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2021-05

Carnegie Hall Concert/Gerry Mulligan & Chet Baker - 1974.11.24 Sun









[sales data]
1975
(REC:1974/11/24)
[producer]
Creed Taylor
[member]
Gerry Mulligan(sax)
Chet Baker(tp)
Bob James(key)
Dave Samuels(vibra)
Ron Carter(b)
Harvey Mason(ds)
John Scofield(g)




記念すべきジョンスコの初レコーディングはこのアルバムでした。
サックスとトランペット奏者が演奏のフロントにくるというスタイルは
ジャズでは当たり前なのかもしれませんが、50sウェスト・コースト・ジャズの
花形スターの共演はなんと17年振りとのこと。

本来ギターはミック・グッドリックの予定だったのが直前にキャンセルとなり
代役としてジョンスコを強く推薦しての参加だったそうです。
ジョンスコの何とも初々しいギター演奏も興味深いですが
勿論、脇役なのでそんなに目立ってませんが、フュージョン系の
若き日のボブ・ジェームス&ハーヴェイ・メイスンが一生懸命4ビートジャズを
演っているのも微笑ましいです。

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Firefly/Jeremy Steig - 1977.04.11 Mon









[sales data]
1977
(Rec:1977/3/4,22&4/11)
[producer]
Creed Taylor
[member]
Jeremy Steig(fl)
David Matthews(el-p/arranger)
Richard Tee(key)
Richie Beirach(p)
Clifford Carter(synthe)
Hiram Bullock(g)
Eric Gale(g)
John Scofield(g)
Gary King(b)
Steve Gadd(ds)
Allan Schwartzberg(ds)
Ray Mantilla(congas)
Sue Evans(per)
Googie Coppolla(vo)
Burt Collins(tp)
Jon Faddis(tp)
Joe Shepley(tp)
Lew Soloff(tp)
Sam Burtis(trombone)
Jerry Chamberlain(trombone)
Tom Malone(trombone)
Dave Taylor(b trombone)



ジョンスコの知られざるお仕事シリーズ、今回はジェレミー・スタイグさんが
クリード・テイラーさんのCTIに残した唯一の作品です。

CTIでアレンジャーがデヴィッド・マシューズさんとくれば、自ずと音は決まってしまい
イージーリスニング一歩手前のオーバープロデュースなフュージョンでマウスピースから吹きこぼれる
熱波を帯びたジェレミーさんの吹奏スタイルが色物扱いで浮いています(苦笑)

どの曲でジョンスコがギターを弾いているのか一聴して判る方は超ジョンスコマニア認定です。
(答えは「Hop Scotch」です。まさかのソロなしでサイドと歌メロのユニゾンのみです。
分かりましたか?)

スタジオではこんな会話があったかも

DM(デヴィッド・マシューズ)
「ジョンスコ君、ちょっとギターソロ弾いてみて」

JS(ジョンスコ)
「分かりました」

ちょっと弾いてみる

DM
「・・・ん、よし、この曲はギターソロなしで行こう!」

こんな作品にもジョンスコが顔を出しているのが驚きですが逆に言えばジョンスコが
CTIに引っ張り込まれなくてよかったなと(笑)

May Dance/日野皓正 - 1977.05.07 Sat









[sales data]
1977
(Rec:1977/5/7)
[producer]
伊藤潔
[member]
日野 皓正(tp)
John Scofield(g)
Ron Carter(b)
Tony Williams(ds)




私のイメージの日野皓正さんは「シティ・コネクション」な80年代フュージョン色が強いのですが、
1960年代後半から1970年代前半にかけ数々の名盤をリリースして日本ジャズを最先端で牽引し
1975年ジャズのメッカ、ニューヨークへ単身で乗り込むも思うように活躍できず欧州に渡り、
ヨハヒム・キューン、リッチー・バイラークの作品に参加したり
ラリー・コリエルの「Aspects」に参加するなどワールドワイドな活動を始めて2年経ち
Flying Diskレーベル移籍第一弾となった本作は ロン・カーター、トニー・ウィリアムス、
ジョン・スコフィールドとのカルテット作品(全6曲日野さんオリジナル)

日野さんはこの数か月前、ハル・ギャルパーさんの「Now Hear This」にトニーさんと
一緒に参加しています。

hal.jpg

この頃ロン&トニーさんはハンコックさんのV.S.O.Pの活動が活発になる頃で
ナベサダさんの「Bird Of Paradise」やEast Endで「The Great Jazz Trio」として活動したりと
親日的な活動が目立っていた時期なので日野さんとロン&トニーのトリオは想定内ですが、
謎なのはこの頃全く無名のジョンスコさんが参加した経緯ですが、2019年に42年ぶりの
ジョンスコと共演を果たした「日野さんのインタビュー」によると飲みに行った「スウィート・ベイジル」で
演奏していたジョンスコを気に入りスカウトしたとのことです。

当時のライナーではジョンスコは期待の新人と紹介されておりこの頃ビリー・コブハムのバンドで活躍する側、
この1977年はチェット・ベイカーさん、チャールズ・ミンガスさんやジェレミー・スタイグさんのアルバムに
参加するなど精力的に活動しています。
(このレコーディング後はパット・メセニーに代わりゲイリー・バートン・カルテットに加入)

1_2021012023362563d.jpg 2_2021012023362628f.jpg 3_20210120233628f88.jpg

アルバム内容は思っていた以上に固い感じで、全員のコミュニケーションができてないなと感じます。
(ジョンスコなどは緊張で一言もしゃべらず黙々と弾いていたのではないかな(笑)
日野さんを語るにはナベサダさんの時と同じようにまず脳内にあるフュージョンイメージを
払拭するためもうちょっと初期の作品を聴き込まなくてはいけませんね。
スパークする前の自己スタイルが固まっていないジョンスコという点では面白いですが、
ロン&トニーは時給幾らみたいなお仕事モードなのがちょっと残念です(苦笑)



尚、ジョンスコは本アルバムで日野さんの来日公演に同行し、トリオレコードに自らを売り込み、
日本で日野兄弟と録音した初のソロアルバムを制作し、その後日野さんとデイヴ・リーブマン・カルテットで
活躍します。

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John Scofield - 1977.10.12 Wed









[sales data]
1977
(Rec:1977/10/12&18)
[producer]
Ken Inaoka
Kaz Harada
[member]
John Scofield(g)
Clint Houston(b)
Motohiko Hino(ds)
Terumasa Hino(tp)



ジョンスコがジャズ界でその名をあげたのはマイルスグループに
加入してからだと思うので、この当時、どの程度の知名度があったのか
分からないのですが、日野皓正の「May Dance」でTony Williamsや
Ron Carterといった大御所と一緒にプレイしアルバムツアーメンバーとして
来日したツアー合間に自らを売り込み日本滞在時に録音し
トリオ・レコードから発売された初リーダーアルバム
(1977年10月11日に日野さんの「Hip Seagull」のレコーディングに参加した
翌12日&18日音響ハウスにて録音)

john and hino

当然のことながらまだ音が弾けてない硬質な初期サウンドでジョンスコ節は
開花していません(リードも日野さんのトランペットに圧されてます(笑)

この時ジョンスコが面白い発言をしていて
「まもなくCBSと専属契約をすることになるだろうが、そうすると
ますますいわゆるジャズ、自分が過去に学びこれからもやろうと思っている音楽を
録音する機会が遠のいてしまう気がする。コマーシャルなものではなく、
自分が本当にやりたい音楽をレコードにして残しておきたいと思い続けていたので
今回のチャンスは願ってもない」

この後ジョンスコはドイツのマイナーレーベル、エンヤ・レコードと契約するので
CBSとの専属契約はポシャっているのですが、この契約が成立していたら
スティーヴ・カーンみたいにビリー・ジョエルなんかのバックで
演奏してたかもしれませんね(笑)



East Meets Westというタイトルのアルバムがあるのですが
これはAbsord MusicというレーベルからリイシューされたCDで
ジャケも異なりますが内容は同じですのでご注意を。

east meets west

Live 77/John Scofield - 1977.11.04 Fri









[sales data]
1977
[producer]
Horst Weber
[member]
John Scofield(g)
Richie Beirach(p)
George Mraz(b)
Joe LaBarbera(ds)




1977年11月4日ドイツのミュンヘン、ドミシールでのライヴ。

ジョンスコの当時のインタビューによるとCBSと契約していたはずが
何故かドイツのマイナーレーベル、エンヤと契約してリリースされたライヴ盤(笑)
(ENJAは1971年にドイツのミュンヘンで産声をあげたジャズ・レーベルで
European New JAzz の文字を取って名付けられたレーベルだそうです)
(2014年、エンヤ・オリジナル・アルバムズ・ストレイト・リイシュー
初CD化を含む120タイトルが復刻されました)

ジョンスコマニアに中にはジョンスコはエンヤ以外は駄目だという
硬派なファンもいるらしくて、私はグラマビジョン期が入口なんで
初期の頃の音はピンと来ないのが正直なところなんですが、
変にウネウネしていないノーマルなこの頃
私には聴こえない独特な音を含蓄しているのかもしれません。
(単にswing系が苦手という個人的な嗜好が理由かもしれませんが)
何気にメンバー見るとリッチー・バイラークが参加していて
バイラークのピアノもかなりいい感じです。
Amazon評を読むと当時のジャズ喫茶では本作収録のジャズスタンダードナンバー
「朝日の如く爽やかに」が頻繁にリクエストされていたとのことです。

Rough House/John Scofield - 1978.11.27 Mon









[sales data]
1978
(Rec:1978/11/27)
[producer]
Horst Weber
[member]
John Scofield(g)
Hal Galper(p)
Stafford James(b)
Adam Nussbaum(ds)



この頃日野皓正さんの紹介でデイヴ・リーマン・グループで活躍していますが、
まだ個が確立せず、数多いる巧いギタリストの一人から抜け出せず
一聴しただけではジョンスコとは分かり難いですが、4ビートジャズの
定型スタイルを破るようにがむしゃらに弾きまくっており好感度大。
(ハル・ギャルパーのピアノもいい感じです!)

ジョンスコはジャズファンに「アウトするギタリスト」と書かれているのを
多く目にするのでちょっと調べてみると、ザックリした意味では
今までの枠を想定してその範囲内に入っていれば「イン」ということになり、
枠をはみ出ていると「アウト」ということになるそうです。
(分かったような分からないような(苦笑)
ただswing系は苦手と公言はばからないジャズ素人な私にも
エンヤ以外のジョンスコは認めないというファンの気持ちがちょっとだけ分かる
猛swingっぷりなのでこれが「アウト」なんだなぁと(笑)

Who's Who/John Scofield - 1979.08.15 Wed









[sales data]
1979
(Rec:1979/8)
[producer]
John Scofield
[member]
John Scofield(g)
-electric group-
Kenny Kirkland(key)
Anthony Jackson(b)
Steve Jordan(ds)
Sammy Figueroa(per)
-acoustic group-
Billy Hart(ds)
Eddie Gómez(b)
Dave Liebman(sax)




「エンヤ・レコードではジャズアルバムしか作らせてくれなかった」とジョンスコが
不満を口にしているように本作は「TRIBUTARIES」と同じくArista/Novus Recordsからのリリースで
エレクトリック&アコースティックの2つの異なるバンドによる演奏でブルースやR&Bを
展開していて、やっと現在のジョンスコらしさにつながる個のサウンドが顔を出していますが
好きなことを演らしてもらっているのにちょっとかしこまっていて大人しい感じです。

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又同時期、同レーベルからevidenceをリリースしたスティーヴ・カーンが
eyewitnessを結成するメンバー選考時にこのアルバム面子のライヴを観て
アンソニー・ジャクソン&スティーヴ・ジョーダンのリズム隊が自分の音楽表現に
ぴったり当てはまると感じたと語っているためカーンさんとイメージがだぶる
ジョンスコのeyewitness作品ともいえます(笑)

Bar Talk/John Scofield - 1980.08.15 Fri









[sales data]
1980/8
[producer]
John Scofield
Mark Bingham
[member]
John Scofield(g)
Steve Swallow(b)
Adam Nussbaum(ds)



このアルバムはアナログ時代日本のみ(当時はトリオレコード)で発売され
プレス枚数が少ない上にCD化(1989年)も一度きりでジョンスコのアルバムでは
唯一入手難のアルバムでしたが2016年にめでたく再プレスされました。

私はジョンスコの個が確立されていくHop、Step、Jump!のタイミングを

[Hop] スティーヴ・スワローとの出会い(1980-1981)
[Step] マイルス・デイヴィスとの出会い(1982-1985)
[Jump] デニス・チェンバースとの出会い(1986~)

と考えているのですが、ジョンスコにオリジナリティの大切さを叩き込み
オリジナル楽曲を書くよう積極的に勧めたのが本作で出合った
スティーヴ・スワロウ師匠だったようです。

そんなスワロウ師匠の言葉を鵜呑みにしたばっかりに?
作曲面にパワーを注ぎ込んでしまい非常に考えて作った難解な曲ばかりで
プレイが活き活きしてない感じがするのは気のせいでしょうか。
(この「縛り」を開放するのがマイルスの役目になります)


Shinola/John Scofield - 1981.12.12 Sat









[sales data]
1981
[producer]
Horst Weber
Matthias Winckelmann
[member]
John Scofield(g)
Steve Swallow(b)
Adam Nussbaum(ds)




Bar Talkのメンバーによるドイツ、ミュンヘンのクラブ・ハーモニーで
3日間行われたライヴの1981年12月12&13日のライヴ音源。

このアルバムをジョンスコ目当てで聴いた人はいつも通りスウィンギーな
ナンバーの演奏が行われていて、最後のタイトル曲がハードロックか?と
思うほどの重いリフで演奏されるのでとても驚いたのではないでしょうか。

これはまさに「クリーム」じゃないか(笑)

それはジョンスコというよりもスワロウさんのベースのせいだと思うのですが
元々はウッドベース弾きだったのが、腰が悪くなったため
エレキベースに転向したジャズ界で数少ないピック弾きのプレイヤーですが
このスタイルはマイケル・マントラーやカーラ・ブレイ経由で知り合ったであろう
先日亡くなられたジャック・ブルースを参考にしたのではないかと思います。

Out Like A Light/John Scofield - 1981.12.14 Mon









[sales data]
1981
[producer]
Horst Weber
Matthias Winckelmann
[member]
John Scofield(g)
Steve Swallow(b)
Adam Nussbaum(ds)

1_20150906172151d73.jpg


いかにも純JAZZな雰囲気で進行していたセットリストをクリームばりのハードリフで
ぶち壊したShinola同様、ドイツ、ミュンヘンのクラブ・ハーモニーで
3日間行われたライヴの1981年12月14日のライヴ音源。

何故同時期のライヴ音源をわざわざ2枚で切り売りしたのかは
エンヤさんとの契約枚数の帳尻を合わせるためだったかもしれませんね。
この後ジョンスコはマイルスバンドに加入し、ピークは過ぎたとはいえ
世界無二の音楽リーダーの元でそのスピリチュアルな高みを吸収し
ファンクリズムの感覚を研磨していくこととなります。
(PS)
ジョンスコのCDアルバムにLIVE'81というのがありますがアナログ時代、単2枚のアルバムで
切り売りされていた「SHINOLA」と「OUT LIKE A LIGHT」を1枚にカップリングしたものです。


Solar/John Abercrombie & John Scofield - 1984.01.01 Sun









[sales data]
1984
[producer]
John Abercrombie
John Scofield
Orrin Keepnews
[member]
John Abercrombie(g/mandolin)
John Scofield(g)
Peter Donald(ds)
George Marz(b)




1982年5月(Track 1,3,5,6,7)と1983年12月(Track 2,4) の2回の録音で
ステレオチャンネルは(左)ジョンアバ(右)ジョンスコです。

殆どのネット情報では発売年が1982年リリースとなっているのですが、
CDのアルバムクレジットには1983年末のレコーディング音源が収録されているので、
どの情報が正しいのか分かりませんが、本ブログではリリース年を1984年とします。
(複数のアルバムジャケットが存在するので、もしかするとCDは1982年にリリースした
アナログ盤に新録の2曲を追加してリリースされたのかもしれません)

オリジナルはジョンアバ2曲、ジョンスコ1曲で残り4曲はカバー曲でマイルスの楽曲が
アルバムタイトルになっています。

二人はバークリー音楽院の同期生で、1974年に二人ともプロキャリアを開始しており
ビリー・コブハムのバンドでギタリストがジョンアバからジョンスコに交代したことも
ありました。
(PS)
バークリーに留学した経験のある日本人ギターリストの回想記があり
「やけにとなりの部屋で練習してるやつがうまいなと思ってみてみたらジョンスコと
エミリー・レムラー(故人)とアバークロンビーがリハをやっていた」とのことです。

1982年のジョンスコは丁度エンヤレコードでのソロ活動を一旦終え、マイルスバンドに加入した頃で、
個人名義の作品は1981年(Out Like A Light)(Shinola)~1984年の(Electric Outlet)と
3年のブランクがあるためマイルス修行時代のジョンスコのアウトサイドな一面を知りえる
数少ない作品ということになります。

Electric Outlet/John Scofield - 1984.04.15 Sun









[sales data]
1984
(Rec:1984/4-5)
[producer]
John Scofield
Steve Swallow
[member]
John Scofield(g)
David Sanborn(sax)
Ray Anderson(trombone)
Steve Jordan(ds)




ジョンスコ快進撃の序章。
1982年にマイルスバンドに抜擢され、ソロアルバムの制作を中断していましたが、
グラマビジョンと契約しマイルスのツアーの合間に制作された作品です。
(グラマビジョンはザッパやデヴィッド・ボウイが所属していたRykodiscから
分岐して設立されたレーベル)

マイルス・デイヴィスの影響を感じさせるのは、サンボーンやレイ・アンダーソンといった
同世代のホーンプレイヤーを起用し、楽曲がキャッチーになりかなり洗練されたこともそうですが
ギターの手数が少なくなり(無闇に弾かなくなった)独特のタメが生まれ
マイルスのように一音一音に魂込めるプレイに変わっています。
又このアルバムから一聴してジョンスコと分かるギターのエフェクト音が完成しています。

この作品で唯一物足りないのはプロデュースをスワロウ師匠が担当しているのに
ベース演奏を味気ない打ち込みにしていることです。
何故スワロウ師匠は演奏しない?(苦笑)

ジョンスコ語録。
「常にそのプレイの根底にはブルースがある」

ライナーによるとジョンスコがギターを手にしたのは11歳の頃で
その頃のギターアイドルはB.B.キング、オースティン・ラッシュ、バディ・ガイ
といったブルースギタリストだったそうで彼らのシャッフルビートが
ジョンスコのギタープレイのベースとなっているのはとても興味深いですね。

Still Warm(鯔背)/John Scofield - 1986.06.15 Sun









[sales data]
1986/6
[producer]
Steve Swallow
[member]
John Scofield(g)
Don Grolnick(key)
Darryl Jones(b)
Omar Hakim(ds)




マイルスバンド脱退後のソロアルバム。

「何故、日本語タイトルが鯔背(いなせ)?」

このアルバムをレヴューしている人が必ずツッコミ入れてますが、何故こんな邦題がついたのか
良く分かりません。

林家こぶ平さん(現林家正蔵)が「ジョンスコの「いれずみ」っていいですよね」と
コメントしたという都市伝説もあるそうですが、こぶ平さんはかなりのジャズ好きなんだそうです。
(ジョンスコ聴きながらグルーヴするこぶ平ってちょっと怖い(笑)



そもそも「鯔背」の意味は
「粋で威勢がよく、さっぱりとして男らしい様、またそのような気風」

う~ん・・・何をもって鯔背なのかサッパリ分からん・・・
(そもそも外人の形容に使うような言葉じゃないでしょう)

まぁそんなことはどうでもいいとして本作のリズム隊は



同時期にソロデビューしたスティングの「ブルー・タートルの夢」と同じメンバーで
マイルスバンドのダリル・ジョーンズとウエザーリポートのオマー・ハキム。
(二人ともこの後ロック系のセッションミュージシャンとして大活躍)

来日した時のライヴ盤Pick Hitsはこのアルバムから数多く選曲されてますが
ドラムが次アルバム(Blue Matter)で運命的な出会いとなったデニチェンなので
曲の印象が随分異なりCOOLな激しさで楽しみたい方はこのアルバムバージョンの
リズム隊の方が耳心地良いかもしれません。
私は断然、デニチェンのツーバスドラムの方が好みですけど(笑)

Blue Matter/John Scofield - 1986.09.15 Mon









[sales data]
1986/9
[producer]
Steve Swallow
[member]
John Scofield(g)
Mitchel Forman(key)
Gary Grainger(b)
Dennis Chambers(ds)
*****
Hiram Bullock(g)
Don Alias(per)




全てのギター小僧に聴いて欲しいジャズファンク系ギターバイブル盤。

マイルスバンド時代「陰気」とか「線が細い」といわれ続けたジョンスコが
「重くて早いファンク」を自分の中で完全消化し大化けした最大の要因は
ツイン・ペダルな獣戦車デニチェンとの出会いに他なりません。

Dennis-Chambers.jpg

そのダイナミスムなドラミングからボクシング界の怪物に例えて
ジャズ界のマイク・タイソンという人もいますが、デニチェンのイメージは
もの凄く大きく感じますけど体はそんなに大きくないんですよね(笑)

デニチェンのドラムは寸分狂いないデジタルな打ち込み系が主流になって行く時代に逆行して
「人間が叩くパワー&スピードのドラミングのカッコよさ」を再認識させたことですが、
このデニチェンの力強いグルーヴ感が迷えるジョンスコの波長とシンクロし
いよいよジョンスコの個性が開花します。
ちなみに普段はダブル・ペダルで重戦車のようなバスドラを叩きますが
レコーディングの日は忘れたとかでシングルです(笑)

ミッチェル・フォアマンは丁度マハビシュヌでマクラフリンと一緒に活動しており
同時期のアルバムADVENTURES IN RADIOLANDに参加しています。

又丁度ソロ活動を始めた頃のハイラム・ブロックがリズムギターで3曲ほど参加しています。

Gary Grainger

粘りのあるベースを弾くゲイリー・グレインジャーという方は70~80年代に活躍した
ポケッツというEW&Fの弟バンドで人気を博したそうで、ファンカデリックで活動していた
デニチェンをジョンスコに紹介したのはこのゲイリーさんだったようです。



ロッド・スチュワートの大ヒットアルバム「明日へのキック・オフ」にギタリストとして
参加しながら曲も3曲提供している人もゲイリー・グレインジャーさんですが
全くの別人です。

ask/roberto gatto(feat John Scofield) - 1987.01.15 Thu









[sales data]
1987
[producer]
Roberto Gatto
[member]
Roberto Gatto(ds)
Massimo Bottini(b)
Enzo Pietropaoli(b)
John Scofield(g)
Battista Lena(g/s-synthe)
Danilo Rea(key/synthe)




全く前知識なしでジョンスコの名前がクレジットされていたので購入してみました。

Roberto-Gatto.jpg

ネットで「ロベルト・ガトー」と検索してもなかなかヒットしないので詳細がよく分からないのですが
どうやらイタリア人のJAZZ系ドラマーのようです。
かなり強面でデニチェンの目つきを悪くしたような感じの方です(笑)



前年にマイケル・ブレッカーをゲストに招いたNotesというアルバムでデビューしたことで
イタリア国外でも高い評価を受けるようになったようです。
イタリアのJAZZ事情はピンと来ないんですが、もともとアメリカのジャズ界で活躍する
白人ミュージシャンで、数の上でも実績の上でも一番多いのはユダヤ系とイタリア系のミュージシャン
なのだそうです。
(アート・ペッパー/トニー・スコット/パット・マルティーノ/ジョー・ロヴァーノなど)

イタリアっぽさというのがどういう感じなのか分からず(まぁジャズスタイルは万国共通なので)
ガトーさんのドラムも正直、個性的というわけではないのですが、肝心なジョンスコのギターですが、
丁度ジョンスコがデニチェンと出逢いブルー・マターでスパークした頃なので
ゲストというポジションに甘んぜず、ぐいぐい前にでるジョンスコ節が炸裂していますので
ジョンスコファンには安心印の買い物です。


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