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2020-03

Beatles Oldies/The Beatles and Tony Sheridan & Beat Brothers - 1961.06.22 Thu









[sales data]
1966/12/10
[producer]
Bert Kaempfert
[member]
Tony Sheridan(vo)
***Beat Brothers***
Paul McCartney(b)
John Lennon(vo/g)
George Harrison(g)
Pete Best(ds)



ビートルズは正式デビューする前、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、
ジョージ・ハリスン、ピート・ベストの4人で5回ほどハンブルグ公演に出かけているのですが
これはドイツで人気が高かった「トニー・シェリダン」という歌手のバックバンドとして
ポリドールのスタジオで録音した音源(1961年の6月22日~24日)

maxresdefault_2018110616454649f.jpg

レコード会社はトニー・シェリダンのバック演奏を行うグループに対しメンバーや本来の
グループ名に関係なく「ビート・ブラザーズ」という名前を使っているため
本作も「トニー・シェリダン&ビート・ブラザーズ」名義になっているのですが
ビートルズメンバーを含まない他のビート・ブラザーズも存在するためファンの間では
時々混同されることもあるようです。

ビートルズの演奏で聴くトニー・シェリダンがなかなか渋い歌い手で適当な発掘音源の
寄せ集め感はなくしっかりした内容です。
ただ全曲ビートルズが演奏しているわけではなく、トニー・シェリダン&ビート・ブラザース産業、
マイ・ボニー商法などと揶揄されるほど何度も使いまわされてきた音源のようですが
ビートルズメンバーが参加した8曲完全収録なのでビートルズファンなら持っておきたい音源でしょう。

又ライナーを読んで知ったことですが更にこの前のビートルズにはスチュアート・クリフという
ベーシストが在籍していて実は5人編成「ギター×3、ベース、ドラムス」だったそうですが
2度目のハンブルク巡業の終了後に画家の道に進むためベースのスチュアートが脱退して4人になり、
ポールがギターからベースに転向して「ギター×2、ベース、ドラムス」という編成が
確立されたとのことです。

尚、スチュワート・クリフはビートルズの3回目のハンブルグ公演(1962年)の前日、
脳出血で亡くなりメンバーは到着した空港ロビーで死去を知らされたとのことです。



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Please Please Me/Beatles - 1963.03.22 Fri









[sales data]
1963/3/22
[producer]
George Martin
[member]
John Lennon
(vo/g/harmonica/hand claps)
Paul McCartney(vo/b/hand claps)
George Harrison(vo/g/hand claps)
Ringo Starr
(vo/ds/tambourine/maracas/hand claps)
*****
Andy White
(ds on "Love Me Do" and "P.S. I Love You")



1962年8月16日にピート・ベストが解雇され8月18日に「ロリー・ストーム & ザ・ハリケーンズ」から
リンゴ・スターが加入しここにビートルズメンバーが揃います。

ジョージ・マーティンは当初リンゴの加入を知らず、アンディ・ホワイトというドラマーを
手配していたので「ラヴ・ミー・ドゥ」では2人のドラマーのテイクが存在し、
シングルはリンゴ、アルバムにはアンディのバージョンが収録されています。

andy white

英国4大バンド(ストーンズ、ザ・フー、キンクス)の先陣を切って
1962年10月5日、デビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」を発売。

beatles1.jpg beatles2.jpg

続けて放ったセカンドシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」(1963年1月11日発売)が
ヒットしたため急遽アルバム制作に発展したものの、わずか3日間という短期間で
ほとんどの曲は一発録りと時間と予算が限られていたにもかかわらず
アルバムは3月22日に発売されると5月11日付けでチャート第1位となり、
その後、連続30週間、第1位をキープ。

ビートルズはメンバー全員がボーカルを取るという当時は画期的なバンドで
ボーカルはジョンが6曲、ポールが4曲、ジョージが2曲、リンゴが1曲。
又楽曲制作でも本作14曲中、8曲が「レノン=マッカートニー」名義のオリジナルで
この後、続々世でヒットするビートルズ楽曲中「レノン=マッカートニー」黄金コンビの楽曲は
213曲中144曲でビートルズはデビュー盤からサクセスストーリーが始まります。



With The Beatles/Beatles - 1963.11.22 Fri









[sales data]
1963/11/22
[producer]
George Martin
[member]
John Lennon
(vo/g/handclaps/harmonica/tambourine)
Paul McCartney(vo/b/handclaps/p)
George Harrison(vo/g/handclaps)
Ringo Starr(vo/ds/tambourine/etc)
*****
George Martin(org/p)



ビートルズはデビュー前からハンブルグ巡業など過密スケジュールでライヴをこなしていたため
レパートリーは豊富でオリジナル曲も多数もっていたためデビューアルバムと同年の
11月22日にセカンド・アルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ」を発売。

ボーカルはジョンが6曲、ポールが3曲、ジョージが3曲、リンゴが1曲、ジョン&ジョージが1曲。
本作14曲中オリジナル8曲が「レノン=マッカートニー」名義で「Don't Bother Me」は
ジョージが提供した初めての曲。

5月11日からチャート1位を連続30週間キープしていた「プリーズ・プリーズ・ミー」を
12月7日に押しのけ第1位を獲得すると1964年5月まで21週間連続1位になったため
ビートルズはこの2枚のアルバムで51週間、ほぼ1年に渡り英国のアルバムチャートの第1位を
占有するという驚異的な状況でした(このアルバムは英国初のミリオンヒット作品)

beatlemania.jpg

この頃「ビートルマニア」という言葉が生まれ、ビートルズが行く先々に集う熱狂的なファンや
その現象をさすもので、さながら渋谷のハロウィン騒動のような乱痴気騒ぎが英国各地で
起こっていたようです(笑)



米国では「プリーズ・プリーズ・ミー」など3枚のシングルをリリースするも反応は薄く
最初ビートルズに興味を示さなかったものの、英国での「ビートルマニア」現象が聴き伝わると同時に

beatles4.jpg

シングル「抱きしめたい」が発売3週目で全米1位に達しますが、この「抱きしめたい」はアルバムには
収録されず、この後ビートルズは基本的にシングル曲はアルバムに収録しないという方針を徹底します。



昇り龍状態のビートルズはいよいよ初の米公演の契約を取り付け、米国でのデビュー盤として
本作品のタイトルを「Meet The Beatles」に変えてリリース(1964/1/20)されます。

A Hard Day's Night(ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!)/Beatles - 1964.07.10 Fri









[sales data]
1964/7/10
[producer]
George Martin
[member]
John Lennon(vo/g/p/harmonica)
Paul McCartney(vo/b/p/cowbell)
George Harrison(vo/g)
Ringo Starr(ds/per)
*****
George Martin(p)



ザ・ビートルズ初の主演映画のサントラ。
(カバー曲は収録されず全てオリジナル楽曲)

hard days night

映画の内容は多忙なビートルズを取り巻く環境(ビートルマニア)を盛り込んだ
ドキュメンタリータッチのコメディ物でビートルズがまだ米で評価される以前の制作だったため
米での興行の失敗を恐れて低予算&モノクロで制作されたとのことですが、結果的には
大ヒットを記録し、全米でビートルズ旋風が吹き荒れます。



Beatles For Sale/Beatles - 1964.12.04 Fri









[sales data]
1964/12/4
[producer]
George Martin
[member]
John Lennon
(vo/g/harmonica/tambourine/handclaps)
Paul McCartney(vo/b/g/p/hammond/handclaps)
George Harrison(vo/g/african ds/handclaps)
Ringo Starr(vo/ds/tambourine/etc)
*****
George Martin(p)



映画「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」が公開された1964年のビートルズは
ラジオにTVにライヴと非常に多忙で8月からの全米公演では34日間で24都市32公演
というハードスケジュールでメンバーはステージに立っている以外は移動の飛行機、車の中、
ホテルといった狭い空間で軟禁状態が続いたようです。
この全米公演中のハリウッド・ボウルでのライヴをリリースする予定で録音するも状態が悪く
見送られ翌年も同場所で録音にチェレンジするも失敗しお蔵入りしていましたが
1977年にビートルズの初めての公式ライヴ「ビートルズ・スーパー・ライヴ」として
リリースされました。

beatles2_20181108095124520.jpg

ビートルズの存在は既にコントール不能な現象となっており、外に出ればビートルマニアや
マスコミに追い回され、唯一心が休まるのがアビイ・ロード・スタジオで録音することで
ハードスケジュールの合間を縫って、集中的なセッションが行われます。

又この頃からミキシング作業にも興味を持ち、編集作業にも立ち会いメンバー自身が
主導権を持つようになり、ジョージ・マーティンと共同で編集作業をするようになります。

「ビートルズ売り出し中」というアルバムタイトルはクリスマスセールに引っ掛けたもので
クリスマス時期の発売までに全曲オリジナル楽曲で作るのが間に合わなかったため
6曲のカバー曲が収録されています。
(ボーカルはジョンが5曲、ポールが3曲、ジョージが1曲、リンゴが1曲、
ジョン&ポールが4曲)





そんなこともありアルバム全体のオリジナリティは低いのですが、
ビートルズの売りでもあるハーモニーが冴え、ジョージ・マーティンは本作で5曲ピアノを弾いており
ハーモニカに代わり鍵盤楽器が増えビートルズの音色を更に豊かなものにしていきます。
又この年ビートルズは米でボブ・ディランと出会い、親交を深め特にジョン・レノンは大きな影響を受け、
楽曲の質がビートポップな物から内相的な内容で陰影のあるメロディが増えていきます。

bob beatles

Help(四人はビートルズ)/Beatles - 1965.08.06 Fri









[sales data]
1965/8/6
[producer]
George Martin
[member]
John Lennon(vo/g/p/tambourine)
Paul McCartney(vo/b/g/p)
George Harrison(vo/g)
Ringo Starr(vo/ds/per)
*****
George Martin(p)
John Scott(fl)
String quartet



2作目の主演映画サントラ+新曲。



映画撮影は前作と異なり、予算もたっぷりとってありフィルムもカラー、
撮影地はバハマ、アルプス、ロンドンと広範囲になっています。



全14曲中12曲がオリジナル(以後のアルバムは全てオリジナル楽曲となります)
ボーカルはジョンが6曲、ポールが5曲、ジョージが2曲、リンゴが1曲。

単なるサントラで済まないのは誰もが知っているビートルズの2大ヒット曲が収録されているからで

・ジョン・レノンが当時の心境をストレートに歌にした「ヘルプ」



・ポールが弦楽四重奏で一人だけで録音した世紀のラヴバラード「イエスタデイ」



ビートルズが改めて凄いなと思うのは洋楽などに全く興味もない多くの人たちも
口ずさめる楽曲が多数あることだと思います。

この頃よりサウンド面で大きな変化があったのはハーモニカが使われずキーボード類が
多用されるようになります。
(この頃のコンサートではジョン・レノンがオルガンを弾くことっもあったようです)

このアルバムリリース後、米で当時最大規模のコンサートツアーを敢行し、1回で多数の観客を収容し
公演回数を減らしメンバーのストレスを軽減する目的で会場はスタジアム級に拡大します。
(野球場をコンサートに使ったのはビートルズが初めて)





尚、この年、世界的にアルバムセールスが好調なことを受け、英国への外貨獲得への貢献
という理由で大英帝国勲賞を受賞しています。

beatles.jpg

後(1969年11月)にジョン・レノンは勲章を返還するとエリザベス女王に宛てた手紙の
下書きが2016年に発見されて話題になりました。
(ジョージ・ハリソンも返還を希望していたとのことです)

lennon.jpg

Rubber Soul/Beatles - 1965.12.03 Fri









[sales data]
1965/12/3
[producer]
George Martin
[member]
John Lennon(vo/g/org/tambourine)
Paul McCartney(vo/b/g/p/maracas)
George Harrison(vo/g/sitar/maracas/tambourine)
Ringo Starr(vo/ds/tambourine/maracas/etc)
*****
George Martin(p)
Mal Evans(hammond org)



ジョン・レノンがアイドル視されることに対し「ヘルプ!」と声高に歌ったのを境に
コンサートでワーキャー騒ぐ曲ではなく、しっとり聴かせるバラード曲を多数収録し
アイドルからアーチストへのサウンド変換が行われ始めたのはこの作品からでしょうか。
(初めて全14曲オリジナルでボーカルはジョンが5曲、ポールが4曲、ジョン&ポールが2曲、
ジョージが2曲、リンゴが1曲、)

s1_2018111109541455e.jpg
(デイ・トリッパーはアルバム未収録)

鍵盤楽器が多用されており、ジョージ・マーティンの他、ジョン、ポールさらにリンゴや
ロード・マネージャーのマル・エヴァンスまでがオルガンを弾いています。
又映画「ヘルプ」撮影中にシタールに初めて触れたジョージが大きな興味を抱き、
「ノルウェーの森」で演奏しています(このことがインドへの道に通じていきます)

sitar.jpg

この頃から出演依頼が殺到するテレビ&ラジオ出演回数を減らすためにビデオクリップを作成し
(デイ・トリッパー/ヘルプ/涙の乗車券/アイ・フィール・ファイン)
今日のプロモーションビデオの先駆けになっています。







又ビートルマニアが曲も聴かず騒ぐだけのライヴにはメンバーは消極的になり
本アルバムツアーが本国での最後のライヴになりますが、その分、スタジオでの
アルバム制作に時間を費やすことが可能となり、スタジオの最新技術を駆使した
ロック史に残る名盤が続々と誕生することになります。



Live at the BBC/Beatles - 1965.12.15 Wed









[sales data]
1994/11/30
[producer]
George Martin
[member]
John Lennon(vo/g)
Paul McCartney(vo/b)
George Harrison(vo/g)
Ringo Starr(vo/ds)



公式アルバムとしては「Let It Be」以来25年ぶりに発売されたビートルズの公式アルバム。
1962~1965年までにBBCに残したスタジオライヴ全92曲から56曲を収録。
(内31曲が公式音源としては初出で「I'll be on my way」と「From Us to You」の2曲が
レノン=マッカートニー名義の初出オリジナル楽曲)

この頃のミュージシャン活動の三本柱はレコーディング、コンサートそしてラジオ出演で
ビートルズも初期活動において当時のプロモーションに欠かせないラジオ出演は重要で
BBCには52回も出演しています。
(ワーキャーという歓声のあるものもあるので客を入れた公開ライヴもあったようです)

一部音質の悪い物があるのですが、それはBBCがは記録してあったマスターテープの
ほとんどを廃棄してしまっていたため一部を海外放送向けにアナログ盤にコピーしていたものを
使用しているためだそうです。

このBBC音源の魅力はアルバムに収録していない楽曲が42曲も演奏されていることで
メンバーは同じ楽曲を繰り返すだけのライヴに飽き飽きしており、それを解消するため?
デビュー前のレパートリーとしていた楽曲を楽しむことができます。



2013年にはVol.2もリリースされました。

Revolver/Beatles - 1966.08.05 Fri









[sales data]
1966/8/5
[producer]
George Martin
[member]
John Lennon
(vo/g/hammond org/mellotron/harmonium/etc)
Paul McCartney(vo/b/g/p/etc)
George Harrison
(vo/g/sitar/tambura/etc)
Ringo Starr(vo/ds/etc)
*****
Anil Bhagwat(tabla)
Alan Civil(French horn)
George Martin(p/hammond/tape loops)
Geoff Emerick(tape loops)
Mal Evans(b ds/bvo)
Neil Aspinall(bvo)
Brian Jones(bvo)
Pattie Boyd (bvo)
Marianne Faithfull(bvo)
Alf Bicknell(bvo)
and many strings & horns



ストーンズと比較して優等生扱いのビートルズの暗部が外に漏れることは少なかったでしょうが
ビートルズメンバーと薬物の関係が後期ビートルズサウンドにはかかせない多大な影響を
持っているのは周知の事実で、LSDが作ったともいわれるサイケアルバム「リボルバー」

[ビートルズの薬物事情]



PVを配布することでテレビ、ラジオ出演を控え、アルバム制作のため2か月の制作期間をかけ
音に厚みをつけるためストリングス&ホーン系の外部ミュージシャンも多数参加し
ライヴ・バンドからレコーディング・バンドへと大変貌する過渡期の作品で
当時の録音最新技術(ADTなど)を駆使しコンサートでは再現できない楽曲が多く、
本作発表後「リボルバー」の曲がライヴで演奏されることはありませんでした。
(ボーカルはジョンが5曲、ポールが5曲、ジョージが3曲、リンゴが1曲、)

s2_20181111095416eb8.jpg
(ペイパー・バック・ライターはアルバム未収録)

前作「ラバーソウル」制作時期はボブ・ディランから教わった大麻程度のトリップで済んでいたものの、
LSDは段違いのトリップ感が味わえる分、副作用が酷く、特にジョン・レノンの依存度は高く、
そしてあの有名な妄想発言が飛び出します。

キリスト教は消え行く。衰退し、消滅するだろう。それについて議論の余地はない。
そのうち俺のこの発言が正しかったとわかるだろう。今やビートルズはキリストよりも人気がある。
ロックンロールとキリスト教のどっちが先になくなるかはわからないけどね。
キリストは偉大だった。でもその弟子たちが頭のよくない凡人だった。
俺に言わせれば彼らがキリスト教を歪め、堕落させたんだ。


全米(特に南部)では大騒動となり、複数のラジオ局がビートルズの曲を流すことをやめ、
さらにビートルズのレコードを燃やすなど排斥運動が活発化し、バンドは殺害予告を受けるまで
事態は悪化・・・

john.jpg

後日、レコードが各地で燃やされているというニュースを聞いてショックを受けたジョンは
米公演の前に謝罪の言葉を口にしていますが、アルバムリリースよりもこの宗教事件の方が
当時は論争の的になってしまい、革新的なビートルズのサウンド革命の認識は
次作「サージェント・ペッパーズ」に持ち越されることとなってしまいました。



そしてやってきました、日本へ!

beatles_20181109142835c04.jpg

(おまけ)
「リボルバー」についてあなたが知らない15のこと

Sgt,Pepper's Lonely Hearts Club Band/Beatles - 1967.05.26 Fri









[sales data]
1967/5/26
[producer]
George Martin
[member]
John Lennon
(vo/g/hammond/tape loops/etc)
Paul McCartney
(vo/b/g/p/hammond/etc)
George Harrison
(vo/g/sitar/tambura/etc)
Ringo Starr(vo/ds/etc)
*****
Neil Aspinall(tambura/harmonica)
Geoff Emerick
(tape loops/sound effects)
Mal Evans(harmonica/etc)
George Martin
(tape loops/sound effects)
and many strings & horns



「ロックとはガチャガチャうるさいガキんちょの音楽」という既成概念をぶち壊し
ロックの可能性を大幅に広げた「歴史が証明した名盤は分かるまで聴け!」的1枚。

商業音楽というものは親から与えられる子供の小遣い搾取で成立しているのですが、
大人が自分の稼ぎで購入し、音楽を聴いて楽しむ以外にその音楽誕生前後の歴史を調べ、
そこから導かれる音楽観について研究したり、語ったり、マネしたりいくらでも楽しみようがある
深みのある内容でサウンド的には全然ロックではないですが、今までロックを聴いていた人が
何の抵抗もなく受容してしまう今までにない魅力という意味のロックアルバムです。

1966年8月29日、サンフランシスコ公演を最後にコンサート活動を打ち切ると4人は別々に行動。

[ジョン]
反戦映画「僕の戦争」に出演。この映画撮影終了3日後にオノ・ヨーコと出会う



[ポール]
映画「二人だけの窓」のテーマ曲を制作



[ジョージ]
1か月間インドに滞在し、ラヴィ・シャンカールにシタールの教えを受けたり
インド哲学を学ぶ

george_2018111110350713b.jpg

[リンゴ]
家族と休暇を楽しむ

ringo_20181111103508ace.jpg

4人が単独行動を取ったことで解散説が噂されますが、その噂をかき消すように
ベストアルバム「オールディーズ」が発売され、ここでマッシュルームカットのアイドル、
ビートルズとは決別します。



1967年11月24日、アビイ・ロード・スタジオで約5か月ぶりに再開したセッションで
最初に録音した「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」と「ペニー・レイン」は
アルバムには収録されず両A面シングルとしてされます。

beatles_20181111101855ef4.jpg

Lucy In The Sky with Diamonds」が暗示するように、LSDの影響を強く感じる作風で
サウンド以外にもカラフルなジャケットアートには総勢約70人の著名人が並び立ち
(日本の福助人形まで(笑)一人一人の肖像権の許可を取るのが大変だったとのこと(笑)
幻聴を帯びながらポンポン飛び出すメンバーの豊富なアイディアをジョージ・マーティンが
4トラック録音の時代の可能な限りの技術を駆使した作品でもありレコ―ディングには
総計700時間が費やされています。



ボーカルはジョンが3曲、ポールが6曲、ジョージが1曲、リンゴが1曲
ジョン&ポール1曲、ジョン、ポール&ジョージ1曲と今までジョンとポール同数
というバランスが初めて崩れタイトル曲はじめポールが張り切った作品といえます。
(ポールが語るサージェント・ペパーズ

個人的にこのアルバムの懐の深さを一番感じるのはインドかぶれのジョージが持ち込んだ
インド色がこのアルバムに収録されている他のビートルズナンバーの西洋音楽と一緒でも
全く違和感がないことです。

つまりメンバーがLSD幻聴で聴こえていた音のカラーはジャンルを超えて全て同じカラーに
染められたという驚愕の内容です。



ビートルズは別格としてもロックがまだ商業音楽として生業にならない時代
アーチストはセールス無視で思い思いに豊富なアイディアを音にできた素晴らしい環境。

このアルバムに影響を受けたミュージシャンは数多く、当時のブリティッシュロックは
一時、コンセプトアルバム華盛りという時期もありました。

しかし技術革新と共に発展するはずだったロックは再び「ガチャガチャうるさいガキの音楽」に
成り下がり、AIが過去のヒット曲を分析して曲を作るまでになった現在、

いつから音楽は売れなければ駄目みたいなおかしなことになってしまったんでしょうね・・・

ネット社会という仮想空間で簡単に安っぽい神やらカリスマが日替わりに登場する昨今
「人間の介入」を省略するようになったデジタルロックはこの後どうなってしまうのか?
縞梟おじさんはとても心配であります・・・

[おまけ]
1978年本にこの作品のミュージカル映画公開されました。
映画は全くヒットしませんでしたが(苦笑)サントラはジョージ・マーティンが担当しており
なかなか面白いです。

SGT_201811111018576ee.jpg

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