2017-08

Madcap Laughs(帽子が笑う...不気味に)/Syd Barrett - 1970.01.03 Sat









[sales data]
1970/1/3
[producer]
Syd Barrett
Peter Jenner
Malcolm Jones
David Gilmour
Roger Waters
[member]
Syd Barrett(vo/g)
David Gilmour(b/g/ds)
Hugh Hopper(b)
Robert Wyatt(ds)
Mike Ratledge(key)
Jerry Shirley(ds)
Willie Wilson(b)




ロック界には「狂人」のフリをして注目を集める輩もいますが、シド・バレットは
LSD中毒であっちの世界へ行ってしまったモノホンです。

Syd_barrett_octopus2.jpg

本アルバムは3段階で行われており、1968年にピンク・フロイドを脱退すると
ピーター・ジェナーのプロデュースの下で最初のデモ・レコーディング(「夜もふけて」)
その後ハーヴェスト・レコードの社長であるマルコム・ジョーンズのプロデュースで6曲が完成。
(「むなしい努力」と「ラヴ・ユー」はソフト・マシーンのメンバー3人の演奏がオーバーダブ)
その後、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズが参加して完パケ。

Syd_barrett_octopus.jpg

「タコに捧ぐ詩」(シド唯一のソロ・シングル)が先行シングルでリリースされますが
このテイクはソフトマシーンのメンバーでオーバーダブされたものをリテイクしており
ドラムはなんとデヴィッド・ギルモアが叩いています。

正常な精神状態で制作されたものではないにもかかわらずそれと気づかせない「静かな狂気」が
「奥深い優しさ」を感じさせる作品です。
歌詞は意味不明なものばかりですが・・・

たった5年足らずの活動にもかかわらずその音楽性はデヴィッド・ボウイ、マーク・ボランなど
多くのアーチストに影響を与えますが、ソロ2ndアルバムをリリースした70年代後半から
完全引き篭もり状態となり晩年は極度の鬱症状でピンク・フロイドメンバーですら
面会は許されなかったそうです。
2006年7月7日糖尿病に起因する合併症のため60歳で死去。
合掌。

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Is this the life we really want?/Roger Waters - 2017.06.02 Fri









[sales data]
2017/6/2
[producer]
Nigel Godrich
[member]
Roger Waters(vo/b)
Nigel Godrich(key/g)
Gus Seyffert(b/g/key)
Jonathan Wilson(g/key)
Joey Waronker(ds)
Roger Mannning(key)
Lee Pardini (key)
Lucius (bvo)




「今までのピンクフロイドはピンクフロイドではなく、これからが本当のピンクフロイドだ、
そしてピンクフロイドはもういない、ロジャーウォーターズがいるのみである。」

ピンク・フロイドデビュー50周年にロジャー・ウォーターズさんが「死滅遊戯」以来
25年ぶりにリリースしたニュー・アルバム。

ウォーターズ談
「 音楽は人間にとってとても大切なものだ。曲も歌詞も大切だ。
音楽は個人の生き方に影響を及ぼす。
しかし社会,政治にまで影響を与えられるか,それはわからない。
でも,こう信じたい.音楽,特にポピュラー・ミュージックは,良くないことに抗議する
まっとうな手段であり,ミュージシャンは声を上げる権利を持つと。
いや,権利どころか義務だとさえ言える。自分の思うところをきちんと主張しなければいけない。
いいから黙って音楽だけやってろと言われることがあるが,自分にはそれはできない。 」

バンド脱退後「ピンク・フロイドの名前を使うな」の看板訴訟でデビッド・ギルモアさん一派に敗訴し
新生ピンク・フロイドは過去の遺産にデヴィッド・ギルモアの趣味的音楽を足した程度の懐メロバンド化しながら
人気を保つ一方、ウォーターズはソロ活動で社会問題に声高にアジテートするものの
ピンク・フロイドという怪物の前には無力でウォーターズの音楽が一般の耳に届いたとは到底思えない。

だからというわけでもないでしょうが、最近のウォーターズさんの活動は
かつては存在の否定をしていたピンク・フロイドを肯定するごとく
狂気やザ・ウォールのアルバム再現ツアーを行うなどもしかしたら
ウォーターズさんはデヴィッド・ギルモアと再びタッグを組むのではないかと思いましたが
そのピンク・フロイドへのオマージュは本アルバムにダイレクトに表れました。

そのまんまアニマルズの焼き直しです(笑)

現在は、社会問題に真正面から噛みつく正義漢は大衆迎合主義の世の中からは
弾かれる傾向ですが、少しでもウォーターズさんの歌に耳を傾けてくれる人が
増えれば嬉しいなと思います。



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