2017-09

Zephyr(feat Tommy Bolin) - 1969.06.15 Sun









[sales data]
1969
[producer]
Bill Halverson
[member]
Candy Givens(vo/harmonica)
Robbie Chamberlin(ds)
David Givens(b)
John Faris(key/fl)
Tommy Bolin(g)




1968年頃、ブラウン・シュガー(キャンディ&デヴィッド・ギヴンス夫婦)と
アメリカン・スタンダード(トミー・ボーリン、ジョン・ファリス)という二つのバンドが
合体し、ロビー・チャンバーレインを加え、Ethereal Zephyr~Zephyrに改名し
トミー・ボーリン(当時18歳)がプロの道を歩み始めた第1弾!
(レコーディングはたった二日間の強行スケジュールだったようです)

Candy Givens

キャンディ・ギヴンスという女性ボーカルを看板にしており、ジャニス・ジョプリン~
ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーを模倣した感じのブルースハード物です。

ギターフレーズはボーリンっぽいというよりブルーススケールなので、イントロクイズで
出題されたら誰だか分かりませんが(笑)アルバム収録中5曲のsongwritingを手がけており
既にその非凡な才能が伺えます。


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Going Back To Colorado/Zephyr(feat Tommy Bolin) - 1971.01.01 Fri









[sales data]
1971
[producer]
Edwin H.Kramer
[member]
Candy Givens(vo/harmonica)
Bobby Berge(ds)
David Givens(b)
John Faris(key/fl)
Tommy Bolin(g)




大手ワーナーと契約したセカンドアルバム。
プロデューサーはエディ・クレイマーでジミヘンのエレクトリック・レディ・スタジオ録音と
期待の高さを伺わせます。

このバンドは女性ボーカルメインということもあり連想するのがジャニス・イアンのいた
ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーでボーリンのギターがブルースっぽいのは
仕方ないですが、このアルバムから彼のサウンドメイクにかかせないテープエコーマシン
(echoplex)を使用しています。

echoplex.jpg

しかし、ボーリンはこの頃からマハビシュヌ・オーケストラに刺激をうけ
Jazz Rockに傾倒し、このアルバムがリリースされた頃には
Energyを結成するため既に脱退していたようです。



ZEPHYRはボーリン脱退後にもう1枚(sunset ride)リリースしていますが、
かなり情けない内容とのことです(笑)


THE ENERGY RADIO BROADCASTS/THE ENERGY(feat Tommy Bolin) - 1972.01.01 Sat









[sales data]
1998
[producer]
Mike Drumm
Bob Ferbrache
[member]
Stanley Sheldon(b)
Bobby Berge(ds)
Tommy Bolin(g)
Tom Stephenson(key/vo)
Jeff Cook(vo/harmonica)




ブルース色の強いZEPHYRからJazz Rockな新展開を図るため結成したTHE ENERGY。

もっと荒削りなボーリンのギターを想像していたのですが、型にはまった大人しい感じで
バンドの一メンバーという感じです。



オープニングのDown Stetchはヤン・ハマーの曲でジェレミー・スタイグのFusionという
アルバムからの選曲で収録曲のEnergyつながり?と単純に思っていたのですが、
この選曲には実は大きな意味があり、ボーリンはこの頃、ジェレミー・スタイグと親交があり
バンド名はこのジェレミー・スタイグの楽曲Energyにちなんで命名したもののようで



ボーリンがパープル加入の伏線となるビリー・コブハムのスペクトラムに参加することに
なったのはジェレミー・スタイグの紹介によるものだったそうです。

他にはSonny Boy Willamsonやロバート・ジョンソンのブルース曲をカバーしたり、
ジェフ・クック作のバラードなど歌物とインストが入り混じり「雑多」というのが
このグループの印象なんですが、後にソロアルバムに収録されるDreamerや
パープルのLADY LUCKの原型が聴けるのは興味深いです。

このバンドは結局メジャーデビューできず、ボーリンは再びZEPHYRを再結成して
ジェイムス・ギャングに加入するまでメンバーは流動的ながら
Art's Bar & Gillというお店で毎週月曜日に定期演奏していたようです。



まぁこういった類のアーカイヴ物でマニアのみが楽しむのが吉な代物かなと。

Bang/James Gang(feat Tommy Bolin) - 1973.09.01 Sat









[sales data]
1973/9/1
[producer]
James Gang
[member]
Tommy Bolin(g/vo)
Roy Kenner(vo/per)
Dale Peters (b)
Jim Fox(ds/key)




このバンドはイーグルスでホテル・カリフォリニアを爪弾いたジョー・ウォルシュが
在籍した頃が一番人気があるかもしれませんが、ゲスフー加入のため脱退した
ドメニク・トロイアーノに代わりトミー・ボーリンが新加入したアルバム。
(ボーリンの加入はジョー・ウォルシュの紹介だったようです)

新人らしからぬほぼ全曲のsongwritingに関わり(「Go No Time For Troubule」は
Energy時代の曲)パープルのCOME TASTE THE BANDに持ち込む楽曲の下地となる
音のアイディアもチョロっと顔を出すのがファンには嬉しい所。
COME TASTE THE BANDより演奏の自由度が高いのでファンキーなトミー・ボーリンの
ギターが楽しめます。

ジム・フォックス談
「トミー、何かバンドで使える曲はないかな?」って聞いてみたら、トミーが俺らに聞かせた
最初の曲がこれさ。(Standing in the rain)ケツを蹴られたみたくブッ飛んだよ。
「をいをい、すげ~よぉ!」。
トミーと一緒にやるのは刺激的だったし、本当に楽しかったんだ。
この曲はトミー・ボーリンとプレイした中でも一番のお気に入りだな。」

Miami/James Gang(feat Tommy Bolin) - 1974.06.15 Sat









[sales data]
1974/6
[producer]
Tom Dowd
James Gang
[member]
Tommy Bolin(g/vo)
Roy Kenner(vo/per)
Dale Peters (b)
Jim Fox(ds/key)
*****
Tom Dowd(key/p)
Albhy Galuten(key/p/synthe)




本作もボーリンが全楽曲のsongwritingに関わっていて(「Red Skies」はEnergの楽曲)
Come Taste The BandやTeaserにつながって行く音の系譜が顔を出し興味深いですが
このアルバムは実はトミー・ボーリン版の461 Ocean Boulevardでして
どういうことかというと、このアルバムはクラプトンの461オーシャン・ブールバードと
同じ時期、アルバムタイトルにもなったマイアミの「クライテリア・スタジオ」でレコーディング
されたのです。



プロデューサーは掛け持ちでトム・ダウトが担当しドラムのジム・フォックスは
461オーシャン・ブールバードでちゃかり叩いているし、逆にクラプトン一座の
アルビー・ガルテンが本作でキーボードで参加しています。
残念ながらクラプトンはノータッチですけど(笑)

ジム・フォックス談
「このアルバムはフロリダのマイアミにあるとても素晴らしい「クライテリア・スタジオ」で
レコーディングしたんだ。そこではエリック・クランプトンも「461 オーシャン・ブールバード」を
制作してたんだけど、ある時ドラマーがいなくて俺が呼ばれてプレーしたんだ。
この時の俺は今までで最高の出来だったと思うよ。他にもスタジオには色々な人が
行き来していて、「Wild Fire」のプレイ・バックを聞いていたら、コントロール・ルームに
レイ・チャールズが入って来たんだ。
トム・ダウトが彼を座らせてこの曲を聞かせたんだけど、彼は気に入ってくれたみたいだった。
とても良い人だったよ。俺は歌がイマイチ物足りないと思っているんだけど、
レイ・チャールズのおかげでこの曲はとても印象深いんだ。」

ボーリンは本アルバムリリース直後に「バンドのポテンシャルが低い」という理由で
バンドを脱退しEnergy再編成のため人集めをしますが、リッチー・ブラックモアに代わり
ディープ・パープルに加入することになります。



ジェイムス・ギャングはBubba Keith&Richard Shackのツインギタリスト体制にし
マナサスやフライング・ブリトー・ブラザーズに在籍していたAl Perkinsをゲストに
新アルバムNew Bornを制作し活動を継続しますが泣かず飛ばずで
1977年に自然消滅します。

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