2017-07

Over The Top/Cozy Powell - 1979.10.15 Mon









[sales data]
1979/10
[producer]
Martin Birch
[member]
Cozy Powell(ds)
Gary Moore(g)
Clem Clempson(g)
Bernie Marsden(g)
Jack Bruce(b)
Don Airey(key)
Max Middleton(key)

cozy powell



私は自分でも気づいていなかったのですがアルバムを整理していくとギターに次いで
ドラムについて多大な関心を持っていることに気づきました。
(森高はドラマーとして好きなわけではありませんよ(笑)

moritaka.jpeg

思い起こせば幼稚園の時に初めて見た生バンドは「ピンキーとキラーズ」で
そのドラムさばきに感動してドラムを買ってくれと駄々こねて両親を困らせた
記憶があります(苦笑)

さてコージーが新生レインボーのDOWN TO EARTHと同時期に制作した初ソロアルバム。

これは思い出がありまして、当時高校生だった時にパチンコの出球で交換したアルバムです。
当時はパチンコの出球で希望のレコードを取り寄せてくれるサービスがあって
コージーのソロ3枚は高校在学中に全てパチンコ景品で取りました(笑)

ドラマーのソロアルバムはドラムを聴かせるだけで平凡な内容のものが多いのですが
コージーの場合もとにかく「ドラムを聴かせる」という作りですが
ドン・エイリーとマックス・ミドルトンという二人の鍵盤奏者の楽曲が
ロック&バラードとメリハリついてアルバム全体をバラエティなものに彩っています。
マックス・ミドルトンの楽曲は元々はジェフ・ベックのために作った楽曲で
お蔵入りになったものをデイヴ・クレムソンがジェフ・ベックに捧ぐのサブタイトルで
弾いています。
ちなみに1975年頃コージーはデイヴ・クレムソンとストレンジ・ブリューを結成しますが
アルバム制作に至りませんでした。

そして演奏陣の中で特に耳を引くのはジャック・ブルースのベースです。
楽曲こそ提供していないもののアルバム全曲でベースを担当して元気なところを
聴かせていますが、この頃のジャック・ブルースは不遇で



アルバムJET SET JEWELがSOレコードが売却先のPolyGramに発売を拒否されたため
発売が見送られてしまい(2003年にようやく陽の目をみました)コージーの他、
ゲイリー・ムーアやトレヴァー・ラビンの作品にゲスト参加して日銭を稼ぐといった感じで
もしかしたらこのアルバム参加は没アルバムの代わりにポリグラムから
回ってきたお仕事かもしれません。

又当時日本では知る人ぞ知る的ゲイリー・ムーアのギターがにわかに注目を浴びる
契機になったのもこのアルバムのThe Killerの鬼弾きだったと思います。
当時ゲイリー・ムーアはJet Recordの裁判でもめていたため、G-Forceの音源は
日本でなかなか耳にすることができず、大いなる野望(1982年)までの3年近い
沈黙期間にゲイリー・ムーアの名前を日本のロックファンに浸透させた貢献度大です。

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TILT(サンダー・ストーム)/Cozy Powell - 1981.06.15 Mon









[sales data]
1981
[producer]
Cozy Powell
Guy Bidmead
[member]
Cozy Powell(ds)
Elmer Gantry(vo)
Frank Aiello(vo)
Kirby Gregory(g)
Bernie Marsden(g)
Jeff Beck(g)
Gary Moore(g)
Chris Glen(b)
Neil Murray(b)
Jack Bruce(b)
John Cook(key)
Don Airey(key)
Mel Collins(sax)
David Sancious(synthes)




先にも書きましたがコージーのソロ3枚は高校時代、効率よくパチンコで獲りました(笑)

本作はレインボー脱退後にリリースされたソロ第二弾で、今はCDなのでダラダラ最後まで
聴いてしまうかもしれませんが、アナログ時代はA面が充実したインスト、
B面はセンスのない歌物と分かれていて私はB面は殆ど聴きませんでした。

アルバムトピックスは何と言ってもジェフ・ベックの参加でしょう。
Jeff Beck Group以来の共演で収録曲の「CAT MOVES」「HOT ROCK」はヤン・ハマー作で
WIREDの次のアルバム収録用に作られていた楽曲で1978年のスタンリー・クラークとの
来日公演
で新曲として演奏してましたが、アルバムのリリース間隔が空いてしまい
THERE AND BACKに収録されずお蔵入りするところこのアルバムに収録されました。
ゲイリー・ムーアの鳴きのSUNSETも収録されているのでギター小僧にもポイント高い作品です。

で、今となってはあまり聴きこんでないB面のボーカルパートに興味津々なんですが、
まずあまり知らない名前が並んでいるので調べてみると

[フランク・アイエロ]
ベドラム>ハマー時代のボーカリスト



[カービー・グレゴリー]
カーブド・エアーのギタリスト、後にエルマー・ガントリーとストレッチを結成



[エルマー・ガントリー]
60年代ELMER GANTRY'S VELVET OPERAでサイケロックを展開。今回はカービーの紹介で参加。



う~ん、意外と聴かせるボーカルじゃないですか。
コージー曰くは前作はインストアルバムだったので今回は皆が一緒に歌えるように
ボーカルを起用したらしいんですが、コージーの太い太鼓は歌って踊れるような
軽いPOPチューンには重すぎて、A面パートの楽曲クォリティと比較すると違和感ありありで、
コージーのライフワークだったお気楽セッションのForceFieldで展開すべきだったでしょうか。

Octopuss/Cozy Powell - 1983.01.01 Sat









[sales data]
1983
(Rec:1982/9-10)
[producer]
Nick Griffiths
Cozy Powell
[member]
Cozy Powell(ds)
Mel Galley(g)
Jon Lord(key)
Colin Hodgkinson(b)
Gary Moore(g)
Don Airey(key)
London Symphony Orchestra

cozy_powell.jpg


高校時代のパチンコ出球交換三部作もといコージーのソロ3rd。
(MSG脱退~WHITESNAKE加入前時期)

前作ボーカル入りだったことの評判が悪く、今回は制作前から全曲インストにする
予定だったとのことでコージーのドラムをドラマチックに全面に出す作りにしています。
(タイトルやジャケが手数の多さを物語ります)

アルバムはおおまかに3つのレコーディングで構成されていて

1)ゲイリー・ムーア&ドン・エイリー
2)ロンドン交響楽団との共演
3)メル・ギャレイ、コリン・ホッジキンソン、ジョン・ロードの白蛇組
(このメンバーで録音したThe Rattlerはコージーとカヴァーディルの共作です)

全体的にメル・コリンズのトラピーズ的なカラっとしたアメリカンサウンドで
このアルバムの流れを白蛇のSlide It Inに持ち込んだという感じです。

コージー談
「今までのセッション活動は腰が座っておらず、白蛇では腰を落ち着けて活動するため
最低5年間は在籍したい」

とは言うものの結果的に白蛇在籍も短期間でこの人は死ぬまで渡り鳥人生でしたけどね(笑)

ロンドン交響楽団との共演でコージーのドラムソロのクライマックス1812の導入部分の
633爆撃隊が収録されコージーらしさは楽しめますがドラムというリズム楽器の限界とでも
いいましょうかsongwritingの力を抜いた分、内容はやや平凡です。

Forcefield(Ray Fenwick & Cozy Powell) - 1987.01.15 Thu









[sales data]
1987
[producer]
Ray Fenwick
[member]
Ray Fenwick(g/key)
Cozy Powell(ds)
Pete Prescott(vo)
Mo Foster(b)
Nick Magnus(key)
Barry St.John(bvo)
Chris Cozens(key)
Neil Murray(b)

forcefield.jpg


コージー・パウエル」の名に釣られて買ったものの、あまりのお気楽セッション度に落胆し
あまり聴きこんでいなかったのですが、イアン・ギラン・バンドでのギター・プレイに魅了された
レイ・フェンウィックから始まった英国ロック回帰ブームに便乗してこの迷プロジェクトに
再度挑戦することにしました。

まずこのプロジェクトの不幸はポリドールの戦略でアルバムの邦題を
「スモーク・オン・ザ・ウォーター/コージー・パウエル(フォースフィールド)」と
あたかもコージー主体のプロジェクトと認識させてしまったこととそれに想起されるイメージと
サウンドの埋まらないギャップが中古店の不人気作品としての地位を不動のものにしたと考えます。

コージー談
レイ・フェンウィックが、俺の名前を使わせてくれないかって、電話してきたんだ。
後になって思うと、コージー・パウエルズ・フォースフィールドなんて宣伝されてたりするんで、
もっと俺がコントロールすべきだったんだろうな。」

再確認しますがこのプロジェクトはレイ・フェンウィックが主人公なのですが、
日本でのコージー人気(E,L&Powell解散直後)を考えれば止む無しの策なので仕方ないとして
ではレイ・フェンウィックの視点でこのアルバムを再評価するとどうなるのでしょうか。

レイ・フェンウィックほどの名手が何故こんなチープな洋楽カバー(選曲があまりにもベタ)を
商品化しようとしたのか・・・
レイ・フェンウィックのギターやコージーのドラムにスポットが当たっているわけでもなく、
ただただ無難な演奏をバックに全く無名のボーカリスト(ピート・スコット)の
平坦な歌が延々と続き、普通ならこの1枚で打ち切りのはずなのですが、
何故かForcefield名義のアルバムは4枚も発売されている・・・
(海外では評判の良い企画だったんでしょうか?)

レイ・フェンウィックが好きな私にとっては今までより好意的に受けとめることは
できますが、未だに何故この企画を思い立ったのか?が大きな謎として残ります。

The Talisman/Forcefield Ⅱ(Ray Fenwick & Cozy Powell & Jan Akkerman)  - 1988.01.15 Fri









[sales data]
1988
[producer]
Ray Fenwick
[member]
Cozy Powell(ds)
Ray Fenwick(g)
Jan Akkerman(g)
Lawrence Cottle(b)
Neil Murray(b)
Chris Cozens(key)
Tony Martin(vo)
Barry St.John(bvo)




「知り合いのミュージシャンを集めてレコーディングをエンジョイする」という趣旨で
始まったFORCEFIELDプロジェクト。

前作コージー・パウエルを看板にしてセールスを優先させたため、コージーファンの多くが
手を出したものの、あまりにお気楽なカバー曲のセッション内容だったことで不評を買った
プロジェクトなので、今回はヤン・アッカーマンとトニー・マーティンを加え
レイ・フェンウィックのオリジナル曲中心でFORCEFIELDシリーズでは一番良いと思います。
(良いといってもシリーズ4枚の中でという意味ですが(笑)

ヤン・アッカーマンはレイ・フェンウィックが60年代オランダでTEE SETで活動していた頃からの
旧知の仲という関係でセールス面で名前貸し程度の参加で存在感は全くありません。

このアルバムで弾いているアッカーマンはあんまりアッカーマンぽくないんですよね・・・
理由は分からないんですがアッカーマンなフレーズではないんです・・・
(分かる人には分かると思いますが)

このシリーズのコージーは全く前に出て来ないのですが、唯一THE MERCENARYだけは
「やったねコージー、明日はホームランだ!」的乱打ドラムを堪能できますが
この曲の余韻をかき消す様に始まるベタなBLACK NIGHTのカバーは激しく萎えます・・・



E,L&Powelld以後セッション活動が多かったコージーはジョン・サイクスとブルー・マーダーの
組閣に関わりますが、遅々として進まないプロジェクトに業を煮やし、

jack bruce cozy powell

ジャック・ブルースとの新バンド結成やゲイリー・ムーアのAfter The War Tour参加などの
予定が全て実現しないままトニー・マーティンと連れ立ってブラック・サバスに加入します。

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