2017-07

Affinity - 1970.01.15 Thu









[sales data]
1970
[producer]
John Anthony
Gerry Bron
Affinity
[member]
Linda Hoyle(vo)
Lynton Naiff(hammond/p/etc)
Mike Jopp(g)
Mo Foster(b)
Grant Serpell(ds)




英国カルトミュージックの掘り出し物です。

このアルバムはモ・フォスターのディスコグラフィーを遡って見つけた作品ですが
英国カルトミュージックは興味あるミュージシャンが意外な感じで関連していて
一度足を踏み入れるとなかなか出てこれなくなる底無しの魅力があります(笑)

このバンドは1968年に結成されたのですが、ボーカルのリンダ・ホイルが声帯手術を受けたため、
復帰するまでインスト・バンドとして活動していたそうで彼女の復帰を待ち3年越で
リリースされました。

陰鬱なジャケットはヒプノシスやロジャー・ディーンと並び印象的な作品が多いキーフさん作で
いかにもって感じなんですが、リンダ・ホイルの気だるくまとわりつくようなボーカルが
手術の影響もあるのか?ハスキーでちょっとエロチック。
Mr Joyはアーネット・ピーコックみたいだなと思ったらピーコックの曲でした(笑)

linda hoyle In-Germany-with-Affinity.jpg

バンドのリード楽器はギターではなくリントン・ネイフのハモンドオルガンで
プログレというよりもジャズロックでさらにジャズ寄りという感じです。

linda hoyle2

シングルでリリースされたEli's Comin'はローラ・ニーロの提供曲で
又ZEPPのジョン・ポール・ジョーンズが"I am and so are you"と"I wonder if I'll care as much"
の2曲のブラス&ストリングスのアレンジを担当している事にちょっと驚きました。
このバンドはこのアルバム1枚なのですが、未完成の2ndアルバム用の楽曲がdemoとして残っており
CDにボーナストラックとして収録されています。

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Rock Workshop(feat Ray Russell) - 1970.06.15 Mon









[sales data]
1970/6
[producer]
Ray Russell
[member]
Ray Russell(g)
Alan Greed(vo)
Alex Harvey(vo)
Brian Miller (keyboards)
Daryl Runswick (bass)
Alan Rushton(ds)
Robin Jones(ds)
Bud Parkes (trumpet)
Harry Beckett (trumpet/flugelhorn)
Tony Roberts (trumpet/woodwind)
Bob Downes (saxophone)
Derek Wadsworth (trombone)




ジョージ・フェイムのブルー・フレイムスやグラハム・ボンド・オーガニゼイションで
活躍していたジャズロック系ギタリスト、レイ・ラッセルを中心に結成された
ロックワークショップのデビューアルバム。

ジャズギタリストとしてのレイ・ラッセルは「テクニカル不足のマイナーギタリスト」と
評価は高くないのですが、ワークショップ~ランニングマン~ショパンとマイナー街道を
驀進する音楽キャリアを今ではヨーロピアン・ジャズ・ギターのモード開拓者と
評価されることもあるようです。

このバンドはアレックス・ハーヴェイをボーカルに配し、後にアイソトープに加入する
ブライアン・ミラーなどのロックフォーマット+管楽器の11人編成と大所帯で
整合性のない猥雑なブラスロックが展開されています。

尚、本プロジェクトのとりまとめはレイ・フェンウィックが行っています。

The Running Man - 1972.01.15 Sat









[sales data]
1972
[producer]
unknown
[member]
Alan Greed(vo/key)
Ray Russell(g/b)
Alan Rushton(ds)
*****
Gary Windo(sax)
Harry Beckett(tp/fl)




セッションミュージシャンのレイ・ラッセルがJAZZからロックに近接していく過程の
複数プロジェクトのひとつで前ワークショップのメンバー
レイ・ラッセル(g)アラン・グリード(key)アラン・ラシュトン(ds)のトリオ作品。

the_runnning_man2.jpg

レコード・コレクターにはマニアックなバンドを扱ったRCAのネオン・レーベルの
最後のカタログとして有名なんだそうですが、ネオン・レーベルの終焉と共に活動停止に
追い込まれバンド活動実態は1ヶ月程度しかなかったため長期的な活動を視野に
入れていたかどうかは懐疑的です。

クリームのようなパワフルさはないし、当時流行のハモンドがバンドを引っ張っている
わけでもなく全体的に楽曲も演奏も中途半端で巷で「幻の名盤」と持ち上げられていることに
縞梟的には懐疑的です。

Grand Slam/Chopyn - 1975.01.15 Wed









[sales data]
1975
[producer]
Ann Odell
John Punter
[member]
Ann Odell(vo/key/per)
Simon Phillips(ds)
Ray Russell(g/sitar)
Klyde McMullin(b)
Denny McCaffrey(per)
Simon Colclough(per)




レイ・フェンウィックさんを起点に始まった70年代英国カルトロック探求の旅は
アン・オデールさんとの出会いで更に興味の枝葉が分岐し、レイ・ラッセルという
新たなターゲットを発見し、当時不幸にも英国の深い霧におおわれ市場に出回らなかった
凄いお宝アルバムがまだまだ埋もれているものだなと今更ながら
70年代英国ロック事情の奥深さに畏怖さえ感じながらこの作品との出会いを嬉しく思っております。

一聴してとにかく私の音楽秘孔をケンシロウ並みにビシバシ突いてきます(笑)

hokuto.jpg

アン・オデールは以前在籍していたセッションバンドのブルー・ミンクのような
ファンキー&ソウルなサウンドを模索しており又JAZZ畑にいたレイ・ラッセルも
NUCLEUS、ロックワークショップ、ランニングマン、マウスなどでロックな分野を
模索していたことがお互いの音楽感に合致したようです。

基本、ファンキーミュージックなんですが、アン・オデルとレイ・ラッセルのやりたい音楽が
微妙にズレていることが独特なB級サウンドに仕立てています(笑)

知名度があればもっと人気が出ると思うのですが、「ショパン」などとたいそうな名前を
つけてしまったばっかりにネットで検索するのが困難で(英字表記はchopinではなくchopyn)
せめてアン・オデル&レイ・ラッセル、又はfeatサイモン・フィリップスを
サブタイトルにつけた方がいいんじゃないかなと思います。
(まぁコアなファンはどうやってでも自分で努力して探すから問題ないでしょうけど(笑)

尚、サイモン・フィリップス(当時18歳)は本作品がバンドデビュー作となるようです。



Centennial Park/RMS - 1982.01.15 Fri










[sales data]
1982
[producer]
Mo Foster
Ray Russell
[member]
Ray Russell(g)
Mo Foster(b/key)
Simon Phillips(ds)
*****
Henry Lowther(tp/fl)
Derek Watkins(tp)
Malcolm Griffiths(trombone)
Ronnie Asprey(sax)
Peter Van Hooke(per)
Kim Goody(vo)
*****
Mark Isham(synthe/tp)
Gary Husband(ds)
Nigel Warren-Green(cello)
Mel Gaynor(congas)




(R)レイ・ラッセル(M)モ・フォスター(S)サイモン・フィリップスの
頭文字をとったRMSの唯一のスタジオアルバム。

RMS.jpg

いずれも人気スタジオミュージシャン達の馴れ初めはレイ・ラッセルとサイモン・フィリップスは
Chopyn、モ・フォスターはAffinityという女性ボーカルバンドを経て
サイモン・フィリップスとモ・フォスターはジェフ・ベック、MSGなど数多くのアルバムで
リズム隊の名コンビを組むことが多くなり、1979年にジュディー・ツークのアルバムで
この3人が顔を合わせバンド結成の話が進んだのだと思います。



全曲オリジナルでこのメンバーから想像されるような超絶プレイの応酬は殆どなく、
(バトル演奏はHoover the DuvetとJuna the Lastぐらいです)やや拍子抜けするかもしれません。

推測するにこの3人はとても性格が良いのだと思います。
セッションマン気質で他人の要求に合わせるのが巧いことがトリオになった時に
プラスになっていないというか、お互いがお互いを尊重しすぎて誰も前に出てこないという(笑)
この3人のうちの一人でも「俺様」タイプの人がいてグイグイ引っ張れば、バンドはもっと
輝きを放ったのではないかと思います。

ボーナストラックにはマーク・アイシャムやゲイリー・ハズバンドも参戦したライヴ音源が
収録されています。
(2007年にRMSのUKツアーが行われたのですが、サイモン・フィリップスがtotoの活動で
不参加のためゲイリー・ハズバンドが代役を務めたようです)

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