2017-09

Diamond Head/Phil Manzanera - 1975.04.15 Tue









[sales data]
1975/4
[producer]
Phil Manzanera
[member]
Phil Manzanera(vo/g/synthe/etc)
Robert Wyatt(vo/timbales/etc)
Brian Eno(vo/p/per)
Eddie Jobson
(strings/p/synthe/etc)
Dave Jarrett(key)
Andy Mackay(sax/oboe)
Ian MacDonald(bagpipes)
John Wetton(b/mellotron)
Bill MacCormick(b)
Brian Turrington(b)
Paul Thompson(ds)
Danny Heibs(per)
Chyke Madu(per)
Sonny Akpan(congas/per/etc)
Charles Hayward(per)
Doreen Chanter(vo)




ロキシー・ミュージックのギタリストという肩書きがあってもこのバンドには
欧州ダンディズムの権化ブライアン・フェリーや変態音楽家ブライアン・イーノという
世界屈指のつわものがいたのでバンドのメンバーの一人として軽く扱われがちですが、
ギタートーン、カッティング、行間などその独自のギターフレーズは
ロキシーのサウンドエッセンスには欠かせないフィル・マンザネラの初ソロアルバムです。



ロキシーは同年、サイレンを発表し、収録曲「恋はドラッグ」が全英2位になるなど
バンド活動は順調かと思われましたが、翌1976年からバンドは2年間休止活動に入り
その期間マンザネラはQuiet Sunや801の活動などで最も輝いていた充実期を迎えます。

誰もが指摘することですがマンザネラのギターは決して巧くないが味がある。
こういうユニークなギタリストは近年、本当に少なくなった・・・

しかし、70年代ロックギタリスト大好き親爺達よ、落胆することなかれ!

巷で言う世界3大アウトサイドギタリストはアラン・ホールズワース、ジョンスコ、
ヤン・アッカーマンらしいのですが、本ブログはこの3人に加え
今尚、誰が買うのか分からないような新作をリリースし続ける
3大ギター馬鹿フィル・マンザネラ、スティーヴ・ハケット、ロビン・トロワー作品も
時間をかけてみっちり紹介する予定ですのでご期待あれ!(笑)


(タイトル曲はロキシーの1976年のツアーセットリストで演奏されていたようです)
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Mainstream/Quiet Sun - 1975.04.15 Tue









[sales data]
1975
[producer]
Quiet Sun
[member]
Charles Hayward(ds/per/key/etc)
Dave Jarrett(key/p/hamond/etc)
Phil Manzanera(g)
Bill MacCormick(b)
*****
Brian Eno(synthe)
Ian MacCormick(bvo)




マンザネラがロキシー加入前に活動していたクワイエット・サンは
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、フランク・ザッパ、ソフト・マシーンなどの
影響を受けたカンタベリー・ジャズロックでソフト・マシーンのツアーに同行するなど
カンタベリー音楽を語る上で欠かせない実力バンドだったらしいのですが、
プロデビューの機会に恵まれず解散してしまったため
ロキシーの成功で少々の名声と小銭が貯まったマンザネラが急に思い立ったように
昔の仲間を集めてDaiamond Head制作と同時進行で作ってしまったのがこの作品です。
(アイランド・スタジオを26日間一日12時間借り切って、ソロを昼12時から
クワイエット・サンは18時から録音という感じだったようです)

このアルバムの収録曲とソロ作Diamond Headの殆どの楽曲はクワイエット・サン時代に
書きためていた楽曲だったそうで、ロキシーとは路線が異なり、どちらかというと
プログレファンに裏名盤の1枚として高評価されている作品です。

801Live - 1976.09.03 Fri









[sales data]
1976/11
[producer]
801
[member]
Phil Manzanera(g)
Brian Eno(key/synthe/vo/etc)
Bill MacCormick(b/vo)
Simon Phillips(ds)
Francis Monkman(e-p/etc)
Lloyd Watson(g/vo)




Live at the Queen Elizabeth Hall 1976/9/3

ROXY MUSIC活動休止中のフィル・マンザネラとイーノが中心となって組んだバンドで

・サイモン・フィリップス(ジャック・ブルース・バンド)
・フランシス・モンクマン(カーブド・エアー)
・ビル・マコーミック(マッチング・モール)
・ロイド・ワトソンというギタリストはデヴィド・ボウイやロキシーのツアーサポートを
 やっていたりイーノのHere Come the Warm Jetsなどにも参加しています

801名義でこの後も不定期に活動を継続しますがメンバーは流動的でマンザネラの
セッションバンドの位置づけです。

アルバムの内容ですが、いいですよ~これは。
特にこの頃ジャック・ブルース・バンドで活躍していたサイモン・フィリップスの
太鼓の叩きっぷりは各所で絶賛されているようにかなりいいです。

フィリップス談
「'801 Live' のために俺はタム5発にロートタム2発持ってたんだけど、マイクは3本だけだった。
エンジニアに「俺の音を録るだけでも、あと7本マイクがいるぞ」って言ったんだけど、
フィルに「そんな余裕はない。予算がタイトなんだよ」って言われちまった。
今でも「くそ。タイコごとにマイクが使えてりゃな」って思うよ。」

このアルバムは再CD化に際してややこしい編集がなされていて
1999年盤はイーノの"Golden Hours" "Fat Lady of Limburg"2曲を追加収録して
ファンを喜ばせたものの妙なリミックスがされているのとThird UncleはFade Out・・・
そこでマンザネラはこの問題の改善を約束し2009年のCollectors Edition
追加2曲を元のミックスに戻しThird UncleはFade Outせず
おわびに1976/8/23のスタジオリハーサル音源(Disk2)が付いてきました。

なんていい奴なんだ、マンザネラ(喜)

Listen Now/801 - 1977.09.23 Fri









[sales data]
1977/9/23
[producer]
801
[member]
Phil Manzanera(g/etc)
Eno(synthe/etc)
Simon Ainley(vo)
Bill MacCormick(b/vo)
Ian MacCormick(vo)
Tim Finn(vo)
Kevin Godley(vo)
Lol Creme(vo)
Billy Livsey(clarinet/etc)
Mel Collins(sax)
John White(tuba)
Eddie Jobson(p)
Eddie Rayner(p)
Francis Monkman(synthe/etc)
Rhett Davies(hammond org)
Simon Phillips(ds)
Dave Mattacks(ds)
Alan Lee(bvo)




801のツアーが好評だったため制作されたスタジオ盤。

801名義ですが、実質はマンザネラのソロアルバムを801メンバーがサポートしている趣です。
(このアルバムからスプリット・エンズのティム・フィンがマンザネラファミリーに参加)



マンザネラ作品の特徴はギターをメインにした作りではなく、参加するミュージシャンを
フル活用するサウンドトータルな作りで、内容は地味ですが1曲1曲丁寧な作りで
変化に富んだ作風です。

尚、この年(1977年)ブライアン・フェリーのソロプロジェクトのメンバーとして
初来日しています。

Live@Hull/801 - 1977.10.29 Sat









[sales data]
2009/8/11
[producer]
unknown
[member]
Phil Manzanera(g)
Bill Maccormick(b/vo)
Paul Thompson(ds)
Dave Skinner(key/vo)
Simon Ainley(vo)
*****
Eddie Jobson(vl)




ビル・マコーミック以外のメンバーを刷新しての801、Listen & Nowツアー音源。
(1977年10月29日ハル大学のライヴ)

本ライヴはエディ・ジョブソンがゲスト参加していていることが売りなことを差し引いても
商品化するようなアイテムではありません。

イーノがいないとかドラムがサイモン・フィリップスからポール・トンプソンに代わった
からといった801メンバー事情なことより、バンドアンサンブルも練りこまれてないし
ライヴとしての旨みであるフラがないので大学祭に出演した学生のコピーバンドみたいな
感じです。

本チャンの801 LIVEと比較するのも気が引けますが

「サイモン・アインレイという人の歌唱力がアマチュア並で聴けたものではない」
(out of blueのヘタレ具合は半端ない(苦笑)

Listen & Nowのスタジオ盤はそれなりに聴けるのにライヴでは編集しようがない
バンドのアキレス腱をモロに露呈している悲しい内容です。
もしこの頃から交流のあったスプリット・エンズのティム・フィンがボーカルを取っていたらと
思うと悔やみきれません・・・

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