2017-07

Live Peace In Toronto 1969(平和の祈りをこめて)/The Plastic Ono Band - 1969.09.13 Sat









[sales data]
1969/12
[producer]
John And Yoko
[member]
John Lennon(vo/g)
Yoko Ono(vo)
Eric Clapton(g)
Klaus Voorman(b)
Alan White(ds)




ジョン・レノンがアビーロード発売13日前の1969年9月13日カナダトロントで行われた
「ロックン・ロール・リバイバル・ショー」にプラスティック・オノ・バンド名義で出演したもので、
ジョンは同年アップル屋上のルーフ・トップ・セッション(1/31)やヨーコとケンブリッジ大学で
前衛的なパファーマンス(3/2)は行っていますが、大衆の前で公式演奏するのは
ビートルズ最後のコンサート(1966/8/29)以来3年ぶり。

rock-roll-revival-1969.jpg

元々このイベントはチャック・ベリーやボ・ディドリーなどロックンロールの
歴史的スターの祭典として企画されたものだったらしいのですが
チケットの売れ行きが悪くそこで急遽プロモーターがジョンに出演打診して
最初は司会という顔見世程度でお願いしたつもりがジョン本人が演奏を強く望み
出演が決定したという流れだったようです。

このイベント用のライヴサポートに即席で集められ面子はエリック・クラプトン、アラン・ホワイト、
クラウス・フォアマン。

peaceful.jpg

クラプトンは1968年にストーンズ主催のロックン・ロール・サーカスでもジョン・レノンと
共演していますが、今回の参加はデラニー&ボニーをジョンに紹介した流れだと思います。
急な出演だったためリハーサルはチャーター機の中で行われほぼぶっつけ本番だったようで、

peaceful2.jpg

内容は資料的でしかないのですが、このチャーター機の中でジョンがビートルズ脱退を
打ち明けたとのことでソロ活動の出発点と位置づけられているライヴです。
しかし一部では熱狂的なファンもいるらしい?小野さんなんですが私はどうしても
この人の奇怪さはNG・・・
クラプトンはどういう気持ちで小野さんの伴奏をしていたのか聞いてみたいところです(笑)

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Doris Troy/ドリス・トロイ - 1970.01.15 Thu









[sales data]
1970
[producer]
Doris Troy
George Harrison
[member]
Doris Troy
George Harrison
[member]
Doris Troy(vo/p)
George Harrison(b)
Klaus Voormann(b)
Ringo Starr(ds)
Billy Preston(p/key)
Stephen Stills(g)
Peter Frampton(g)
Alan White(ds)
Eric Clapton(g)
Delaney Bramlett(per)
Bonnie Bramlett(per)
Leon Russell(bvo)
Bobby Whitlock(bvo)
Jim Gordon(bvo)
Rita Coolidge(bvo)
John Barham
(string and brass arrangements)




あまり馴染みのない女性シンガーかもしれませんので簡単なご紹介を。

ブロンクス生まれで少女時代からゴスペルグループで歌っており20代の頃ハーレムの
アポロシアターで案内係りをしていたところジェームス・ブラウンに見いだされ
1963年にJust One Lookをリリースして大ヒット(全米10位)
(この曲はリンダ・ロンシュタットもカバーしてヒットしました)



1969年にアップルと契約してリリースしたのがこのアルバムですが、丁度ビートルズは
アビーロードをリリースした頃でハリスンやクラプトンはデラニー&ボニーのツアーに
同行しており、そういった正にスワンプ真っ盛りなアーチストが多数参加しているのですが
正直アップルの色ではないですね。

自信もプロデュサーに名を連ねてますが、演奏に歌が乗り切れてなく体から発散される豪快さが
無理やり抑えられている気がして仕方ありません。
アルバムセールスが不発で終わったのはどの程度プロモーションが行われたのか分りませんが
「ドリス・トロイ」という人が見えにくかったからではないかなと。

この後アップルから移籍しますが、その歌唱力が買われ、最強のバックシンガーとして
複数のロック名曲John Lennon「Power To The People」Pink Floyd「Money」
Rolling Stones「You Can't Always Get What You Want」などにその恩名がクレジットされています。



尚「MAMA」(ママ・アイ・ウォント・トゥー・シング)は教会のゴスペル隊からスターの座に上り詰めた
ドリス・トロイの人生を描いたもので、1983年ニューヨークのハーレムで誕生し
全世界で2500公演を果たしたというロングランの人気ゴスペル・ミュージカルとして
日本では1988年の来日公演が大きな話題を呼び、日本のゴスペルブームのきっかけになりましたが
ドリスさんは2004年に亡くなられています(合掌)

All Things Must Pass/George Harrison - 1970.11.27 Fri









[sales data]
1970/11/27
[producer]
George Harrison
Phil Spector
[member]
George Harrison(vo/g/etc)
Eric Clapton(g)
Jim Gordon(ds)
Carl Radle(b)
Bobby Whitlock(org/harmonium/etc)
Ringo Starr(ds/per)
Klaus Voormann(b)
Billy Preston(org/p)
Gary Wright(p/org)
Gary Brooker(p)
Jim Price
(tp/trombone/horn arrangements)
Bobby Keys(sax)
Alan White(ds/vibraphone)
Pete Drake(pedal steel)
John Barham
(orchestral arrangements/etc)
Pete Ham(g)
Tom Evans(g)
Joey Molland(g)
Mike Gibbins(per)
Peter Frampton(g)
Dave Mason(g)
Tony Ashton(p)
Mal Evans(per)
Phil Collins(congas)
Ginger Baker(ds)
Al Aronowitz(unspecified)
Eddie Klein(bvo)
Dhani Harrison(g/el-p)
Sam Brown(bvo)
Ray Cooper(bvo)




ビートルズ時代はジョン&ポールの陰に隠れその才能を十分発揮できなかったジョージが
ビートルズ解散後、一気にその鬱憤を晴らしたソロ3作目にして大名盤。

ビートルズ時代はアルバム中2曲しかジョージの曲はセレクトされない取り決めがあったため?
書き留めてボツ候補になっていたジョージの歌世界をフィル・スペクター一流の音楽魔法で
恒久的な内容に仕上げた本作はアナログ時代3枚組6,000円で稼ぎのない子供には
なかなか手の出ない代物で、ビートルズ信者ではないのでズルズル購入を伸ばし
おっさんになった今でも金欠は相変わらずですが(苦笑)パチスロ大勝の泡銭で
ジョージ存命中に未発表曲などを加え30周年記念でリリースされたnew century editionを
購入してみました。

ジョージが歌心を開眼した背景にはインド哲学や民族音楽への造詣を深めたことにあり
ラバーソウルに収録した「ノルウェイの森」でシタールを演奏した頃からインドへの興味が増し
インドに赴き独自の宗教観を発展させたことで、急速にメロディメイカーの才能が開花し
クラプトンとの共作「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」や
ポールに「アビー・ロードはジョージの曲が素晴らしい」と言わしめた「サムシング」
「ヒア・カム・ザ・サン」などの名曲が誕生します。
その勢いのまま更にデラニー&ボニーの全英ツアーに参加したことでスワンプの中核を成す
ミュージシャンの知己を得、ビートルズ風の楽曲に加え、当時流行しつつあったスワンプな味付けが
ブレンドしていてデイヴ・メイスンクラプトンの1sなどと比較して聴いてみるのも一考かと。





本作のリメイク&ミックス作業はジョージ生存中の意向が反映されており、
(ジャケットのアートワークにも細工がされており30年の街の変化が表現されています)

GH.jpg

本人がお蔵入りさせるのは惜しいという未発表テイクが収録されていることまでは許せるのですが、、
マイ・スイート・ロード2000はあまりにもこのアルバムの持つ雰囲気に合わないのでないかと・・・

ジョージは翌年デラニー&ボニー&フレンズな面子でバングラディッシュ救済コンサートを開催し
時の人となります。

The Concert For Bangla Desh - 1971.08.01 Sun









[sales data]
1971/12/20
[producer]
George Harrison
Phil Spector
[member]
George Harrison(vp/g)
Bob Dylan(vo/g/harmonica)
Leon Russell(p/vo)
Ringo Starr(ds/vo)
Billy Preston(hammond/vo)
Eric Clapton(g)
Ravi Shankar(sitar)
Ali Akbar Khan(sarod)
Alla Rakha(tabla)
Kamala Chakravarty(tambura)
Jesse Ed Davis(g)
Klaus Voormann(b)
Jim Keltner(ds)
Pete Ham(g)
Tom Evans(g)
Joey Molland(g)
Mike Gibbins(tambourine/maracas)
Don Preston(g/vo)
Carl Radle(b)
The Hollywood Horns
Soul Choir(bvo)




「音楽が災害復興支援に果たす役割とは何なのか?」

音楽イベントを堅苦しく定義、意義付けすること自体がナンセンスなのは百も承知なのですが、
2011年3月11日以降、日本で開催された数多くの復興支援目的の音楽イベントを聞き知るに
圧倒的な力不足(魅力不足)を感じ、それは何が問題なのか?が解明できるのではないかと
音楽チャリティイベントの元祖と言われるバングラディッシュ救済コンサートを再聴してみました。

まずこの大イベントの概要を丁寧に紹介しているサイト様がありましたのでこちらをご参照ください。

本CDのライナー記述から少し補足すると1971年3月西パキスタンと独立を要求する東パキスタンで
内戦(バングラディッシュ独立戦争)が始まり推定100万人の東ベンガル人が殺害され
1,000万人の東ベンガル人が難民として隣国のインドに流れるも、当時流行していた
コレラへの免疫対応の予防接種のための人・物・金が圧倒的に不足しており
特に多くの子供が犠牲になるという悲惨な状況が続きますが、人口爆発状態のインドも
自国自身が貧しく殺到する難民に対応するには他国の支援が不可欠で1日最低100万ドル(約3億円)が
必要と試算されていたそうです。

このような国際情勢が当時、東京五輪景気で発展途上国からようやっと国際社会に窓を開こうと
していた小島国日本でどの程度ニュースとして取り上げられていたか分かりませんが
東ベンガル人のラヴィ・シャンカール(ノラ・ジョーンズのお父さん)がこの苦境に尽力すべく
アルバム「ラーガ」をプロデュースしたジョージ・ハリスンにチャリティイベントの計画を持ちかけ、



ハリスン自身も初めバングラディッシュ情勢にはあまり詳しくなかったらしいのですが
シャンカールの話を詳しく聞いたり文献で調べたりして情勢を理解しメインプロデューサーとして
協力を惜しまず、ハリスン人脈でリンゴ・スター、エリック・クラプトン、ビリー・プレストン、
レオン・ラッセル、ジム・ケルトナー、バッド・フィンガー、そしてボブ・ディラン等をロハでかき集め
(ポール・マッカートニーはビートルズの再結成という期待感をファンに持たせたくないという理由で辞退。
ジョン・レノンは直前まで参加意志があったもののオノ・ヨーコをステージにあげるのは
他の大物出演者に大して失礼という理由でハリスンが拒否したため憤慨して帰ってしまったそうです(苦笑)
又ミック・ジャガーも参加意思があったものの麻薬関係でビザがおりず参加を断念したようです。

計画からわずか4~5週間というスピードで実現させてしまったある方の表現を拝借すると
「70年代ロックが好きならとりあえず聴いとけ」というコンサートです。
(1971年8月1日マジソン・スクエア・ガーデン昼夜2回公演)

The Concert For Bangla Desh bangladesh2.jpg

音楽的なことを少し書いておくとハリスンはこの頃、ソロ活動を開始しALL THINGS MUST PASSを
リリースし、自身のキャリアで最も輝いていた頃でしょうか。
ハリスンのライヴアルバムは他にどんな作品があるか詳しく分かりませんが選曲も良くサウンドに
小細工がない分大変聴きやすいです。

そして何といってもクラプトンとボブ・ディランの参加はポイント高いです。
クラプトンは当時ドラッグ中毒で1970年末から1973年初まで自宅に閉じこもり続けていた状態で
その間、唯一人前に姿を現したという演奏で、その姿は映像で見るとかなり痛々しいですが
裏方として黙々とギターバッキングを努めています。

clapton_2017031113095189e.jpg

そしてボブ・ディランも1966年のバイク事故以来、ウッドストックで隠匿生活に入っており
1969年のワイト島フェスには出演したものの、それ以降はライヴ活動を行っていなかったため
「ディラン復活」として大きなニュースになったようです。

bob dylan

さてこの音楽チャリティイベントの意義を探ることに話を戻しますと
ラヴィ・カンシャールが本音を語っていますが
「コンサート収入、アルバム売り上げなどがまとまればかなりの金額になるでしょう。
しかしそれはほんの1日か2日しか難民達を救えないでしょう。
しかし私の言いたいのはその点(金額)ではなく、それまでほんの少数の人しか
はっきり知らなかったり関心を持っていなかったバングラディッシュの悲惨な状況を
世界の多くの人々が共用&認識してくれたという点で大変意義があります」
(ちなみに西パキスタンの軍事援助の後ろ盾はニクソン大統領時代の「糞米」だった事実は
押さえておいてください)

東北震災直後、ヴァイオリニストとして活躍している姪と話す機会がありこの難に際して
「音楽は無力・・・自分は何もしてあげられない」と嘆いておりまして、
その時は「お前の音楽を聴いて心休まる人も大勢いるんだ」みたいな話で元気づけたのですが、
どうも日本で行われている復興目的の看板を掲げた内容的にチープな音楽イベントの数々を見てると
「心も温まらないし、金もそんなに集まらない、単に特定ファンが集う自慰イベントじゃないか・・・」と
どうも姪に言った綺麗事は通用しないんじゃないかという罪悪感が生まれました・・・

「音楽は無形だから復興のための生活の具体的な糧は生まないけれでも心の糧にはなる。それが又尊い」
などという美辞麗句なMCを易請け合いして音楽を聴いて涙する人達が
「元気を貰いました」とか「勇気づけられました」なんて一時の感情に流された映像を
TVでアップで見せられると冷めた気持ちに更に追い討ちかけられて「はぁ?」って感じです・・・

この私の冷めた感情については説明が可能なんですが、「メッセージを伝える手段」としての音楽ではなく
「売るための手段」として個々の自発的な参加意思など全く関係なく、事務所経由でお仕事として参加し
復興イベントで「頑張ろう!」を連呼して連日連夜トークバラエティ番組でヘラヘラしている
今時歌手の歌から全ての物・人を失った方々に何のメッセージが伝わるのかと・・・

まぁ昨今のヴィジュアル中心のダンス音楽なミュージシャンに社会的なメッセージを要求する方が
無茶ですので、全ての商業音楽を敵に回して非難するものではありませんが
対極のメッセージ色の濃いイベントについてメディアが取り上げないことに大きな憤りを感じます。



反原発を主張する歌手が一人も出演しない大掛かりな音楽復興イベントは全マスメディアの大スポンサー
「東電様」擁護のやらせ演出と言わざるをえず、太平洋戦争敗戦以後、最大級の国難に抗じうる
日本の音楽復興イベントに意義を感じ記事として取り扱った海外メディアはあるでしょうか?
まぁないでしょう・・・
(発信すべきメッセージは拡散することなく特定ファンの中だけで帰結していまってますから(苦笑)



ハリスンはバングラディシュという曲を作ってイメージ拡大に貢献しましたが、頑張ろうソングや
癒しソングではなく、そもそも何で邦楽には直接的に震災ネタを扱った曲や反原発ソングが
あっちこっちから聴こえてこなかいかというとメディア規制に他なりません。





東北の震災は津波での犠牲も大きいですが、何が一番最悪かというと人間の英知の結集の暴発で
「フクシマ」に人間が住めない場所を作り出したことです。

「誰のために何を歌っているのか・・・」

私は震災直後に石原都知事がタイミング悪く失言し、批判を受けた「津波で我欲を洗い流す」という
物質文明に慣れきって弱体化してきた日本人全体が今までの在り方を反省し「他人の痛み」を
分かち合える高みの精神性を目指す再生のチャンスと思っていましたが
被災していない地域は物不足で一時パニックとなるも、物が補充されればいち早く日常生活の喧騒を取り戻し
ガレキ焼却の受け入れはヒステリックに拒否するは、被災地から非難している子供は学校で差別され
いじめられるわ、話は違いますが沖縄は依然としてパスポートなしで行けるアジア扱いとして放置状態など
「無意識の差別蔓延る日本」が当たり前の現状では震災年の漢字として選ばれた「絆」が屁に思えるほど
我欲の壁は崩れていません。

ハリスンにしてもこのイベント以降この問題にどう継続して関与したのか分かりませんし
(実際に売り上げの殆どがユニセフに寄付されたのは11年後だったようです)
商品化する際、各レコード会社の契約問題をクリアするのに時間がかかったり
(これ面白いんですがアルバムはジョージ所属のアップルではなくボブ・ディランのソニーから
出ているんですね。
多分、うちから発売させないとディランの音源は許可しないとか脅迫したんでしょう(苦笑)

英国国税局から税金の前払いを要求されたり、ハリスンが信頼していたアラン・クレインが
収益金を着服したというスキャンダルがあったりと現実問題は金がらみでかなりうさん臭いのですが
バングラディッシュのこの舞台裏を知るに音楽が困難に果たせる可能性はより多くの人々に
共通メッセージを伝達する「プロパガンダ」効果一点であるという結論に落ち着きます。



上記の結論に基づいて今にして思えば、あの震災直後、音楽質を問う必要は全くないのだから
SMAP、嵐、AKB48、エグサイルのメンバーが一同に顔を揃え、被災者と握手会を開けば
多くの人の記憶に残り、良かったのではないかと思います。

事務所の問題でキャスティングが無理?
だから日本の音楽は駄目なんです・・・

Sometime in New York/John Lennon - 1972.06.12 Mon









[sales data]
1972/6/12
[producer]
John Lennon
Yoko Ono
Phil Spector
[member]
John Lennon(vo/g)
Yoko Ono(vo)
Jim Keltner(ds)
Eric Clapton(g)
Delaney & Bonnie(b/per)
Jim Gordon(ds)
George Harrison(g)
Nicky Hopkins(p)
Bobby Keyes(sax)
Keith Moon(ds)
Billy Preston(org)
Klaus Voormann(b)
Alan White(ds)
Aynsley Dunbar(ds)
Ian Underwood(key)
Frank Zappa(vo/g)
etc




ジョンとヨーコの結婚3周年記念アルバム。
スタジオとライヴのカップリング(2枚組み)になっていて

1AB面)Studio: December 1971 – 20 March 1972
ジョンとヨーコの他、エレファンツ・メモリーというバンド(+ジム・ケルトナー)と
録音したスタジオテイク。
この頃のジョンは政治活動家との付き合いが多く政治イベントに積極的に出席し、

john1.jpg

「女は世界の奴隷か!」(女性解放運動)など時事的な問題を扱った作品が多く
政治色が濃い内容で、ジョンはFBIから危険思想人物としてマークされ
当時のニクソン大統領が文化的ゲリラ(危険思想の暴発)を恐れ、
ジョンを米追放するため期限切れの米国滞在ピザ申請を却下>国外退去命令。
(表向きの理由は1968年英国で逮捕されたドラッグ所持罪)
以後、米国永住権を求め米政府を相手にした長い法廷闘争が始まり
約4年半後の1976年10月に米国永住権を勝ち取っています。



そしてアナログ時代は無料でおまけという形でついてきたロンドンとニューヨークの
ライブ音源

2A面)Live(15 December 1969, at Lyceum Ballroom, London)

lennon_give_a_peace_a_chance.jpg

ジョンとヨーコが主催した国際児童救済基金(ユニセフ)のチャリティショーに
クラプトンとハリスンがデラニー&ボニーwithフレンズ一座として共演した音源です。
資料音源としては貴重ですが、演奏内容はどうってことありません。



ちなみにクラプトンは1968年ストーンズ主催のロックン・ロール・サーカス
3ヶ月前のトロントのライヴでジョンと共演していますがジョン・レノンが
クラプトンに宛てた手紙(1971/9/29付)
がオークションに出て話題になりましたが
南部音楽と距離をとっていたジョンがクラプトンと一緒に演りたがっていたのは
ちょっと意外でした。

ところでクラプトンとポール・マッカートニーは私的なお付き合いは多少あったと思うのですが

clapton and paul1

音楽的な共演というものがなく、仲の良かったジョージから「ポールは本当に嫌な奴なんだ」と
何度も愚痴られているうちに一緒に嫌になっちゃったんでしょうかね(笑)
私の記憶ではジョージの追悼コンサート(2002)で初めて共演が実現しましたが
もの凄く違和感を感じたのは私だけではないはず(笑)



2B面)Live(6 June 1971, at Fillmore East, New York City)

john and zappa

そしてこのアルバムで個人的にハイライトなのがジョン・レノンとザッパという
異色タッグの演奏です。
どういう経緯でザッパのステージにジョンが登場したのか分かりませんが
こんな貴重な音源をオマケ扱いにするなんて贅沢な話ですよね・・・



このアルバムのリマスター盤には物凄く頭にくることがあるんですが
1枚物にするためなんとこのザッパとの競演をディレクターカットした
オノ・ヨーコの独善的暴挙は許しがたく、ヨーコの糞ツマラン曲を全カットしてでも
ザッパの競演音源は残さねばいかんだろう。

[ザッパファンは絶対リマスター盤を買ってはいけません]

又ザッパはフィル・スペクターの雑なライヴ音源編集を長年大変不満に思っていて
自らリミックスし直し1992年にPlayground Psychoticsに収録。
Mothersの演奏が丁寧にmixされ何よりヨーコの奇怪な叫び声を必要最小限に押さえ、
とても聞きやすく会場の熱気と空気感を再現した素晴らしい内容に仕上がっています。

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