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2020-07

Bang,Bang,You're Terry Reid(バン・バン・これがテリー・リード)/Terry Reid - 1968.01.15 Mon









[sales data]
1968
[producer]
Mickie Most
[member]
Terry Reid(vo/g)
Keith Webb(ds)
Bill Bonham(key)




「テリー・リード」は1969年ヤードバーズが解散してニューヤードバーズ(=レッド・ツェッペリン)
結成のためにジミー・ペイジからボーカリストとして声がかかりますが
丁度ローリング・ストーンズの全米ツアーのサポートだったためロバート・プラントを
紹介したという話があまりも有名です。

また後にロッド・エヴァンスが抜けたあとのディープ・パープルの後釜としても
声をかけられましたが、断ったため(理由不明)イアン・ギランが入りました。

上記のようにテリー・リードはZEPPやパープルのボーカリスト候補に挙がった実力派ということで
紹介されることが多いのですが、今まで実際にその歌声を聴いたことがなかったので
今回みっちり集中的に聴いてみました。

「テリー・リード」を語る上で外せないのがアニマルズ、ドノヴァン等をスターにした
ビート・ポップスターメイカーのミッキー・モストの存在です。
時代的にはブルースやジャズとロックが入り混じった実験音楽~ハードロック期を迎えるため
ブリティッシュ・ビートポップ道に足を踏み入れたのが運の尽きというか
ヘヴィなボーカル(声質はロバート・プラントに似ている)に個性的な魅力は十分感じますが、
このボーカル質が音の軽いビートポップ向きだったかどうかは疑問があります。

尚、鍵盤奏者ビル・ボーナムさんはあのジョン・ボーナムの従兄弟のようです。

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2nd/Terry Reid - 1969.01.15 Wed









[sales data]
1969
[producer]
Mickie Most
[member]
Terry Reid(vo/g)
Keith Webb(ds)
Pete Solley(key)




前作同様ベースレスのトリオ編成(鍵盤奏者が交代)

ジャケットを見る限りバンドというより「テリー・リード」一本売りというイメージで
曲も書きギターも弾くので一人ツェッペリンと言われたロリー・ギャラガーと
似ているような気がします。

ミッキー・モストが推進していたビートポップというよりはテリー・リードのオリジナル性を重視し?
ロバート・プラントが歌う初期ジェフ・ベック・グループみたいな感じです。
(生ギター一本のフォーキーな楽曲はまるでロバート・プラントが歌うZEPPのよう)



面白いのはこの頃誰もがカブレたサイケ色がなく、中盤辺りから独特なメロディで
(同じリズムで突っ走らず何故か途中で転調を変えたり(笑)なかなかよろしいです。

アルバム収録曲の「SPEAK NOW OR FOREVER HOLD YOUR PIECE」はチープ・トリックが
デビューアルバム(1977)でカバーしているのを不思議に思った方も多いと思いますが
実はチープ・トリック結成前にリックとトムが在籍していたバンド「FUSE」の才能を見出し
EPICとの契約の橋渡しをしたのはテリー・リードだったそうです。

[Terry Reid ver]


[Cheap Trick ver]

River/Terry Reid - 1973.01.15 Mon










[sales data]
1973
[producer]
Eddie Offord
Tom Dowd
[member]
Terry Reid(vo/g)
David Lindley(g)
Leo Miles(b)
Conrad Isidore(ds)
Willie Bobo(per)




随分、ギターが前に出てきているなと感じますが、それには大きな変化がありました。

まずミッキー・モストの元を離れ(アトランティックに移籍)プロデュースをエディ・オフォードと
トム・ダウトが担当していることとギターに何とデヴィッド・リンドレーが参加しています。
私はジャクソン・ブラウンの作品に参加する前のリンドレーのキャリアを知らなかったので
1970年頃に渡英して2年間もテリー・リードと一緒に活動していたことにとても驚きました。

ライナーによるとワイト島ライヴ(1970)に参加するメンバーを探していたテリー・リードに
チェスレー・ミリカンという方がデヴィッド・リンドレーをバンドに加えればと提案したと
されています。
ベースはアイク&ティナ・ターナーのリー・マイルズ。
ドラムは、アラン・ホワイトがでしたが、この頃ジョン・レノンとのセッションが忙しく、
ワイト島のライヴは代役としてキング・クリムゾンのマイケル・ジャイルズが叩いています。
(この時のライヴは「Silver White Light」で聴くことができます)



この後ドラムはコンラッド・イシドール(ハミングバード)に交代して制作された
スタジオアルバム。

本作はプロデュースを含め米人比率が高くなったにもかかわらずテリー・リードの
英国ロック風味は然として存在し、米国と英国のロック、ブルース、フォークテイストが
混沌と混ざり合った内容になっています。

このアルバムの出来の良さにソロ活動を続けてきたリードも同メンバーのパーマネントな
バンド化も考えられたと思いますが、ジャクソン・ブラウンの「Doctor My Eyes」がヒットし、
リンドレーはロサンゼルスに呼び戻されることになり、リードもロスに移住することを決め、
レコーディング途中だった本作も録音拠点をロンドンからロスに移すことになり
「Dream」と「Milestone」はエディ・オファード、他の5曲はトム・ダウドがプロデュースする
というように物理的にも英国サイド&米国サイドに分かれています。

[米国録音]feat デヴィッド・リンドレー


[英国録音]

Rogue Waves/Terry Reid - 1979.06.15 Fri









[sales data]
1979/6/15
[producer]
Chris KImsey
Terry Reid
[member]
Terry Reid(vo/g)
Doug Rodrigues(g)
Lee Miles(b)
John Siomos(ds/per)
James E. Johnson(org)
Sterling Smith(org)
Denise Williams(bvo)
Dyanne Chandler(bvo)
Maxinne Willard(bvo)



渡米して6年テリー・リードも随分垢抜けました・・・

1977.jpg

(テリー・リードは1977年に「ローリング・ココナツ・レビュー・ジャパン・コンサート」
という捕鯨禁止と環境保護をテーマにしたコンサートにウォーレン・ジヴォン、
J.D.サウザー、ジャクソン・ブラウンなどと一緒に来日していました)



OPのAin't No Shadowのギターリフはルーズなストーンズ風で始まり声は確かにテリー・リード
なのですが、なんというかこんなアメリカナイズされたテリー・リードは正直聴きたくなかったなと。

米英の微妙な音楽バランスを保ちながら人気を博すも、アメリカンなサウンドに埋没して
自分を見失ったということでは「フランキー・ミラー」の境遇に似ていると思います。

この方はあまりアルバムを量産するタイプではなく、曲作りはいつも苦労していたという
話を聞きますが、次のアルバムは1991年とこの作品から12年もブランクが空くのですが、
現在も音楽活動を継続しているようです。
歌は相変わらず上手いので、懐メロバンド化したパープルに今更ながら加入するというのも
面白いかも。
少なくともジョー・リン・ターナーよりは話題になるのは間違いなし(笑)


The Driver/Terry Reid - 1991.01.15 Tue









[sales data]
1991
[producer]
Trevor Horn
Leigh Gorman
Gerard McMahon
Shep Lonsdale
Robert Brown
Terry Reid
[member]
Terry Reid(vo/g)
Jackie Lomax(g)
Brian Auger(key/programming)
Timothy B. Schmit(b)
Alan White(ds)
Stewart Copeland(ds)
Jack Lancaster(sax)
Joe Walsh(g)
Howard Jones(key/programming)
Enya(bvo)




もう90年代に入ると「テリー・リードって誰?」という感じで
待望と言えるかどうか怪しい感じの「Rogue Waves」以来12年ぶりの作品。
(ここにはもう70年代のテリー・リードはいません・・・)

テリー・リードは他人と群れずソロでの活動を優先してきたツケであまり音楽仲間が
多い方ではないと思っていたのですが、本作はYES関連でお馴染みのトレヴァー・ホーンが
5曲のプロデュースを担当し、タイトル曲は映画「デイズ・オブ・サンダー」に
「自由への旅立ち~メイン・テーマ(The Last Note Of Freedom)」に改題して
主題歌として使用され(歌はヴィッド・カヴァーデイル、歌詞もビリー・アイドル作に差し替え)



スペンサー・デイヴィス・グループの「ギミ・サム・ラヴィン(愛しておくれ)」のカバー曲が
挿入歌で使用されるなど大きなタイアップが付いているのでその孤高な音楽活動を支える
タニマチのような存在はいるのでしょうね。



又参加ゲストも豪華でブライアン・オーガー、ティモシ―Bシュミット、アラン・ホワイト、
スチュワート・コープランド、ジョー・ウォルシュ、ハワード・ジョン―ンズ、エンヤなど

突如として忘却の彼方にいたテリー・リード周辺に何が起こったのか分かりませんが、
ワーナーのプライオリティアーチスト並の高待遇です(笑)

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