2017-07

niyago/遠藤賢司 - 1970.04.15 Wed









[sales data]
1970年4月
[producer]
秦政明
[member]
遠藤賢司(vo/g/harmonica)
鈴木茂(g)
細野晴臣(b)
松本隆(ds)
深澤由利子(vl)
鈴木玲(cello)




enken_20150426192922bd5.jpg

エンケンとの出会いは、はっぴいえんど経由で、最初ははっぴいえんどがバックで
演奏していた岡林信康を追っていたんですが、はっぴいえんどが岡林より前に
エンケンのアルバムに参加している事を知り(この頃はヴァレンタイン・ブルー名義)
エンケンについてはラジオのリクエストで流れるカレーライスという曲ぐらいしか
知らなかったのですが、はっぴいえんどな視点でこのデビューアルバムの
アナログ盤(URC再プレス)を石丸電気で購入してハマったのがそもそもでございます。

エンケンとはっぴいえんどの馴れ初めはTBS「ヤング720」(1969/5/7)のTV収録で
細野&松本氏が当時エイプリフールとして出演(ZEPPのGood Times Bad Timesを演奏)
した時に一緒になったのが最初のようです。

細野談
「遠藤賢司はよく知っていたんですよ。ロックよりもロックぽいな、特に言葉の使い方とか
既に自分の言葉を持っていましたから。何てかっこいいんだろうって僕は思ってたんですよ」

松本談
「どうして「720」に出たか、よくわからないんだけど、遠藤賢司が「猫がねむっている」を
歌ってたのね。あれは、日本のドノヴァンじゃない。細野さんとさ、これにドラムとベースを
足せばもっとおもしろいんじゃないかって。ドノヴァンを日本語にしてね、これに、ドラムとベースを足せば、
ロックになるから。細野さんに言ったら「ああそういうやり方は、あるな」とか言ってくれたんだ」

その後、エイプリフールが解散し大瀧・鈴木を加えて再編されたヴァレンタイン・ブルーを
バックに遠藤賢司&ヴァレンタイン・ブルーとしてライヴに出演

1969/10/28 日大闘争救援会主催「ロックはバリケードをめざす」(お茶の水/全電通会館ホール)
1970/01/13 IFC前夜祭』に出演(都市センターホール)
1970/03/05 第一回東京ロックンロール・アンサンブル(六本木/自由劇場)
(これらの音源の一部はエンケンの実況録音盤やはぴいえんどBOXで聴く事ができます。
クレジットを見ると大瀧氏は大正琴を弾いていたようです(笑)

happyend_2015042115341102e.jpg

エンケン談
「一緒にやることは俺が決めた。細野氏と知り合いだったし、他のメンバーとも話が合ったんだ。
細野氏のベースが低音にあって、鈴木君の深くて鋭い川の流れのようなギターがあって、
松本君のバッタバッタとそこらじゅうをひっぱたくようなドラムがあって、あ、いいなと思ってたんで、
niyagoをやるときに手伝ってよ、と頼んだら「遠藤くん、やるの? じゃあ一緒にやろうやろう」
みたいなさ。そういう感じで手伝ってくれた」

大瀧談
「僕抜き。俺は見に行ってるの」(笑)

いや1曲目「夜汽車のブルース」(作詞/作曲:細野晴臣)来ました!
この頃のフォーク歌手は社会派ソングが主流だったことを考えるとエンケンの
内省的歌詞は異質ですね。

endou kenji1 endou kenji2

このnyagoについては1969年にエンケンが一人で演奏したプロトタイプ音源があり
2007年に発売された「遠藤賢司実況録音大全集1968-1976」に収録されていましたが
2014年に「ひとりぼっちのniyago」というタイトルで単品でリリースされました。

スポンサーサイト

満足できるかな/遠藤賢司 - 1971.11.10 Wed









[sales data]
1971年11月10日
[producer]
金子章平
[member]
遠藤賢司(vo/g/harmonica)
鈴木茂(g)
細野晴臣(b/p)
松本隆(ds)
松本裕(ashibumi)




CD化の波に押されレコードコーナーがどんどん縮小され隅に追いやられていた頃に
秋葉原の石丸電気で買った最後のアナログ盤。
ある意味、エンケンが自分を安売りせず伝説になるためにはこのアルバムで
終止符を打っていれば早川義夫クラスにはなれたのではないでしょうか(笑)

ポリドールとメジャー契約してリリースされたアルバム。
エンケンの言う「純音楽」というこだわりは今はかなり形がグチャグチャになってしまい
あまりピンとこないですが、フォーク黄金期に作られたこのアルバムは
フォークというジャンルから片足はみ出したエンケンの真の純音楽といえる作品では
ないでしょうか。

アレンジなどの大胆な加工をせず実にシンプルな楽曲群で構成されているのですが
アナログ時代「アルバム」というのはレコード盤の埃を除去し、レコード針に
クリーニング液を染込ませ、歌詞カードを見開き、さぁこれからじっくり聴くぞと
ステレオの前にかしこまって鎮座するぐらい集中して聴く代物でした。
(アルバム1枚聴くという作業はナガラ作業ではなかった)
ヒット曲のカレーライスがシングルカット(別version)され10万枚のヒット。

endou kenji3

しかし、昨今の売れるためだけのシングヒット曲の寄せ集めのアルバム質とは異なり
ヒット曲「カレーライス」を目的に聴くのではなく、一冊の本を読むような充実感があったことを
思い出させてくれる好作品です。


(これはsingle versionです)

嘆きのウクレレ/遠藤賢司 - 1972.12.10 Sun









[sales data]
1972年12月10日
[producer]
金子章平
[member]
遠藤賢司(vo/g/harmonica)
[キャラレル・ママ]
・細野晴臣(b)
・鈴木茂(g)
・林立夫(ds)
・松任谷正隆(p)
後藤次利(b)
トシ(頭脳警察)
洪栄龍(乱魔堂)
ポリドール交響楽団
etc


enken nagekinoukurere





ウクレレ怪人タイニー・ティムへの憧憬を示したタイトル作品。

tiny tim

脱はっぴいえんどでエンケン独自のマニアック色をじょじょに強めていく作品。

1)ねえちょいとそこ行くお嬢さん
モップスが後にカバーしました
憂歌団の「ちょいとそこゆく姐チャン」とは別曲です(笑)

2)ハロー・グッバイ
はっぴいえんど解散後、細野&鈴木は本格的なスタジオミュージシャン活動を開始し
小坂忠のバックバンドFour Joe Harfの林&松任谷と合体したキャラメル・ママとしての
初めての演奏です。
[参考]キャラメル・ママ(ティン・パン・アレイ)の功績



3)プンプンプン
頭脳警察のトシとの流血セッション



4)歓喜の歌
クラシック名曲に独自の詞をつけアコースティックギターの弾き語りで
エンケン流にアレンジ(笑)など聴き所多し。

歓喜の歌/遠藤賢司リサイタル - 1973.04.30 Mon









[sales data]
1973年7月21日
[producer]
金子章平
[member]
遠藤賢司(vo/g/harmonica/etc)
キャラメル・ママ
・細野晴臣(b)
・鈴木茂(g)
・松任谷正隆(p/synthe)
・林立夫(ds)
駒澤裕城(steel g)
武川雅寛(vl)
井上陽水(g)
シンガーズ2/3
ファイヤー・バード・ブラス・バンド
アルファルファ瑠璃男(ashibumi)
アルファルファキャッツ(bvo)




1973年4月30日神田共立講堂でのライヴ。

キャラメル・ママ(細野晴臣/鈴木茂/林立夫/松任谷正隆)をバックに井上陽水等がゲストと
エンケン周辺が賑やかだった頃の当時でいう実況録音盤。
(メンバーが豪華なわりには弾き語りが多いんですが(笑)
副題「遠藤賢司リサイタル」とあるようにMCが収録されたりして今のビジュアル重視で
踊れるライヴとは異なった独特の雰囲気が楽しめます。

enken recital 2007

2007年6月5日「還暦記念」遠藤賢司リサイタル」がSHIBUYA-AXで行われ、
細野晴臣・鈴木茂・林立夫がゲスト参加しこのライヴ以来約34年ぶりの共演が実現しました。

KENJI/遠藤賢司 - 1974.07.10 Wed









[sales data]
1974年7月10日
[producer]
金子章平
[member]
遠藤賢司(vo/g/harmonica)
高中正義(g/b)
林立夫(ds)
深町純(meltron/etc)
川原正美(conga/timpany)
竹内郁子(mandlin)
洪栄龍(g)
水口利光(b)
鈴木茂行(ds)
倉橋和雄(p)
細野晴臣(b)
山内哲(b)
原田祐臣(ds)
星勝(strings arrangement)
The Blue Danube Strings
Orchestra



ジャケ画は横尾忠則

本作も高中正義、キャラメル・ママ、洪栄龍、山内テツなど豪華なゲストを招いての1枚。
(シューティング・スターは洪栄龍率いるスラッピー・ジョーのことで本アルバムツアーの
バッキングを担当しています)

ライヴ定番曲の「踊ろよベイビー」がサディスティック・ミカ・バンド風のアレンジで
高中正義の編曲と知ると「成る程~」って感じではないでしょうか。

enken dancing baby

楽曲のテーマが星や宇宙といった壮大なものとなり、エンケンのマニアック度が高まり
抽象的な詩の内容は万人にはわかにくくなった感じがしますが、全体的に丁寧に作ったと
感じる好作品です。
この後ポリドール期のベスト(silver star)を1枚リリースし、



本人曰く郷ひろみに会うためにCBSに移籍し(笑)ケンジレーベルを設立します。

Prev «  | TOP |  » Next

ブログ案内

縞梟

Author:縞梟
ブログ概要はこちらをご参照ください

検索フォーム

最新コメント

カテゴリ

洋楽 (955)
Live In Japan(黒船襲来) (43)
Albert Lee (3)
Allman Brothers Band (11)
Andy Summers (7)
The Band (13)
The Beatles関連 (9)
The Byrds (10)
Bill Bruford (16)
Bill Laswell (3)
Billy Preston (4)
Bob Dylan (17)
Cactus (2)
Caleb Quaye/ Hookfoot (5)
Camel (2)
Colosseum/Tempest (12)
Cozy Powell (9)
Cream (8)
C,S,N & Young関連 (10)
David Bowie (42)
Dave Mason (5)
David Sylvian (7)
Deep Purple関連 (15)
Delaney & Bonnie (7)
Eagles (5)
Emerson Lake and Palmer(E.L.P) (33)
Electric Light Orchestra(E.L.O) (4)
Emmylou Harris (6)
Eno (8)
Eric Clapton (13)
Faces/Small Faces (4)
Focus (15)
Frank Zappa (19)
Frank Zappa関連 (2)
Frankie Miller (7)
Fred Frith (2)
Free (1)
Gary Moore (11)
Genesis (4)
Gong (14)
Gram Parsons (4)
Grand Funk Railroad (3)
Gurvitz Brothers (3)
Humble Pie (2)
Ian Gillan Band (11)
Jack Bruce (12)
Jackson Browne (2)
Jan Akkerman (11)
Jeff Beck (8)
Jimi Hendrix (42)
Joni Mitchell (7)
Kevin Ayers (6)
King Crimson (48)
King Crimson関連 (16)
The Kinks (6)
Led Zeppelin (9)
Little Feat (11)
Lou Reed (7)
Lynyrd Skynyrd (5)
Magma (4)
Max Middleton (7)
Mick Ronson (5)
Mike Bloomfield (7)
The Mountain (3)
Neal Schon (3)
Neil Young (4)
Nicky Hopkins (10)
Nico (6)
Nucleus (4)
Paul Butterfield (7)
Peter Banks (8)
Peter Frampton (2)
Peter Gabriel (10)
Peter Green (3)
Phil Manzanera (20)
Pink Floyd (2)
Pink Floyd関連 (2)
Poco (5)
Procol Harum (11)
Queen (4)
Rainbow (17)
RMS(Ray Russell/Mo Foster/Simon Phillips) (10)
Robin Trower (6)
Rolling Stones (8)
Rolling Stones関連 (4)
Roxy Music (7)
Roy Buchanan (4)
Renaissance (4)
Santana (4)
Soft Machine (6)
Spencer Davis Group (3)
Steve Hackett (13)
Steve Hillage (8)
Steve Miller Band (2)
Terry Bozzio (7)
Tommy Bolin (10)
UK (4)
Velvet Underground (7)
Whitesnake (16)
Wishbone Ash (0)
The Who (8)
Yardbirds (6)
YES (4)
カテゴリ外(洋楽) (49)
ジャズ・フュージョン (398)
Al Di Meola (10)
Allan Holdsworth (18)
Billy Cobham (13)
Brecker Brothers (10)
David Torn (7)
Frank Gambale (4)
Herbie Hancock (5)
Jean-Luc Ponty (8)
Jeff Berlin (6)
John Coltrane (1)
John Mclaughlin (21)
John McLaughlin関連 (2)
John Scofield (20)
John Tropea (7)
Jonas Hellborg (3)
Larry Coryell (6)
Lee Ritenour (3)
Lenny White (5)
Mark Nauseef (4)
Mahavishnu Orchestra (15)
McCoy Tyner (3)
Mike Stern (13)
Miles Davis (18)
Pat Metheny (10)
Pat Metheny関連 (3)
Return To Forever (13)
Stanley Clarke (11)
Steve Khan (5)
Stuff (8)
Tony Williams (9)
Weather Report (25)
大村憲司 (6)
パラシュート (8)
深町純 (5)
増尾好秋 (6)
マライア (7)
森園勝敏 (10)
渡辺香津美 (19)
渡辺貞夫 (4)
カテゴリ外(ジャズ・フュージョン) (47)
邦楽 (600)
あがた森魚 (5)
荒井由実 (4)
井上陽水 (12)
ウエスト・ロード・ブルース・バンド(山岸潤史) (4)
遠藤賢司 (28)
小川美潮 (11)
大瀧詠一 (6)
久保田麻琴(サンディー&ザ・サンセッツ) (3)
カルメン・マキ (13)
クラムボン (5)
クリエイション/竹田和夫 (27)
コシミハル (9)
ゴールデン・カップス/エディ藩 (11)
サディスティック・ミカ・バンド/サディスティックス (16)
サンハウス/シーナ&ザ・ロケッツ (11)
鈴木慶一 (3)
鈴木賢司 (6)
鈴木茂 (10)
ズボンズ (5)
ソウル・フラワー・ユニオン/ニューエスト・モデル (28)
高中正義 (4)
ちわきまゆみ (8)
陳信輝 (6)
戸川純 (9)
西岡恭蔵(ザ・ディランⅡ) (8)
人間椅子 (7)
BOW WOW (10)
はっぴいえんど~ティン・パン・アレイ関連 (33)
ハプニングス・フォー (7)
早川義夫(ジャックス) (6)
浜田麻里 (6)
パンタ/頭脳警察 (18)
ヒート・ウェイヴ/山口洋 (22)
フラワー・トラベリン・バンド (6)
ボ・ガンボス/どんと (27)
細野晴臣 (22)
Boat/Natsumen (12)
紫(沖縄ロック) (10)
村八分(山口冨士夫) (7)
ザ・モップス (6)
柳ジョージ (6)
矢野顕子 (13)
山内テツ (3)
山下達郎 (6)
Lazy~Loudness (18)
YMO/坂本/高橋関連 (19)
wha-ha-ha~はにわちゃん (4)
日本のプログレバンド (11)
岡野ハジメ (4)
成毛滋 (6)
ファー・イースト・ファミリー・バンド (6)
柳田ヒロ (7)
四人囃子 (15)
アニメ (10)
カテゴリ外(邦楽) (21)
その他(戯言・雑記) (88)
縞梟的笑論文 (12)
パチスロ (54)
お悔やみ (15)
Curved Air (0)

記事画像

リンク

このブログをリンクに追加する