2017-09

Sadao Watanabe At Montreux Jazz Fesstival/渡辺貞夫 - 1970.06.18 Thu









[sales data]
1971/3
[Concert Producer]
Claude Nobs
[member]
渡辺貞夫(sax/fl/sopranino)
増尾好秋(g)
鈴木良雄(b)
つのだ☆ひろ(ds)




今年も残り3ヶ月ですが、本年収穫だった音楽は深町純さんとこの渡辺貞夫さんです。
両者に共通しているのは、自分が持っていたアーチストイメージをズタズタに切り裂いて
全く別の次元で音を聴かせてくれたことです。



特に私が聴いていた渡辺貞夫さんはフュージョン期真っ盛りの頃でタウニーのCMで見せたような
柔和なイメージしかなかったので初期の頃の尖がった演奏はそれなりに衝撃でした。

1970年6月18日 モントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ音源。

1970.jpg

この時、渡辺貞夫(37歳)増尾好秋(23歳)鈴木良雄(24歳)角田ヒロ(20歳)

日本のジャズ界を代表するベーシストの鈴木さんは早大モダンジャズ研究会では
ピアノを担当していたそうで、1年後輩にはタモリや増尾好秋がいたそうです。

実は角田ヒロのプロデビューのスタート地点となるジャックスへの参加は貞夫さんの
協力によるものなのだそうですが、数年後に「メリー・ジェーン」なつのだ☆ひろに
大変身するとはこの時貞夫さんは思っていなかったでしょうね(笑)

1曲目の「ラウンド・トリップ」などはジャズというよりロックと言い切って
いいかもしれません(笑)
GSブーム終焉で1970年頃こんな濃密な演奏をするロックバンドは日本にはいなかったので
この作品はジャズのカテゴリーではなく1970年の日本を代表するロックアルバムとして
情報を拡散して多くの人に聴いて欲しいと思います。



渡辺カルテットはフェス終了後、ドイツ、ユーゴなどで演奏後、渡米し
ピアニストの本田竹彦を加えた5人編成でニューポートジャズに出演。
渡辺さんはその後、チック・コリア、ミロスラフ・ヴィトウス、ジャック・ディジョネットと
「ラウンド・トリップ」を録音しています。



この頃の渡辺さんの前衛サウンド、興味が尽きません!
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ライヴ・イン根室 1977/渡辺貞夫 カルテット - 1977.10.08 Sat









[sales data]
2016/5/25
[producer]
Mako Watanabe
[member]
渡辺貞夫(sax)
福村博(trombone)
本田竹広(p/key)
岡田勉(b)
守新治(ds)




1977年10月8日 根室市公民館でのライヴ

お奨めしてくれた私のJAZZ師匠も驚いたという作品です。

渡辺貞夫さんについて知っていることと言えば今手元に残っていればお宝級の貴重な
フュージョンライヴ音源を「マイ・ディア・ライフ」というFMのラジオ番組で
ガンガンオンエアしてくれていたこととカリフォリニア・シャワーな爽やかな
フュージョン系ということぐらいしか知らなかったのですが、某フュージョン博士がブログで
「つのだひろが在籍していた頃のモントルーのライヴ(1970)は凄いでっせ!」という記事を読み
気になっていたことが背中を推してくれました。

まずこのアルバム、とんでもなく音が良いです。
(アナログテープも保存方法によってはこうまで音がクリアに残るものなんですね・・・)

今更ですが渡辺さんの音楽キャリアを調べて驚いたんですが、私がマイ・ディア・ライフで
ようやく名前を聞き知ったはるか以前(1961年~)から音楽活動をしており、
既にこの頃アルバム30枚弱をリリースしている大ベテランだったんですね・・・

そしてこのアルバムで演奏している渡辺貞夫さんは私のイメージするヤマハ・タウニーな
渡辺貞夫さんであはりません(笑)



音楽ルーツは特にアフリカ&ブラジル辺りに行き着くようで、デイヴ・グルーシンと
活動をともにしていた80年前後の音しか聴いてなかった自分にはこのビバップな弾けっぷりは
大きな驚きでした。

「渡辺貞夫、恐るべし・・・」



この音源は初出らしいのですが、お蔵入りしていた理由は翌10月厚生年金で
行われたGentle Thoughtsと競演したAUTUMN BLOWのリリースを優先したためだと
思われます。



ちょっとアルバム数は多いですが、渡辺貞夫さん、辿ってみますか・・・(思案中)
(初期のお奨めアルバムなどありましたらご教授いただけると幸いです)

さて多くの方は「何故、根室でジャズ?」という疑問があるのではないかと思いますが
根室は古くからジャズが盛んなところでして、私も営業中に何度か行きましたが、
ジャズ喫茶「サテンドール」谷内田一哉さんのインタビュー
「地理的に最果てであっても、文化的な最果てにあらず」というスローガンから始まった
根室のジャズブームの詳細がありますのでご参照ください。
そしてこのムーブメントの人気を決定づけたのが「日野元彦/流氷コンサート」(1976年)
だそうでこちらも機会があったら聴いてみたいと思います。

California Shower/渡辺貞夫 - 1978.03.15 Wed









[sales data]
1978/3
[producer]
Kiyoshi Ito
[member]
Sadao Watanabe(sax/fl)
Chuck Rainey(b)
Harvey Mason(ds)
Lee Ritenour(g)
Paulinho Da Costa(per)
Dave Grusin(p/fender rhodes)
Ernie Watts(sax)
George Bohanon(trombone)
Oscar Brashear(tp)
Erno Neufeld with strings section




タイトル曲をもの凄く久しぶりにじっくり聴きましたが、いやぁ懐かしいです(笑)

当時はフュージョンではなくクロスオーバーというカテゴリーで呼ばれていたと思いますが、
ナベサダとデイヴ・グルーシンが組んだ作品はことごとく日本のJAZZ界で異例の大ヒットを
記録したようですね。

フュージョンはサウンドが耳心地良いため重みを持たせるのは難しいジャンルですが
とかく難解というジャズのイメージを氷解させ多くの一般の人と触れ合う機会を持たせた意味で
このアルバムはとてつもなく貢献度大だと思います。



CMの影響もあるのでしょうが個人的に耳に残るフュージョンの2大フレーズは
このカリフォリニア・シャワーと高中正義のブルー・ラグーンです。

資生堂のCMに採用された役者さんは若い頃の真田昌幸さんでしたね(笑)

How's Everything/渡辺貞夫 - 1980.07.02 Wed









[sales data]
1980
[producer]
Kiyoshi Itoh
[member] 
Sadao Watanabe(sax)
Dave Grusin(key)
Richard Tee(key)
Steve Gadd(ds)
Anthony Jackson(b)
Eric Gale(g)
Jeff Mironov(g)
Ralph MacDonald(per)
Jon Faddis(tp)
東京フィルハーモニー管弦楽団




このアルバムは当初日本での発売はなく、米CBSコロンビアから逆輸入の形で
リリースされました。
そのためアナログ盤で聴いた記憶がないのに出だしのUP COUNTRYからしっかり耳が
覚えているのは、多分FM番組「渡辺貞夫のマイ・ディア・ライフ」で放送された音源を
カセットに録音して繰り返し聴いていたのだと思います。

1960年初頭から活躍されCALIFORNIA SHOWER、MORNING ISLANDで一般人の耳をフュージョンに
傾かせるまでのざっくり20年を総括したベスト盤Nice Shotがリリースされ
(新曲Nice Shotはシングルカット)

nice shot1 nice shot2

それを記念して1980年7月2~4日の3日間、日本のジャズマンで初めての武道館
「渡辺貞夫リサイタル NICE SHOT!」が開催されました。

wwatanabe.jpg

デイヴ・クルージンはじめSTUFFな連中を従え、会場の大きさから音の厚みを加えるため
100人のオーケストラと共演など話題満載な内容です。

このオケが単なる話題作りではなく、しっかり原曲のイメージを損なわずに
しっかりしたサポート役としてジャズっていることがこのイベントが高く評価される理由です。
私は見逃したのですが当時NHKが特番で放映したようなので、アーカイブで再放送されるのを
期待しています。







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