2017-07

The First Recordings/Jimi Hendrix - 1963.12.01 Sun









[sales data]
1993/12/16
[producer]
unknown
[member]
Jimi Hendrix(g)
Lonnie Youngblood(sax)
etc


jimi hendrix first recordings


私が多感な学生時代にジミヘンに興味を持ちそのキャリアを追っかけようとして
挫折してしまったのは、死後膨大な数リリースされたインチキ盤を掴まされ
ウンザリしたからです。
音源的に使いまわしのものが大半で内容は悪い上にダブリも多くそれをあの手この手で
未発表と称し出すものですから、マニアを除いて純粋にジミヘンを聴きたいという人は
私同様心離れてしまった方が多いのではないでしょうか。

今回、その点を留意して愛あるインチキ盤と救いようのないインチキ盤を明確にしながら
ご紹介していくつもりです。

このアルバムはその点では愛あるインチキ盤です。
同音源の流失盤が多いので要注意ですが、一応テイチクさんのこのアルバムが無難かと。
(FIRST & LAST EXPERIENCEというタイトルで「RED HOUSE~LIVE 1968」と
カップリングで再発もされているものもあります)



日本の名のあるレコード会社ですら、出元の怪しい音源をこんなヘンテコなカップリングで
平然と出しちゃうんですからそりゃEXPERIENCE HENDRIX財団だって怒りますよ(笑)

First Recordingというタイトルが示すようなスタジオに入ってきっちり録音した
初レコーディングでは勿論なく、ジミヘンのマイナー活動時期(1963年頃)
サックス・プレイヤーのロニー・ヤングブラッドの作品でバックを務めているもの
+α(詳細不明音源)
(ジミヘンは除隊後数多くのバッキングに参加していたようですが、当時の慣例で
バッキングメンバー表記がないため詳細が分らないものが多いようです)をちゃっかり
ジミヘン初レコーディング作品集としてまとめたもの。

ロニー・ヤングブラッド名義ではシングルも発売されたようですが、全く売れず

jimi_hendrix_first_recordings.jpg

この頃若干21歳の無名のジミヘンのその”らしさ”の一辺は伺えますが、
あまりワウを多用しない初期のギターワークが聴けるという点で面白いと思います。

折角ですからジミヘン豆知識。

1)父Al Hendrixはチェロキー・インディアンとアフリカン・アメリカンのハーフで
母Lucille Hendrixは白人の血が混じったアフリカン・アメリカンのため
ジミヘンは白人、黒人、インディアンの混血児

2)アル中だった母Lucille Hendrixと離婚したAl Hendrixは日本人の藤田アヤコと再婚。
(Ayako June Hendrixは再婚相手の子連れがジミヘンだったとは知らなかったとのことです)

3)ギターは15歳頃より始め元々は右利きだったが独学で左利きの弾きかたを
マスターしたとのこと。

4)1961年5月から14ヶ月空軍部隊に入隊。実は自ら志願してというより自動車窃盗の罪で
逮捕され、投獄されるのを回避するために入隊という経緯があるようです(笑)
その軍隊時代にバンド活動をしていた仲間がBand Of Gypsysのビリー・コックスです。

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The Complete PPX Studio Recordings/Jimi Hendrix - 1965.10.15 Fri









[sales data]
1993/12/16
[producer]
unknown
[member]
Jimi Hendrix(g)
Curtis Knight(vo)
etc




邦盤は日本クラウンから発売されたExperience結成前のマイナー期音源6枚セット。
(1996年~1997年にドイツSPVというレーベルでバラでリリースされていたものと同一)

後日Band Of Gypsysのアルバムreview時に触れますがジミヘンがメジャーデビュー
する前の契約関係でトラブルになっていたマイナーレーベルPPXの音源で
エクスペリエンス財団管轄外なのでWest Coast Seattle Boyとのダブり音源はありません。
カーティス・ナイトのバッキング演奏を中心に未発表音源テンコ盛りですがジミヘンなら
何でも聴きたいというマニア向けです。

BBC Sessions/Jimi Hendrix Experience - 1967.02.13 Mon









[sales data]
1998/6
[producer]
Janie Hendrix
Eddie Hendrix
Eddie Kramer
John McDermott
[member]
Jimi Hendrix(g)
Noel Redding(b)
Mitch Mitchell(ds)
*****
Stevie Wonder
(ds on tracks 25-26)
Alexis Korner
(slide guitar on track 5)




BBC音源は1989年にRADIO ONEというタイトルで発売されていましたが



RADIO ONE出演時の音源の他、BBCに残した未発表テイクを大幅に追加した企画盤。

Tracks 1/1, 1/13-15 and 2/9-11 recorded February 13, 1967.
Tracks 1/8, 2/1-2 recorded March 28, 1967.
Track 2/12 recorded April 17, 1967.
Tracks 1/9-12, 1/16-17, 2/7-8 and 2/13 recorded October 6, 1967
Tracks 1/2-7 recorded October 17, 1967.
Tracks 1/18, 2/3-6 and 2/14 recorded December 15, 1967.
Tracks 2/15-19 recorded January 4, 1969.
Track 2/20 (bonus track) recorded August 24, 1967

主に渡英前後の1967年の放送音源に1969年の音源が追加収録されています。
1967年の欧州でのライヴ音源はストックホルムぐらいしか公式で聴くことはできないので
貴重な音源です。

ジミヘンが短期間でブレイクした背景に欧州ツアーの評判に加え、BBC出演後の
リスナーのリクエスト反響が大きくBBCへの出演回数は10ヶ月間に5回と多く
効率的に知名度&人気を拡大した大きな原動力となったようです。
オリジナル3枚よりも演奏がラフでライヴに近い形のテイクで収録されているのが
ポイント高いです。


Are You Experienced/Jimi Hendrix Experience - 1967.05.19 Fri









[sales data]
1967/5/19
[producer]
Chas Chandler
[member]
Jimi Hendrix(g)
Noel Redding(b)
Mitch Mitchell(ds)




言わずと知れたジミヘンのデビューアルバム。
ジミヘンは軍隊除隊後、様々な大物歌手(ティナ・ターナー、リトル・リチャード、
B.B.キングなど)のバッキング活動後1966年に自分のリーダーバンド
「ジミー・ジェイムス・アンド・ザ・ブルー・フレイムス」を結成し、
クラブ演奏しているところストーンズのキース・リチャーズの彼女経由の情報で
アニマルズのチャス・チャンドラーの目に止まり(チャンドラーは最初これほどの逸材が
無名なことに何か裏があるのではないか?と疑っていたとか(笑)
英国行きを薦められオーディションで選んだノエル・レディングとミッチ・ミッチェルの
トリオ編成でEXPERIENCEを結成。
このオーディション話も面白いんですが、ノエル・レディングは元々はギタリストで
最初アニマルズのオーディションで不採用となり、急遽ジミヘンのオーディションで
生まれて初めてベースを弾いてその腕を見込まれたとのこと。
又ドラマーの最終選考ではミッチともう一人エイズレー・ダンバーが残ったそうですが
最終的にコイントスでミッチに決まったとのこと(本当かよ?(笑)

1966年9月24日
ロンドン着
1966年9月28日 
ジョニー・アリデイの前座として初コンサート
1966年10月
フランスツアー
1966年12月16日
初シングルHey Joe/Stone Freeリリース
(全英4位のスマッシュヒット)

jimi_hendrix hey joe

ジミヘンの過激なライヴパフォーマンスは瞬く間に評判となり、
エリック・クラプトン
「誰もジミーのようにギターを弾くことはできない」
ジェフ・ベック
「廃業を考えた」(笑)

私はこのアルバムをレンタルレコードからカセットにダビングして何度も聴いていたので



CDのリミックス盤を購入した時、1曲目"Foxy Lady~"って来るのかと思ってたら
Purple Haze???だったのでもの凄く違和感がありました。
何でもアナログ英国盤に準拠していたものを米編集盤の収録曲&順に変更したとのことで
"red house/can you see me/remember"が"
Purple Haze/Hey Joe/The Wind Cries Mary"に差し替えられています。
(改修盤はボートラで全て収録されているようです)
アナログ時代の曲順をオリジナルとして耳が馴染んでいるので新鮮ではありましたが
なんかちょっと頭の固いおっさん的に残念なので中古屋に行ってわざわざ旧規格盤に
買い直しました。

更に例のエクスペリエンス・ヘンドリックスはインターナショナル盤という
別編集のアルバムも出してますが、もうねいい加減ちゃんとアルバムの体裁を統一してちょ!
って感じ(苦笑)

Jimi Plays Monterey/Jimi Hendrix Experience - 1967.06.18 Sun









[sales data]
1986/4
[producer]
Alan Douglas
Chip Branton
[member]
Jimi Hendrix(g)
Noel Redding(b)
Mitch Mitchell(ds)




英国デビューでまずまずの成功を収めたものの米国ではまだまだ無名のジミヘンが
米国凱旋して一夜にしてその名を轟かせたジミヘン快進撃の発火点
1967年6月16~18日の3日間、米カリフォルニア、モンタレーで行われた世界初の
野外ロックフェス=モンタレー・ポップ・フェスティヴァル(6/18出演時のライヴ音源)

monterrey pop festival 1967

この企画はスイスのモントルーJAZZフェスを真似てロックでもやってみようというのが
そもそもの始まりで、無名のジミヘンに全く知識なく初めて「この音」に遭遇した時の
米国観客の衝撃が伝わってきます。

ジミヘンの出演は当フェス裏方ポール・マッカートニーが
「歯でギターを弾く桁外れのギタリストがいる」と強力に推薦したからなんだそうです。
このライヴ音源は先にオーティス・レディングとのカップリングアルバムに一部が
収録されてましたが

jimi_plays_monterey.jpg

全貌が明らかになったのはこのアルバムが発売された1986年になってからでした。
(当時のアナログのライナーには突然の発売経緯は不明とあります(笑)
ジミヘンを大観衆に紹介するMCは渡英してから仲が良かったブライアン・ジョーンズ。

jimi_plays_monterey2.jpg

このライヴのWild Thingでギターを燃やすパフォーマンスでジミヘンは
一躍、時の人となるのですが(映像を見ると火をつける直前にギターに別れのKISSするのは
なんか演出超えたジミヘンのギターへの本物の愛を感じますね)
以後、このパブリック・イメージが相当プレッシャーになっていたようです。
近年、ジミヘンの数多のライヴ音源で内容が良いものが出始めていますが、
このモンタレーのライヴもオフィシャルの数に入れてもいいのではないかと思うほど
内容が充実しているのですが2007年に晴れてエクスペリエンス財団より
remix盤がリリースされたようです(拍手)



改めて聴いてみるとジミヘンのギターは弦楽器というよりエフェクトマシーンという
感じですね。
ちなみにこの燃やされたギターはFrank Zappaの手に渡り

jimi_plays_monterey3.jpg

Guitarというアルバムで使用されています

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