2018-07

Nursery Cryme(怪奇骨董音楽箱)/Genesis - 1971.11.12 Fri









[sales data]
1971/11/12
[producer]
John Anthony
[member]
Peter Gabriel(vo/etc)
Steve Hackett(g)
Tony Banks(key/etc)
Mike Rutherford(b)
Phil Collins(ds/vo)




genessis1.jpg 

ジェネシスはデビュー当時、フォークロック色が強く1st~2ndともヒットとほど遠いセールスで
アンソニー・フィリップス(g)ジョン・メイヒュー(ds)が脱退し代わりのメンバーを公募で募集し
スティーヴ・ハケットとフィル・コリンズが新加入しピーター・ガブリエル、トニー・バンクス、
マイク・ラザフォードの5人編成の黄金期ジェネシスメンバーが揃った3rd。

genessis.jpg

ハケットとコリンズがもたらした劇的なサウンド変化で(特にクラシカル素養のあるハケットの影響大)
演劇調のガブリエルの独特な詩世界(代表曲のmusical boxの内容はかなりグロイです(苦笑)が
更に色鮮やかになりガブリエルのステージでの奇抜な格好の演劇要素も話題となりカルトな
人気バンドとなります。

ジェネシスは80年以降、スーパーPOPSバンド化したためプログレという狭量なカテゴリで
語られることは少ないですが、この頃は陰湿でジメっとしたまさにプログレ魂の塊だったことを
確認できます。

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Foxtrot/Genesis - 1972.10.06 Fri









[sales data]
1972/10/6
[producer]
Dave Hitchcock
Genesis
[member]
Peter Gabriel(vo/etc)
Tony Banks
(hammond/mellotron/p/etc)
Steve Hackett(g)
Michael Rutherford(b)
Phil Collins(ds)




前作Nursery Cryme(怪奇骨董音楽箱)でフィル・コリンズ+スティーヴ・ハケットを迎え
バンドメンバーが固まったことで、サウンドの方向性が定まりジェネシスがカルト人気から脱却し
プログレバンドとしてセールス的な成功を収めた人気作品。

クリムゾンからメロトロンのおさがりを譲り受け、クラシック調の荘厳さを前面に出した代表作で
不安定な音程のメロトロンのイントロWATCHER OF THE SKIESから始まるこのアルバムの肝は
アナログ半面を使った23分の大作"SUPPER'S READY"に尽きるんでしょうが、
この曲はガブリエルの奥さんが霊に取りつかれたと感じた恐怖体験が題材となっています。

前作はやや控えめな演奏に徹していたハケットは自身のアコギ代表作HORIZON'Sを披露。



全体的に音の陰陽の使い方が絶妙で聴けば聴くほど旨味のでる作品です。

Live/Genesis - 1973.02.24 Sat









[sales data]
1973/7/20
[producer]
John Burns
Genesis
[member]
Peter Gabriel(vo/etc)
Tony Banks
(hammond/mellotron/p/etc)
Steve Hackett(g)
Michael Rutherford(b)
Phil Collins(ds)




1973年2月24日
フリー・トレイド・ホール(マンチェスター)
1973年2月25日
モントホールド・ホール(レスター)

ピーカブ在籍時の黄金期ジェネシスのライヴを楽しむには5曲と収録数が少ないのですが
この音源は元々ラジオ番組"King Bisucuit Flower Hour"用に収録されたもので
音質もそんなに良くないのですが、スタジオアルバム(Selling England by the Pound)の制作が
遅れていたため、その穴埋めで急遽公式ライヴ盤としてリリースされた経緯があるようです。

ジェネシスは80年以降スーパーPOPバンドに変貌するのでプログレという狭いカテゴリーで
語られることは少ないと思いますが、70年代のプログレ期でもピーカブの演劇要素が
大きく盛り込まれていたため、他のプログレバンドとは一線引いていると思います。

Peter Gabriel

ジャケットに写っているピーカブのかぶり物はMagog(主に旧約聖書のエゼキエル書と新約聖書の
ヨハネの黙示録に登場する神に逆らう勢力)のマスクでサパース・レディ演奏時の画像ですが
肝心の曲は時間の都合上カットされています(苦笑)

genesis.jpg

「レスター&マンチェスター」というブートにはサパース・レディが収録されているので
何とか完全版でリリースして欲しいところです。

Selling England By The Pound(月影の騎士)/Genesis - 1973.10.12 Fri









[sales data]
1973/10/12
[producer]
John Burns
Genesis
[member]
Peter Gabriel(vo/fl/oboe/per)
Tony Banks(key/hammond/p/etc)
Steve Hackett(g)
Michael Rutherford(12-string g/b)
Phil Collins(ds/per/vo)




スティーヴ・ハケット贔屓な私がジェネシスで一番好きな作品は実はこれです!

アルバムの邦題は「Selling England By The Pound」ではなく
何故か1曲目の「Dancing with the moonlight knight」の邦訳を採用しています。



一般的にジェネシスの人気作品はFoxtrotと相場は決まっていますが、セールス面で見ると
この「月影の騎士」が初めてジェネシスがゴールドディスクを獲得した作品で
カルトな人気が解れて一般的な人気を獲得したことを証明しています。

その要因としてピーカブ色が薄まり(CIENMA SHOWはピーカブの独壇場ですけど(笑)
かなりハケットのクラシカル色が前面に出ており、親しみやすい楽曲と高度な演奏技術が
巧くブレンドされているからではないかと思います。

又フィル・コリンズもMore Fool Meで初めてボーカルをとっていますが、声が裏返っていて
ピーカブそっくりなので気づかないかも知れませんね(笑)

Livestock/Brand X - 1977.11.18 Fri









[sales data]
1977/11/18
[producer]
Brand X
[member]
John Goodsall(g)
Robin Lumley(key)
Percy Jones(b)
Phil Collins(ds)
Kenwood Dennard(ds)
Morris Pert(per)




ジャズ・ロック名盤ということで紹介されることが多い作品ですが、

・Ronnie Scott's Jazz Club, London - September 1976
・Marquee Club, London - 23 April 1977
・Hammersmith Odeon, London - 5 August 1977

上記3ヵ所のライヴ編集盤。

Brand Xは1975年にジョン・グッドサル、パーシー・ジョーンズらで結成され
セッションには複数のドラマーが参加し、ビル・ブルフォードが叩く予定でしたが
キング・クリムゾンとの契約上に参加できず、最終的にジェネシスのフィル・コリンズが
叩くことになります。

brandx2.jpg

フィル・コリンズのサイドビジネスバンドのような言い方をされること多いですが、
当時昇り調子のジェネシスの活動が多忙すぎて実質的にはゲスト扱いだったようです。
(ロニー・スコットとマーキーはフィル・コリンズが叩いています)

ポップス歌手としてのイメージが強いフィル・コリンズですが、彼のモットーは
「頼まれた仕事は断らない」とのことでドラマーとして参加したアルバムは数知れず
主要なところをピック・アップしてみると
ブライアン・イーノ/トミー・ボーリン/ピーター・ガブリエル/ロバート・フリップ/
マイク・オールドフィールド/ロバート・プラント/スティーヴ・ハケット/ジョン・ケール/
シン・リジィ/キャメル/ゲイリー・ブルッカー/ティナ・ターナー/ポール・マッカートニー/
エリック・クラプトン/マンハッタン・トランスファーなどなど
まだまだ私の知らないメジャーアーチストの作品にその名がクレジットされているアルバムも
多いと思いますが、これだけ叩いてもフィル・コリンズがドラマーであることを
知らない人も数多し(笑)

話をBrand Xに戻しますと、非常に洗練された演奏で各メンバーの高い演奏力は十分
聴き応えがありますが、楽曲に馴染みがないことと名盤扱いされている重さが十分分からず
スタジオ盤に手を出すまでには至っていません。

ジョン・グッドサル、パーシー・ジョーンズ共に興味のあるミュージシャンなので
時間をかけてスタジオ盤も少しづつ開拓して行こうと思っています。

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