FC2ブログ
A D M I N
topimage

2020-07

Child Is Father to the Man(子供は人類の父である)/Blood,Sweat & Tears - 1968.02.21 Wed









[sales data]
1968/2/21
[producer]
John Simon
[member]
Randy Brecker(tp/flugelhorn)
Bobby Colomby(ds/per)
Jim Fielder(b)
Dick Halligan(trombone)
Steve Katz(vo/g/lute)
Al Kooper(vo/org/p)
Fred Lipsius(p/sax)
Jerry Weiss(tp/flugelhorn)
*****
Fred Catero(sound effects)
Al Gorgoni(org/g)
John Simon(org/p/cowbell)
Melba Moorman(bvo)
& Manny Vardi Strings




B,S&Tデビュー盤。
(バンド名は、ジョニー・キャッシュのアルバムタイトル名(1963年)をそのまま拝借したもの)


johnny_201806092159521a2.jpg


プロデューサーは同年ザ・バンドのデビューアルバムも担当した「ジョン・サイモン

ビートルズのサージェント・ペッパーズを模倣したアル・クーパーの幅広い音楽的趣向を反映した
実験的でバラエティに富んだ内容です。

個人的にホーン系は苦手な部類だったのですが、不思議なことにこのバンドの管楽器の音は
抵抗なくスンナリ耳に入ってきます。
(この初期メンバーにランディ・ブレッカーがいたことを知る人は少ない)

このバンドをブラスロックと定義して良いかどうか分かりませんが、普通のブラスロックは
単にロックとジャズあるいはクラシックの融合というスタイルありきでホーンを
取り入れている感じですが、B,S&Tの場合は新しいロックのスタイルを模索するため
ホーンが必須だったという感じで自然体で嫌味なく聴こえるところが魅力だと感じます。

スポンサーサイト



2nd/Blood,Sweat & Tears - 1968.12.11 Wed










[sales data]
1968/12/11
[producer]
James William Guercio
[member]
David Clayton-Thomas(vo)
Bobby Colomby(ds/per)
Jim Fielder(b)
Dick Halligan(organ/p/fl/trombone)
Steve Katz(g/vo/harmonica)
Fred Lipsius(sax/p)
Jerry Hyman(trombone/recorder)
Lew Soloff(tp/flugelhorn)
Chuck Winfield(tp/flugelhorn)
Alan Rubin(tp)




アル・クーパーは「Child Is Father to the Man」で自分の演りたい実験音楽を終えると
さっさと脱退してしまいます。

アル・クーパーとランディ・ブレッカーが抜け、新たに3人の管楽器メンバーが加わり
余談ですがアル・クーパーが抜けたあとバンドにローラ・ニーロを加入させる動きも
あったようですが、実現せず新加入したデヴィッド・クレイトン・トーマスが
このアルバムから良くも悪くもバンドをワンマンで引っ張っていくこととなります。

OPとEDにおなじみのエリック・サティの楽曲(ジムノペディ)を使用するなど
全体的にサティの色香が散りばめられていて全体的にアレンジの巧さが光ります。

初期シカゴのプロデュ―サーとしても有名なジェイムズ・ウィリアム・ガルシオさんは
元々ギタリストでザッパの「Freak Out」録音前のマザーズ・オヴ・インヴェンションの
メンバーでもあったそうで、バッキンガムズをメジャーバンドに押し上げると
「ホーン入りのロック・グループをプロデュースするのが得意」という評判が立ち
アル・クーパーもデビューアルバムのプロデュースを頼みますがこの時は断られています。

アル・クーパーの実験性が消え、一つの物語が進むようにストレートにR&Bを表現したことで
アルバムは期待値を大幅に上回る大ヒットとなり1969年グラミー賞最優秀アルバムを
受賞しています。

3/Blood,Sweat & Tears - 1970.06.15 Mon









[sales data]
1970/6
[producer]
Bobby Colomby
Roy Halee
[member]
David Clayton-Thomas(vo)
Bobby Colomby(ds/per)
Jim Fielder(b)
Dick Halligan(organ/p/el-p/etc)
Steve Katz(g/vo/harmonica)
Fred Lipsius(sax/p/el-p/music box)
Jerry Hyman(trombone/recorder)
Lew Soloff(tp/flugelhorn/piccolo)
Chuck Winfield(tp/flugelhorn)




バーズの「名うてのバード兄弟」「ロデオの恋人」、アル・クーパーの「スーパーセッション」などの
エンジニアを務め、後にサイモン&ガーファンクルのプロデューサーとして有名な
ロイ・ハリーとボビー・コロンビーの共同プロデュース作品。

ローリング・ストーンズ、トラフィック、ザ・バンド、ジェイムス・テイラー、キャロル・キング、
ジョー・コッカーなどの曲をB,S&Tなアレンジで聴かせてくれます。

以前も書きましたが、私はホーン系が苦手なのですが、不思議とこのバンドの管楽器は
とても心地よくそれは曲アレンジの魔術とでも言いましょうか
「この展開でこの音!」という痒い所に手が届くタイミングでホーンが使われているからかも
しれません。

大人数だととっちらかった印象になりがちな所、小気味よい切れのあるリズム+絶妙のアレンジ+
デービット・クレイトン・トーマスのボーカルとメンバー個々の役割分担が総合的に結実した
成果だと思います。

4/Blood Sweat & Tears - 1971.06.15 Tue









[sales data]
1971/6
[producer]
Don Heckman
Bobby Colomby
Roy Halee
[member]
David Clayton-Thomas(vo/g)
Bobby Colomby(ds/per)
Jim Fielder(b/g)
Dick Halligan(organ/p/el-p/fl)
Steve Katz(g/vo/harmonica/mandolin)
Fred Lipsius(sax/p/el-p/clarinet)
Lew Soloff(tp/flugelhorn/piccolo)
Chuck Winfield(tp/flugelhorn)
Dave Bargeron(trombone/tuba/baritone horn)




意外なことにスティーヴ・カッツの他にデヴィッド・クレイトン・トーマス、ジム・フィールダーが
ギターを抱え、大胆にもギターを全面に出してきたGO DOWN GAMBLIN'で幕開けの4th。
(ライバルだったシカゴがブラス+ギターのサウンドで人気を博し、セールス面で
水をあけられていたのでバンドの新しい演奏スタイルを模索し始めたのだと思いますが
ある意味、曲アレンジの面白さに独自性があったバンドがロック寄りになったことで
シカゴとの差別化が困難に・・・

B,S&Tのオリジナル性というのはダイナミックなアレンジにあったため
並程度のブラスロックを演るだけではなかなかファンは満足しなかったと思います。

このアルバムを最後にデービッド・クレイトン・トーマス(1975年に復帰)
ディック・ハリガン、フレッド・リプシウスなど主要メンバーがバンドを離れ、
次作からクロスオーバーに接近したサウンドに変化するので実質的にBS&Tの黄金時代の
区切りのアルバムになります。

bst.jpg

今までのアルバムジャケットはメンバー全員の集合写真が採用されていましたが
本作は雲が描かれた素気ないアルバムジャケット画になっており、その意味を考えると、
裏ジャケットにはいつも通り9人のメンバー写真が雲の中に挿入されているので
メンバー交代の意味を含めメンバーは蒸発して雲になったというようなことではないかと。
(メンバーのそれぞれの配置にも何か派閥的な意味があるのかもしれません)

New Blood/Blood Sweat & Tears - 1972.10.15 Sun









[sales data]
1972/10
[producer]
Bobby Colomby
[member]
Dave Bargeron(trombone/tuba/baritone horn)
Bobby Colomby(ds/per)
Jim Fielder(b/g)
Steve Katz(g/vo/harmonica/mandolin)
Lew Soloff(tp/flugelhorn/piccolo)
Chuck Winfield(tp/flugelhorn)
Jerry Fisher(vo)
Lou Marini(woodwinds)
Georg Wadenius(g)
Larry Willis(key)
*****
Bobby Doyle(p)




主力メンバーのデイヴィッド・クレイトン・トーマスなど3人が脱退し
4人の新しい血を輸血した10人体制のB,S&Tの5th。
(デイヴィッド・クレイトン・トーマスは1975年の「New City」でCome Backします)

クロスオーバー寄りのサウンドに変化したことで、酷評されたそうですが、
ホーン系でソウルフルなバンドとしてBGM的に流して聴いていた自分的には
ボーカルの押しが弱まった程度で(これが最大の変化なのでしょうが(笑)
前作からのサウンド変化でもあるのですがギターパートが増え、津軽ジョンガラ節みたいな
フレーズがあったり、ハービー・ハンコックの処女航海をギターと歌メロで表現するという
アイディアもなかなか面白いと思います。

余談ですがB,S&Tのリズムリーダーのボビー・コロンビーさんはプロデューサとして活躍し
ジャコ・パストリアスとパット・メセニーを引き合わジャコの初リーダーアルバムのプロデュースを
担当しています。
又マイク・スターンは先生だったパット・メセニーの紹介で1976~1978年B,S&Tで活躍しました。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

ブログ案内

縞梟

Author:縞梟
ブログ概要はこちらをご参照ください

検索フォーム

最新コメント

カテゴリ

洋楽 (2172)
Live In Japan(黒船襲来) (74)
Albert Lee (4)
Allman Brothers Band (16)
Andy Summers (7)
Anthony Phillips (3)
Asia (4)
Atomic Rooster (5)
The Band (16)
The Beatles (18)
The Beatles関連 (9)
Black Sabbath (23)
Blood,Sweat & Tears (5)
The Byrds (15)
Bill Bruford (16)
Bill Laswell (3)
Billy Preston (10)
Bob Dylan (32)
Boz Scaggs (4)
Brian Eno (14)
Carmine Appice(Vanilla Fudge~Cactus) (27)
Caleb Quaye/Hookfoot (5)
Camel (2)
Carly Simon (5)
Carole king (7)
Claire Hamill (4)
Colosseum/Tempest (15)
Cozy Powell (6)
Cream (13)
C.C.R(Creedence Clearwater Revival) (9)
C,S,N & Young関連 (24)
Curved Air (11)
Danny Kortchmar (9)
David Bowie (44)
Dave Mason(Traffic) (20)
David Sylvian (7)
Deep Purple (23)
Deep Purple関連 (16)
Derek Trucks (8)
Delaney & Bonnie (8)
The Doobie Brothers (8)
Dream Theater (4)
Eagles (10)
Emerson Lake and Palmer(E.L.P) (33)
Electric Light Orchestra(E.L.O) (0)
Emmylou Harris (5)
Eric Clapton (25)
Faces/Small Faces (19)
Family (12)
Focus (13)
Frank Marino & Mahogany Rush (15)
Frank Zappa (64)
Frank Zappa関連 (5)
Frankie Miller (7)
Fred Frith (2)
Free (18)
Gary Moore (12)
Genesis (27)
George Harrison (12)
Gong (15)
Gram Parsons (4)
Grand Funk Railroad (13)
Gurvitz Brothers (4)
Humble Pie (17)
Ian Gillan Band (10)
Jack Bruce (27)
Jackson Browne (13)
Jan Akkerman (31)
Janis Joplin (6)
Jeff Beck (32)
Jimi Hendrix (44)
Joe Walsh(James Gang) (3)
John Lennon (10)
Johnny Guitar Watson (7)
Joni Mitchell (12)
Journey(Neal Schon) (3)
Karla Bonoff (5)
Kevin Ayers (6)
King Crimson (48)
King Crimson関連 (20)
The Kinks (29)
Led Zeppelin (29)
Linda Ronstadt (11)
Little Feat (15)
Lou Reed (27)
Lovin' Spoonful(John Sebastian) (5)
Lynyrd Skynyrd (9)
Magma (2)
Marcella Detroit (4)
Marshall Tucker Band (5)
Max Middleton (6)
Michael Schenker Group(MSG) (10)
Mick Ronson (6)
Mike Bloomfield (9)
The Mountain (12)
Neil Larsen (5)
Neil Young (46)
Nicky Hopkins (11)
Nico (7)
Nucleus (4)
Paul Butterfield (9)
Paul McCartney (15)
Peter Banks (9)
Peter Frampton (8)
Peter Gabriel (16)
Peter Green (5)
Phil Manzanera (19)
Pink Floyd (23)
Pink Floyd関連 (21)
Poco (9)
Procol Harum (12)
Queen (29)
Rainbow (17)
Ray Fenwick (8)
RMS(Ray Russell/Mo Foster/Simon Phillips) (9)
Robin Holcomb (5)
Robin Trower (14)
Rod Stewart (10)
Rolling Stones (38)
Rolling Stones関連 (12)
Rory Gallagher(Taste) (12)
Roxy Music (10)
Roy Buchanan (10)
Renaissance (17)
Santana (16)
Soft Machine (11)
Spencer Davis Group (5)
Steely Dan (7)
Steve Hackett (40)
Steve Hillage (10)
Steve Miller Band (10)
Stevie Ray Vaughan (1)
Ten Years After~Alvin Lee (13)
Terry Bozzio (9)
Terry Reid (5)
Thin Lizzy (21)
Tommy Bolin (10)
toto (1)
UFO (22)
UK (6)
Uli Jon Roth(Scorpions) (13)
Velvet Underground (9)
Whitesnake (16)
Wishbone Ash (14)
The Who (20)
Yardbirds (8)
YES (28)
YES関連 (31)
ZZ Top (5)
カテゴリ外(洋楽) (90)
ジャズ・フュージョン (830)
Al Di Meola (11)
Allan Holdsworth (48)
Baby Face Willette (3)
Bernard Purdie (5)
Big John Patton (2)
Bill Evans (3)
Billy Cobham (15)
Bobby Hutcherson (2)
Boogaloo Joe Jones (8)
Brecker Brothers (13)
The Crusaders (1)
David Torn (7)
Didier Lockwood (4)
Donald Byrd (3)
Frank Gambale (4)
Grant Green (25)
George Benson (12)
Hank Mobley (6)
Herbie Hancock (10)
Herbie Mann (3)
Herbie Mason (1)
Idris Muhammad (5)
Ike Quebec (1)
Jaco Pastorius (5)
Jack McDuff (2)
Jean-Luc Ponty (8)
Jeff Berlin (6)
Jim Hall (2)
Jimmy McGriff (2)
Jimmy Smith (2)
Joachim Kuhn (3)
Joe Pass (16)
John Abercrombie (4)
John Coltrane (2)
John Mclaughlin (52)
John McLaughlin関連 (8)
John Scofield (54)
John Tropea (7)
Jonas Hellborg (9)
Johnny Hammond Smith (3)
Keith Jarrett (0)
Kenny Burrell (3)
Larry Carlton (0)
Larry Coryell (13)
Larry Young (2)
Lee Morgan (3)
Lee Ritenour (3)
Lenny White (7)
Lonnie Smith (2)
Lou Donaldson (10)
Mark Nauseef (6)
Mahavishnu Orchestra (18)
McCoy Tyner (1)
Melvin Sparks (9)
Mike Stern (13)
Miles Davis (56)
Miles Davis関連 (7)
O'donel Levy (1)
Oregon (1)
Pat Martino (7)
Pat Metheny (0)
Pat Metheny関連 (3)
Paul Humphrey (3)
Pharoah Sanders (3)
Philip Catherine (9)
Return To Forever (15)
Stanley Clarke (15)
Steve Khan (13)
Stone Alliance (2)
Stuff (10)
Tony Williams (13)
Wayne Shorter (6)
Weather Report (21)
Wes Montgomery (9)
大村憲司 (10)
高中正義 (19)
パラシュート (8)
深町純 (8)
プリズム (4)
本多俊之 (4)
増尾好秋 (6)
マライア (10)
森園勝敏 (9)
渡辺香津美 (37)
渡辺貞夫 (3)
カテゴリ外(ジャズ・フュージョン) (51)
邦楽 (894)
あがた森魚 (5)
荒井由実 (4)
井上陽水 (29)
ウエスト・ロード・ブルース・バンド(山岸潤史) (5)
遠藤賢司 (39)
小川美潮 (12)
大瀧詠一 (8)
加藤和彦 (11)
カルメン・マキ (14)
久保田麻琴(サンディー&ザ・サンセッツ) (3)
クラムボン (5)
クリエイション/竹田和夫 (32)
子供ばんど (11)
コシミハル (9)
ゴールデン・カップス/エディ藩 (11)
斉藤哲夫 (4)
サディスティック・ミカ・バンド/サディスティックス (14)
サンハウス/シーナ&ザ・ロケッツ (18)
シアターブルック(佐藤タイジ) (14)
鈴木慶一 (3)
鈴木賢司 (6)
鈴木茂 (10)
ズボンズ (5)
ソウル・フラワー・ユニオン/ニューエスト・モデル (47)
近田春夫 (4)
チャー(Pink Cloud/Psychedelix) (46)
ちわきまゆみ (9)
陳信輝 (6)
戸川純 (9)
西岡恭蔵(ザ・ディランⅡ) (8)
The News (7)
人間椅子 (12)
バウワウ(Bow Wow/山本恭司) (22)
はっぴいえんど~ティン・パン・アレイ関連 (34)
ハプニングス・フォー (7)
早川義夫(ジャックス) (6)
浜田麻里 (6)
パンタ/頭脳警察 (34)
ヒート・ウェイヴ/山口洋 (25)
フラワー・トラベリン・バンド (6)
ボ・ガンボス/ローザ・ルクセンブルグ/どんと関連 (43)
細野晴臣 (40)
Boat/Natsumen (12)
三上寛 (6)
ミッキー・カーチス (6)
ミッキー吉野(ゴダイゴ) (3)
紫(沖縄ロック) (10)
村八分(山口冨士夫) (4)
ザ・モップス (6)
森高千里 (34)
柳ジョージ (6)
矢野顕子 (13)
山内テツ (4)
山下達郎 (7)
レイジー~ラウドネス(高崎晃) (21)
YMO/坂本/高橋関連 (18)
wha-ha-ha~はにわちゃん (7)
日本のプログレバンド (12)
岡野ハジメ (4)
成毛滋 (6)
ファー・イースト・ファミリー・バンド (6)
柳田ヒロ (7)
四人囃子 (16)
アニメ (11)
カテゴリ外(邦楽) (32)
その他(戯言・雑記) (130)
備忘録 (25)
パチスロ (65)
お悔やみ (31)
メディア番宣(テレビ、ラジオ、映画など) (8)

リンク

このブログをリンクに追加する