2018-02

Down And Out Blues/Sonny Boy Williamson - 1959.01.01 Thu









[sales data]
1959
(Rec:1955-1958)
[producer]
Leonard Chess
Phil Chess
Willie Dixon
[member]
Sonny Boy Williamson(vo/harmonica)
Muddy Waters(g)
Jimmy Rogers(g)
Otis Spann(p)
Willie Dixon(b)
Fred Below(ds)
Robert Lockwood, Jr.(g)
Luther Tucker(g)
Lafayette Leake(p)
Eugene Pierson(g)




ブルース好きでこのアルバムを聴かない人はまずいないでしょう。
ジャケ買いもありなインパクト大なアルバムなんですが内容は巧いとか下手とか
そういう次元とは明らかに異なりますが、何と言いましょうか現代的な最新技術を
駆使してもこういう「人間味溢れる音楽」は絶対に産み出せないという見本のような
アルバムです。

1960年前後、アメリカの人気ブルースマンが渡英して各地で興行することで
英国の若者のギラギラした才能に引火してブリティッシュロックを形成していく過程は



「THE BLUES MOVIE PROJECT」をDVDでご覧頂くとして英国内でのブルース人気を
確固たるものとした1963年10月第二回ニグロ・ブルースフェスで一番人気を集めたのは
マディ・ウォーターズでもウィリー・ディクソンでもなくこのサニー・ボーイ・ウィルアムソンだったそうです。

どの位人気があったかというと、熱狂的な追っかけファンだったロバート・プラントが
楽屋から彼のマウス・ハープを盗んで今でも自宅にあるそうです(ロバート・プラント自伝より(笑)



ロバート・プラント曰く
「サニー・ボーイは本当に俺のために存在していたような気がするね」

そして英国でのあまりの熱烈的な反応にサニー・ボーイはフェス終了後も1964年4月まで
ロンドンに留まり英国での巡業を継続しブリティッシュロックの形成に多大な影響を与えます。

何故「全ての音楽はブルースに還る」と本気で思っているかというと今のように過去の音楽を
模倣(サンプリングorコピー)するところから始まったサウンドではなく
(勿論ベースには土着の民族音楽なんかはあるのでしょうが)人間が本来持っているバイオリズム
「リズムと間(ま)」に日常生活のボヤキ。

♪腹が減った~食を買う金がない~日雇いに出るか~腹が減って動けね~神様お慈悲を~
という感じ(笑)

大量生産>大量流通>大量破棄が繰り返される飽食な時代には似合わない音楽ですが、
一寸狂いないデジタルでスピーディーなリズムに違和感のある方にジャケットと同じような
グ~タラな体勢で聴いていただきたいと思います(笑)

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Open/Julie Driscoll,Brian Auger & The Trinity - 1967.01.15 Sun









[sales data]
1967
[producer]
Giorgio Gomelsky
[member]
Brian Auger(key/vo)
Julie Driscoll(vo)
Clive Thacker(ds)
Dave Ambrose(b)






ロッド・スチュワートやジュリー・ドリスコール(後のジュリー・ティペット)が在籍していた
スティーム・パケットで活動していたキーボーディスト、ブライアン・オーガーが
ジャズロックを追求するために結成したトリニティのアルバムというよりも
先行してリリースされたブライアン・オーガーとジュリー・ドリスコールがデュエットした
ディランのカバー曲This Wheel's on Fireがシングルヒットしたため、



ジュリー・ドリスコールとトリニティのアルバムをカップリングしたような作品で、
A面はインスト中心のジャズロックでこのオルガンサウンドはモッズという
カテゴリで語られることが多いようですが、モッズという概念が個人的に不明瞭で
「モッズサウンドとは何だろう?」と考え込んでいるとB面は当時絶大な人気を誇った
ジュリー・ドリスコールの独壇場です。

折角なので「モッズ」を自分の中で整理しようと思いWikipediaで調べてみますと

「イギリスの若い労働者がロンドン近辺で1950年代後半から1960年代中頃にかけて流行した
音楽やファッションをベースとしたライフスタイル、およびその支持者をモッズと称し
このファッションとして代表的なのが髪を下ろしたMod Cut、細身の三つボタンのスーツ、
ミリタリーパーカー、多数のミラーで装飾されたスクーター。
彼らが好んで聴いていたアメリカのレアな黒人音楽、R&Bやソウル・ミュージック、
ジャマイカのスカをモッズサウンドと呼んでいるようです。」

ザ・フー、スモール・フェイセス、キンクスなどがモッズの代表格ですが
雰囲気的にR&Bに退廃的なオルガンが鳴ってればモッズって感じでよいのでしょうか?
(自信はなし(苦笑)






尚、トリニティはリック・レアード(>マハビシュヌ)ミック・ウォラー(>ジェフ・ベック・グループ)
ゲイリー・ボイル(>Isotope)など多くのミュージシャンを輩出しています。

Winds of Change/Eric Burdon & The Animals - 1967.09.15 Fri









[sales data]
1967/9
[producer]
Tom Willson
[member]
Eric Burdon(vo)
Danny McCulloch(b)
Barry Jenkins(ds)
Vic Briggs(g/p/vibes)
John Weider(g/vl)




エリック・バードン談
「レイ・チャールズのように歌いたい。黒人のように歌いたい。」

アニマルズは1963年の結成され「朝日のあたる家」「悲しき願い」「悲しき叫び」「朝日のない街」
「孤独の叫び」など黒人顔負けの白人によるブルース曲のヒットを連発しますが、
エリック・バードンのLSD中毒が悪化し1966年に一度解散しますが、再起を決し
1967年にカリフォルニアに渡り、メンバーを刷新し、新たな方向性を印象づけるため
新バンド名を考えるも、レコード会社からバンド名を改名するなら契約しないと通告され
エリック・バードン&ジ・アニマルズになったようです。

60年代に流行した英国ビートPOPグループは同じようなサウンドの過当競争から
抜け出ようとあの手この手で独自性を模索し始めるのですが
当時のカリフォルニア>サンフランシスコはヒッピー・ムーブメント絶頂期で
エリック談
「僕はアニマルズのサイケデリック版を再構築したかったんだ」

目論見は当りジェファーソン・エアプレイなどと共にシスコ・サウンドと呼ばれ
60年代後期のフラワー・ムーブメントな色ですが英国独特のジメっとした湿気が
香ばしい感じです。



1967年のモンタレー・フェスでデビューして以来、ジミヘンと大親友となり
Are You Experienced?の返歌として"Yes I am Experiencedという曲が収録されています。
(ジミヘンの死の直前の最終セッションの相手はエリック・バードンでしたね)

1968年の来日時、羽田空港に着くなり解散声明を発表。

animals.jpg

このメンバーには元ポリスのアンディ・サマーズがいたそうですが、何でもツアー契約内容で
プロモーター側のヤクザ屋さんとトラブルが発生し、演奏しないまま帰国したとのことです。

その後バードンさんはブラック・ミュージックにシフトし脇を黒人で固めた
エリック・バードン&ウォーやソロ活動を行い77年、83年にオリジナルアニマルズのメンバーで
リユニオンな再結成をしたり98年エリック・バードン&ニュー・アニマルズと名乗ったりと
地味に活動を継続中。

Song Cycle/Van Dyke Parks - 1967.12.15 Fri









[sales data]
1967/12
[producer]
Lenny Waronker
[member]
Van Dyke Parks(vo)
Ron Elliott(g)
Dick Rosmini(g)
Misha Goodatieff(vl)
Virginia Majewski(viola)
Carl Fortina(accordion)
Gayle Levant(harp)
[balalaika]
Nicolai Bolin, Vasil Crienica,
William Nadel, Alan Reuss,
Leon Stewart,Thomas Tedesco
[strings]
Donald Bagley, Gregory Bemko,
Charles Berghofer,
Harry Bluestone,
Samuel Boghossian,
Dennis Budimer, Joseph Ditullio,
Jesse Erlich, Nathan Gershman,
Philip Goldberg, Armand Kaproff,
William Kurasch,
Leonard Malarsky,
Jerome Reisler, Orville Rhodes,
Trefoni Rizzi, Lyle Ritz,
Joseph Saxon, Ralph Schaffer,
Leonard Selic, Frederick Seykora,
Darrel Terwilliger, Robert West




多分、商業音楽に親しんだ耳では絶対に探し当てられないアルバムではないでしょうか。
かくいう私も細野さんの経由で耳にしたのはかなり遅いのですが・・・

日本でははっぴいえんどのアルバムをプロデュースした事で特に有名な
ヴァン・ダイク・パークスさん。
ワーナー・ブラザーズ・レコードでスタジオ・ミュージシャン、編曲家、そして作曲家として
活躍し、ビーチ・ボーイズの幻のアルバム「スマイル」に関与したことでも知られますが
薬のせいもあるのでしょうが、当時はかなりぶっ飛んだ人だったようです(笑)



その頓挫した「スマイル」制作と同年にリリースされたソロアルバムは
ラグタイムやニューオーリンズ・ジャズなど古き良き時代のアメリカ音楽を掘り起こして
現在のスタイルと結びつける手法を取り自身の音楽スタイルを確立しますが
(この音楽スタイルはライ・クーダーにも大きな影響を与えます)



込められた壮大な野心、つぎ込まれた法外な予算、そして全くふるわなかった売り上げでも
有名で今でこそ、多くのミュージシャンに影響を与えた名盤として再評価されていますが
当時ワーナー・ブラザーズ・レコードの自虐的な新聞&雑誌全面広告

「この「最優秀レコード」によって、35,509ドルの損失が生じた。(まいったね)」

さらに、在庫処分のために既に購入した人は盤がすり減るほどに聞き潰しているだろうから、
新しい盤2枚と交換するとも書かれており、そのうちの1枚を「友人を教育する」ために
どうぞと書かれていたそうです(笑)

時代が違うので現在のようなセールスしばりな状況にはそぐわないかもしれませんが
「アーチストとレコード会社が大きな失敗も許せるような友好な関係が築ける余裕がないと
未来永劫、世紀の名盤は生まれないと思います」

ブラッド・リノ(音楽評論家)談
「レコード屋のロック音楽のカテゴリーに置かれる、全くロックとは関係のない作品を作る
名人である」

It's a Beautiful Day - 1969.01.15 Wed









[sales data]
1969
[producer]
Matthew Katz
David LaFlamme
[member]
David LaFlamme(vo/vl/fl)
Linda LaFlamme(p/org/etc)
Hal Wagenet(g)
Mitchell Holman(b/harmonica)
Val Fuentes(ds)
Pattie Santos(per/bells)
Bruce Steinberg(harmonica)

its a beautiful day


Queenのヒット曲名じゃありませんよ(笑)

収録曲のBombay Callingのイントロをジョン・ロードが拝借してchild in timeに
使用したことが有名なネタなバンドでしょうか?



サンフランシスコ発のサイケバンドの代表格なバンドがプログレファンに評判が良いので
不思議に思っていたのですが、バンドリーダーのデヴィッド・ラフレイムのバイオリンに
男女ツインボーカルがからんだフォーク&カントリー調のサイケサウンドなどと
安易な説明では済ませられない深い魅力を感じる魅惑のサウンドです。



フラワーな時代の息吹を多分に含んでるんですが、フラワームーブメントに便乗して
現れたチンケなバンドとは一線を画す魅力の切り口はいくらでも探せる素晴らしい内容だと
思います。


Currency/Plastic Penny - 1969.01.15 Wed









[sales data]
1969
[producer]
Colin Frechter
[member]
Mike Graham(g)
Nigel Olsson(ds/vo)
Paul Raymond(key/vo)
Tony Murray(b)




私の場合はミック・グラバムの枝葉を手繰って辿り着いたカルト・ミュージックですが
在籍メンバーのその後の活躍から遡って辿り着いた音楽ファンが圧倒的に多いのでは
ないでしょうか?

ナイジェル・オルソン(ds)>エルトン・ジョン・バンド
ミック・グラバム(g)>プロコル・ハルム
ポール・レイモンド(key)>UFO> MSG

1967年にリリースしたデビューシングル「Everything I Am」がそこそこヒットしたものの



泣かず飛ばずで僅か2年で解散していますが、本作品はボーカルのブライアン・キースが抜け
4人体制になっての2nd(そのためボーカルはナイジェルとポールが担当しています)

このバンドも数多のサイケバンドの一つと思っていましたが、当時流行していた
オルガンロックとまで言い切れるほどではありませんが、ポール・レイモンドが
かなり良い仕事をしており、万人向けではありませんが、70年代に華開くブリティッシュロックの
準備段階を知る上では外せないバンドの一つだと思います。

Spooky Two/Spooky Tooth - 1969.03.15 Sat









[sales data]
1969/3
[producer]
Jimmy Miller
[member]
Mike Harrison(key/vo)
Gary Wright(key/vo)
Luther Grosvenor(g)
Greg Ridley(b/g)
Mike Kellie(ds)




英国の深い霧に埋もれた英国ロックのマイブーム中にむしょうにオルガンロックが聴きたくて
買いあさっていた時期があり、本作はその時に手をつけたSpooky Toothの2nd。

このバンドは元々当時英国ロックシーンに竹の子のように現れたビートルズのサージェントペパーズ
かぶれなサイケサウンドな数多のバンドの一片としてデビューしていますが、
このアルバム時期はWボーカル&Wキーボードという編成で主にジョージ・ハリスンやニルソンと
親交が深かったゲイリー・ライトさんがsongwritingの殆どに関わっていて、
本作からR&Bな黒っぽいサウンド(英国人が憧れる米国南部の音)を含んだハードロックに
変化しています。
(プロデューサーはストーンズの黄金期を支えたジミー・ミラーさん)

英国の深い霧に埋もれた英国ロックマニア的にはバンド脱退後の各メンバーの活躍も
是非抑えておきたいところで

ルーザー・グローブナーさん>Mott The Hoople
グレッグ・リドレーさん>ハンブル・パイ
マイク・ケリーさん>Three Man Army
(マイク・ケリーさんは2017年1月18日にお亡くなりになっています(合掌)

マイク・ハリソンさん>ブルー・アイド・ソウル・シンガーのマイクさんは米南部色の色濃い
スワンプ・ロック系のソロアルバムを2枚発表していますのでバンドにR&Bを取り混ぜているのは
マイクさんだと推測されます



ゲイリー・ライトさん>鍵盤演奏はジョージ・ハリスンのソロアルバムや
ハリー・ニルソンの「without you」など名曲の要所要所で聴くことが多いのですが、
「ドリーム・ウィーバー(夢織り人)」でソロ活動の頂点を極めるとその後は名前を聞くことは少なくなりました・・・

gary wright

とにかくこの頃の英ロックのサウンドはアイディアが豊かですよね。
素人レベルのデジタルサンプリングコピーがまかり通る現在では絶対に生まれない資質のサウンドです。

With a Little Help from My Friends(心の友)/Joe Cocker - 1969.04.23 Wed









[sales data]
1969/4/23
[producer]
Denny Cordell
[member]
Joe Cocker(vo)
David Cohen(g)
Tony Visconti(g)
Jimmy Page(g)
Henry McCullough(g)
Albert Lee(g)
Chris Stainton(p/org/b)
Tommy Eyre(p/org)
Artie Butler(p)
Matthew Fisher(org)
Stevie Winwood(org)
Carol Kaye(b)
Paul Humphrey(ds)
Clem Cattini(ds)
Mike Kellie(ds)
B.J. Wilson(ds)
Kenny(ds)
Laudir(tumba/maracas)
Brenda Holloway(bvo)
Patrice Holloway(bvo)
Merry Clayton(bvo)
Madeline Bell(bvo)
Rosetta Hightower(bvo)
Sue Wheetman(bvo)
Sunny Wheetman(bvo)




言わずと知れたジョー・コッカーのデビューアルバム。

ZEPP加入前のジミー・ペイジがセッションマンとして最後にして最大の置き土産になった
ビートルズの原曲を大胆にアレンジしたシングル「心の友」が大ヒット。

joe cocker

ジミー・ペイジはZEPP立ち上げ時期にもかかわらず5曲に参加。
このセッションで一緒になったB.J.ウィルソンにZEPP加入の話を持ちかけていますが、
ウィルソンは同参加のマシュー・フィッシャーに口説かれてプロコルハルムに加入。



ジョー・コッカーはこの年、ウッドストックで元祖エア・ギターのパフォーマンスと
ブリティッシュソウルフルな歌唱で強烈な印象を残し、アメリカの聴衆に強い印象を与え
その後、渡米しレオン・ラッセルがデラニー&ボニーのバックメンバーを奪取して
総勢43名のオールスター・メンバーのバンドを結成し、57日間で65回のステージという
乱痴気騒ぎなマッド・ドッグス&イングリッシュメンツアーを敢行し人気を決定付けます。

Woodstock Music and Art Festival 1969 - 1969.08.15 Fri









[sales data]
1969/8/15~8/17
[direction]
Michael Wadleigh
[producer]
Thelma Schoonmaker
Martin Scorsese
[musicians]
Crosby, Stills & Nash
Canned Heat
Richie Havens
Joan Baez
The Who
Sha-Na-Na
Joe Cocker and the Grease Band
Country Joe and the Fish
Arlo Guthrie
Ten Years After
Jefferson Airplane
John Sebastian
Country Joe McDonald
Santana
Sly and the Family Stone
Janis Joplin
Jimi Hendrix
Crosby, Stills, Nash & Young





woodstock.png

1969年8月15日(金)から17日(日)までの3日間、アメリカ合衆国ニューヨーク州
サリバン郡ベセルで開かれロックを中心としたアメリカの音楽史に残る大規模な野外コンサート
であると同時に1960年代アメリカのカウンターカルチャーを象徴する歴史的なイベントと
されていますが、当初のイベントを企画した若者達の目的はボブ・ディランなどが暮らす
ウッドストックにレコーディングスタジオを設立する資金集めで、当初1~2万人の
集客を見こんでいましたが、多くの人気ミュージシャンから出演の承諾が得られたことから、
事前に18万6000枚のチケットが売れ、当日入場者は20万人を超えると予想されていましたが
実際はそれをはるかに上回る40万人以上が詰めかけ、半数以上が入場料金を払わなかったため、
事実上無料イベントの様相となり収益自体は赤字となりスタジオ建設の夢も叶いませんでした(苦笑)
(詳細はWikipediaなどをご参照ください)

woodstock2_2017012509232790d.jpg

私は学生時代、名画座の硬い椅子でケツが痛いのを我慢しながら複数回鑑賞しましたが、
ウッドストックに出演したアーチストのライヴアルバムも個々発売されているので
洋楽を聴いてる方は何らかの形で興味を持ちご存知かと思いますが、
この会場地は個人農場主マックス・ヤスガーさんの酪農農場で、裏話として町の住民から
「15,000人のヒッピーが集まるヤスガー祭」と警戒され場所を提供した農場主のヤスガーさんには
開催前から脅迫電話が殺到し、牛乳の購入打ち切りなどさまざまな嫌がらせを受けたそうです。

woodstock.jpg

このようにヒッピー文化の象徴ともされる愛と平和の世紀祭典の裏話はいくらでもあるのですが、
このイベント参加を断った主なアーチストを紹介しておきましょう。

ビートルズ/ドアーズ/レッド・ツェッペリン/ジェスロ・タル/ムーディー・ブルース/
ボブ・ディラン/フランク・ザッパ&ザ・マザーズ/フリー/ジェフ・ベックetc

bob dylan

上記アーチスト達が参加していたらまだ違う面白いエピソードが山ほどあっただろうと思うと
非常に残念ですね・・・

Boz Scaggs - 1969.08.15 Fri









[sales data]
1969/8
[producer]
Jann Wenner
[member]
Boz Scaggs(vo/g)
Duane "Skydog" Allman(g/dobro)
Eddie Hinton(g)
Jimmy Johnson(g)
David Hood(b)
Roger Hawkins(ds)
Barry Beckett(key)
Al Lester(fiddle/vl)
Joe Arnold(sax)
Charles Chalmers(sax)
James Mitchell(sax)
Floyd Newman(sax)
Ben Cauley(tp)
Gene "Bowlegs" Mille(trombone/tp)
Jeanie Greene(bvo)
Mary Holliday(bvo)
Donna Jean Godchaux née,
Thatcher(bvo)
Joyce Dunn(bvo)
Tracy Nelson(bvo)
Imma Routen(bvo)




スティーヴ・ミラー・バンドの2ndアルバムリリース後にバンドを脱退し
アトランティックに移籍しアラバマのマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオで
録音したソロ第2弾。



ボズ・スキャッグスは「シルク・ディグリーズ」(1976年)でAORの権化となるまでは
売れないR&B歌手だったわけですが、スティーヴ・ミラーと確執があったという噂も聞きませんし、
何故グリン・ジョンズのプロデュースもあってメジャーへの道が開き始めていた
バンドを辞めてしまったのか?その理由がこの作品にあるのではないかと思います。

ボズ・スキャッグスはスティーヴ・ミラーやグリン・ジョンズが推し進めるシスコの空気を吸った
革新的なサイケロックではなく、保守的に心底ブルースをバラード調に歌いあげたいという
気持ちが強く、アトランティックレコードがR&Bのプライオリティアーチストとして
万全のサポート約束し、札束で頬を叩いて引き抜いたといったところでしょうか。

私自身はデュアン・オールマン経由で辿り着いたのですが、AOR時代のボズ・スキャッグスの
作品群から遡ってこの作品に辿りついたファンの多くはあまりのスタイル違いに驚くと思いますが
ボズが持ち合わせている熱い歌心はAOR作品よりもむきだしになっており
このR&B命の純粋な気持ちが、のちのちスティーヴ・ミラーよりも最先端のAOR路線に
つながるのですから、本ブログの仮設である「全ての音楽はブルースに還える」というのも
あながち間違いではないのかなと(笑)

デュアン・オールマンはバッキングに徹し全体的に大人しいですが、Loan Me A Dimeの
ギタープレイは必聴です!


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