)




80年代を意識して今までと違う自分を表現する方法として長年、陽水とタッグを組み
アルバム制作のアレンジャーとして活躍した星勝さんの名前が消え、
井上鑑&鈴木茂がアルバム半々で編曲を担当したというのが今までと大きく異なる点です。
編曲:井上鑑(1,4,5,6,7,10)鈴木茂(2,3,8,9)

そのためサウンドはファッショナブルでライトなサウンドに様変わりしており
南国リゾート風な作品です。
(「クレイジーラヴ」は山口百恵さんへの提供曲です)



作詞面は言葉遊びを多用し(「プールに泳ぐサーモン」の歌詞に顕著)おおよそ楽曲タイトルとしては
今までにない斬新な発想で架空の島を「サナカンダ」と命名して歌ったり
全体的に歌詞は抽象的で解り難いのですが、それをサラりと歌い聴かせてしまう陽水の歌心は
英語の意味が分らずとも語感のイメージでなんとなく良いと感じてしまう日本人の特性を巧みに
利用しているからではないかと思います。
例えば「世間人でGO]のフレーズを「せけんじんでゴー」と文字通りに解釈すると全く意味が
ちんぷんカンプンですが、英語風に「sekenjin de go」と歌うとなんとなくお洒落でわかったような気になる
陽水マジック(笑)

又本作収録曲の歌詞の中で「GO」という言葉の使用頻度が高く、1980年の陽水は「イケイケ!」状態
だったのではないかと推測されます(笑)

あやしい夜をまって/井上陽水 - 1981.11.21 Sat









[sales data]
1981/11/21
[producer]
井上陽水
[member]
井上陽水(vo/g)
安田裕美(g)
笛吹利明(g)
岡沢章(b)
伊東昌明(b)
吉田健(b)
川島一久(b)
美久月千春(b)
高水健司(b)
中村裕二(b)
田中清司(ds)
渡嘉敷裕一(ds)
上原裕(ds)
青山純(ds)
古田タカシ(ds)
土方隆行(g)
津村泰彦(g)
椎名和夫(g)
竹沢豊(g)
青山徹(g)
鈴木茂(g)
松原正樹(g)
是方博邦(g)
瀬上養之助(per)
中島御(per)
ラリー寿永(per)
管原由紀(per)
斉藤ノブ(per)
中西康晴(p)
石川清澄(p)
乾裕樹(p)
安斉史孝(p)
津村泰彦(sitar)
駒沢宏孝(steel-g)
川島裕二(synthe)
山田秀俊(synthe)
矢野誠(synthe)
国吉良一(synthe)
風間文彦(accordion)
八木信夫(harmonica)
坂宏之(oboe)
中村哲(sax)
金子功(marimba)




前作「Every Night」は英語や造語が増え、意味の分からない陽水の歌が多かったですが
今回は、久々にまともな方々(友部正人、阿木燿子、松本 隆)に外注した楽曲が多く
(「My House」は陽水の異次元宇宙界が爆発してますけど(笑)



アレンジも星勝、鈴木茂、矢野誠、川島裕二が担当し又録音メンバーも曲ごとに異なり、
それぞれに異なった風味が楽しめますが、特に「Yellow Night」は陽水本人も
YMOからインスパイアされたと語っているテクノポップです。

又このアルバムから参加した川島裕二さんは、その後BANANAなどの名前で陽水の作品に多く携わり、
星勝さんと並んで重要なパートナーとなります。



この年の重大事件は「ジェラシー」がヒットしTVの歌番組に陽水が初登場したことでしょうか。
(陽水がTVに初めて出たのは逮捕ニュース映像でしたからね(笑)

[陽水、過去にテレビ出演を拒んでいた理由を語る]

陽水ライブ ジェラシー 1981/井上陽水 - 1982.04.05 Mon









[sales data]
1982/4/5
[producer]
unknown
[member]
中西康晴(key)
川島裕二(synthe)
玉置浩二and安全地帯

15_202001201108131e3.jpg


「もどり道」「東京ワシントンクラブ」に続くライヴ音源で
「WHITE~あやしい夜を待って」総括のライヴ「I call your nameツアー」
(1981年12月1日 東京厚生年金大ホール)

[Side-A]
1. 御免
2. 闇夜の国から
3. ジェニー My love
4. 海へ来なさい
5. いつのまにか少女は
6. 神無月にかこまれて
7. 帰れない二人
8. 心もよう

[Side-B]
1. ミスコンテスト
2. なぜか上海
3. My House
4. ジェラシー
5. 氷の世界
6. Happy Birthday
7. 夢の中へ
8. 傘がない

この音源には二つのトピックスがあり、

1)発売形態はカセットのみ

何故、カセット発売だけでレコード発売がなかったのでしょうか?
最近は若い人を中心にカセットブームが再燃しているそうですが、それを見越してということでも
なさそうですし、「WHITE~EVERY NIGHT~あやしい夜を待って」の3枚のアルバムセールスが
伸び悩んでいたという事情があったのかもしれません。
確かこのツアーはNHKホールのライヴがNHK-FMでも放送されたと思いますので
エアチェックした方も多いのではないでしょうか。

2)バック演奏はデビュー前の安全地帯

安全地帯は1973年頃に結成され、ポプコンに出場するなど北海道で実力No.1のアマチュアバンドで
キティレコードからメジャー契約の話があり、デビュー準備のため上京した際に右も左も分からない
安全地帯のサポートを星勝さんがした縁で井上陽水にバンドを紹介し
「I call your nameツアー」(9月24日~12月10日全国23カ所公演)のバックバンドを担当し
翌1982年2月25日、シングル「萠黄色のスナップ」でメジャーデビュー。

anzen.jpg

この頃のツアー(1982年)がNHKでTV放送されたようでyoutubeで見ると皆若いですね~(笑)

ライオンとペリカン/井上陽水 - 1982.12.05 Sun









[sales data]
1982/12/5
[producer]
井上陽水
[member]
井上陽水(vo/g)
RA(g)
青山徹(g)
大村憲司(g)
椎名和夫(g)
白井良明(g)
松下誠(g)
安田裕美(g)
芳野藤丸(g)
和田アキラ(g)
岡沢章(b)
岡沢茂(b)
小野田清文(b)
後藤次利(b)
長岡道夫(b)
青山純(ds)
島村英二(ds)
田中清司(ds)
山木秀夫(ds)
中島御(per)
浜口茂外也(per)
岡田徹(key)
国吉良一(key)
中西康晴(key)
川島裕二(synthe)
小林泉美(synthe)



しばらく陽水と距離をとっていた星勝さんが復帰しさっそく
「とまどうペリカン」「リバーサイドホテル」の名アレンジで「星勝、ここにあり!」を
強く印象づけます。





ここ数年続いている意味不明な語呂合わせによる言葉遊びは
ラヴ・ショック・ナイト抜粋
「アラビアの奥まで子供のためにとはばたいて歌うカナリア
カメリアのダイヤで笑いかけていたスーザンはすでにマラリヤ」と
数曲で見られますが、アルバムコンセプトがアダルトな男女の情事ということもあり
意外とまじめに書き下ろした楽曲が多いです。
(「ワカンナイ」は、 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」に対するアンサーソング)



陽水さんは同時期、沢田研二のアルバム「Mis Cast」の全10曲を手掛けており、
「背中まで45分」と「チャイニーズフード」はそのデモテープ音源が収録されています。
又「A.B.C.D」はアルバム「9.5カラット」に「ジャスト フィット」「ミスキャスト」は
「クラムチャウダー」でセルフカバーしています。



バレリーナ/井上陽水 - 1983.12.05 Mon









[sales data]
1983/12/5
[producer]
井上陽水
川島裕二
[member]
井上陽水(vo)
川島裕二(synthe)
RA:guitar(g)
板倉文明(g)
大村憲司(g)
今 剛(g)
杉山TOM(g)
高田コータロー(g)
武沢豊(g)
MECKEN(b)
岡野ハジメ(b)
後藤次利(b)
田中裕二(ds)
矢壁カメオ(ds)
山木秀夫(ds)
浜口茂外也(per)
荒木敏男(tp)
数原晋(tp)
入江愛子(harp)
多グループ(strings)
伊集加代子(bvo)
玉置浩二(bvo)



バレリーナが控室でV字開脚大股開き(笑)

タイトル曲はきっとそういうぶっ飛んだ感じの曲なんだろうなと思って聴くと
ジャケット画のイメージとは全く関係ありませんでした(苦笑)

新しいファン層の獲得を目的にBANANAこと川島裕二さんの打ち込みメインで制作し
今までにないサウンド改革したことが裏目に出て、陽水自身が「一番売れなかったアルバム」と
公言しているアルバムですが、陽水だって常時ヒット街道の常連ではなく、時代の変化と共に
色々と試行錯誤していた時期のものとしてとても興味深い内容だと思います。
(アルバム前半は川島さんのアレンジに陽水が引っ張られる感じで進み、
後半は陽水のバラード曲に川島さんが合わせるという感じで曲調はガラっと変わります)

いつも通り、人気セッションマンを多用しているのですが、無機質なデジタル音が
それを相殺しているような気がするのは気のせいでしょうか・・・
(「夢」のコーラスに玉置浩二が参加しているようです)

陽水の言葉遊びワールドが爆発する「この頃、妙だ」のみ編曲がBANANA(川島さん)ではなく
「DADAAD」となっているのですが、川島さんがマッドな曲調をアレンジする時に使う変名のようです。
そしてこの曲のベースがやけにブリブリしているなと思ったらリズム隊はなんと岡野ハジメ&
矢壁カメオの「Pink」組でした(驚)

9.5カラット/井上陽水 - 1984.12.21 Fri









[sales data]
1984/12/21
[producer]
井上陽水
[member]
井上陽水(vo/g)
土方隆行(g)
芳野藤丸(g)
矢島賢(g)
武沢豊(g)
中村裕二(b)
高水健司(b)
上原裕(ds)
川島裕二(synthe)
土岐英史(synthe)
久石譲(synthe)
篠崎正嗣(vl)
多グループ(strings)
加藤グループ(strings)



大胆にシンセを取り込んだ前作「バレリーナ」は旧来の陽水ファンにウケが悪く
セールスに陰りが見えた矢先、第二次陽水ブームは、自身が提供した楽曲のヒットが
呼び水となって訪れました。

1.「はーばーらいと」(1977年)
作詞:松本隆/作曲:井上陽水/歌:水谷豊

2.「ダンスはうまく踊れない」(1977年)
作詞:井上陽水/作曲:井上陽水/歌:石川セリ

3.「TRANSIT」(1984年)
作詞:松任谷由実/作曲:井上陽水/歌:小林麻美

4.「A.B.C.D.」(1982年)
作詞:井上陽水/作曲:井上陽水/歌:沢田研二

5.「恋の予感」(1984年)
作詞:井上陽水/作曲:玉置浩二/歌:安全地帯



6.「いっそ セレナーデ」(1984年)
作詞:井上陽水/作曲:井上陽水/歌:井上陽水

7.「飾りじゃないのよ涙は」(1984年)
作詞:井上陽水/作曲:井上陽水/歌:中森明菜



8.「からたちの花」(1983年)
作詞:流れ星犬太郎/作曲:井上陽水/歌:樋口可南子

9.「ワインレッドの心」(1983年)
作詞:井上陽水/作曲:玉置浩二/歌:安全地帯



同時期にリリースした「ワインレッドの心」「恋の予感」「飾りじゃないのよ涙は」が

2_202002011650487e5.jpg 3_20200201165049778.jpg 4_20200201165051b48.jpg

オリコンチャート上位にランクインし、引っ張られるように「いっそセレナーデ」もヒットし
これらをセルフカバーした本作は「氷の世界」以来のミリオンセラーとなりました。
(第27回日本レコード大賞で作曲賞とアルバム賞受賞)

陽水がセルフカバーの旨味を覚えてしまった作品で、以後思いついたように
小遣い稼ぎにセルフカバーのアルバムが乱発されることになります(苦笑)

クラムチャウダー/井上陽水 - 1986.08.27 Wed









[sales data]
1986/8/27
[producer]
no credit
[member]
井上 陽水(vo/g)
大村 憲司(g)
村上"ポンタ" 秀一(ds)
浜口 茂外也(per/fl)
高水 健司(b)
中西 康晴(p)
小林 武史(key)



1986年6月15&16日 NHKホールでのライヴ。
陽水の初めての映像商品としてリリースされたものの音源盤です。

1. 帰れない二人 ★
2. 招待状のないショー
3. カナリヤ
4. ミスコンテスト ★
5. とまどうペリカン
6. 娘がねじれる時 ★
7. ミスキャスト ★
8. トランシット
9. ダンスはうまく踊れない
10. 新しいラプソディー ★
11. 傘がない
12. 灰色の指先 ★
13. 飾りじゃないのよ涙は
14. ジャスト・フィット ★
15. ワインレッドの心 ★
16. いっそセレナーデ
17. フローズン・アイズ
18. 結詞 ★

1_2020020513122971a.jpg
(映像商品(未DVD化)は18曲ですがCD収録曲は9曲(★)

このコンサートは大村憲司さんがコンサートアレンジを担当していてギターも聴き所が多いです。

村上”ポンタ”秀一談
「俺が今までやってきた数あるツアーの中でも、五本の指、それどころか三本の指に入りますよ」

井上陽水談
「しかしポンタ君もなんだね。上手になったね」 (笑)



スターダスト・ランデヴー/井上陽水・安全地帯 Live at 神宮球場 - 1986.11.05 Wed









[sales data]
1986/11/5
[producer]
星勝
金子章平
[member]
井上陽水(vo/g)
玉置浩二(vo/g)
武沢豊(g)
矢萩渉(g)
六土開正(b/p/key)
田中裕二(ds/per)
*****
中西康晴(key/synthe)
川島裕二(key/synthe)
最上三樹生(key/synthe)



1986年8月20日&21日、神宮球場で行われた井上陽水と安全地帯のジョイントコンサート。

客層は黄色い歓声から判断して安全地帯のライヴに陽水がアウェイで乗り込んだというような
感じです。
バックは安全地帯なので陽水のナンバーはかなりロック色が強いです。

ラストに歌われた「夏の終りのハーモニー」はシングルヒットしました。
この夏の終わりと共に「9.5カラット」から始まった第二期陽水ブームもこのライヴで
一段落したところでしょうか。


ネガティヴ/井上陽水 - 1987.12.16 Wed









[sales data]
1987/12/16
[producer]
井上陽水
[member]
井上陽水(vo/g)
大村憲司(g)
清水信之(key)
川島“バナナ”裕二(key)
星勝(conductor)
武沢 豊(g)
矢萩 渉(g)
六土開正(b)
田中裕二(ds)
久石譲(key)
門倉聡(key)



「9.5カラット」から始まった第二次陽水フィーバーが一段落して「バレリーナ」以来4年ぶりに
リリースされたオリジナルアルバム。

陽水のアルバムで最後のレコードで初めてCDが同時リリースされた作品だったと思います。

ジャケットで「インディアン」に扮した陽水談
「今ならできるイタズラかなぁ。でもこのジャケットだと、十売れるものが確実に七に減りますよね。
まぁ、これが芸能生活最後のレコードならこうはしないけど、長いレンジで考えれば
いつかおもしろがってもらえるかなって」

アルバムタイトルの「ネイティヴ」も「悲観的」という意味ではなく、語感が気に入って
つけたとのことです。

さすがの陽水さんも本作の曲作りは難産だったようで、気分転換にオーストラリアのシドニーに行って
(ジャケットはインディアンではなく「アボリジニ人」でしょうか?)
レコーディングを敢行するも歌詞が出来上がらず歌入れもしないで帰国してしまったり
インスピレーションを求めて、観音崎や伊豆など、国内のスタジオを転々としたため
スタジオ使用料は馬鹿にならない額になったとか(苦笑)
(最初のセッションに参加した安田裕美、高中正義、後藤次利、石川セリの音源は全て没になり
クレジットにspecisl Thanksという形で詫びが入っています)

陽水談
「もうデモ・テープにすっかり日本語が入らなくなったんですよ。スタジオ入ってレコーディングを始めて、
歌入れの時に日本語詞を当てればいいんだと思ってたら、これがとんでもなかった。
美意識に適わないと言うとアカデミックすぎるけど、つまり英語の響きを最初に描いてしまうと、
あとから入れた日本語詞がどうしてもフラットな、安易な感じに聴こえちゃうんですよ。
あれっ、もっと素敵な曲になるはずだったのに、なんか平坦になっちゃったなって」

陽水フィーバーを引きづってアルバムセールスはそこそこを維持しますが、内容は
同じような曲調のバラ―ドが多めで地味です。

前述のように陽水得意の言葉遊びがどうも求めているサウンドとマッチしなかったことが
陽水のテンションを下げてしまっているような気もします。
(「We are 魚」=「ウィーアー Uo」みたいな最初に考えていた遊び心が結果的に音にできずに
萎んで小さくまとまってしまったような曲がありますね(笑)



ちなみにこの頃、日産セフィーロのCMに出演し「皆さん、お元気ですかぁ?」は一世を風靡しましたが
(曲はシングル「今夜、私に」)昭和天皇の容体悪化するとセリフ部分は自粛対応でカットされました。

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