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2020-07

光なき世界/Wishbone Ash - 1970.12.04 Fri









[sales data]
1970/12/4
[producer]
Derek Lawrence
[member]
Andy Powell(vo/g)
Ted Turner(vo/g)
Martin Turner(b)
Steve Upton(ds)




ウイッシュボーン・アッシュがディープ・パープルの前座を担当した時に
ライヴ本番前のサウンドチェックでジャムったリッチー・ブラックモアが大変気に入り
自らMCAにバンドを推薦し、当時パープルのマネージャーだったデレク・ローレンスと
メジャー契約を果たします(ローレンスは本アルバムのプロデューサーも担当、
エンジニアはマーティン・バーチです)

そんなシンデレラストリーでデビューしたウイッシュボーンアッシュのサウンドは
テッド・ターナー曰く
「我々はいかにして新しいことを演るかにかなりの重点を置いていた」とのことで
テクニカルかつメロディアスで人気のプログレバンドのE,L&P/YES/ジェネシスなどを
ライバル視し?曲構成にこだわるプログレ志向なバンドだったことが分ります。

この頃インプロ至上主義でダラダラ長いインプロを入れた大曲が多かった中で
曲作りの段階から起伏のある音楽性を前面に出そうとインプロだけで流すのではなく
計算した緻密な曲構成とアンサンブルで予定調和な曲を多数作り上げ
デビューアルバムからこんなに根詰めて大丈夫かしら?と全曲全力投球で
特に後半2曲はそういうバンドの方向性を明確にした大曲で「Handy」は各パートソロを組み
かなり作り込んでいますが「Phenix」の曲構成があまりに出来がよく霞んでしまっています(笑)

HRのギターはディストーションで歪ませてナンボという一般常識?を覆す
ナチュラルなギター音とテクニックやスピードで誤魔化さない非常に丁寧できめ細かい
メロディセンスは「気品溢れる英国ロック」という形容が相応しく
ジェフ・ベック&ジミー・ペイジ在籍時のヤードバーズ以来のツインリードバンドと
高い評価を受けます。

wishbone ash

名曲「PHOENIX」のアンディ・パウエルとテッド・ターナーのツインリードは最高!



アンディ・パウエルの回想
「1975年南フランスで開催された4日間の野外コンサートのヘッドライナーを務めた時、
そこは200年前に建てられたローマ時代の円形劇場で行われ、バッド・カンパニーや
ジョン・マクラフリンに続いて最後に出番が来る頃には観客は疲れ切っていたようだったが
「Phenix」を演奏し始めた時、丁度太陽が沈んでいき、会場のシルエットがとても
美しかったことを覚えている」

アンディが目にしていたのはこのような光景だったでしょうか。

phenix.jpg
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巡礼の旅(Pilgrimage)/Wishbone Ash - 1971.09.15 Wed









[sales data]
1971/9
[producer]
Derek Lawrence
[member]
Andy Powell(vo/g)
Ted Turner(vo/g)
Martin Turner(vo/b)
Steve Upton(ds)



これは私だけかもしれませんが、ウィッシュボーン・アッシュはみっちり曲を作り込む反面
ツインリードのアンサンブルに似たようなフレーズが多数散りばめられているため
曲の区別がつかないものが多いのですが、皆さまはいかがでしょうか?

インスト曲が5曲と多く(歌物は3曲)ジャック・マクダフのジャズのカバー曲で始まり
意表をついた本作は「ピルグリム」(米に渡ったイギリスのピューリタン(清教徒)たち)
聴き物ですが、メロディアスなサウンドやインストパートの演奏面は語られるものの
サウンドから聴き手が勝手に「ピルグリム」をイメージするというものになっているため
特に無宗教な日本ではそのイメージを正確に捉えて聴いている人は少ないのではないかと
思います。

あと少々謎なのですが「Valediction」(告白)でしっとり終われそうなところ
アルバムの色とは異なるブギウギな曲調の「明日はいずこへ」のライヴ録音
(1971年6月14日のレスター公演)が最後に収録されています。
当時でいうボーナストラックという扱いなのか?収録時間の穴埋めなのか?
トータルバランス的には妙な感じです。

尚、本作からジャケットをヒプノシスが担当することになり80年頃まで続きます。

Argus(百眼の巨人アーガス)/Wishbone Ash - 1972.04.28 Fri









[sales data]
1972/4/28
[producer]
Derek Lawrence
[member]
Andy Powell(vo/g)
Ted Turner(vo/g)
Martin Turner(vo/b)
Steve Upton(ds)
*****
John Tout(org)



ヒプノシスの手がけたレコードジャケットでも特に有名でアンディ・パウエルと
テッド・ターナーのツインギターのリードスタイルを完成させた名盤。
(英国「メロディー誌」「サウンズ誌」の1972年の年間最優秀アルバム)

全ての楽曲に計算しつくした美メロをまぶした捨て曲なしの内容で英国ロックの気品高き
美しいロックコンセプトアルバムです。
(この成功が米進出を目論むバンドの重荷になって行くのですが・・・)

ギリシャ神話の全能の神ゼウスの妻へーラーお抱えの見張り番で、全身に100の眼を持つ怪物が
「アルゴス」(アーガス)

argos.jpg

アルゴスさんはヘーラーの命令で、ゼウスの愛人で牝牛に変身したイーオーの見張りをしていた時、
イーオーを愛するゼウスの命令を受けてイーオーを取り戻しに来たヘルメースにより
殺されてしまうという損な役回りなのです・・・

随分マニアックな人物をネタにしたものだなと思いますが、殆どの日本人は英語歌詞を
十分理解しないまま聴いていますので、きっとジャケットに写るダースベーダーのような
兵士の悲哀の物語と勘違いして聴いていると思いますが、ミュージシャン側の意図しない
誤ったイメージで聴いても十分良さが通用するのが日本ならではの洋楽とのお付き合いで
いい加減でありながら面白いところ(笑)



「剣を棄てろ」にルネッサンスのジョン・タウトがゲスト参加しており、
アンディ・パウエルは、その返礼として翌年、ルネッサンスの「燃ゆる灰」のレコーディングに
参加しています。

lunessanns.jpg

Wishbone Four/Wishbone Ash - 1973.05.11 Fri









[sales data]
1973/5/11
[producer]
Wishbone Ash
[member]
Ted Turner(vo/g)
Andy Powell(vo/g)
Martin Turner(vo/b)
Steve Upton(ds/per)
*****
George Nash(key)
Graham Maitland(p)
Phil Kenzie(horn)
Dave Coxhill(horn)
Bud Parks(horn)



「サッカーのスコア2点差は危ない」というのは定説で、これは選手や観客の心理面が
大きく作用しており、負けているチームが1点返すと勢いが増し、勝ってるチームは守勢に
回されるからで、更に同点に追いついた場合、どちらが心理的に有利かは明白です。
(3対2で逆転負けのパターンは数知れずで近々で目の当たりにしたのがロシアW杯での
日本vsベルギー戦)

wc.jpg

ウイッシュボーンの場合アルバム3枚出してスコア「3-0」からの逆転負けを恐れ
心理的に守りに入ってしまった感じです。

ウイッシュボーンに限らず、評価の高いアルバムをリリースしたネクスト作品を
産み出すのは非常にプレッシャーが大きくこの壁を乗り越えられるか否かで
バンドの命運が決まるといっても過言ではなく「アーガス」の次の制作プランは
かなり難行したのではないかと思いますが、本格的な米進出準備段階として
アーガスの鎧を脱ぎ(アルバムコンセプトなし)ジャケットもタイトルもシンプルなものとなり
インストパートを大幅に減らし楽曲をコンパクトにしポップ化しているのが特徴です。

曲を作り込むタイプのウイッシュボーンの性格上、米人好みの能天気なアメリカ~ンな
楽曲を作るのは難しかった?のか米人受けしないウェットなブリティッシュ臭も
残っており英米混合の作風です。

残念なのはバンド初のセルフプロデュースなので好き勝手できるのですが、
目新しいことと言えば鍵盤とホーンを若干導入したことぐらいで、あとはディレク・ローレンスの
手法を踏襲し「非常に無難に作った」というのが私のファーストインプレッションで
今までにあった弾けるような勢いを感じません。
これが私がウイッシュボーンが守勢に回ったと感じる理由で、ファンの間でも
アルバム評は賛否両論ありますが、楽曲個々は相変わらず素晴らしい(美しい)と思います。





バンドは米に活動場所を移し、本格的な米進出を目指す矢先、このアルバムを最後に
テッド・ターナーが脱退してしまいます。

ted.jpg

Live Dates/Wishbone Ash - 1973.12.15 Sat









[sales data]
1973/12
[producer]
Derek Lawrence
[member]
Andy Powell(vo/g)
Ted Turner(vo/g)
Martin Turner(vo/b)
Steve Upton(ds)



ウイッシュボーン・アッシュのメンバーが新アルバムを制作している傍ら
デビュー時からバンドをプロデュースしていたディレク・ローレンスは
1973年6月17日~24日に行われたツアー音源の編集を行います。
(Croydon Fairfield Halls/Reading University/Newcastle City Hall/Portsmouth Guildhall)

バンドは「アーガス」リリース後、人気実力共にピークを迎えたドンピシャのタイミングの音源で、
この後テッド・ターナーが脱退してしまうため、オリジナルメンバーでの代表曲は
もれなく収録されているので総集編としてもお勧めです。
この頃のパウエル&ターナーのツインギターを日本で拝めなかったのが残念でしたね。
(1991年の再結成では見れましたけど・・・)

ただジャケットがねえ・・・もうちょっと何とかならなかったものかと。

wishi2.jpg

ウイッシュボーンはスタジオ曲もインタープレイが長い上にライヴでもアレンジを変えず
スタジオ曲の忠実な再現なのでライヴならではフラのあるインプロがあるわけはないので、
その点は少々物足りません。

又複数個所のライヴ音源で構成されているため、流れがどうも不自然なので
どこか一会場のパフォーマンスのフルセットを通しで聴いてみたいものです。

ちなみに「Wishbone Four」ツアーはこのようなセットリストです。
(1973/6/21 at Portsmouth Guildhall, Portsmouth, England )

1.The King Will Come(1)
2.Warrior(2)
3.Throw Down the Sword(3)
4.Ballad of the Beacon(5)
5.Rock 'n Roll Widow(4)
6.Everybody Needs a Friend★
7.Blowin' Free(8)
8.Jail Bait(9)
9.Doctor★
10.So Many Things to Say★
11.Baby What You Want Me to Do(6)
12.Phoenix(11)
13.No Easy Road★
14.Where Were You Tomorrow★

( )はアルバム収録順 ★はアルバム未収録、尚この日は「The Pilgrim」(7)と
「Lady Whiskey」(10)が演奏されていないので日毎に若干曲を入れ替えていたようです

There's the Rub(永遠の不安)/Wishbone Ash - 1974.11.15 Fri









[sales data]
1974/11
[producer]
Bill Szymczyk
[member]
Andy Powell(vo/g/mandolin)
Laurie Wisefield(g/steel g/banjo)
Martin Turner(vo/b)
Steve Upton(ds/per)
*****
Albhy Galuten(org/synthe)
Nelson Flaco Padron(congas)



home.jpg

テッド・ターナーが脱退し本作より1973年のウィッシュボーンの英国ツアーの前座を担当した
米のカントリーロックバンド「HOME」のローリー・ワイズフィールドを新たに迎え
ツインリードギター体制を維持したスタジオ5作目。

wishbone_2019111215324978f.jpg

ウイッシュボーン・アッシュのファンは大体、テッド・ターナー脱退後は聴かなくなる
傾向ですが(私もその一人でした(汗)意外とイケる好盤です。

英国的な湿り気はまだ残っていますが、初のアメリカ録音ということもあり湿度を下げ
オールマン・ブラザース辺りを意識したようなサザンロック風の曲もあり
「カラ」っとした米の空気感が漂っています。
(早速、ローリー・ワイズフィールドのカントリータッチなスライドギターが効果を発揮)

似たようなギターの美メロをまぶした複雑な曲構成だった時と違い「Silver Shoes」のように
歌メロに乗せたギターフレーズを繰り返して、親近感を持たせるなど、シングル化を考慮してか
楽曲の顔が今までよりはっきしていると思います。



グランドファンクのメル・サッチャーばりのマーティン・ターナーのベースラインが印象的で、
新生ウイッシュボーン・アッシュを代表するインスト大曲「F.U.B.B」が最大の聴き物です



ちなみに本作をプロデュースしたのがビル・シムジクさんでマーティン・ターナーによれば、
シムジクは「ウィッシュボーン・アッシュのギターとイーグルスのボーカルがあれば、
私は史上最高のヒット・レコードを作れる」と語っており、後にイーグルスの
「ホテル・カリフォルニア」が生まれるわけで、あの美しいギターフレーズの奥深くに
ウィッシュボーンのツインギターテイストが含まれていると考えるとわくわくします。

eagles_20191202085227755.jpg

Locked In(限りなき束縛)/Wishbone ash - 1976.03.15 Mon









[sales data]
1976/3
[producer]
Tom Dowd
[member]
Andy Powell(vo/g)
Laurie Wisefield(vo/g)
Martin Turner(vo/b)
Steve Upton(ds)
*****
Pete Wood(key)
Cissy Houston(bvo)
Sylvia Shemwell(bvo)
Eunice Peterson(bvo)



英国の高い税金対策のため、メンバーは米に移住し本格的に米進出を図った作品。

しかし何故、プロデューサーがトム・ダウト・・・
確かに英国からの越境アーチストのクラプトンやロッド・スチュワートの移民政策に
力を発揮したということを見込んでの起用なのでしょうが、何しろトム・ダウトが扱う質の
バンドじゃないでしょう・・・
この頃、流行のスワンプをやらせれば大丈夫的な皮算用は欧州様式で人気を固めた
ウイッシュボーンには通用せず、ウイッシュボーンらしさのツインギターは引っ込み
完全に歌物アルバムに。

何曲かは新しい趣向を混ぜて思白いと思いますが「今までの英国らしさは捨てろ」と
厳命されたのか大半の曲をローリー・ワイズフィールドが提供したため聴き進めても
全くウイッシュボーンらしい曲が出てこないまま終わってしまい目が点です・・・
サザンロック的ないい曲もあるのですが、別にウイッシュボーンがやる必要はないのではないかと。

普通はガラっと音楽性を変化させると賛否両論で「問題作」とされるのですが、
この変化はバンドが前向きに探究していたサウンドではなく、トム・ダウトの言いなりで
主体性のなさとやらされている感が強いことにファンは大きく失望した否定派が多く
「問題作」にもなり切れませんでした(苦笑)

セールスで結果が出ていれば、トム・ダウトの手腕は更に高く評価されたでしょうが
ファンがバンドに期待する空気を全く読まず、今までバンドが築き上げた功績を
白紙に戻してしまったKYな内容です。

もし時間を戻せるのなら、アルバムはバンドの好き勝手に作らせて、トム・ダウトは
米ヒットするようなキャッチ―な曲を1曲だけプロデュースすればよかったのだと思います。

この作品を境に多くのファンも離れていってしまい、米進出の夢はスタート段階で
大きくつまづいてしまいウイッシュボーンの苦難の始まりです。



New England/Wishbone Ash - 1976.10.15 Fri









[sales data]
1976/10
[producer]
Ron Albert
Howard Albert
[member]
Andy Powell(g/mandolin)
Laurie Wisefield(g)
Martin Turner(vo/b)
Steve Upton(ds)
*****
Nelson "Flaco" Padron(per)



「ニュー・イングランド」
(アメリカ大陸で最も古くイギリスからの入植が進み、商工業が発達した地域)

英国の高額税金逃れのために米に移住し本格的に米進出を図った前作ではバンドイメージと
ミスマッチのトム・ダウトのプロデュースのおかげでバンドが迷宮に迷い込んでしまった
印象でしたが、本作はインスト曲を収録するなど本来のウィッシュボーンらしさを小出しにして
アメリカナイズした内容で一安心です。

ただ多くの人が感じるように、初期ウィッシュボーン・アッシュに期待しているような重厚さは
米でのシングルヒットを狙うため必要最低限になっており(皮肉なことに英国では受けたが
米でのセールスはさっぱり)素直に耳に入ってこないのではないかと思います。

勿論ウィッシュボーンのみならず70年代前半にブレイクした英国ロックバンドの多くは
来るパンク、ニューウェイヴ、ディスコ旋風に吹き飛ばされてしまうので、先を見越して
アメリカナイズを図ったことは時の流れで仕方ないのですが、後にバンドが英国に先祖返りし
それこそインディーズに落ちぶれても尚、英国で活動を継続したことを考えると
バンドにプラスになるもの(バンドが欲したワールドワイドな成功)が「ニュー・イングランド」には
なかったということを証明しているため、今考えると自虐的なアルバムタイトルです。

Front Page News/Wishbone Ash - 1977.10.15 Sat









[sales data]
1977/10
[producer]
Ron Albert
Howard Albert
[member]
Martin Turner(vo/b)
Andy Powell(g/mandolin)
Laurie Wisefield(vo/g/12 string g)
Steve Upton(ds)



何だろう、このアメリカB級映画のDVDみたいなジャケット画は・・・

OPのアルバムタイトル曲のイントロから何やら不安を感じる陰鬱な出だし。
英国を恋しく思いホームシックな気分になっちゃったのかな?と思わせぶりなこの曲は
多分イーグルスの「眠れない夜」のヒット要因を解析して作った曲ではないかと思います。



そして米進出のウィッシュボーンを認めるか否かの最終ジャッジ(踏み絵)は
ローリー・ワイズフィールドが甘く歌う「グッバイ・ベイビー・ハロー・フレンド」を
許せるかどうかです(笑)



プロデュースのロン&アルバートのハワード兄弟は同時期「C,S&N」の作品もプロデュース
しており、メロウな歌物作品には定評があるものと思われますが、米進出してからの
「ウィッシュボーン」の大きな問題はバンド質はいつも蚊帳の外でプロデュサーが
変わるたびイメチェンを強要される肝心のメンバーが何をやりたいのか伝わってこないことです。

バンドが不幸だったのは「ウィッシュボーン」のバンド質を考慮した上で
アメリカナイズできるプロデューサーに恵まれなかったことでしょうね・・・
その意味では「永遠の不安」をプロデュースした「ビル・シムジク」が一番適任でしたね。

No Smoke Without Fire(因果律)/Wishbone Ash - 1978.10.06 Fri









[sales data]
1978/10/6
[producer]
Derek Lawrence
[member]
Martin Turner(vo/b)
Andy Powell(g)
Laurie Wisefield(g)
Steve Upton(ds)



「因果律」
一切のものは何らかの原因から生じた結果であり、原因がなくては何ものも生じないという法則。

このアルバムには懐かしい名前がクレジットされています。
「ディレク・ローレンス」

残念ながらウィッシュボーン・アッシュのアメリカ大陸開拓の旅は失敗に終わり、
「アーガスの夢再び」ということでディレク・ローレンスに再びプロデュースを依頼した
英国復帰第一弾!

wish_20191117150304bcd.jpg

曲は主にワイズフィールドとターナーによって書かれていますが、米人ワイズフィールドが
ローレンスのアドバイスを受けながら一生懸命慣れないブリティッシュロックな曲を書いて
「Phoenix」を意識して作った「The Way of World」という快作が生まれます。

米に行ってからはシングルヒット重視な歌物ばかりでツインリードギターなんてものは
どうでもよくなってしまっていたのですが、演奏面でもウイッシュボーンらしさが
復活しているのが嬉しいですね。

ウイッシュボーンは非常に分かりやすい例なのですが、音楽を聴く時には個人個人の
抱くイメージとそれと関連づける音というものがあり、そのバランスが違うだけで
受け付けないという事は多々あるのですが、その意味でプロデュサーの役割が非常に重要で
米でのウイッシュボーンの変化の付け方は強引というか米人受けするサウンドしか
頭になく「らしさ」を残しつつアメリカナイズできなかったものか悔やまれます。

逆にウイッシュボーンには米での武者修行で体得したアメリカナイズドされたサウンドが
残っていてローレンスさんはブリティッシュロックっぽく修正するのに苦労したというような
発言もしてましたね(笑)

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