FC2ブログ
A D M I N
topimage

2020-07

Hand Sown ... Home Grown/Linda Ronstadt - 1969.03.01 Sat









[sales data]
1969/3/1
[producer]
Chip Douglas
[member]
Linda Ronstadt(vo)
Ken Edwards(g)
Pete Childs(g)
Bob Kimmel(g)
Cyrus Farya(g/bouzouki)
John T. Forsha(g)
James E. Bond, Jr(b)
Billy Mundi(ds)





ピーター、ポール&マリーを模倣したようなカントリー・フォークな3ピースバンド
「ストーン・ポニーズ」(1967-68)でミニ・スカートに裸足というスタイルで歌うステージは評判となり、
(この頃、ジョーン・バエズ、ジュディ・コリンズ、ジャニス・ジョプリンなど裸足で歌うのが流行)
バンドは次第にリンダの中心のバックバンド化し、3枚のアルバムをリリースして解散。

l1_20190726171520b44.jpg l2_20190726171522eb4.jpg l3_2019072617152444a.jpg

その後キャピトルからリリースされたリンダ・ロンシュタットのソロデビューアルバム。

リンダの大きな特徴は自ら作詞・作曲はせず、歌う曲はほぼ全曲、過去の他人のカバー曲で
沸き起こりつつあった一連のS.S.Wブームとは一線画すスタイルでスターダムにのし上がった
珍しいタイプです。
(本作ではボブ・ディラン、フレッド・ニール、ランディ・ニューマンなどのカバー曲を収録)

本作はカントリー&フォークのカバー曲で占められ、一本調子で抑揚ない歌声で歌う拙さはありますが
若さと勢いで他人のカバー曲をあたかも自分の曲のように歌いこなしてしまう巧さと安定感は
既にこの頃から際立っています。


(この頃からリンダさん、ムッチムチです)
スポンサーサイト



Silk Purse/Linda Ronstadt - 1970.03.15 Sun









[sales data]
1970/3
[producer]
Elliot F. Mazer
[member]
Linda Ronstadt(vo)
Pete Wade(g)
Weldon Myrick(steel g)
Norbert Putman(b/harpsichord)
Cahrlie McCoy(harp)
Buddy Spicer(fiddle)
Keneth A.Buttrey(ds)
Beechwood Rangers(vo)
Gary White(vo)



親交のあったジャニス・ジョプリンからの紹介で「Cheap Thrills」のミキシングと
アシスタントプロデューサーを担当したエリオット・メイザーがプロデュ―スを担当し
ナシュビルで録音された作品(ソロ2枚目)です。

タイトルの「Silk Purse」(絹の財布)とジャケットでリンダが豚さんと戯れる構図に
何か意味があるのだろうと調べてみると以下のような諺がありました。

You cannot make a silk purse out of a sow's ear
「 雌豚の耳(品質の悪いもの)から絹の財布(品質のいいもの)はできない」
「うりのつるになすびはならぬ」
(意味)
粗悪な材料で上等品はできない。 素材の悪さは変えようがない。人の本性は変えられない

私はリンダのチャームポイントである「子豚ちゃんのような鼻」にひっかけているのかと
思いましたが、ますます訳が分かりません・・・

一つ調べていて引っかかったのは「アーサー.D.リトル」という科学者が
豚の耳から採取したゼラチンで人工シルクを作り「雌豚の耳から絹の財布はできない」
という諺を覆したことで有名になり、世界最古の経営戦略コンサルティング会社を設立し
成功したという記事があったので「大成するには常識を覆す必要がある」という
逆説的な意味合いなのかもしれませんが、この謎解きご存知の方、コメント欄より
ご一報いただけると幸いです。

作風は前作とさほど変わらずカントリー&フォークのカバーで、
(ハンク・ウィリアムス、ディラード&クラーク、キャロル・キングなど)
若さと勢いの一本調子な歌唱ですが、このアルバムから「ロング・ロング・タイム」がヒットし
グラミー賞にノミネートされたことから、ウエストコースト・ムーブメントで
注目の女性シンガーとなります。

Linda Ronstadt(with original Eagles) - 1972.01.15 Sat









[sales data]
1972/1
[producer]
John Boylan
[member]
Linda Ronstadt(vo)
Tippy Armstrong(g)
Barry Beckett(key)
Michael Botts(ds)
Michael Bowden(b)
Richard Bowden(g)
John Boylan(g)
Merry Clayton(bvo)
Dianne Davidson(bvo)
Buddy Emmons(pedal steel g)
Jimmie Fadden(harmonica)
Glenn Frey(g/bvo)
Gib Guilbeau(fiddle/bvo)
Roger Hawkins(ds)
Don Henley(ds/bvo)
David Hood(b)
Sneaky Pete Kleinow
(pedal steel g)
Bernie Leadon(g/bvo)
Moon Martin(g/bvo)
Randy Meisner(b/bvo)
Weldon Myrick(steel g)
Herb Pedersen(banjo/g/bvo)
Wesley Pritchett(b)
Lyle Ritz(b)
J.D. Souther(vo)
Dean Webb(mandolin)




邦盤タイトルは「リンダ・ロンシュッタット with オリジナル・イーグルス」とまで表記されていたり
洋楽本には「イーグルスがリンダ・ロンシュタットのバックバンドを務めた」ということが
枕詞のように使われていますが、識者の検証によるとリチャード&マイク・ホウデン兄弟、
ドン・ヘイリー、グレン・フライの4人がリンダのバックバンドとして1週200ドルの契約で採用された時、
バンドには名前がなく、そしてライヴではバーニー・レドンとランディ・マイズナーがゲストで加わり
演奏することもあったようですが、イーグルメンバー4人が同ステージに立ったかどうかは定かではなく
(このアルバムに収録されているライヴではバーニー・レドンが不在)
いつの間にかイーグルスはリンダのバックバンド演奏を積み重ねることで実力を高めていった
云々の美談に改ざんされているようです。
(「イーグルス」と名乗るのはリンダとの契約が切れた1971年8月でこのアルバムでも
メンバー4人が揃っての演奏はありません)

この彼女のサードアルバムは、イーグルスのメンバーの他ウエストコースト周辺の要人が
多数参加していることから「カントリーロック名盤」といわれるようですが
この後アサイラムに移籍して、ロック色を強めメジャーになった彼女のイメージで聴くと
内容的には垢抜けない田舎娘丸出しのカントリーロックなので
「でもそんなリンダ・ロンシュタットが大好きっ!」というファン人以外でイーグルス経由で
この作品に辿りついた方は「イーグルス参加」の文字に単純に釣られてはいけません(笑)



[おまけ]
リンダ・ロンシュタットが語るイーグルス誕生の瞬間

EAGLES_20180814090920642.jpg

David Lindley,Don Henley, Don Felder, Linda Ronstadt, Glenn Frey, Governor Jerry Brown,
Randy Meisner, Dan Fogelberg, Joe Walsh, and Jackson Browne
(背広の男は当時リンダと交際の噂があったカリフォルニア州知事のジェリー・ブラウン)

lr2_20190802082234ea7.jpg

Don't Cry Now/Linda Ronstadt - 1973.09.22 Sat









[sales data]
1973/9/22
[producer]
John David Souther
John Boylan
Peter Asher
[member]
Linda Ronstadt(vo/tambourine)
Ed Black(pedal steel g/g)
Mike Bowden(b)
Richard Bowden(g)
John Boylan(p)
Larry Carlton(g)
Craig Doerge(p)
Buddy Emmons(pedal steel g)
Chris Ethridge(b)
Jimmie Fadden(harmonica)
Glenn Frey(g/pedal steel g)
Jim Gordon(sax)
Gib Guilbeau(fiddle)
Ginger Holladay(bvo)
Mary Holliday(bvo)
Andy Johnson(g)
McKinley Johnson(tp)
Clydie King(bvo)
Sneaky Pete Kleinow(pedal steel g)
Russ Kunkel(ds)
Darrell Leonard(tp)
Gail Martin(trombone)
Sherlie Matthews(bvo)
Marti McCall(bvo)
Jerry McGee(g)
Mickey McGee(ds)
Spooner Oldham(p)
Herb Pedersen(g/bvo)
Rick Roberts(g)
Dennis St. John(ds)
Leland Sklar(b)
John David Souther(g/b/bvo)
Nino Tempo(sax)
Wendy Waldman(bvo)



この頃、デヴィッド・ゲフィン一座のジャクソン・ブラウン、イーグルス、J.D.サウザーなど
若手人気ミュージシャンをガンガン世に送り出し始めたアサイラムに移籍しての第一弾。

当時のリンダの恋人、J.D.サウザーがメインプロデュースし、カントリーフォークから
カントリーロックに昇段させ、若さゆえの一本調子を調整するためしっとりしたバラードも
取り入れていますが、やはりこの頃の勢い弾けるリンダにはもうちょっと跳ねて欲しいなと
思う欲求に応える次作「悪いあなた」で大ブレイクする下地が築かれています。
(「悪いあなた」をプロデュースするピーター・アッシャーは2曲プロデュース)

収録曲のカントリー・ロック・ナンバーのカバーはベタな選曲が多いですが
リンダの歌声が楽曲に新しい息吹を注ぎ込んでいて、カバーアルバムという質のものでは
ありません。

本作のランディ・ニューマンのカバー「Sail Away」とJ.D.サウザー作の「Don't Cry Now」の
ギターはラリー・カールトンで2018年の来日記念盤としてリリースした
「Best Of Larry Carlton Works」にも収録されました。



通常、オリジナリティのないカバー曲歌手は短命で飽きられる傾向ですが
リンダの強味は何といっても、他人のカバー曲を自分のオリジナル曲のように
歌い聴かせることができる不思議な能力があったからなのでしょう。
又中途半端に才のない?楽曲制作などの負担を負わせずリンダに伸び伸び歌わせたため
急速に歌心が成長したのも興味深いです。

Heart Like a Wheel(悪いあなた)/ Linda Ronstadt - 1974.11.15 Fri









[sales data]
1974/11
[producer]
Peter Asher
[member]
Linda Ronstadt(vo)
Andrew Gold(g/ds/el-p/per/etc)
Peter Asher(cowbell/per)
Eddie Black(g)
John Boylan(g)
Paul Craft(g)
Glenn Frey(g)
John Starling(g)
Bob Warford(g)
J. D. Souther(g/bvo)
Sneaky Pete Kleinow(pedal steel g)
Danny Pendleton(pedal steel g)
David Lindley(fiddle)
Kenny Edwards(b)
Chris Ethridge(b)
Richard Feves(b)
Emory Gordy(b)
Tom Guidera(b)
Timothy B. Schmit(b)
Don Henley(ds)
Russ Kunkel(ds)
Lloyd Myers(ds)
Dennis St. John(ds)
Fred White(ds)
Jimmie Fadden(harmonica)
Dennis Karmazyn(cello)
Emmylou Harris(bvo)
Cissy Houston(bvo)
Clydie King(bvo)
Sherlie Matthews(bvo)
Maria Muldaur(bvo)
Joyce Nesbitt(bvo)
Herb Pedersen(banjo/bvo)
Wendy Waldman(bvo)
Gregory Rose(string arrangements)
David Campbell
(string arrangements/viola)



初の全米No.1ヒット、リンダ・ロンシュタットの出世作。

リンダは前作からアサイラムに移籍していますが、前所属のキャピトルとの契約の関係で
本作はキャピトルから発売され、米国内はキャピトル、米国外はアサイラムのレーベルで
リリースするという変則的なものでした。

ヒット曲「悪いあなた」(クリント・バラードの曲)は煮え切らない関係で
恋が成就しないJ.D.サウザーのことを歌ったものというのは有名なお話(笑)

バックはアサイラムのスタープレイヤー総揃いで当時のウエストコーストロックの
勢いを感じます。
(シシー・ヒューストンさんはあのホイットニーのお母さんだそうです)

このアルバムがヒットした大きな要因はキャロル・キングやダニー・ハサウェイが
展開していた白人<>黒人の垣根を超えたニューソウルの美味しいところを凝縮したような
カバー選曲センスの良さが白人にも黒人にもウケたことが大きいと思いますが
それを手助けした二人のキーパーソンがいます。

一人は本アルバムからプロデュースを担当したピーター・アッシャーで
ポップ、カントリー、ソウル、フォークのカバー曲を全て自分の持ち歌のように
歌いこなしてしまうリンダをロック寄りにすることでその才を開花させヒット作を連発します。
(又リンダの紹介でアッシャーはJ.D.サウザーの「Black Rose」をプロデュースし
来るAORブームの地ならしを行います)

もう一人は殆どの曲アレンジを担当したマルチ・プレイヤーのアンドリュー・ゴールドで
このアルバムの貢献度の高さが評価され、翌年アサイラムからソロデビューを果たしています。



リンダ、アッシャー、ゴールドの三位一体となった快進撃が始まります!

Prisoner In Disguise(悲しみのプリズナー)/Linda Ronstadt - 1975.09.16 Tue








[sales data]
1975/9/16
[producer]
Peter Asher
[member]
Linda Ronstadt(vo)
Andrew Gold(g/b/p/synthe/ds/etc)
Dan Dugmore(steel g)
J. D. Souther(g/bvo)
Kenny Edwards(b)
Peter Asher(g/cowbell/etc)
David Lindley(fiddle)
Russ Kunkel(ds)
David Campbell(conductor)
*****
Herb Pederson(banjo)
Jim Conner(harmonica)
Nigel Olsson(ds)
Lowell George(slide g)
David Kemper(ds)
Danny Kortchmar(g)
Emmylou Harris(g/bvo)
David Grisman(mandolin)
Glen D. Hardin(p)
James Taylor(g)
Maria Muldaur(bvo)
Ed Black(g)
Don Francisco(bvo)
Julia Tillman Waters(bvo)
Maxine Willard Waters(bvo)
Pat Henderson(bvo)


前作「悪いあなた」で大ブレイクを果たしたリンダの快進撃が始まります。

ヒットを要求されるプレッシャーなどなんのその、持ち前の明るさと
前作同様、ピーター・アッシャー&アンドリュー・ゴールドとのトランアグルパワーで
軽く吹っ飛ばした良作です。
(本作もドリー・パートン、ニール・ヤング、ジェームス・テーラー、J.D.サウザー、
リトル・フィートなどセンスの良いカバー選曲集)

ジャケット画がジミなので若干損している感じもしますが、フォーク&カントリー物を
歌い続けてきた歌手イメージに加え楽曲を巧くロールさせて歌いこなすようになり、
「Heat Wave」などソフトロックの軽快なリズムとリンダとの抜群の相性の良さが見え隠れします。

「哀しみのプリズナー」は「悪いあなた」と名指しされた恋人J.D.サウザーの楽曲で
デュエットもしていますが、物悲しい歌詞の通り、リンダとサウザーの恋仲はこの頃既に
終わっていたようです(次作からサウザーは参加していません)



リンダとエルミー・ハリスのデュエット曲「The Sweetest Gift」の収録、
ドリー・パートンの「I Will Always Love You」のカバー収録と
この3人は後にトリオを結成することになるのですが、その種はこのアルバムで
蒔かれていたことになります。

Hasten Down The Wind(風にさらわれた恋)/Linda Ronstadt - 1976.08.15 Sun









[sales data]
1976/8
[producer]
Peter Asher
[member]
Linda Ronstadt(vo/handclaps)
Andrew Gold(org/key/clavinet/etc)
Wendy Waldman(g)
Kenny Edwards(b/mandolin)
Russ Kunkel(ds)
Michael Botts(ds)
*****
Clarence McDonald(p/key)
Don Henley(ds/vo)
Richard Feves(b)
Paul Polivnick(viola)
Ken Yerke(vl/viola)
Peter Asher(g/tambourine/per)
David Campbell
(string arrangements/viola)
Charles Veal(vl)
Dennis Karmazyn(cello)
Gerald Garrett(bvo)
Jim Gilstrap(bvo)
Pat Henderson(bvo)
Ron Hicklin(bvo)
Herb Pedersen(bvo)
Bill Thedford(bvo)
Ron Hickland(bvo)
Becky Louis(bvo)
Karla Bonoff(bvo)
Gerry Garrett(bvo)
Sherlie Matthews(bvo)
Clydie King(bvo)
Wendy Waldman(bvo)



リンダ、ピーター・アッシャー、アンドリュー・ゴールドのトランアグルパワーの作品が続きます。
ジャケットでは再びリンダの乳首がくっきり浮き上がっているのですが
米では乳首晒すと売り上げUPするような傾向があるのでしょうか?
その効果の表れなのか?多くの評論家がファンが彼女の最高傑作としてあげています(笑)

カントリータッチの曲も収録されていますが、恋愛物に統一した本作の選曲は脱カントリーを
意図しており、ロック、ゴスペル、ジャズバラード、レゲエ(スカ)まで歌いこなし
エンターテナーとしての質の高さを証明し、感情を巧に歌に乗せる彼女の歌スタイルと
ステイタスが確立したと言ってよいでしょう。

本作もバディ・ホリー、ウイリー・ネルソン、ライ・クーダーなどのカバー曲が収録されていますが
珍しく「Try Me Again」はリンダとアンドリュー・ゴールドの共作で「Lo Siento Mi Vida」の
楽曲制作にも関わるなど曲作りにも意欲的だったことが伺えます。



ストーン・ポニーズのケニー・エドワーズの仲介でカーラ・ボノフや旧ブリンドルメンバーが
アルバム制作に加わり、特にこのアルバムのトピックの一つとしてカーラ・ボノフの曲が
3曲採用されたことで(特に「Lose Again」が素晴らしい)今までアンダーグラウンドな
活動で泣かず飛ばずだったカーラ・ボノフにスポットが当たり翌年、コロンビアから
アルバムがリリースされることになりました。



「リンダマジック」とでも言いましょうか、リンダが掘り起こしたマイナーな楽曲が話題となり
再びスポットを浴びる恩恵に授かったのはタイトル曲の作者ウォーレン・ジボンもその一人で、
同年、ジャクソン・ブラウンのプロデュースでアサイラムから再デビューを果たしています。

warren zevon

Simple Dreams(夢はひとつだけ)/Linda Ronstadt - 1977.09.06 Tue









[sales data]
1977/9/6
[producer]
Peter Asher
[member]
Linda Ronstadt(vo/g)
Waddy Wachtel(g)
David Campbell
(string arrangements/viola)
Kenny Edwards(b/mandolin)
Dan Dugmore(g/steel g)
Rick Marotta(ds/syndrums/etc)
Don Grolnick(p/org/clavinet)
Peter Asher(tambourine/maracas)
Dolly Parton(vo)
Don Henley(vo)
Larry Hagler(bvo)
JD Souther(bvo)
Steve Forman(marimba)
Herb Pedersen(g)
Mike Auldridge(dobro)
Charles Veal(vl)
Dennis Karmazyn(cello)
Richard Feves(b)



このアルバムが発表された1977年はイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」の発売され

eagles_20190826093319984.jpg

「ウエスト・コースト・ロック」が衰退し、来るべき都会的なAORブームにより
カントリー物は衰退していくのですが、本作は古き良きカントリーロックを惜しむかのように
初期の作品ようにカントリー&フォークの楽曲が多数取り上げらている一方
既にソフトロックにも舵を切っていたリンダさんにとってはさして影響はなく
「It's So Easy」やストーンズの「ダイスをころがせ」の大ヒットで既に大物の風格です。
(「花嫁にはなれない」はドリー・パートンとのデュエットが実現)





本作はアンドリュー・ゴールドに代わり、ウォーレン・ジヴォンの片腕ワディ・ワクテルが
(2019年にダニー・コーチマーらとザ・イミディエイト・ファミリーとして来日しました)
キーパーソンとなっており、エッジの立ったギターサウンドが特徴的で
曲も書けて歌も歌えるマルチな才能が重宝され、ジェイムズ・テイラー、J.D.サウザー、
スティーヴィー・ニックス、キース・リチャーズなど多くのセッションに参加する
人気セッションマンとなります。

2_20200104192314930.jpg

Living In The USA(ミス・アメリカ)/Linda Ronstadt - 1978.09.19 Tue









[sales data]
1978/9/19
[producer]
Peter Asher
[member]
Linda Ronstadt(vo)
Dan Dugmore(g/pedal steel g)
Waddy Wachtel(g)
David Sanborn(sax)
Don Grolnick(p/org/el-p)
Mike Mainieri(vibraphone)
Kenny Edwards(b)
Russell Kunkel(ds/congas)
Peter Asher(cowbell/tambourine/etc)
Andrew Gold(bvo)
Pat Henderson(bvo)
Sherlie Matthews(bvo)
David Lasley(bvo)
Arnold McCuller(bvo)
Jan Michael Alejandro(tech)
Harold Jones(tech)



アメリカン・ビューティーなお姉さんがホットパンツから伸びる健康的な美脚を魅せつけ
「U.S.A」を声高に歌う、もう日本中の男性はメロメロです。

波に乗ったリンダに何を歌わせてどうやって売ればよいかの最終段階でカントリー色を排除し
心地よいR&Rとスローバラードを絶妙のバランスで配置したピーター・アッシャーの
プロデュースが冴えわたり、確かにこの頃あったと思われる世界が憧れた
アメリカン・ドリームが詰め込まれた1枚です。

前作同様、ワディ・ワッチェルのセンス抜群のギターがぐいぐいリンダの歌心を引っ張り、
本作はドン・グロニックの弾けるエレピとデヴィッド・サンボーンのサックスが
いい感じでアクセントになっています。



この絶頂期(1979年)にこのアルバムメンバーで初来日も果たしています。

linda_20190829212454098.jpg

[member]
Linda Ronstadt(vo)
Waddy Wachtel(g)
Dan Dugmore(g)
Kenny Edwards(b)
Russell Kunkel(ds)
Don Grolnick(key)

[set list](1979/3/3 日本武道館)

1. Lose Again
2. That'll Be The Day
3. Blue Bayou
4. When Will I Be Loved
5. It Doesn't Matter Anymore
6. Willin'
7. Allison
8. All That You Dream
9. Love Me Tender
10. Just One Look
11. Desperado
12. Mohammed's Radio.
13. It's So Easy
14. Someone To Lay Down Beside Me
15. My Blue Tears-Poor Poor Pitiful Me
16. Tumbling Dice
17. You're No Good
18. Sorrow Lives Here In My Heart
19. Back In The U.S.A.



リンダは何故かライヴ盤がなかったのですが、2018年に80年のライヴ音源がリリースされましたが
残念なことにギターはワディ・ワッチェルではありませんが、安定のコーチマーさんです。

Mad Love/Linda Ronstadt - 1980.02.15 Fri









[sales data]
1980/2
[producer]
Peter Asher
[member]
Linda Ronstadt(vo)
Dan Dugmore(g)
Waddy Wachtel(g)
Mark Goldenberg(g)
Bob Glaub(b)
Russell Kunkel(ds)
Bill Payne(key)
Danny Kortchmar(g)
Mike Auldridge(dobro)
Peter Bernstein(g)
Peter Asher(per)
Steve Forman(per)
Michael Boddicker(synthe)
Rosemary Butler(bvo)
Kenny Edwards(bvo)
Andrew Gold(bvo)
Nicolette Larson(bvo)



前作「ミス・アメリカ」のヒットでウエストコーストエリアを飛び出し
米を代表する人気シンガーとなったリンダ。
(ジャケットを見ると心なしケバクなったような・・・)

プロデュースは従来通りピーター・アッシャーですが、シングルヒットを重視し
フラのないより軽めのポップスにするため80年代を感じさせるサウンドメイクのカラオケを
バックにリンダが歌っているというような味気ないものに変化しています。
今までのリンダの楽曲演奏には参加しているミュージシャンの味というものを加味した
魅力がありましたが、エフェクトでサウンドを均等にしているので本作ではあまり感じません。



この策略は当たりアルバムセールスは余裕でプラチナアルバムとなりましたが、
時代遅れとなりつつあったカントリー&フォークやバラード曲を収録せず
マーク・ゴールデンバーグとエルヴィス・コステロの楽曲をAOR、二ューウエイブ風に
アレンジしたポップスで固めているため自然体のリンダの良さが十分伝わらず、
伸びしろを80年代のサウンド変化が阻んだという感じで、私の心からは
急速にリンダは離れていきました。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

ブログ案内

縞梟

Author:縞梟
ブログ概要はこちらをご参照ください

検索フォーム

最新コメント

カテゴリ

洋楽 (2172)
Live In Japan(黒船襲来) (74)
Albert Lee (4)
Allman Brothers Band (16)
Andy Summers (7)
Anthony Phillips (3)
Asia (4)
Atomic Rooster (5)
The Band (16)
The Beatles (18)
The Beatles関連 (9)
Black Sabbath (23)
Blood,Sweat & Tears (5)
The Byrds (15)
Bill Bruford (16)
Bill Laswell (3)
Billy Preston (10)
Bob Dylan (32)
Boz Scaggs (4)
Brian Eno (14)
Carmine Appice(Vanilla Fudge~Cactus) (27)
Caleb Quaye/Hookfoot (5)
Camel (2)
Carly Simon (5)
Carole king (7)
Claire Hamill (4)
Colosseum/Tempest (15)
Cozy Powell (6)
Cream (13)
C.C.R(Creedence Clearwater Revival) (9)
C,S,N & Young関連 (24)
Curved Air (11)
Danny Kortchmar (9)
David Bowie (44)
Dave Mason(Traffic) (20)
David Sylvian (7)
Deep Purple (23)
Deep Purple関連 (16)
Derek Trucks (8)
Delaney & Bonnie (8)
The Doobie Brothers (8)
Dream Theater (4)
Eagles (10)
Emerson Lake and Palmer(E.L.P) (33)
Electric Light Orchestra(E.L.O) (0)
Emmylou Harris (5)
Eric Clapton (25)
Faces/Small Faces (19)
Family (12)
Focus (13)
Frank Marino & Mahogany Rush (15)
Frank Zappa (64)
Frank Zappa関連 (5)
Frankie Miller (7)
Fred Frith (2)
Free (18)
Gary Moore (12)
Genesis (27)
George Harrison (12)
Gong (15)
Gram Parsons (4)
Grand Funk Railroad (13)
Gurvitz Brothers (4)
Humble Pie (17)
Ian Gillan Band (10)
Jack Bruce (27)
Jackson Browne (13)
Jan Akkerman (31)
Janis Joplin (6)
Jeff Beck (32)
Jimi Hendrix (44)
Joe Walsh(James Gang) (3)
John Lennon (10)
Johnny Guitar Watson (7)
Joni Mitchell (12)
Journey(Neal Schon) (3)
Karla Bonoff (5)
Kevin Ayers (6)
King Crimson (48)
King Crimson関連 (20)
The Kinks (29)
Led Zeppelin (29)
Linda Ronstadt (11)
Little Feat (15)
Lou Reed (27)
Lovin' Spoonful(John Sebastian) (5)
Lynyrd Skynyrd (9)
Magma (2)
Marcella Detroit (4)
Marshall Tucker Band (5)
Max Middleton (6)
Michael Schenker Group(MSG) (10)
Mick Ronson (6)
Mike Bloomfield (9)
The Mountain (12)
Neil Larsen (5)
Neil Young (46)
Nicky Hopkins (11)
Nico (7)
Nucleus (4)
Paul Butterfield (9)
Paul McCartney (15)
Peter Banks (9)
Peter Frampton (8)
Peter Gabriel (16)
Peter Green (5)
Phil Manzanera (19)
Pink Floyd (23)
Pink Floyd関連 (21)
Poco (9)
Procol Harum (12)
Queen (29)
Rainbow (17)
Ray Fenwick (8)
RMS(Ray Russell/Mo Foster/Simon Phillips) (9)
Robin Holcomb (5)
Robin Trower (14)
Rod Stewart (10)
Rolling Stones (38)
Rolling Stones関連 (12)
Rory Gallagher(Taste) (12)
Roxy Music (10)
Roy Buchanan (10)
Renaissance (17)
Santana (16)
Soft Machine (11)
Spencer Davis Group (5)
Steely Dan (7)
Steve Hackett (40)
Steve Hillage (10)
Steve Miller Band (10)
Stevie Ray Vaughan (1)
Ten Years After~Alvin Lee (13)
Terry Bozzio (9)
Terry Reid (5)
Thin Lizzy (21)
Tommy Bolin (10)
toto (1)
UFO (22)
UK (6)
Uli Jon Roth(Scorpions) (13)
Velvet Underground (9)
Whitesnake (16)
Wishbone Ash (14)
The Who (20)
Yardbirds (8)
YES (28)
YES関連 (31)
ZZ Top (5)
カテゴリ外(洋楽) (90)
ジャズ・フュージョン (830)
Al Di Meola (11)
Allan Holdsworth (48)
Baby Face Willette (3)
Bernard Purdie (5)
Big John Patton (2)
Bill Evans (3)
Billy Cobham (15)
Bobby Hutcherson (2)
Boogaloo Joe Jones (8)
Brecker Brothers (13)
The Crusaders (1)
David Torn (7)
Didier Lockwood (4)
Donald Byrd (3)
Frank Gambale (4)
Grant Green (25)
George Benson (12)
Hank Mobley (6)
Herbie Hancock (10)
Herbie Mann (3)
Herbie Mason (1)
Idris Muhammad (5)
Ike Quebec (1)
Jaco Pastorius (5)
Jack McDuff (2)
Jean-Luc Ponty (8)
Jeff Berlin (6)
Jim Hall (2)
Jimmy McGriff (2)
Jimmy Smith (2)
Joachim Kuhn (3)
Joe Pass (16)
John Abercrombie (4)
John Coltrane (2)
John Mclaughlin (52)
John McLaughlin関連 (8)
John Scofield (54)
John Tropea (7)
Jonas Hellborg (9)
Johnny Hammond Smith (3)
Keith Jarrett (0)
Kenny Burrell (3)
Larry Carlton (0)
Larry Coryell (13)
Larry Young (2)
Lee Morgan (3)
Lee Ritenour (3)
Lenny White (7)
Lonnie Smith (2)
Lou Donaldson (10)
Mark Nauseef (6)
Mahavishnu Orchestra (18)
McCoy Tyner (1)
Melvin Sparks (9)
Mike Stern (13)
Miles Davis (56)
Miles Davis関連 (7)
O'donel Levy (1)
Oregon (1)
Pat Martino (7)
Pat Metheny (0)
Pat Metheny関連 (3)
Paul Humphrey (3)
Pharoah Sanders (3)
Philip Catherine (9)
Return To Forever (15)
Stanley Clarke (15)
Steve Khan (13)
Stone Alliance (2)
Stuff (10)
Tony Williams (13)
Wayne Shorter (6)
Weather Report (21)
Wes Montgomery (9)
大村憲司 (10)
高中正義 (19)
パラシュート (8)
深町純 (8)
プリズム (4)
本多俊之 (4)
増尾好秋 (6)
マライア (10)
森園勝敏 (9)
渡辺香津美 (37)
渡辺貞夫 (3)
カテゴリ外(ジャズ・フュージョン) (51)
邦楽 (894)
あがた森魚 (5)
荒井由実 (4)
井上陽水 (29)
ウエスト・ロード・ブルース・バンド(山岸潤史) (5)
遠藤賢司 (39)
小川美潮 (12)
大瀧詠一 (8)
加藤和彦 (11)
カルメン・マキ (14)
久保田麻琴(サンディー&ザ・サンセッツ) (3)
クラムボン (5)
クリエイション/竹田和夫 (32)
子供ばんど (11)
コシミハル (9)
ゴールデン・カップス/エディ藩 (11)
斉藤哲夫 (4)
サディスティック・ミカ・バンド/サディスティックス (14)
サンハウス/シーナ&ザ・ロケッツ (18)
シアターブルック(佐藤タイジ) (14)
鈴木慶一 (3)
鈴木賢司 (6)
鈴木茂 (10)
ズボンズ (5)
ソウル・フラワー・ユニオン/ニューエスト・モデル (47)
近田春夫 (4)
チャー(Pink Cloud/Psychedelix) (46)
ちわきまゆみ (9)
陳信輝 (6)
戸川純 (9)
西岡恭蔵(ザ・ディランⅡ) (8)
The News (7)
人間椅子 (12)
バウワウ(Bow Wow/山本恭司) (22)
はっぴいえんど~ティン・パン・アレイ関連 (34)
ハプニングス・フォー (7)
早川義夫(ジャックス) (6)
浜田麻里 (6)
パンタ/頭脳警察 (34)
ヒート・ウェイヴ/山口洋 (25)
フラワー・トラベリン・バンド (6)
ボ・ガンボス/ローザ・ルクセンブルグ/どんと関連 (43)
細野晴臣 (40)
Boat/Natsumen (12)
三上寛 (6)
ミッキー・カーチス (6)
ミッキー吉野(ゴダイゴ) (3)
紫(沖縄ロック) (10)
村八分(山口冨士夫) (4)
ザ・モップス (6)
森高千里 (34)
柳ジョージ (6)
矢野顕子 (13)
山内テツ (4)
山下達郎 (7)
レイジー~ラウドネス(高崎晃) (21)
YMO/坂本/高橋関連 (18)
wha-ha-ha~はにわちゃん (7)
日本のプログレバンド (12)
岡野ハジメ (4)
成毛滋 (6)
ファー・イースト・ファミリー・バンド (6)
柳田ヒロ (7)
四人囃子 (16)
アニメ (11)
カテゴリ外(邦楽) (32)
その他(戯言・雑記) (130)
備忘録 (25)
パチスロ (65)
お悔やみ (31)
メディア番宣(テレビ、ラジオ、映画など) (8)

リンク

このブログをリンクに追加する