2017-06

ホット・テイスト・ジャム/笹路正徳 - 1980.01.15 Tue









[sales data]
1980
[producer]
鷺巣詩郎
笹路正徳
[member]
笹路正徳(key)
清水靖晃(sax)
土方隆行(g)
山木秀夫(ds)
渡嘉敷裕一(ds)
伊東穀(sax/fl)
岡野等(tp/flug)
福井五十雄(b)
村川聡(vo)
Eve(bvo)
村田有美(bvo)




少しづつマライアメンバーのソロアルバムに切り込んでみようと考えているのですが
まずは手始めに笹路正徳さんの初ソロアルバムを聴いてみました。

ベースに渡辺モリオ氏が加入するマライア誕生直前の作品ですがサウンドはマライアです。

「サウンドがマライア」という曖昧な表現はバンドのコンセプトでもあった
「今までのジャズとは違うことを演ってみよう」というヒネリが大なり小なり加わっていて
例えばOn The Runはジェフ・ベックのフリーウェイ・ジャムがベースだと思いますが
不思議とマライアだなと思わせるサウンドエッセンスを感じます。

純ジャズの曲も収録されているのですが、何故かマライアが演奏すると気味が悪いというか
「心の中でジャズを否定」しいてる分ジャズの本質が伝わってこない気がします。

そしてマライアといえば村川聡さんの独特なボーカルなわけですが、この頃低迷していた
フュージョンはセールスのためボーカルを入れるというのが鉄則になっていて
Love Survivalでも村上さんが熱唱しており、マライアはビーイング系のミュージシャンを
中心としたバックバンドも担当していたのである意味、80年代のティン・パン・アレイとも
言えるのですが、不幸だったのは70年代のような実験的なサウンド作りは許されず、
ただただ事務所の求めるサウンドを量産することを課せられていたので、
収入は安定していたでしょうが、ビーイング縛り以外のアーチストとのコラボが少なく、
活動フィールドが限定されていたため「ミックスチャー&アレンジャー」止まりで
新たな音が生まれなかったことは不幸だと思います。

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YENトリックス/マライア - 1980.08.21 Thu









[sales data]
1980/8/21
[producer]
マライア
[member]
清水靖晃(sax)
笹路正徳(key)
村川ジミー聡(vo)
土方隆行(g)
渡辺モリオ(b)
山木秀夫(ds)




001_2015081111152636d.jpg

結成のキッカケは、KyLynバンドや松岡直也&ウィシングで活躍していた
新進気鋭のサックス奏者、清水靖晃氏のリーダー・プロジェクトとして
長戸大幸氏の設立間もないビーイングに8人のメンバーが集まり、意気投合して
グループ化して再構成されたのがマライア。
(バンド名は清水靖晃氏のアルバムタイトルをそのまま流用)

cb695c4e.jpg

個人的にマライアと言えばkazumi bandとして頭狂奸児唐眼とガネシアに参加していたので
普通のフュージョン系のインストバンドだと思い込んだ上に「滅多に出ない超傑作品」と
高評価が多かったので、ストリングスに続いて超絶インプロが炸裂するのを期待していたら

「えっ!歌入り?」

意表を衝かれました(苦笑)

う~ん和風totoと例えられるのが分かる感じで、超絶インプロの思い込みによる
大きな勘違いもあり、フュージョンというカテゴリで語っていいのかどうかも自信なく
ちょっと自分的にはスンナリ入っていけないのが正直なところです。
山木氏談によるとレコーディングは山木さんを除いたメンバーでハワイでレコーディングし
(山本さんはこの頃SHOGUNに在籍していてゲスト扱いだったため行きたかったが行けなかったらしい)
日本に戻ってからドラムのテイクを差し替えたそうです。
又録音中に出前のおじさんが入ってきてそのテイクは没になったというエピソードがあり
そういう音源こそ、ボーナストラックに収録すれば面白いのにですね(笑)



バンドの活動期間は1979年~83年で自身のバンド活動の他、長戸大幸氏関連で
初期ビーイング系の亜蘭知子/秋本奈緒美や吉田美奈子など数多くのアーチストアルバムに
参加しています。

1_20150811112743af3.jpg 2_20150811112742421.jpg

Marginal Love(究極の愛)/マライア - 1981.10.25 Sun









[sales data]
1981/10/25
[producer]
マライア
[member]
清水靖晃(sax)
笹路正徳(key)
土方隆行(g)
ジミー村上(vo)
渡辺モリオ(b)
山木秀夫(ds)
*****
スティーヴ・ルカサー(g)
大野ストリングス(strings)




ビーイング商法で結成1年で既に3枚目(笑)なのですがキングからコロンビアに移籍し
香津美さんと同じくBETTER DAYSレーベルからのリリース。

mariah.jpg

私はKazumi Bandから遡ってマライアに手を出した口なので、最初ボーカル入りな事に
違和感があってとっつき難かったのですが、この頃はプログレやニューウェーブなど
多種の音楽を展開していて、特にこのアルバムは不協和音・変拍子・不安感を煽る
ジミー村上さんの個性的なボーカルが光っています。

清水靖晃談
「 『マージナル・ラブ』は好きな作品ですね。このアルバムあたりからよくなってきたと思うな。
みんなでバラバラの音の断片を持ち寄って作ったんです。でもどうやって作ったんだろう。
譜面にしたのかなぁ? いや覚えていったような…。すごかったんだなぁ(笑)。
みんなでコツコツと積み上げていったんですね。
これだけ腕の立つメンバーなのに、テクニックの応酬にならないで、極力弾いていない
というのはみんなロックの美学があって、深いところでカッコよさを分かってたんじゃないかな。
渡辺香津美バンドをやった以降は、「これはもう触われないな」って自分に決着をつけたような
気がしますね。このころからジャズやフュージョン的な分散コードなんかが、
全然面白くなくなってきた。 フラストレーションが溜まってきてましたね。
その後はずっとソロです。だから、マライアが最初で最後のバンドなんですよ(笑)」

「時の淵」と「終夜営業茶屋入口」にスティーヴ・ルカサーが客演



ROLLING 80'S/秋本奈緒美 - 1982.01.01 Fri









[sales data]
1982/1/1
[producer]
清水靖晃
[member]
秋本奈緒美(vo)
清水靖晃(sax)
土方隆行(g)
山木秀夫(ds)
笹路正徳(key)
渡辺モリオ(b)
中沢健次(tp)
三宅純(tp)
内田日富(trombone)
西沢幸彦(fl)
石橋雅一(oboe)
沖田安宏(horn)
山川恵子(harp)
大野ストリングス




all night fuji

秋本奈緒美さんというと私の青春絵巻の中では女子大生ブームにのっかった
「オールナイトフジ」の司会というイメージが強く、俄かなジャズ歌手をやっていたことを
知りませんでしたが、たまたまマライア関係の音楽を整理している時にひっかかり、
それなりに評判も良さげだったのとタイミングよくアルバムが再発されたので聴いてみました。

帯叩
「ティーン・エイジ・ロマンティック・ジャズ」

訳詩を亜蘭知子が担当した全曲ジャズのスタンダード・カバーでマライアによる
80年代の実験的な「現代ニューウェイヴ風」にリ・アレンジしたデビュー・アルバム。

美人系の外見を利用し使い捨てのアイドル的な歌謡曲ではなく普遍的なJAZZを歌わせ、
決して歌が上手いわけではありませんが、それにマライアの演奏がうまくマッチした
女子大生ブームと俄かジャズというビーイング商法の企画物の一成功例でしょう。

One Night Stand/秋本奈緒美 - 1982.06.06 Sun









[sales data]
1982/6/6
[producer]
清水靖晃
[member]
秋本奈緒美(vo)
笹路正徳(key)
土方隆行(g)
安藤まさひろ(g)
渡辺モリオ(b)
賓瀬元彦(b)
樋沢達彦(b)
山木秀夫(ds)
渡嘉敷祐一(ds)
清水靖晃(dsx)
多グループ(strings)
鍵和田セクション(horn)
中沢セクション(horn)
村田有美(bvo)
織田哲郎(bvo)




長門大幸氏のビーイング商法はとにかく売り出しが決定した歌手は間髪入れず商品を
ガンガンリリースするのが常套手段で、デビューアルバムからわずか6ヶ月で
リリースされた2nd。

帯叩
「TEEN-AGE ROMANTIC JAZZ」

前作同様、ジャズスタンダード・カバーで訳詩を亜蘭知子が担当し演奏はマライア中心という
布陣。

ジャズボーカル物というよりTennesee Walyzの大胆なアレンジなどマライアの編曲と演奏に
耳を奪われます。

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