2017-07

Little Feat - 1971.01.15 Fri









[sales data]
1971/1
[producer]
Russ Titelman
[member]
Lowell George(vo/g/harmonica)
Richard Hayward(ds)
Bill Payne(p/key)
Roy Estrada(b)
*****
Russ Titelman(per/p)
Ry Cooder(g)
Sneaky Pete Kleinow(pedal steel)
Kirby Johnson(string arrange)




ウエストコースト四天王

「イーグルス」「ドゥービー・ブラザース」「スティリー・ダン」「リトル・フィート」

しかし、リトル・フィートはセールス面で全く他の3バンドに敵わず、
常に貧乏だったおかげで他アーチスト作品のセッションのアルバイトの掛け持ちを
しなければならなかったので、色々なところで各メンバーの参加作品に出会うことが
多いと思います。

私がリトル・フィートを意識したのは矢野顕子さんのJapanese Girlや解散が決まっていた
はっぴいえんどが最期のアルバムをLAで録音している時に隣のスタジオでアルバム制作中の
リトル・フィートのレコーディングを見学をして大きな衝撃を受けたとか
サザンの桑田さんが信奉者だとかという雑学的な情報は耳にしていたのですが、
後追いのThe Bandとほぼ同じ理由ですが、スピード&パワーなHR小僧は「爽やかさ」が売りの
ウエストコースト物はベストセラーなのでいつでも聴ける安心感とこの手の音楽の良さが分からず
長い間、放置していたんですが、ザッパを追っているうちに
マザーズ・オブ・インベンションにローウェル・ジョージとロイ・エストラダが
参加していたことを知りやっと私のリトル・フィート物語が始まりました。

ザッパは大のドラッグ嫌いでその頃ドラッグ漬けのローウェル・ジョージに
「ドラッグを止めないなら、バンドを出て行け!」と宣告し、ジョージは一緒に脱退した
ロイ・エストラダと新バンドを結成することになります。

「リトル・フィート」は小さな偉業という意味ですが、ジョージがマザーズ在籍中に
ジミー・カール・ブラック(ds)に「お前の足は小さいな」と言われていたことに由来すると言われます。

ジャンル分けし難い多様性がヒットしなかった理由といわれるんですが、
リトル・フィートは私が最近音楽で好きな三要素
「歪み」「ルーズさ」「アナログ(人間味)」全てを包括していて
(このアルバムはストーンズの絶頂期に近いサウンドが散らばっていて、ジョージのスライドギターと
ビルのピアノ楽曲のバランスが絶妙)
ザッパ経由でなくてもいずれ興味の枝葉をたぐればたどり着いた音楽の理想郷だったかなと。

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Sailin' Shoes/Little Feat - 1972.05.15 Mon









[sales data]
1972/5
[producer]
Ted Templeman
[member]
Lowell George(vo/g/harmonica)
Richard Hayward(ds)
Bill Payne(p/key/vo)
Roy Estrada(b)
*****
Milt Holland (per)
Sneaky Pete Kleinow
(pedal steel g)
Debbie Lindsey(vo)
Ron Elliott (g)




プロデュサーはミュージシャンでもあったテッド・テンプルマンで
同時期ドゥービー・ブラザーズをメジャーに押し上げ、ヴァン・ヘイレンで
黄金時代を築いた方です。

11曲中8曲がローウェル・ジョージによるもので、ビル・ペインの跳ねるピアノ音が
アクセントとなるので作品の雰囲気がキース・リチャードがライ・クーダーのスライドギターの
影響を受け、ニッキー・ホプキンスがセッション参加した頃のルーズ&ラフなストーンズに
近いのでストーンズとリトル・フィートのファンは重なる層が大きいのではないかと思います。

本作のブランコに乗ったケーキがハイ・ヒールを投げ出しているインパクト大の
アルバムのアートワークはネオン・パークという方の作品で以後発売される
リトル・フィートのアルバムはこの擬人化した独特の世界観がジャケットを飾ることになります。

Dixie Chicken/Little Feat - 1973.02.15 Thu









[sales data]
1973/2
[producer]
Lowell George
[member]
Paul Barrere(g/vo)
Sam Clayton(congas)
Lowell George(vo/g/cowbell/fl)
Kenny Gradney(b)
Richie Hayward(ds)
Bill Payne(key/synthe)
*****
Bonnie Bramlett(bvo)
Bonnie Raitt(bvo)
Malcolm Cecil(synthe)
Tret Fure(bvo)
Danny Hutton(bvo)
Milt Holland(tabla)
Gloria Jones(bvo)
Debbie Lindsey(bvo)
Stephanie Spruill(bvo)
Fred Tackett(g)




2ndアルバム(Sailin' Shoes)発売後、ベースのロイ・エストラダが脱退
3人の新しいメンバーが加わった6人編成でリリースされたリトル・フィートの代表作。

再度確認しておきますが、リトル・フィートはお洒落なウエストコースト系サウンドを
多数排出したカリフォルニア出身のバンドで間違っても南部の荒くれ者達ではないのですが
セカンドライン・ファンクと言われる複雑なグルーヴを自分たちのものにして
人工都市ロサンゼルスの空気と南部のファンクにニューオリンズなエッセンスを融合した
サウンドを展開します。
この要因は新加入のケニー・グラッドニーとサム・クレイトンがニュー・オーリンズ出身だったこと、
ポール・バレールがニュー・オーリンズの音楽のマニアだったこと、ローウェル・ジョージが
ニュー・オーリンズのファンク・ミュージックの重鎮アラン・トゥーサンに傾倒したことが
ミックスして出来上がったもので、嗜好の違いになってしまいますが、この南部系の土臭さが
日本人に受けが悪くイーグルス、ドゥービー・ブラザーズ、スティーリー・ダンなどと比べても
リトル・フィートはマニア受けするバンドと思われてしまうのは仕方がないところでしょうか。

この歴史的名盤の制作の同スタジオでレコーディングしていたのが解散が決まっていた
はっぴいえんどの面々で、ヴァン・ダイク・パークスの口効きで
さよならアメリカ さよならニッポン」収録にローウェル・ジョージとビル・ペインが
ゲストで参加しています。
はっぴいえんどのメンバーの中で一番衝撃を受けた鈴木茂ははっぴいえんど解散後
リトル・フィートのメンバーとBand Wagonを制作し
ウエストコースト系サウンドを連発して人気を博したのはご存知の通り。

Feats Don't Fail Me Now(アメイジング)/Little Feat - 1974.08.15 Thu









[sales data]
1974/8
[producer]
Lowell George
Van Dyke Parks
[member]
Paul Barrère(g/vo)
Sam Clayton(per/vo)
Lowell George(vo/g)
Kenny Gradney(b)
Richie Hayward(ds)
Bill Payne(key)
*****
Gordon DeWitty(clavinet)
Fred White(ds)
Emmylou Harris(bvo)
Bonnie Raitt(bvo)
Fran Tate(bvo)
Tower Of Power(horns)




日本でリトル・フィートが初めて紹介されたアルバムだそうです。

重いリズムにからみつくうねるようなスライドギター、今までの作品はジョージさんの独裁色が
強かったのですが、本作は、ビル・ペインとポール・バレールの書き下ろし曲が1曲づつあり、
さらに共作曲も数曲みられ、ジョージさんに反抗するかのようなペインさんの軽快なピアノが冴え
バラエティに富んだ民主的なバンド作品です。
(spanish moonのみヴァン・ダイク・パークスがプロデュースし
又エミルー・ハリスやボニー・レイットが参加しているのも嬉しいですね)

バンド活動はこの辺が頂点で、ジョージ&ペイン共作のThe Funがリトル・フィートの
NEXTな展開(フュージョン寄り)予告していてバンドが民主的になった分、
出番が減ったジョージさんは不満を募らせ酒びたりの状態になってしまい
体調をどんどん崩して行きます。

The Eyes Of An Only CHild/Tom Jans - 1975.01.01 Wed









[sales data]
1975
[producer]
John Haeny
Tom Jans
[member]
Tom Jans(vo/g/p)
Fred Tackett(g)
Jesse Ed Davis(g)
Lowell George(g)
David Lindley(g)
Fred Tackett(g)
Jerry McGee(g)
Chuck Rainey(b)
Colin Cameron(b)
Sam Clayton(congas)
Harvey Mason(ds)
Jeff Porcaro(ds)
Jim Keltner(ds)
Mike Utley(org)
Bill Payne(p)
Herb Pedersen(bvo)
Lovely Hardy(bvo)
Valerie Carter(bvo)




トム・ヤンス。
今日の今日まで存じませんでした。
何でも日本独自企画でオフ・コースの曲をカバーするといったアルバムもあるようで
日本ではそれなりに人気があったのでしょうか?

たまたまリトル・フィートの記事を読んでいたら、ロウエル・ジョージとのタッグで生まれた
米国SSW史上最高のマスターピースと書かれていたので即買い。
ギターに名を連ねる
ロウエル・ジョージ、デイヴィッド・リンドレー、ジェシ・エド・デイヴィスって
豪華さは一体何?(笑)

カントリー&フォーキーな内容の素晴らしさは言うまでもなく参加メンバーのお互いの
信頼関係の深さを感じるのですが、それにしてもマイナーすぎるよなとそのキャリアを
調べるとこのアルバム後ボズ・スキャッグスの「シルク・ディグリーズ」のプロデューサー
ジョー・ウィザートに見出され、ボズに続けとばかりAOR界に借り出されるもパッとせず
ライナーには「トムは現在(1992年)は消息は不明だ」と書いてあるのですが、
トムさんは1984年にドラックの過剰摂取で他界しているようです。


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