2017-07

Ashes Are Burning(燃ゆる灰)/Renaissance - 1973.10.15 Mon









[sales data]
1973/10
[producer]
Dick Plant
Renaissance
[member]
Jon Camp(b/g)
Annie Haslam(vo)
Terrence Sullivan(ds/per)
John Tout(key)
*****
Michael Dunford(g)
Andy Powell(g)
Richard Hewson(strings arrangement)




ルネッサンスといえばプログレファンでは知らない人はいない人気バンドですが
この最初期のボーカルがあのヤードバーズのキース・レルフだったことをご存知でしょうか?

Renaissance.jpg

バンド結成の経緯を辿ると、ヤードバーズ解散後、キース・レルフとジム・マッカーティーは
ロック・デュオtogetherを結成。
(togetherの楽曲は最近の「Little Games」のボーナストラックに収録されています)



その後、妹のジェーン・レルフを加え1969年11月に結成したのがルネッサンスです。
アルバム2枚をリリースするも、イリュージョン(2nd)レコーディング中に解散状態となリ
(キースはハードロック・バンド「アルマゲドン」を結成)



このレコーディングはマイケル・ダンフォードらによって引き継がれて完成しますが
メンバーが総入れ替えとなるため、この時期のバンドをオリジナル・ルネッサンスと
呼ぶことが多いです。

このアルバムはマイケル・ダンフォードを中心に再編された「新生ルネッサンス」による
2枚目のアルバム(通産4枚目)で(マイケル・ダンフォードは契約上の問題で楽曲のみ提供.
アンディ・パウエル(Wishboune Ash)がゲスト参加)
オリジナル・ルネッサンスのクラシカルな旋律によるトラディショナルフォークを
更にシンフォニックにバージョンアップしたもので、一般的なプログレバンドとは一線画し、
バンドサウンドに過度なスタジオを処理を施さず、女性ボーカルのアニー・ハズラムの歌声が
美しく響き渡る名盤です。



2000年にはアニー・ハズラム、マイケル・ダンフォード、テレンス・サリヴァンで活動を再開し
最新アルバムをリリース後、初来日したのには驚きました。

Renaissance2.jpg

その後も四人囃子とのジョイントなど数回来日しましたがマイケル・ダンフォードさんは
2012年11月20日脳内出血でお亡くなりになりました。
(合掌)
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annie in wonderland(不思議の国のアニー)/annie haslam - 1977.01.15 Sat









[sales data]
1977
[producer]
Roy Wood
[member]
Annie Haslam(vo)
Roy Wood(g/b/cello/etc)
Jon Camp(b/g)
Dave Donovan(ds)
Louis Clark(string arrangements)




本ブログの主張でもあります、興味のある音楽の点が線につながった1枚です。

ルネッサンスの歌姫、アニー・ハズラムさんの初ソロアルバム。
このアルバムのプロデューサーは驚くことにロイ・ウッド(The Move~E.L.O~Wizzard)さんです。
なんでもルネッサンスが英ワーナーに移籍(お伽噺(Novella)リリース時期)したことで
レーベルメイトだったロイ・ウッドさんがプロデュースすることになったそうですが、
両人は当時、私生活でも恋人関係だったそうです(まさに美女と野獣(笑)

本作はロイ・ウッドさんが手がけたこともありルネッサンスのマイケル・ダンフォードさんの
創り上げる神秘的な世界を歌いあげる歌姫イメージ(クラシカルで雅)とは異なり
女神様が天空から地上に降り立って、人間と同じ目線で歌っているというか
オリビア・ニュートンジョンさんのような透明でありながら親近感のある歌唱だと思います。

ロイ・ウッドさんが完全裏方作業に徹し、公私共々に好サポートした名盤です!

Novella(お伽噺)/Renaissance  - 2017.07.24 Mon









[sales data]
1977
[producer]
Renaissance
[member]
Jon Camp(b/g)
Annie Haslam(vo)
Terrence Sullivan(ds/per)
John Tout(key)
Michael Dunford(g)



多くのロックバンドがロックとクラシックの融合という実験を繰り返し
クラッシックの歴史の重みにロックが耐え切れないという消化不良な状態が続いたのですが
そもそも「ロックとクラシックの融合」というサウンド混合に難があり
というのも管弦楽演奏のクラッシックが生楽器で大音響で奏でる時、そのサウンドは
「ラウド」とは決して形容されません。
対してロックバンドは一つの電気楽器をアンプ経由で電気的に大音響を作るため「歪み」が生じ
それが「ラウド」と形容されるため、両者には改善できない溝ができます。

ですから難しいことを考えず、最近名高いクラシックオーケストラが管弦楽器でロック楽曲を
演奏するように、ロックバンドが管弦楽器を出し惜しみなく使ってクラッシック音楽を
演奏すればよいのです。
(重要点は電気的に音を歪ませないということです)

という個人的な見解に至ったのがこのルネッサンスです。

クラシック・オペラの素養があるアニー・ハズラムの美しく透き通った歌声はオペラ的な
展開をする楽曲には最適で、アコースティック楽器をメインにバンド演奏がオーケストラ演奏を
上手くリードしており、ここに融合という概念はなく、シンセなどの最新テクノロジーを使わずとも
唯一無二のその音楽表現はまさに革新的(プログレッシヴ)

このバンドに一つだけ注文があるのは途中途中ハッと思わせる美しいコーラスパートが
入る時があるのですが、合唱隊なども起用してコーラスパートを強調しても良かったのではないかと思います。



尚、日本のプログレバンド「ノヴェラ」のバンド名はこのアルバムタイトルを拝借したものです。

novela_201707241637181ef.jpg

Armageddon feat Keith Relf - 2017.07.25 Tue









[sales data]
1975/6
[producer]
Armageddon
[member]
Keith Relf(vo/harmonica)
Martin Pugh(g)
Louis Cennamo(b)
Bobby Caldwell(ds)




ミュージシャンの中には色々な不運が重なりメジャーになり損ねるという方がいますが
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジという世界三大ギタリストを
バックに歌ったキース・レルフさんもそんな一人かと・・・



ヤードバーズ解散後、ジム・マッカーティーとフォークロック・デュオ、トゥゲザーで活動し
オリジナルルネッサンスを結成しますが、ルネッサンスに在籍したルイス・セナモ経由で
スティームハマーのプロデュースをキースが担当することになり



このレコーディングセッションを通して意気投合したことからキースはルネッサンスを脱退し
キースが加わったアルバム内容に変更となりますが、レコーディング中にスティームハマーの
ドラマーが急逝してしまったため、元キャプテン・ビヨンドのボビー・コールドウェルを加え
バンド名を変えこのアルマゲドンが誕生します。

なかなか骨のあるハードロックサウンドですが、この頃の音楽業界ははニューウェイヴや
パンク、テクノに占拠され、時代遅れのHRサウンドは見向きもされずセールスは撃沈・・・



失意のうちにロンドンに戻り、次の一手で妹のジェーン・レルフ、ジム・マッカーティなど
オリジナルルネッサンスのメンバーとNowというバンドを結成するのですが
自宅でギターを弾いている時に感電死してしまうという運のなさ・・・
(最初は風呂場でギターを弾いていて感電死と報道されていましたが誤報のようです)

keith relf2

ちなみにNowはキースの意志をついで、その後イリュージョンと名を変えて活動します。

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