2017-06

Super Nova/Wayne Shorter - 1969.08.09 Sat









[sales data]
1969
(Rec:8/29&9/2)
[producer]
Duke Pearson
[member]
Wayne Shorter(sax)
John McLaughlin(g)
Sonny Sharrock(g)
Walter Booker(g)
Miroslav Vitous(b)
Jack DeJohnette(ds/per)
Chick Corea(ds/per)
Airto Moreira(per)
Maria Booker(vo)




Recorded August 29 and September 2, 1969

マイルスの「黄金のカルテット」の一人ウェイン・ショーターの代表作。
夫婦であるワルター&マリア・ブッカーさんのニューヨーク宅に本アルバムに参加している
メンバーが毎晩のように集まってはセッションを繰り広げ誕生したのがこのアルバム
だそうで、まさにマイルスのビッチェズ・ブリューと同時期の録音のため
その影響を強く受けており「新しいジャズ」の方向性を示したと多くの方が書かれていますが
60年代のショーターは黒魔術的な世界を追求していたそうで、それは特異なバンド編成にも
見てとれ複数のギター、ドラム、パーカッションで独特な世界を表現しています。
(チック・コリアまでドラムを叩いているのが不思議だったのですが、チック・コリアは
幼少期ピアノに挫折してドラマーを志したことがあるのだそうです)

マイルスバンド時代採用されずお蔵入りしていた3曲を再録しているのは
(現在はWater Babiesで聴くことができます)マイルスバンドではできなかった
ショーターの黒魔術的な音世界で別表現したかった意図もあるのでしょうか。



余談ですがマリアさんの妹であるアナマリア・ブッカーさんはウェイン・ショーターの
奥さんだそうです。

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Infinite Search(限りなき探求)/Miroslav Vitous - 1969.12.15 Mon









[sales data]
1969/12
[producer]
Herbie Mann
[member]
Miroslav Vitous(b)
Joe Henderson(sax)
John McLaughlin(g)
Herbie Hancock(p)
Joe Chambers(ds)
Jack DeJohnette(ds)




チェコ出身のベーシストで元々チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の著名な
コントラバス奏者に師事していたようですが、ジャズへ傾倒し始め、
渡米してチック・コリアのNow He Sings,Now He Sobsに参加し名声を高めたとのこと。



マイルスのBitche's Brewにモロ影響を受けているというか、Bitche's Brewの参加メンバー
マクラフリン、ハービー・ハンコック、ジャック・ディジョネットが参加しているので
さもありなんと(笑)

当時このようなロック寄りのインプロは珍しかったと思いますが、ミロスラフ・ビトウスの
ウッドベースが他のエレクトリック楽器と対立していて物凄く新鮮に聴こえます。

この後、新バンド結成をウェイン・ショーターに持ち掛けるも、ショーターは既に
ジョー・ザヴィヌルとグループ構想を練っていて、それに加わる形でウェザー・リポートが
誕生したんだそうです。

Zawinul/Joe Zawinul - 1971.01.01 Fri









[sales data]
1971
(録音:1970年8月6,10,12)
[producer]
Joel Dorn
[member]
Joe Zawinul(p)
Herbie Hancock(p)
George Davis(fl)
Hubert Laws(fl)
Woody Shaw(tp)
Jimmy Owens(tp)
Earl Turbinton(sax)
Wayne Shorter(sax)
Miroslav Vitous(b)
Walter Booker(s)
Billy Hart(per)
David Lee(per)
Joe Chambers(per)
Jack DeJohnette(per)


Joe Zawinul




ジョー・ザヴィヌルさんはその膨大なキャリアの割にはびっくりするほどソロ作品が少なく、
このアルバムは3枚目になるようです。

これがあのバードランドを作ったのと同じ人?とは思えない抽象的な音楽観です。
(ウエイン・ショーターより黒魔術にはまってそうな感じ(笑)

このアルバムを聴くと、マイルスのビッチュズ・ブリューの骨格はザヴィヌルが
作ったんだなということが分かります。



ザヴィヌルのドキュメント本によると
「ビチェス・ブリューはファラオ・ダンスこそ自分名義の作曲になっているが、
他のマイルス作品もすべて自分とチック・コリアで書いた」

この事は有名な話だそうで、マイルスは若い才能のあるミュージシャンを発掘し、
曲を書かせ、それを発展させて作品を生み出す手法を取っていたそうなのですが、
問題は全作曲のクレジットはマイルスになっており、権利も名誉も印税も
マイルスの独り占めという構図だったことでザヴィヌルは訴訟を起こし、
後に和解したとのこと。

この後ウエザー・リポートを結成するのですが、目まぐるしいメンバー・チェンジは
演奏要求が厳しいザヴィヌルに原因があったようです。
しかしこの後、ザヴィヌルがソロアルバムをリリースするのは15年後の1986年なので
いかにウエザー・リポートに身を捧げていたかということなんでしょうね。


1st/Weather Report - 1971.05.12 Wed









[sales data]
1971/5/12
[producer]
unknown
[member]
Joe Zawinul(p)
Wayne Shorter(sax)
Miroslav Vitous(b)
Alphonse Mouzon(ds/voice)
Airto Moreira(per)
*****
Barbara Burton(per)
Don Alias(per)




INFINITE SEARCH(限りなき探求)/Miroslav Vitous
Super Nova/Wayne Shorter
Zawinul/Joe Zawinul

ウエザー・リポート結成の主力3人はいずれもマイルスのビッチェズ・ブリューの
卵から孵ったヒナを暖めた上で合流したということだったんですね。
ウエザー・リポートと言えばバードランドとかジャコ・パストリアスの名前が浮かぶのですが
このデビューアルバムを聴くとまさにマイルス流れなビッチェズ・ブリューの補完版です。

このアルバムはまだシンセ導入前ということで、私の知っているウエザーとは
かなり印象が異なり、ジャコ加入前のウエザーを聴くのは初めてだったのですが、
ジャコ派とビトウス派に別れる理由が明白なベースラインです
(格好いいです。ミロスラフ・ビトウスがエレキベースを使用しているのは珍しいとか)

ギターレスという馬鹿げた理由で聴いていなかったことを反省せざるをえない好盤。

又このグループのことを調べていて知ったことですが、ドラマーがほぼ1年ごとに
交代しており、ベースもそうですがバンドサウンドの核となるリズム隊がなかなか
固定されなかったバンドでもあるのですね。

ザヴィヌルのドキュメント本によると
金欠のため、優れたミュージシャンを固定メンバーとして雇えなかったとのこと(笑)


I Sing the Body Electric/Weather Report - 1972.05.26 Fri









[sales data]
1972/5/26
[producer]
Robert Devere
[member]
Josef Zawinul(p/synthe)
Wayne Shorter(sax)
Miroslav Vitouš(b)
Eric Gravatt(ds)
*****
Andrew White(English horn)
Hubert Laws, Jr. (fl)
Wilmer Wise(piccolo/tp)
Yolande Bavan(voice)
Joshie Armstrong (voice)
Chapman Roberts (voice)
Roger Powell
(synthe programming)
Dom Um Romão(per)
Ralph Towner(12-string g)

B8v4qezCUAA-ulD.jpg


今更ですが現在「初期ウエザー激はまり注意報」発令中(笑)

コルトレーンやマイルスもスピリチュアルなサウンド表現を行っていましたが
難解でなかなかその良さが解らなかったのですが、マイルスのビッチェズ・ブリューに
開眼したおかげで、このリズムで圧倒するスピリチュアルなサウンドは
今の私のツボとなりつつあります。

ウエザーの基本理念は「We always solo , but never solo」だそうで
(我々は常にソロを演奏するが、それは同時にソロではない?)
つまり単なるフリージャズとは一線画し、曲の中に個人のソロパートがあるのではなく
強烈な個性のソロパートを融合し楽曲を組み立てているという感じでしょうか。
(ウエザーのアルバムにギター演奏はないと思っていましたが、このアルバムでは
ラルフ・ターナーが12弦ギターを演奏しています)

シャーマンな気分で心地よく魂を浄化していると途中で突然妙な日本語MCが入り
様子は一変(笑)
5曲目以降(アナログB面)はウエザーの初来日(1972年1月)の音源が収録されていて
このライヴ音源はLive In Tokyoでも聴けるのだから不要では?と思うのですが
当時Live In Tokyoは日本限定発売のためこのような変則盤になったのかもしれません。

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