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2020-03

神(帰ってきたフライング・アロウ)/Michael Schenker Group(MSG) - 1980.08.15 Fri









[sales data]
1980/8
[producer]
Roger Glover
[member]
Michael Schenker(g)
Gary Barden(vo)
Don Airey(key)
Mo Foster(b)
Simon Phillips(ds)



hardes.jpg

本日、スロット5号機最強機種「GODハーデス」がいよいよ撤去されます。
トータルでは大負けしていますが、まさに「神」機であったことは疑いようがなく
稼ぎ頭の人気機種撤去後、スロット店舗は一体どうなることやら・・・

さて本作の邦題は「神」です。
(命名者はミュージック・ライフ編集部のちBurrn初代編集長、酒井康氏)

msg0.jpg

この頃の音楽雑誌のマイケルのイメージ戦略はUFOの脱退劇をトラジスティックに書き立て
UFOそしてスコーピオンズでの来日が幻になったことと「Stranger In The Nights」での
超技巧プレイが「神業」ともてはやされ、悲劇の主人公はあっという間に伝説の「神」と
崇められるように仕立てられていました。
(暗い診察室の椅子に座るマイケルにハーデスのような力強い神のイメージは全くないのですが・・・)

しかしマイケル本人は神と言われることに相当プレッシャーを感じていたとのことで
ある意味この時点のマイケルは薬とドラッグでセンシティヴな美を纏った沢尻エリカと同じで、
人間の弱さをひた隠す「脆い危うさ」こそが魅力だったためドラッグイメージはむしろ
生死を彷徨う生身の人間臭さがあり「神」とは対極なのですが、酒井さんの戦略にのせられ
私は長年、マイケルを唯一神のように崇めていた時期がありました(笑)

「MSG」はマイケルのソロプロジェクトであってバンドではないため
それこそ多くのメンバーが入れ替わり立ち替わるのですが、最初に神に召されたのは
プロデュースにロジャー・グローバー、リズム隊はいまでこそ人気ですが
売り出し中の若手モ・フォスターとサイモン・フィリップスという「RMS」の二人と
ドン・エイリー。
(MSGの初代ベーシストはビリー・シーンだったそうですね)

ちなみにこの時期
There and Back/Jeff Beck
Wolf/Trevor Rabin
・帰ってきたフライングアロー/MSG

上記3作品はその筋のロックファンからはモ・フォスター&サイモン・フィリップス三部作と
言われることもあります。

UFOの陰の部分を踏襲した作風で、マイケルのギターは期待は裏切らないものの
フィル・モグと比較するとゲイリー・バーデンのボーカルはちょっと弱いですね。
(ゲイリーは「Frazer Nash」というバンドで酒場を中心に歌っていたようですが
マイケルとの接点は不明、オーデションで決まったにしては少々キャリアと実力に疑問あり)
あと個人的にサイモン・フィリップスはこういうロックバンドの型にはまったドラムは
全く面白くないのが不満。





そしてこのアルバムと同時期に「Harf Live」がリリースされコージー・パウエルと組んで
ツアーに出たというニュースは瞬く間にハードロックファンに広がり期待膨らむ中
いよいよフライングVの初来日が実現します。

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MSG(神話)/Michael Schenker Group - 1981.09.15 Tue









[sales data]
1981/9
[producer]
Ron Nevison
[member]
Gary Barden(vo)
Michael Schenker(g)
Paul Raymond(key/g)
Chris Glen(b)
Cozy Powell(ds)
*****
Stephen Stills(bvo)
Billy Nicholls(bvo)



コージー・パウエルが加入しUFOを世界に飛び立たせたロン・ネヴィソンがプロデュースと
マイケルのフライングV新章は順調に進むかと思われましたが・・・
(ステファン・スティルスが参加しているのが意外中の意外(笑)

music.jpg msg5.jpg

アルバム発売前にライヴで曲を聴いたのは後にも先にもこのアルバムが初めてですが
初来日公演は殆どがこのアルバムから選曲されたため、UFOの楽曲を楽しみにしていた
多くのファンは馴染みのない楽曲のオンパレードに乗り切れず、消化不良な印象でしたね(笑)

さて本作、マイケルの安定した楽曲群で占められているものの、大きな問題はドラムの音。
「Half Live」はコージーらしい音だったのに何故こんなことに・・・
コージーらしさを意図的に消すかのような軽い音になってしまっていて
アメリカ受けするロイ・ネヴィソンのサウンド編集はコージーの怒りを買い、
その反省で次作はレインボーの「バビロンの城門」をプロデュースしたマーティン・バーチが
呼ばれるのですが、もうその頃にはコージーの姿は・・・

私思うのですが、マスターが残っているならコージーの音を知り尽くしたマーティン・バーチに
再リミックスを依頼できないものかなと、久しぶりにアルバム聴きながら
ぼんやりそんなことをブログに書いているんですけど「あれ、このCDリミックスした?」
確かにレインボーの時のような音の広がりはないのですが、かなり重くドカスカ唸っていて、
コージーらしさが伝わって来るんですけど当時聴いていた一般家庭用ステレオでは
ロイ・ネヴィソンの作った本当の音が拾えなかったってことでしょうか?(謎)
そうかと思うと曲によっては「Looking For Love」などドラムの音はダメダメですね・・・
う~ん、リミックス前のNakedバージョンのリリースを激しく希望!

後発の「Built to Destroy」もアルバム全体のリミックスをやり直すために
発売済のアルバムを回収する騒ぎがあったり、どうもこの頃のMSGはプロデューサーに
翻弄されてしまった感が強いのが残念です。



そしてコージーの伝手であいつがやってくるのですが・・・

msg2a.jpg

One Night at Budokan(飛翔伝説)/Michael Schenker Group - 1982.02.15 Mon









[sales data]
1982/2
[producer]
MSG
David Wooley
David Kirkwood
[member]
Gary Barden(vo)
Michael Schenker(g)
Paul Raymond(key/g)
Chris Glen(b)
Cozy Powell(ds)



「Live In Japan」の記事と一部内容がだぶりますことご了承ください。

さて1981年8月12日、一夜限りの日本武道館という勿体付けた副題ですが
大ウソです。

まず私が覚えているこの日の武道館が盛り上がったベスト3は

1)「ワルキューレの騎行」のイントロでマイケルが登場したシーン
2)コージーのOverture 1812(ドラムソロ)
3)アンコールの「ドクター・ドクター」

先にも書きましたが、発売前のセカンドアルバムの馴染みのない楽曲が大半だったので
UFO時代の曲を楽しみにしていたファンの多くはスカされたと思ったでしょう。

でこのライヴアルバムの副題が大ウソと書いた根拠をこれから書き記します。

1)この日のゲイリー・バーデンのボーカルは最悪
  調子が悪いのか?これが素なのか?分かりませんが、マイケル&コージーのフロントを
  務めるレベルではないことは誰の耳にも明白だったと思います。
  ところが商品となったアルバムでは伸び切った声(ハイトーン)で歌っている・・・・
  多分、これミックスなどという作業ではなく、完全に録り直しですね。

2)「LOST HORIZON」は演奏中に1弦が切れます(切れる「ピッキーン」という音もありました)
  そのため2弦を駆使した同じフレーズの繰り返しだったのですが
  レコードではきっちり1弦のチョーキングを使ったスタジオでの録り直しで修正されていますし
  他の曲もかなりの箇所スタジオで録り直しています。
   尚、当然ながらこのハイライト曲はNHKでは放送されておりません(苦笑)

3)「一夜限りの武道館?」と題されていますがしっかり大阪の音源がベースな曲収録されています(苦笑)
  実はこのアルバム発売前にNHK-FMでノーリミックスの武道館ライヴが先に放送されているので
  ブートなどで聴き比べてみればその違いは歴然です。

msg2_20191122123951f40.jpg

コージーのドラムにも妙なエフェクトを加え、雑誌インタビューで「ドラムも録り直したのですが?」
という質問に怒って「俺はいつでも一発勝負だ!」と答えていますが、録り直しと思われても
仕方ないほどエフェクトが強い・・・

これ純粋に武道館だけの音源じゃないし、これだけ色々弄りまくったらライヴ盤と言えるのでしょうか?
(ライヴ音源をベースにしたスタジオ盤に観客の声かぶせただけでしょ、これ・・・)

[NHK-FMで放送されたノー編集音源]


[アルバム収録音源]


この頃のライヴ盤の殆どはスタジオ技術が発達したためミステイクの録り直しが簡単になり
このようなインチキ臭い代物が多かったようで、ライヴ名盤というのはそういうものなのだと
納得していたのですが、ディープ・パープルの「Live In Japan」を後に3枚組で全公演編集なしの音源で
聴いた時、若干ミスはあるもののその演奏レベルが本物だったことに痛く感動しました。

dp_201911221254088e2.jpg

BBC Radio One In Concert/Michael Schenker Group - 1982.08.29 Sun









[sales data]
1993
[producer]
Tony Wilson
[member]
Michael Schenker(g)
Gary Barden(vo)
Chris Glen(b)
Ted McKenna(ds)
Andy Nye(key)



1982年8月29日、MSGがレディング・フェスに出演した時のBBC音源です。

reading 1982

MSGの公式ライヴ盤はスタジオ編集で修正され、ライヴ盤とは思えない質のものが多いので
本作はダイレクトにライヴ音源を収録しているのでMSGの等身大に近く
マイケルの奮闘も伝わり、完璧主義のマイケルのミスも聴けて臨場感があり、
内容が一番良いライヴ盤ではないでしょうか。
(ちなみに1982年の同フェスには「Warning From Stardust」録音のためロンドンにいた
Bow Wowも参加しました)



さてこの日のライヴは曰くつきで、本ライヴのリハーサルを兼ねた2日前のライヴで
マイケルとグラハム・ボネットが口論となり、そのままグラハム・ボネットが
脱退してしまうという悲劇が起こります。

この緊急事態に現れた救世主がボネット加入で解雇されたゲイリー・バーデンです。

gary_20191125221218e6d.jpg

このライヴの冒頭でゲイリーが「Surprise!!Surprise!!」と叫んでいるのですが
聴いてるこっちがビックリです(笑)



これ本当に二日間だけで調整された話なんですかね?
ゲイリーも仕事がなくて、レディング・フェスに客として観に行くような状況だった
のかもしれませんが、たった二日の音あわせもなんのそのとにかくこの緊急事態を
勢いで乗り越えちゃえ!というドタバタさ加減が逆にサウンドにいい意味で
反映されていると思います。

セットリストはゲイリーの持ち歌に変更しているのですが、結構歌詞を飛ばしているのはご愛敬で
新アルバム「黙示録」から「Rock You To The Groud」を自分の持ち歌ではないにもかかわらず
しっかり歌っています。
カンニングペーパー見ながら歌っているのかもしれませんが、ゲイリーは曲紹介で
原曲の「Heavy Blues」と言っているので、この曲もしかしたら「神話」制作時すでに完成していて
ゲイリーも歌っていたのかもしれませんね。

というより武道館の時よりもゲイリー声全然出てるじゃん(笑)

このアルバムで再認識したのは変わり映えしないマイケルのギタープレイではなく
下手ウマのゲイリーのボーカルはMSGの重要なサウンドの核になっているということですね。
何か癖になるよなぁゲイリーのボーカル(笑)

Assault Attack(黙示録)/Michael Schenker Group - 1982.10.15 Fri









[sales data]
1982/10
[producer]
Martin Birch
[member]
Michael Schenker(g)
Graham Bonnet(vo)
Chris Glen(b)
Ted McKenna(ds/per)
*****
Tommy Eyre(key)



このアルバムリリーズ前後のMSG周辺を整理しておきますと、セカンドアルバム「神話」の
セールスがいまいちだったことから、マネージャーのピーター・メンチは大ナタを振るい
MSGの最大の弱点だったゲイリー・バーデンとポール・レイモンドの首を切り
有名ボーカルを加入させることを画策。

さて当時の音楽雑誌では「どうもホワイトスネイクのデヴィッド・カバーディルが
オーデションを受けたようだ」という情報が流れますが、これはデマで、
蓋を開けてみたら「グラハム・ボネット」が決まり奇しくもレインボーのような
三頭政治体制となります。

msg_20191122170308c66.jpg

これはえらいことになったなと(笑)
この3人が同じステージに立つというイメージはサウンド面でもビジュアル面でも
物凄く大きな期待を膨らませました。
しかし、シングル「ダンサー」のジャケットの顔ぶれはなんか違う・・・

dancer.jpg

コージー・パウエル脱退・・・
グラハム・ボネット加入は勿論、コージーが引っ張ってきたと思うのですが
カバーディル参加か?という噂が流れたのは、どうも裏で新バンド結成の構想のため
カバーディルとコンタクトをとっていたのがコージーでこの時逆にホワイトスネイクに引き抜かれ
脱退劇に発展(苦笑)

ws1982.jpg
(コージーは「Saints and Sinner Tour 1982」から参加

グラハム・ボネットの加入と引き換えにコージーを手放すという失態を演じた
ピーター・メンチは解雇。
コージーの後釜にグリス・グレンの伝手でThe Sensational Alex Harvey Band(S.A.H.B)の
テッド・マッケンナ、そして鍵盤サポートにトミー・アイアーが参加してレコーディングが行われ
新生MSGの晴れ舞台が1982年8月29日のレディングフェスが決まると又も事件が起こります。

レコーディング時期からもう既にメンバー間に不穏な空気が流れていたようなのですが
レディング本番を2日後に控えた8月27日シェフィールド工業芸術大学でのギグで
マイケルが 音を厚くするためにライヴは常時、影武者のギタリストを裏に隠して演奏する方法
(MSGは当時6~7人で演奏していたそうです)で口論となりボネットは
このたった1回のギグを最後に脱退・・・

おいおいどうするんだレディングは・・・
この最悪な状況に急遽ゲイリー・バーデンが呼び戻され1日のリハだけで
フェス本番を乗り切るという急場凌ぎ。
この時のライヴは後にRadio Oneシリーズでリリースされますが、ゲイリーが冒頭
「"Surprise!!Surprise!!"」と叫んでいますが聴いてるこっちが「サプライズ」だっつうの(笑)

MSG2_20191122170311580.jpg

アルバムは全曲ボーカル差し替えの予定でしたが、発売時期の問題でそのままの形で
リリースされますが「Dancer」のPVはゲイリー・バーデンのヴォーカルに差し替えられています。



(前置き長え~(笑)

さて本ネタのアルバム内容ですが、コージーが前作のドラム音に大きな不満を
持っていたことの対策でコージーを知る男「マーティン・バーチ」が担当し
コージーはすでにいませんが、グリス・グレンのベース音やテッドの切れのよいドラミングを
十分活かし、リズム楽器性能を引き出すさすがの音作りで、
マイケルのギターエフェクト音もいままでにない艶のある魅力的な音で弾きまくり、
又グラハムはマイケルと相性の良さそうなボーカルを披露しており、それだけに
マイケル&グラハムコンビがこれ1枚で終わってしまったのが非常に残念です。

msg1_201911221703092d1.jpg

アルバム発売時には「そして誰もいなくなった」

マイケル・シェンカーのケチのつき始めでもありました(苦笑)



ちなみに本作のデモ音源でマイケル&コージーの演奏はブートにあるのですが
マイケル、コージー、グラハム3人が揃ったデモ音源のようなものはあるのでしょうか?

Built To Destroy(限りなき戦い)/Michael Schenker Group - 1983.09.15 Thu









[sales data]
1983/9
[producer]
MSG
Louis Austin
Jack Douglas(US)
[member]
Gary Barden(vo)
Michael Schenker(g)
Chris Glen(b)
Andy Nye(key)
Ted McKenna(ds)
*****
Derek St. Holmes(vo/g)



下手ながらMSGのサウンドにはかかせなくなってきたゲイリー・バーデンが復帰。

この後マイケルは米進出のための大きなサウンド変換を行うため、UFO時代から続いた
マイケル・シェンカーらしい楽曲というのはこのアルバムが最後になるのではないでしょうか。

このアルバムは、日英同時発売だった初回アナログ盤(UKバージョン)を米用にリミックスし直すため
(USリミックスはジャック・ダグラスが担当)発売直後に店頭回収され、再リリースすることとなったため
長らく回収前のオリジナルアナログ盤は中古市場で高い値がついてましたが、
最近ではCDでUKもUSバージョンも聴くことができます。

アルバム数曲をリミックスし直すのではなく、全曲リミックスし直すという前代未聞の
編集作業が行われた背景は新たにマネジメント契約した「レーバー&クレプス・マネージメント」が
「サイド・ギターの強制加入」を条件としたため事務所所属のデレク・セント・ホルムズが
送り込まれ「Still Love That Little Devil」をツインボーカルに録り直しています。



私はリミックス前のアナログ盤で聴いていたので、米リミックス盤の丸みを帯びたサウンドは
あまり好みではないのですが、当初評判もよくなく、セールスも惨敗でしたが、
最近ではこのアルバムがMSGの中では最高作品だと評しているファンが多いようです。

MSG_20191125092957d19.jpg

マネジメント会社としてはゲイリーをバンドから追い出したい意向だったのですが、
6人編成となったMSGから先に出て行ったのはデレクで、続いて事務所の横暴さに遂に
堪忍袋の緒が切れたゲイリー・バーデンとクリス・グレンが
1984年4月5日のテキサス州ダラス公演を最後に脱退し、バンドは機能不全に陥りますが、
大人気の日本から「Super Rock '84 In Japan」のオファーが舞いみ、
またまたマネジメント会社がバンドにレイ・ケネディという異星人を送り込み、日本にやってきます。
(ベースはデニス・フェルドマン)

msg2_20191125092959cfd.jpg msg1_20191125092958385.jpg

今や「Super Rock '84 In Japan」のレイ・ケネディの既成概念をぶち壊す笑撃パフォーマンスは
伝説として語り継がれています(笑)

Rock Will Never Die/Michael Schenker Group - 1983.10.22 Sat









[sales data]
1984/6
[producer]
Jack Douglas
[member]
Michael Schenker(g)
Gary Barden(vo)
Derek St. Holmes(vo/g)
Andy Nye(key)
Chris Glen(b)
Ted McKenna(ds/per)
*****
Klaus Meine(vo)
Rudolf Schenker(g)



私がアナログ時代最後に買ったマイケル・シェンカーのアルバムです。

1983年10月22日&23日、ハマースミス・オデオンで行われた「Built To Destroy」ツアー。
(デレク・セント・ホルムズ脱退前の6人編成MSGでスコーピオンズの
クラウス・マイネとルドルフ・シェンカーが飛び入り参加した「Doctor Doctor」収録)

プロデューサーは「Built to Destroy」のUSミックスを担当したジャック・ダグラスですが、
彼の大きな仕事として有名な作品にチープ・トリックの武道館ライヴがありますが
MSGの武道館ライヴが「インチキ」だったので(苦笑)本作も多分、スタジオ編集が
複数個所行われているものと思われます。

MSGがライヴをスタジオで大幅な改良(編集)するのはプロデューサーというよりも
ミスを嫌う完璧主義者のマイケル・シェンカーの意向が強いのかもしれません。
そのためスタジオ盤とほぼ同じ演奏なので、面白みはありません。
むしろブートの方が真のマイケル・シェンカーの凄みは伝わるのではないかと思います。

この後、本格的な米進出のためロビン・マッコーリーと組んだバンド活動に移行しますが、
時代はハードロックには冷淡な状況となり米向けのPOP路線に迎合するため
多くのマイケルファンはここで見切りをつけるのに都合の良いまさに初期MSGの
集大成的選曲と内容です。
(リマスター盤は新たに6曲が追加収録されています)

私も御多分にもれずハードロックにあと腐れなく見切りをつけたのはこの頃なのですが
ハードロック衰退時期とアナログ<>CD(デジタル)のソフトチェンジの時期が重なっているのは
非常に興味深く、これは偶然かどうか分からないのですが、私が興味ある音楽の大部分は
ジャンル関係なくCD化前のアナログ時代の作品の比重が非常に高いです。
(自分にとってこの1984年がハードロック熱の冷却地点になっているようです)

私の記憶ではアナログ盤のように 擦り切れるように聴いたCD作品は一枚もなく
1度聴いて全く聴いていないCDは山のようにあります(苦笑)

Story Live/Michael Schenker Group - 1997.05.10 Sat









[sales data]
1997/5/10
[producer]
Ron Nevison
[member]
Michael Schenker(g)
Seth Bernstein(key/g)
Barry Sparks(b/g)
Shane Gaalaas(ds/g)
David Van Landing(vo/per)



薬中、アル中から抜け出せずその孤高の戦いと崇高なイメージをダブらせるような雑誌記事
(人間としては駄目だが数々の奇行も繊細でナイーヴな人間性ゆえで
「精神状態が不安定であればあるほど奇跡のようなプレイをみせるギタリスト」ということに
同調しながら高校から大学まで長期に渡り、ブートなどにも手を出しながら夢中になって
聴いていたマイケル・シェンカー。

しかし多くの方が感じているように薬中から抜出始めたマイケルはギターが巧いだけの
普通の人になってしまい、楽曲も冴えないまま米進出POP路線にシフトし
「マッコーリー・シェンカー・グループ」や「コントラバンド」に名を変えてからも、
だらだらしたお付き合いを続けていた頃、今までの活動総決算的な25周年記念ライヴと称し
1997年3月19日中野サンプラザで行われたライヴです。

私は渋谷公会堂のかなり後ろで見ていたのですが観客はノリノリというよりマイケルの
ギタープレーを黙々と見るという異様な雰囲気でしたね(笑)





名盤「UFOライヴ」にあった熱気はこのライヴからは微塵も伝わってきません。
(言葉悪いですがMSGのコピーバンドの演奏みたいです)

不満が多い内容だったのですが、翌年、UFOでマイケルが再び日本に来るというので
もうマイケルを観るのも最後だろうと思って予約した公演は事件が起こり中止・・・

UFO_20191126084804ead.jpg ufo3_20191126085753228.jpg

4月24日の事件のあった当日を観に行った会社の女の子は途中まで見れた上に払い戻しだったと
喜んでました。
(キャンセル公演当日は「Guitar Crash in Anger」というブートで聴くことができます)

UFO2_2019112608480509d.jpg

1979年スコーピオンズ来日直前失踪騒ぎといいこのドタキャン騒ぎで、プロ根性のなさに愛想が尽き
もう「こいつ」は駄目だと見切りをつけました。
2006年にも又同様の騒動があったようで、こちらのサイト様が2006年の騒動とマイケルが過去に起こした
奇行・蛮行を時系列に整理されておりますので是非ご参笑ください。

マイケルの奇行・蛮行一覧

私の中で神だったマイケルは清水健太郎クラスのマダオ君に格落ちです(苦笑)

今も外貨獲得ツアーで日本に足げく来日しているようですが、くれぐれもお体にお気をつけください、
どん・マイケル♪

don_201911260848025a6.jpg

The Endless Jam & Continues/Schenker Pattison Summit - 2004.04.27 Tue









[sales data]
2004/4/27
2005/4/1
[producer]
Mike Varney
[member]
Michael Schenker(g)
Davey Pattison(vo)
Gunter Nezhoda(b)
Tim Bogert(b)
Aynsley Dunbar(ds)
***
Leslie West(g)
Kevin Curry(g)
Sam McCaslin(key)
Mike Varney(g)
Mark Robertson(hammond)
Jesse Bradman(bvo)
Craig Small(bvo)






MSGやUFOを再結成して過去の栄光にすがりながら食いつないで来たマイケルも
とうとうネタが尽きたか懐かしの洋楽カバーシリーズです。

とうとうマイケルも売れないギタリスト再生工場マイク・ヴァーニー・プロジェクトの
一員にまで落ちぶれてしまいましたね・・・
曲はマイク・ヴァーニーが選曲し、別録したベーシックトラックにマイケルのソロを
足すというお互い顔も見ないで疑似セッションする今時のスタイルです。

オリジナルで勝負しないマイケルのギターは高校生の文化祭ノリ程度でどうってことないです。

m_201911271558202ce.jpg

マイケルのお師匠さんであるレスリー・ウェストとの共演とかティム・ボガートの参加とか
小ネタは複数用意されていますが、一番興味あるのはデイヴィ・パティソンが唐突に
マイケルと組んだ経緯が謎ですがパティソンが在籍していたロビン・トロワー・バンドや
モントローズ、ガンマの曲を選曲しているのでその流れからかもしれません。







[音楽の鉄則]
「オリジナルに勝るカバーなし!」
カバー曲で気にいった曲があったら必ずオリジナルに遡るべし!

又同じくマイク・ヴァーニー・プロジェクトの一員となったジェイク・E・リーの
洋楽カバーアルバム「リトレイスド」というのもあります。

Heavy Hitters/Michael Schenker Group - 2005.06.12 Sun









[sales data]
2005/6/12
[producer]
Bob Kulick
Brett Chassen
Brian Perera
[member]
Michael Schenker(vo)
Bob Kulick(g)
Jeff Pilson(b)
Rudy Sarzo(b)
Marco Mendoza(b)
Mike Inez(b)
Tony Levin(b)
Chuck Wright(b)
Phil Soussan(b)
Tony Franklin(b)
Aynsley Dunbar(ds)
Simon Wright(ds)
Brent Chassen(ds)
Mike Baird(ds)
Vinny Appice(ds)
Eric Singer(ds)
Jeremy Rubolino
(key/strings arrangements)
Edgar Winter(sax)
*****
Joe Lynn Turner(vo)
Leslie West(vo)
Jeff Scott Soto(vo)
Tim "Ripper" Owens(vo)
Mark Slaughter(vo)
Tommy Shaw(vo)
Gary Barden(vo)
Paul Di'Anno(vo)
Sebastian Bach(vo)



シェンカー・パティソン・サミットでの洋楽カバーシリーズだけでは飽き足らず
MSG名義ですが、内容的には全曲のボーカルを別の人に歌わせたある意味
MSGボーカルオーディションのような複数ゲストを呼んだマイケルのソロプロジェクト作品です。

ジョー・リン・ターナー、ゲイリー・バーデン、レスリー・ウェスト、エドガー・ウインター、
トミー・ショウ、セバスチャン・バック、トニー・レヴィン、ルディ・サーゾ、
トニー・フランクリン、エリック・シンガーetc

このブログでは何十回と書きましたが「オリジナルにまさるカバーなし」 です・・・

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