2017-06

Group 87 - 1980.01.01 Tue









[sales data]
1980
[producer]
Ed E.Thacker
Group87
[member]
Mark Isham(tp)
Patrick O'Hearn(b)
Peter Maunu(g/key/vl)
*****
Terry Bozzio(ds)
Peter Wolf(p)




映画音楽制作が主活動ですが、ストーンズ、ジョニ・ミッチェル、デヴィッド・シルヴィアンなど
メジャーアーチストのアルバムにもちらほら参加しているトランペッターのマーク・アイシャム
ちょっとマイナーですがビリー・コブハムやジャン・リュック・ポンティの作品で
ギターを弾いていたピーター・モーヌ、そしてザッパ・バンドのパトリック・オハーンという
異色の組み合わせ3人にテリー・ボジオとピーター・ウルフがゲスト参加しているため
ザッパファンとしては少々気になる作品です。

今でこそ星の数ほどあるフュージョン系の1枚なのでしょうが時代的にジャンル先駆者的
位置づけの作品だそうで「新感覚」という形容があてはまる作品です。
(確かにフュージョン作品の1枚と簡単に片付けられない不思議な魅力があります)
特に日本ではNHK-FMの番組テーマ曲に楽曲が使用されて、当時のFMエアチェックファンを
魅了したようです(私はちょっと記憶にありません)
それぞれが自己主張したインタープレイを展開するのではなく、緻密に計算された音作りです。
(フュージョンというよりミニマルミュージックに近いでしょうか)
このアルバム評を書いている多くの方が「隠れ名盤」と何故か一歩引いて賞賛しているのが
なんとなくわかるお洒落な1枚です。

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Spring Session M/Missing Persons - 1982.10.15 Fri









[sales data]
1982/10
[producer]
Ken Scott
[member]
Dale Bozzio(vo)
Warren Cuccurullo(g)
Chuck Wild(synthe/key)
Patrick O'Hearn(b/key/synthe)
Terry Bozzio(key/synthe/ds)






フランク・ザッパのジョーのガレージ制作を縁に結ばれたテリー&デイル・ボジオ夫妻に
ウォーレン・クックルロ、パトリック・オハーンというザッパ門下生達+チャック・ワイルド
という5人編成による高度なテクニックをベースとした超技巧POPバンドのデビュー盤。

missing persons

当初USドラッグスと名乗り、ザッパのスタジオで5曲をレコーディングしてレコード会社に
売り込むも買い手が付かず、仕方ないので自主制作で7インチEPをリリースすると
1万枚のセールスを記録し、慌てたレコード会社各社の争奪戦の末、
キャピトルと契約しバンド名をミッシング・パーソンズに改名したようです。

ボジオ曰く
「フランク・ザッパと違って僕が音楽でユーモアを表現することはないな。
ザッパはいつだってユーモアたっぷりにしたがっていたけど、僕はそういう気にはなれない。
すごく、シリアスに捉えたいんだ。普段はおしゃべりだしジョークも飛ばすけどね(笑)」

このグループはユーモアではないのか?(謎)

ザッパバンド仕込のハイテク以上に過激なエロさ全開のデイル・ボジオのステージ衣装が
注目され、どちらかというと色物扱いで真っ当な音楽として評価されているかどうかは
やや自信なし(苦笑)

Dale Bozzio1 Dale Bozzio2

ボジオ夫妻の離婚を機に解散(1986年)となったミッシング・パーソンズは
2011年にデイル・ボジオを中心に再始動
(名義はMissing Persons featuring Dale Bozzio)
2014年にColor in Your Life以来約28年ぶりとなるMissing in Action
をリリースしています。
(元YESのビリー・シャーウッド全面参加)

幻想秘夜/Mark Isham - 1990.09.17 Mon









[sales data]
1990/9/17
[producer]
Mark Isham
Stephen Krause
[member]
Mark Isham(tp,key,electronics)
Terry Bozzio(ds)
Ed Mann(vib)
Doug Lunn(b)
John Novello(org)
David Torn(g)
Peter Maunu(g)
John Pattitucci(b)
Alex Acuna(per)
Peter Van Hooke(ds)
Chick Corea(p)
Tanita Tikaram(vo)




グラミー賞(Best New Age Performance部門)受賞作品。

マーク・アイシャムの自己音楽談
「ボクの音楽は国境がないんだ。どのカテゴリーに入れればいいのか、自分でも分からない。
今はNEW AGEという言葉が使われているけど、それ自体の意味も日々変わっているからね」

GROUP 87に参加していたテリー・ボジオピーター・モーヌ
マーク・アイシャムや坂本龍一も参加したデヴィッド・シルヴィアン自身がベスト・アルバムと
称するシークレッツ・オブ・ザ・ビーハイヴ制作&ツアー(日本にも来日)で意気投合した
デビッド・トーンミック・カーン、更に長年、多大なインスレーションを与えてくれたという
感謝のコメントを寄せているチック・コリアジョン・パティトゥッチと脇固めはかなり豪華で
更にタニタ・ティカラムという女性ボーカルを起用してアクセントを付けています。
ゆたっりとうとうと流れる時間に身を委ねながら、スローテンポなバラード楽曲に
聴惚れる作品です。



話変わりますが、マーク・アイシャムは多数の映画サントラ製作にも携わっており
スティーヴン・キング原作の「The Mist」という映画のサントラを担当しているのですが、



この映画、B級映画ですが、私が今まで見た作品で一番、最悪の結末を導いた内容で
強い衝撃を受けました(観たあとに落ち込む鬱映画の傑作と評されているようです(笑)
何でもエンディングは原作を変えており、スティーヴン・キング自身も新しい結末を賞賛し
「この結末は衝撃。恐ろしい。だがホラー映画を見に行く人々は必ずしも
ポリアンナ・エンディング(現状より悪い状況を想定して、そうなっていない事に満足し、
それを選ぶエンディング)を望んでいるわけではない」と述べたとのことです。

The Lonely Bears - 1991.06.15 Sat









[sales data]
1991
[producer]
Jean Rochard
[member]
Terry Bozzio(ds)
Tony Coe(sax)
Tony Hymas(key)
Hugh Burns(g)






JEFF BECKのGUITAR SHOPとそのツアーで意気投合したテリー・ボジオとトニー・ハイマスが
音頭をとりヒュー・バーンズ、トニー・コーを加えた4人編成(ベースレス)バンドの
デビューアルバム。



トニー・ハイマスとヒュー・バーンズは共演も多く、無名の若き頃(1977年頃)
サイモン・フィリップスらとジャック・ブルース・バンドで一生懸命演奏していたことも
ありました。
トニー・コーはデレク・ベイリーの元で活躍していたヴリティッシュ・ジャズ界の
べテランのようです。

このバンドのアルバムはベストを含めて4枚あるのですがフランスのマイナーレーベルNATO
ということが災いして、日本では殆ど流通していないようなので海外通販頼みの作品です。
面子的に興味をひかれる人も多いと思いますが、日本のメジャーレーベルが
販売に手をつけない理由も薄々分かってしまう微妙な内容(JAZZ ROCK?)です。
数曲キャッチーなナンバーも収録されてますが、ワールドな分野にもチョッカイ出して
それぞれの職人が楽器特性を確かめるような、セッション物で全体的にメロディに比重を置いた
内容ではないため参加メンバーに興味がないと面白みに欠けるかもしれません。
私はボジオが大好きなので満足ですけど(笑)

Injustice/The Lonely Bears - 1992.06.15 Mon









[sales data]
1992
[producer]
Jean Rochard
[member]
Terry Bozzio(ds)
Tony Coe(sax)
Tony Hymas(key)
Hugh Burns(g)

injustice.jpg


前作同様ワールドミュージックを模索しながらのテクニカルなジャズロックという
スタイルに若干ハードロック色を混ぜた作品(前作よりヒュー・バーンズのギターが元気)

このバンドが惜しいのは、メンバー全員がバンドをぐいぐい引っ張っていくリーダー質ではなく
強調性のあるテクニカルセッションマンということが弱点になっている感じで
押しの弱さは曲単独で聴けばあまり感じないのですが、アルバムを通しで聴くと毒がないので
隠し味として協調性の薄い、自己中心的な嫌われ者が一人混じった不協和音(雑音)が
あった方が良かったのではと思います(笑)


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