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2020-05

Physical Graffiti/Led Zeppelin - 1975.02.24 Mon









[sales data]
1975/2/24
[producer]
Jimmy Page
[member]
Jimmy Page(g)
Robert Plant(vo/harmonica)
John Bonham(ds)
John Paul Jones(b/org/etc)




Zepp自らが設立したスワン・ソング・レコード第1弾。

swan.jpg

新録8曲+「Ⅲ」「Ⅳ」「聖なる館」の3枚のアルバムの未発表曲7曲を足した内容で、
前アルバムタイトル曲の「HOUSE OF THE HOYL」が未発表曲として収録されているということは
この曲は没にされていたということですね(笑)

新作として2年のインターバルが空くのですが、ジャケットデザインに手間取ったことや
スワン・ソング設立の事務作業に忙殺された理由の他に
Zeppは1973年米ツアーと平行して映画「レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ」の撮影を行なった後
アルバム制作に入るのですが、対外的にジョンジーの病気を理由に中断。

実は、後年のジョンジーの発言によるとツアーの連続に嫌気が差し、ウィンチェスター大聖堂の
聖歌隊指揮者になるために脱退を考えたいたことが明かになり、ピーター・グラントの忠告で
休暇を取った後、気を取り直したジョンジーを迎え、セッションを再開しアルバム制作に
こぎつけたという裏事情があったようです。

つまりジョンジーが戻らず新録できない事態を想定して過去の没テイクを掘り起こしていたら
ジョンジーが戻ってきて、じゃあ折角だから新録と過去テイクを一緒に出しちゃおうか
ということで2枚組になったのかなと。
(2枚組にもかかわらず予約だけで余裕で100万枚突破(笑)

上記の理由でジョンジーがアルバム制作に乗り気ではなかったことも影響して
(楽曲にジョンジーの名がクレジットされているのは5曲のみ)前作のような凝った作りこみを放棄し、
シンプルなサウンドに回帰したため2枚組にありがちな気負った重さはなく、
アルバムトータルで特にボンゾのドラムの音が冴え渡っています。



収録曲「トランプルド・アンダー・フット」は現在のディスコ音楽においてDJ達からクラシックとして
敬意を払われプレイされ続けてきているのだそうで、又プラントは「In My Time of Dying」の完成度に
誇りに感じており、解散後、マスコミに再三にわたって再結成について言及されると
「In My Time of Dyingのようなミラクルが生まれるなら再結成を考えてもいい」
といった発言を残しているようです。



尚1975年は歴史的な観客動員数を達成した大規模なツアーを成功させたこともあり、
Zeppの全アルバムがチャートに返り咲くという異変が起ったそうです。

Presence/Led Zeppelin - 1976.03.31 Wed









[sales data]
1976/3/31
[producer]
Jimmy Page
[member]
John Bonham(ds)
John Paul Jones(b)
Jimmy Page(g)
Robert Plant(vo/harmonica)




Zeppの現役活動期のピークは1975年で、2月からの北米ツアーの大成功、
フィジカル・グラフィティの大ヒット、伝説のロンドン・アールズコートの5夜連続公演がsold out、
ピーター・グラントによるとこの年の収益は5000万ドル程度と推算されています。

莫大な収益を得た反面、英国の税法から逃れるためにメンバーは1975年の大半を国外で
過ごすことを余儀なくされており、その最中ギリシャでプラント一家が乗ったレンタカーが
事故を起こし、夫妻は重症を負い、ロンドンに搬送されるも、税法の関係でプラントは
英国内に留まれず、ジャージー島に移動したとのこと(8月の米ツアーは中止)

プラントの怪我回復後、スケジュールの遅れを取り戻すため1日18時間とも言われる
ハードワークでわずか3週間という短期間でアルバムを完成。

凝ったアレンジを排除し全曲、ギター、ベース、ドラムのみで演奏されたストレートな
作りになっているのが特徴(キーボード類が一切使われていない唯一のZepp作品)で、
私個人はとても好きなアルバムなのですが、Zepp作品の中で最も売れなかったアルバムです。
(ライヴでもこのアルバムから演奏されたのは「アキレス最後の戦い」と「俺の罪」の2曲のみ)

原因は作品質にあるのではなく、この頃の英国は未曾有の大不況で
(この年、プライド高き英国は屈辱的な処置として国際通貨基金(IMF)に救済される)
メンバーが自分達の莫大な利益を守るため国外逃亡していた事も印象悪く、
(何も国外逃亡を図ったのはZeppだけではなくストーンズやビートルズメンバーなど
大物アーチストはこぞって米に渡り、そのことで音楽市場は米の独占状態となり
80年代は米中心の売れた者勝ちの産業ロックへ移行します)

商業音楽として肥大化しすぎたロックは職に就けない若者達の反感を買うようになり
音楽のムーブメントはパンクやニュー・ウェイヴに流れが傾き
Zeppはストーンズ、ピンク・フロイドと並んで「ダイナソー(恐竜=時代遅れ)ロック」
「オールド・ウェイヴ」と揶揄されるようになったのはこの頃です。

The Song Remains the Same(永遠の詩)/Led Zeppelin - 1976.10.22 Fri









[sales data]
1976/10/22
[producer]
Jimmy Page
[member]
John Bonham(ds)
John Paul Jones(b/key/mellotron)
Jimmy Page(g)
Robert Plant(vo)



27–29 July 1973 at Madison Square Garden, New York

1973年に行われた「聖なる館」の米ツアーMSGでの3日間のライヴと寸劇を組み合わせた
映画「永遠の詩(狂熱のライヴ)」と題した映画が公開され、そのサントラとして発売され
(曲順は入れ替えられ映画とは別テイクの音源もあり)
ロック小僧だった自分が背伸びして洋楽を聴き始めたジャストなタイミングで
初めて買った洋楽のアナログ盤です(しかし秋葉原事件発生(最下部参照(苦笑)
(収録分数の都合で数曲カットされていましたが2007年に最強盤として6曲が追加収録されました)

Zeppのスタジオ盤で期待を裏切るものは1枚もありませんが、このサントラとして発売された
公式ライヴ盤だけはどうもいけません・・・
ライヴ王者Zeppとしての本来の魅力が十分に伝わって来ない最大の理由はプラントの不調です。
1973年のツアーはプラントの声が出なくなりそのデメリットを埋めるが如く、
他メンバーが張り切る名演「Bonzo's Birthday Party」(1973/5/31L.A.Forum)

zep3.jpg

などもあることはあるのですが、初っ端プラントのRock'n'Rollの声の出なさ加減には
驚きます・・・
(この1973年のツアー後、喉の手術をし声質が変わってしまいます)

あと全体的に皆大人しいですよね(ボンゾとかも・・・)
MSGという大舞台を絵的に使いたかったため仕方ないのでしょうが、Zeppのベストな
ライヴドキュメントがチョイスされなかった事が非常に残念です。

まぁ文句言いながら学生時代は名画座の定番フィルムだったので繰り返し観てタイトル通り
狂熱してましたけど(笑)
昔の映画館は普通の映画を見る時でさえ酷い環境(堅くて狭い椅子)でしたから
ウッドストックとカップリング上映の時はさすがに途中で出ました(苦笑)



何故3年前ものライヴ映像が今頃、映画化?という素朴な疑問があるのですが、
ZeppはTV番組で演奏を拒否していたのでかねてから、彼らのパフォーマンスを
映像に記録しておこうという企画があり、没フィルムで有名なところでは
ロイヤル・アルバート・ホール(1970/1/9)などがあります。
(今は2003年に発売されたDVDで見ることができます)



Zeppのライヴがなかなか映像化されなかった理由に、ライヴ興行の取り分が関係するのでは
ないかと思います。
Zeppはとにかく精力的に世界中でライヴを行っていましたが、それには5人目のツェッペリン
と呼ばれる「ピーター・グラント」の存在が大きいので紹介しておきます。

peter.jpg

190cmの巨体を活かして、元々は用心棒やプロレスラーなど職を転々し
(一時は俳優として映画にも出演していたようです)急速に強大化するロックビジネスは
未整備かつ暴力的でその胡散臭さに魅力を感じ、ドン・アーデンの下で米から
渡英するアーチストのツアーマネージャーを始め、その後ミッキー・モストと事務所を作り、
ヤードバーズ、ジェフ・ベック・グループのマネージメントを担当し、特にジミー・ペイジに
絶大の信頼を受け、以後Zeppのマネージャー、ZEPPのレコード・レーベル「スワン・ソング」
の社長を務めるのですが、革新的なマネジメントの成功例はプロモーターの買い手市場だった
コンサート収益のバンドとプロモーターの収益配分比率の逆転で通常1:9はざらで、
人気スターでも5:5が普通で、最高でも6:4が相場でしたがピーター・グラントは
「客はプロモーターや会場にではなく、バンドに金を払う」と主張し、
なんとZeppデビュー半年後には9:1の取り分を得ることに成功(ボロ儲け)

Zeppは宣伝に莫大な費用を使わずともライヴ会場はどこも満杯で、逆にライヴ映像を
商品パッケージ化してしまうとライヴ収益にマイナスになるのではとの金勘定が
あったのではないでしょうか。

とにかくZepp愛ゆえのピーターの暴力的な逸話は多く、あまりにも数多く出回る海賊盤に
怒り心頭だったため会場にビデオや録音機を持ち込もうとして見つかった輩は
100%半殺しの目にあわせるなど、サウンドや肖像権を守るための過剰防衛は頻繁に警察沙汰に
なっていたようです。

この映画にもピーターは出演しているのですが、オープニングの幻想シーンで
グラントとリチャード・コール(レッド・ツェッペリンのツアーマネージャ)が
ブートレッグ業者をギャングに置き換えマシンガンで殺戮するシーンやMSGの控え室で
無許可業者がグッズ販売している事でプロモーターを罵倒する姿や



滞在ホテルからコンサートの売り上げ金約20万ドルが消失した盗難事件の記者会見で
記者の質問に激怒しカメラを取り上げてフィルムを引き抜いた件で逮捕されたニュースフィルムなどで
その勇士を見ることができます(笑)

***秋葉原事件***
私は小学生高学年から井上陽水が大好きで、少ない小遣いを遣り繰りして陽水のアルバムを
優先して購入していたので、この頃の洋楽のアルバムは殆ど友人から貸して貰って
テープにダビングして聴いていたのですが、初めて洋楽のアルバムを買うため、
わざわざ田舎から秋葉原の石丸電気に行き、このアルバムの輸入盤を買ったのですが、
初っ端から音飛びです・・・
面倒な事に再び秋葉原まで行って交換して貰えたのですが打撃なのは汽車賃です。
折角、安く仕入れた輸入盤だったのに、2往復の汽車賃が上乗せされ
普通に地元のレコード店で邦盤を買った方が安かったというオチがついてしまい
頭にきた縞梟は夏休みの課題作文にこの事件のことを文句たらたらで書いたぐらいで
個人的にあまりいい印象がないアルバムなのです(笑)

Listen To This Eddie/Led Zeppelin - 1977.06.21 Tue









[member]
Jimmy Page(g)
Robert Plant(vo)
John Bonham(ds)
John Paul Jones(b/key/synthe/etc)

[setlist]

Disc One
01. The Song remains the same
02. Sick again, Nobody's fault but mine
03. Over the Hills and far away
04. Since I've been loving you
05. No Quarter

Disc Two
01. Ten Years gone
02. the Battle of Evermore
03. Going to California
04. Black Country Woman
05. Bron-Y-Aur-Stomp
06. White Summer
07. Black Mountain Side
08. Kashmir

Disc Three
01. Out on the Tiles - Moby Dick
02. Heartbreaker
03. Guitar Solo
04. Achilles last Stand
05. Stairway to Heaven
06. Whole Lotta Love
07. Rock & Roll

zep4.jpg

zep5.jpg

zep6.jpg



The Forum,Inglewood,CA,1977/6/21

60年後半から70年代中盤までロック界を引っ張ってきた大物アーチストの活躍が一段落したのと
入れ代わるように、80年代に全てのギタリストに衝撃を与えるニューヒーローが登場しました。

その名はエディ・ヴァン・ヘイレン

eddie.jpg

「ギターはこんな風にも弾けるんですよ」という今までにない衝撃的なギタープレイは
そのまま80年以降の超絶ギターブームにつながって行くのですが、
そんなエディさんがペイジさんのギタープレイに「賞賛とは程遠い演奏能力」と
述べたとか述べないとかで、その当てこすりとしてブートならではの遊び心で
「Listen To This Eddie(エディ、聴きやがれ!)」のタイトルになった
数多いZeppブートの中で私が一番好きな作品です。

2年前の北米ツアーが大成功だったことに気をよくしてか、オープニングのsong remians the sameは
「今日はのっけからやるぞ!!」というメンバーの暴走気味の演奏で特にハイテンションの
ボンゾのドラムは血管がブチ切れるのではないかと思うほど凄まじいです。
(気づいた方もいらっしゃるかもしれませんがこのテイクは公式発売のDVDのEXTRASでも
本音源のブート映像が観れるので要チェックです)

1977年はもうZeppのピークは過ぎていますが、ペイジさんのヘタウマのギターセンスは
タイトル通り「エディ、ギターは技術じゃないんだぜ!」ってペイジさんからの回答にもなっていて、
素晴らしい出来だと思います。
(私は特にこの頃のセットリストでアンコール演奏された
whole lotta love~Rock'n'Rollのつなぎのタメの一瞬にもの凄くシビレます)



音楽ムーブメントがパンクやテクノ、ディスコ音楽などライト質なものに変化して行く中、
Zeppの次の一手に注目が集まりますが、本ライヴの約1ヶ月後の7月26日ニューオリンズ公演に
移動中プラントの愛息がウィルス性感染症で死去してしまい、残りのツアーは中断し
バンド活動も無期限で中止状態になり、再始動するのに2年を要すことになります。

The Knebworth Park Festivals 1979/Led Zeppelin - 1979.08.04 Sat









[member]
Jimmy Page(g)
Robert Plant(vo/harmonica)
John Bonham(ds)
John Paul Jones
(b/key/mallotron/synthe/etc)

[set list]
1.The Song Remains the Same
2.Celebration Day
3.Black Dog
4.Nobody's Fault but Mine
5.Over the Hills and Far Away
6.Misty Mountain Hop
7.Since I've Been Loving You
8.No Quarter
9.Ten Years Gone(8/4のみ)
10.Hot Dog
11.The Rain Song
12.White Summer/"lack Mountain Side
13.Kashmir
14.Trampled Under Foot
15.Sick Again
16.Achilles Last Stand
17.Page Solo
18.In the Evening
19.Stairway to Heaven
(Encore)
20.Rock and Roll
21.Whole Lotta Love
22A.Heartbreaker(8/4のみ)
22B.Communication Breakdown
(8/11のみ)


zep8.gif

zep9.gif

zep10.gif



[Live Data]
1979/8/4 & 11(Knebworth House, Hertfordshire, England)

新作「In Through The Out Door」を引っさげネブワースフェスに出演した約3年ぶりのライヴ。
Zeppの1979年のライヴはこのネブワースとデンマークのコペンハーゲン(7/24)のみで
1980年に開始するツアーのWarming Upコンサートと呼ばれています。

zepp.jpg

観客の熱狂とは裏腹に3年のブランクでバンドのテンション、演奏力の低下は著しく、
特にペイジの薬の影響による大量の汗と指の動かないギター・プレイは痛々しく、
メディアはいっせいに「Zeppは終わった」と報じました。

しかしファンにとっては「あばたもえくぼ」なのです(笑)

ライヴ初日は久方ぶりということもあって、スペシャルセットリスト全22曲2時間45分という
ある意味ZEPP集大成的な内容のためか、アナログブートで発売された当時は
異例の大ヒットを記録した人気アイテムで最初にCD化された時はそれこそちょっと
手の出ない価格でしたが(しかし2枚目のジャケは勘違いも甚だしいがLIVE AIDの時かな?
これもブートならではの味わいって奴でしょうか(笑)
最近、怪しい感じのDVDがMASTERPLANというドイツのレーベルからリリースされていますので、
ライヴ映像も観ることができますが



確かに演奏はズタボロですが、それよりも何よりもメンバーが久々の表舞台の感触を
確かめながら楽しそうに演奏しているのがとても印象的です。

In Through the Out Door/Led Zeppelin - 1979.08.15 Wed









[sales data]
1979/8/15
[producer]
Jimmy Page
[member]
Jimmy Page(g)
Robert Plant(vo/harmonica)
John Bonham(ds)
John Paul Jones
(b/key/mallotron/synthe/etc)

In Through the Out Door


1977年北米ツアー中にプラントの愛息が亡くなり、バンドは無期限の活動停止状態に
入っていましたが、遂にメンバーの説得に折れたプラントが重い腰を上げリハーサルを開始。

ただ長いブランク期間中にジミー・ペイジが薬物の影響もありスランプに陥ってしまい
(ネブワースのボロボロのギターパフォーマンスを見れば一目瞭然)
新しいシンセサイザー(ヤマハGX-1)を導入して、活動停止中に新曲をストックしていた
ジョン・ポール・ジョーンズがアルバム制作を主導。

ジョンは7曲中6曲でリード・コンポーザーとしてクレジットされており、
サウンドはキーボード主体な内容へ変貌しています。
(「All My Love」はプラントが亡愛息カラックへ捧げた曲です)

アナログ時代は茶色の紙袋の中に6種類の異なったデザインのジャケットで発売され
(カウンターに座る男を6つの角度から見た構図)
一人に複数枚購入を求めたZeppにしては姑息なジャニーズ商法でした(笑)

zep7.jpg

米はディスコ、英はパンク、ニューウエイヴ、テクノと音楽シーンは新しい音楽が席巻し
ストーンズでさえディスコ音楽で大衆に媚びるほど、往年のブリティッシュロックは
下火となり、Zeppといえど2年のブランクは長く、周囲からは過去の遺物(ダイナソー)と
パッシングを受けながらも、ネブワースの大舞台で3年ぶりに行ったライヴはファンを喜ばせ
リリースしてみれば「これぞZepp」と当時の音楽シーンのどれにも属さない
孤高のイメージすらあった内容は歓迎され、大ヒットし、Zeppの過去9作全てが
トップ200に再登場するという快挙も記録。

それこそZeppのデビュー時から時系列で聴いていたOLDなファンには評判が悪かったようですが、
この頃、夢中になって洋楽を聴き始めた私にとってはZeppの新譜というだけで大感激で
Zeppが来たる80年代へ臨む再出発の手がかりとして、新しい展開を予感させるものだったと
思うのですが、1980年9月25日、その夢はあっけなく終わりを迎えます・・・

Tour Over Europe 1980/Led Zeppelin Last Stand - 1980.07.07 Mon









[member]
Jimmy Page(g)
Robert Plant(vo/harmonica)
John Bonham(ds)
John Paul Jones
(b/key/mallotron/synthe/etc)
[setlist]

1.Train Kept A-Rollin'
2.Nobody's Fault but Mine
3.Black Dog"
4.In the Evening
5.The Rain Song"
6.Hot Dog
7.All My Love
8.Trampled Under Foot
9.Since I've Been Loving You
10.Achilles Last Stand
(6/26&27はなし)
11.White Summer/Black Mountain Side
12.Kashmir"
13.Stairway to Heaven
(encore)
14.Rock and Roll
15A.Whole Lotta Love
(6/17,20,26,30 7/2,5,7)
15B.Heartbreaker (6/17,21,29)
15C.Communication Breakdown
(6/18,23,24 7/3)
15D.Money (That's What I Want)(6/30)

zep11.jpg



1979年「In Through The Out Door」をリリースし、ネブワースで復活の狼煙をあげた
Zeppは1980年に入ると6月17日西ドイツのドルトムントを皮切りに欧州ツアー(14公演)を
スタート。

バンドに絶頂期の面影はなく全体的にメロメロな演奏にもかかわらず欧州ツアーは
実に1973年以来、7年ぶりとあって各会場大盛り上がりです(笑)

特にジミー・ペイジ先生のギタープレイが毎回ハラハラドキドキもので
「HOT DOG」のイントロでその日の調子が分かるので、これはこれで面白いかと(笑)



このツアーのこぼれ話として6月27日のニュルンベルグのブートを聴くと
Black Dog演奏後4曲目の「In The Evening」をコールしたところで演奏が中断し
そのまま演奏は再開されず、たった3曲で終了。

Zepp本によると本番前にバナナを27本食べた男がいて、その男が演奏中にぶっ倒れて
担ぎ出されてしまったという・・・

その男の名は「ボンゾ」さんです(笑)

可愛くバナナとは書いてありますが、バナナという名の薬物なんでしょうなきっと(苦笑)

この日のブート盤のジャケットは最高

bonzo.jpg
(ボンゾはHR界の古今亭志ん生です(笑)

zep12.jpg

そして7月7日七夕の夜、ベルリン公演がZEPP最期のライヴとなり



それこそ、実現していれば今までにない大歓迎を受けたであろう英国に戻ることなく
鉛の飛行船は不時着してしまいます(1980年9月24日ボンゾ死去)

当時このニュースはリアルタイムには入って来なかった気がします。
私は渋谷陽一さんのラジオで訃報を知ったのですが、がらっと様変わりした
80年代の音楽シーンにZeppは何を提示してくれるんだろうと期待していたので、
とても残念な気持ちだったのと新ドラマーを迎えるならコージー・パウエルがいいなとか
適当なこと考えていましたが、残ったメンバーでかなり真剣に後継者について議論されたようですが
「ボンゾあってのZepp」という結論に達し12月4日に解散を表明。
私も新メンバーを加えて再始動しなくて良かったなと今は心底思います。

Led-zep-break-up-letter.png

Death Wish II(ロサンゼルス)/Jimmy Page - 1982.02.15 Mon









[sales data]
1982/2/15
[producer]
Jimmy Page
[member]
Jimmy Page(vo/g/synth/bass/etc)
Gordon Edwards(vo/p)
Chris Farlowe(vo)
Dave Lawson(p/synth)
Dave Mattacks(ds)
David Paton(b)
David Sinclair Whittaker(p)
The Sol Symphonic(strings)
GLC Philharmonic orchestra




主演チャールズ・ブロンソンで大ヒットした「狼よさらば」(Death Wish)の続編。
(監督マイケル・ウィナー作品)のサントラ。



このアルバムは一度CD化されたまま、放置状態の入手難作品でその理由は多く語りませんが(笑)
根本的に映画のサントラなのでジミー・ペイジのソロ作品として聴くには少々無理がありますが
初めてのサントラ制作を独学で乗り越え又クリス・ファーロウの歌も収録されており
マニアには堪らないコレクターズアイテムなので手っ取り早く内容を確かめたかったら
DVDで映画を観るしか方法がなかったのですが



2015年に未公開映画のサントラ「ルシファー・ライジング」とあわせた4枚セットで発売されました



クラプトン、ベック、ペイジが顔を揃えたARMSコンサートでは本アルバムから
Prelude、Who's to Blame、City Sirensの3曲が演奏され「天国の階段」がボーカルなしの
インスト演奏され話題となりました。

Pictures at Eleven(11時の肖像)/Robert Plant - 1982.06.28 Mon









[sales data]
1982/6/28
[producer]
Robert Plant
[member]
Robert Plant(vo)
Robbie Blunt(g)
Jezz Woodroffe(key)
Phil Collins(ds)
Cozy Powell(ds)
Paul Martinez(b)
Raphael Ravenscroft(sax)



ZEPP解散後ジミー・ペイジさんが映画ロサンゼルス(DEATH WISH II)のサントラ盤
リリースしたのに続きロバート・プラントさんのソロアルバムがリリースされました。

最初はプラントさんの個人的な楽しみ程度に地元ミッドランドでロビー・ブラント(シルヴァーヘッド)と
ハニー・ドリッパーズというバンドを結成しR&Bをプレイしていたものがソロアルバム制作に発展し、
前年MSGで来日していたコージー・パウエルが、雑誌ミュージックライフでこのアルバムに
参加しているという記事を読み、期待が膨らみましたが、このアルバムにZEPPの幻影を
求めないで聴いた人なんていなかった筈でZEPP時代は決してサウンドメーカーとして
目だった実績がなかったプラントさんが持ってきたのはいかにも「ZEPPっぽい曲」で
仮にグラハム・ボネットがコージーと一緒に作りましたという内容ならソコソコなんでしょうけど
やはりプラントさんが背負っているZEPPの十字架は重いですよ・・・

とにかくロビー・ブラントのギターがあまりにもチープ。
(下手じゃないんですが凹凸がなく平坦すぎる・・・)
楽曲もこの二人の共作が殆どのようですが曲が圧倒的につまらない上に質の悪いことに
ZEPP的な雰囲気を出そうとしていることが悪印象に拍車をかけます。



プラント級の人脈なら無名でも、もっと腕のたつギタリストを探すのなんか容易かったんじゃないかと
思うのですが、意外なことにプラントさんのソロアルバムは殆ど全米トップ20入りを果たし
ライヴもアリーナクラスで盛況だったということなので、とり合えずソロ転向後は私のように
ZEPPな過去に縋りつき後ろ向きな輩は放置しておいても米ではそれなりに成功していたようです。
ちなみに日本にも来日(1984年)した筈ですが、そのライヴ評をネット上で読んだ記憶がありません(苦笑)

robert plant

Coda/Led Zeppelin - 1982.11.19 Fri









[sales data]
1982/11/19
[producer]
Jimmy Page
[member]
John Bonham(ds)
John Paul Jones(b/key/p)
Jimmy Page(g)
Robert Plant(vo/harmonica)




1969年~1978年に録音され未発表だった楽曲をジミー・ペイジが編集し
1982年にリリースされたボンゾ追悼盤。

絶頂期に制作された楽曲が多数収録されているためとても寄せ集めとは思えない
(間違っても売れないアーチストがボートラと称して抱きあわせる没テイクとは違います)
素晴らしい出来で、ジミー・ペイジがドラムのリミックスを最大考慮して仕上げているため
改めてボンゾのドラムは本当に凄かったなと再認識させられます。



ただし、注意すべきはこのサウンドはZeppが80年代に提示した新しい音楽ではなく
間違いなく70年代のブリティッシュハードロックの確変終了を宣言したアルバムでもあるのです。

私は80年代以降の音楽は「進歩」ではなく「変化」だと思っています。
非常に厄介なことに、技術進化は人間の大きな手助けになった反面、素人でも操作可能な
サンプリング技術が発達し音の切り貼りが物凄く簡単にできるようになったことから
「オリジナル性」というのは物凄く希薄になったと考えています。

又商業音楽がミュージックビデオを量産しサウンドよりも絵的なものが重宝されるようになり
見た目や事件性など「動画」的なインパクトのものが多数を占めるようになり、
このような状況に70年代の遺物と評されていたZeppに活躍の場があったのか考えると
複雑な気持ちになります。
(もしZeppが80年代も活躍していたら私はシンセなどの最新楽器演奏よりも、よりシンプルになり
非エレクトリックな方向にその道を見出したのではないかと推測します)

80年代に実現しなかったZeppサウンドで非常に残念なのことはZeppにはペイジとジョンジー
というタイプの異なるサウンドコンポーザーがいて、アルバムはその二人の主導権を握った
どちらかの一方の色が濃くなるという傾向だったので、この二人のミュージックセンスが
融合したアルバムを1枚残して欲しかったなと。
(多分ジョンジーがZeppのアルバムのリミックス作業をするとペイジさんとは違った印象に
仕上がると思います)

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