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2020-07

Neil Young - 1969.01.12 Sun









[sales data]
1969/1/12
[producer]
Neil Young
David Briggs
Jack Nitzsche
Ry Cooder
[member]
Neil Young(vo/g/etc)
Jack Nitzsche(el-p)
Jim Messina(b)
Carol Kaye(b)
George Grantham(ds)
Earl Palmer(ds)
Merry Clayton(bvo)
Brenda Holloway(bvo)
Patrice Holloway(bvo)
Gloria Richetta Jones(bvo)
Sherlie Matthews(bvo)
Gracia Nitzsche(bvo)




バッファロー・スプリングフィールド解散後スーザン・アーゼウェイドという女性と結婚。

バッファロー・スプリングスフィールドでのイザコザを払拭するようにジャック・ニッチェや
ライ・クーダーといった親しい友人の協力で制作したソロデビューアルバム。

カントリー系のインスト曲で幕開きし、全体的にスプリングフィールドのような
ギラギラした尖った感じではないですが、この頃23歳のニール・ヤングの若々しい声が新鮮で、
映画「いちご白書」の挿入曲ローナーなどの人気曲が収録されています。

ニール・ヤングはこの作品から聴き始める必要は全くありませんが、
必ず戻ってくるべき作品だと思います。



聴き手の私は寄る年波には勝てず、だんだん感性が鈍くなり新しい物の吸収力が衰えているのに
70歳を過ぎたニール・ヤングは今尚若い頃と変わらず方向定まらない音楽ジプシーとして
音楽の第一線でアグレッシヴな活動をしていることに脱帽です。
最近ではトランプ次期大統領に「俺の曲を使うな!」と楽曲使用トラブルの口火を
切ってましたね(笑)

f#@k you Trump!!


トランプさんの弁明は5分15秒あたりから
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Everybody Knows This Is Nowhere/Neil Young & Crazy Horse - 1969.05.14 Wed









[sales data]
1969/5/14
[producer]
David Briggs
Niel Young
[member]
Neil Young(vo/g)
Danny Whitten(g)
Ralph Molina(ds)
Billy Talbot(b)
*****
Bobby Notkoff(vl)
Robin Lane(gril friend?)




ニール・ヤングはスプリングフィールド時代のバンドメンバーの人間関係のゴタゴタに嫌気がさして
バンド結成には否定的だったようですが、その考えを取っ払ったのが
長年のパートナーとなるクレイジー・ホースのメンバーとの出会いだったそうです。

neil-young-and-crazy-horse.jpg

ロビー・レイン(当時のガールフレンド?)の共通の友人を介して当時ザ・ロケッツという名で
活躍していたメンバーと出会い、音楽観で意気投合しバンドはクレイジー・ホースと改名し
出会いから僅か二週間のリハーサルでこのアルバムは完成したそうです。

ニール・ヤング談
「とにかく僕はどんどん進めて行きたかった。
取り逃したくなかったんだ、何故なら録音されたそれらのレコードにある何か・・・
例えば僕たちは真剣にお互いの心を探り合っていた。
お互いの何も知らなかったけど、そこで起こっていることに夢中になっていたんだ。
だからそれをレコードにしたかった。」

クレイジーホースの演奏と共鳴することでどんどん湧き出てくるインスピレーションを
一音も逃すまいとするニール・ヤングの当時のハイテンションな状態が伺えます。

前作から僅か4ヶ月という短いインターバルでリリースされた作品は当時流行していた
実験的な音作りは皆無でむしろその単純な音作りが、楽曲の良さをストレートに伝え
ライヴでお馴染みの楽曲が多数収録されているのでファンにはマストアイテムです。
(シナモン・ガールのドシっと腰の座ったサウンドは既にクレイジーホースの完成形)

最近、商業的な観点でミリオンを達成すると簡単に名盤の類に数えられてしまうことを
嘆かわしく思うのですが、やはり時代と共に風化せず、年輪を刻むような内容にこそ
「名盤」という称号を与えたいものです。
イナゴのような瞬時の大量浪費時代に突入した現在、そういう音楽が生まれるのかどうか
甚だ疑問ではありますが・・・
(PS)
井上陽水の「人生が二度あれば」はニール・ヤングの「RUNNING DRY」のパクリだと思います

Archives Volume 02: Live at the Fillmore East 1970/Neil Young and Crazy Horse - 1970.03.06 Fri









[sales data]
2006/11
(Live Date:1970/3/6-7)
[producer]
Paul Rothchild
[member]
Neil Young(vo/g)
Danny Whitten(g)
Jack Nitzsche(el-p)
Billy Talbot(b)
Ralph Molina(ds)



いよいよニール・ヤングも自分の音楽史のまとめに入りました。

活動年代順にライヴをリリースするアーカイヴシリーズ。
個人的にニール・ヤングのライヴはさほど興味はないので、興味ある年代のみチョイスして
聴いていこうかなと。

本作はシリーズ第二弾で1970年フィルモア・イーストでのライヴ。
(この頃のヤングはソロとC,S,N&Yの活動を掛け持ちしており急速に人気が上昇していた頃です)

ジャケットを見ると1970年3月6日and7日フィルモア・イーストのステージは
マイルス・ディヴィスとのダブルヘッダーという伝説的な二日間だったんですね。
(前座はスティーヴ・ミラー・ブルース・バンドでこのマイルスの7日の演奏は
「It's About That Time」で聴けます)

miles_201906291648481a9.jpg

あの電気マイルスとニール・ヤングを通しで聴いた人いるのでしょうけど、
どんなに体力に自信があってもこの2バンドの高エネルギーを連続でまともに享受するのは
正気の沙汰ではありません(笑)

クレイジーホースとの演奏ですが、音が初々しく、音を外さずきっちり演奏しようという
一生懸命さと真面目さを感じます。



ちなみにこの年の6月にフィルモア・イーストで行われたC,S,N&Yのライヴは
「4 Way Street」で聴くことができます

csny_20190629164847830.jpg

After The Gold Rush/Neil Young - 1970.08.15 Sat









[sales data]
1970/8
[producer]
Niel Young
David Briggs
Kendall Pacios
[member]
Neil Young(vo/g/p/etc)
Billy Talbot(b)
Greg Reeves(b)
Nils Lofgren(p)
Jack Nitzsche(p)
Nils Lofgren(p)
Ralph Molina(ds)
Danny Whitten(g)
Steve Stills(bvo)




CSN&YのDeja Vuは「個人の集まり」という新しいコンセプトでメンバーの持ち寄った曲を
民主的な配分で収録するというスタイルだったため特に創作意欲が盛んだったヤングやスティルスは
勢い収まらずCSN&Y在籍中に発売されたソロアルバム。
(このアルバムは元々クレイジーホース名義のバンド作品としてリリースする予定でしたが
ダニー・ホイットンのドラッグ症状が酷く、バンドとしてのレコーディングを断念しソロアルバムに
変更になった経緯があるようです)

この頃のCSN&Yツアーはソロアルバムプロモーションと連動しており、他のメンバーも制作中の
ソロアルバムの楽曲を披露するコーナーが設けられていますが、ライヴを聴くとメンバーの中で
ニール・ヤングが一番ウケが良いですね。

収録曲の「サザン・マン」は南部の人種差別を痛烈に批判した歌でこの歌詞内容にカチンと来たのが
サザンロック旗手のレイナード・スキナードで返歌「スイートホーム アラバマ」で

「ニール・ヤングが南部をコケにした
 ニール・ヤングよ、覚えとけ
 南部人は二度とお前なんか相手にしない」

と当てこすりで歌い上げています(笑)



Archives Volume 03: Live at Massey Hall 1971/Neil Young - 1971.01.19 Tue









[sales data]
2007/3
[producer]
David Briggs
Neil Young
[member]
Neil Young(vo/g/p)



本作はニール・ヤングのアーカイヴシリーズ第三弾。

1971年1月19日故郷カナダのトロント、マセーホールでの弾き語りライブ。

「ハーヴェスト」リリース前のライヴですがアルバムから「Old man」,「 A man needs a maid」,
「Heart of gold」,「The needle and the damage done」の4曲が披露されています。
(特にアルバムでオーケストラアレンジされる「A man needs a maid」のピアノ弾き語りが
聴けるのは貴重です)



ニール・ヤングはデビュー時期頃から圧倒的な存在感と貫禄で圧し通してしまうイメージですが
この頃は歌も演奏も非常に繊細かつ丁寧で、エレクトリック化していく時代の変化を
心底嫌っていた純フォーク派の保守層のみならず、ニール・ヤングファンなら
絶対に耳にして欲しい作品です(商業MTVアンプラグドの100倍良いです(笑)

bd.jpg

個人的にギター1本でここまで聴かせ倒されたのはボブ・ディランの
「Concert at Philharmonic Hall 1964」以来です。
ニール・ヤングの鋭敏な言葉がビシバシ刺さってくる感じが刺激的です。



Harvest/Neil Young - 1972.02.01 Tue









[sales data]
1972/2/1
[producer]
Elliot Mazer
Neil Young
[member]
Neil Young
*****
[Stray Gators]
Ben Keith(steel g)
Kenny Buttery(ds)
Tim Drummond(b)
Jack Nitzsche(p)
John Harris(p)
*****
James Taylor(bvo)
Linda Ronstadt(bvo)
David Crosby(bvo)
Graham Nash(bvo)
Stephen Stills(bvo)
London Symphony Orchestra




C,S,N&Youngでの活動を一段落させStray Gatorsというバンドを従えオケまで使った意欲作。
ニール・ヤングを聴いたことのない人には彼の膨大な数のアルバムの中で
断突でお薦めしたい大名盤です。

何というかニール・ヤングを聴くようになってやっと耳が大人になったと感じました。
聴き始めた契機はエンケンがニール・ヤングをかなり意識していたためでロックというと
ギターのディストーションバリバリ大音響なものを好んで聴いていた頃、
この物静かでありながら圧して訴えかけてくるニール・ヤングの歌声には素直に感動しました。

OUT ON THE WEEKENDなんかマイナーコードだけで私でもギターコピーできる
単調なメロ&リズムに朴訥と語るように歌ってるだけなんですが、
ニール・ヤングの言の葉に音魂がこもっていてなかなかこれをコピー演奏しようと思って
できるものではないと思います。

しかし当の本人はこのアルバムの大ヒットでポピュラリティーを獲得してしまったことを
居心地悪く感じていたようです。
今ではろくな音楽じゃないのにミリオンヒット一発トでメジャー感に居座っている
ヘンテコなミュージシャンが圧倒的に多いというのに(苦笑)



この年クレイジー・ホースのダニー・ウィットンが亡くなり翌年にはC,S,N&Yのスタッフだった
友人のブルース・ベリーも亡くなるという不幸が続き追悼盤として「Tonight The Night」を
録音しますが、レコード会社は内容が重過ぎるとして発売が一時見送られます。

尚、次アルバム「渚にて」がリリースされる1974年までの間に
Journey Through the Past(過去への旅路)Time Fades Away(時は消え去りて)という
アルバムがリリースされていますが、どちらも入手難です。

Journey Through the Past(過去への旅路)/Neil Young - 1972.11.07 Tue









[sales data]
1972/11/7
[producer]
Neil Young
L.A. Johnson
[member]
Neil Young(vo/g/p)
Stephen Stills(g/vo)
Richie Furay(g/vo)
Bruce Palmer(b)
Dewey Martin(ds)
David Crosby(g/vo)
Graham Nash(g/vo)
Calvin Samuels(b)
Johnny Barbata(ds)
Ben Keith(pedal steel g)
Jack Nitzsche(lap steel g)
Tim Drummond(b)
Kenny Buttrey(ds)
The Tony & Susan Alamo Christian
Foundation Orchestra & Chorus
Jim Getzoff(vl)
Bill Kurasch(vl)
Lenny Malarsky(vl)
Jim Reisler(vl)
Ralph Schaeffer(vl)
Sid Sharp(vl)
Tibor Zelig(vl)
Joe DiFiore(violas)
Harry Hyams(violas)
Justin DiTullio(cellos)
Joe Saxon(cellos)
Roy Caton(tp)
Jules Jacob(fl)
Steve Douglas(sax)
Jim Horn(sax)
Plas Johnson(sax)
Jay Migliori(sax)
Al de Lory(p)
Lyle Ritz(b)
Carol Kaye(b)
Julius Wechter(tympani/vibraphone)
Hal Blaine(ds)

neil1.jpg
(未CD化)


Time Fades Away/Niel Young - 1973.10.15 Mon









[sales data]
1973/10/15
[producer]
Neil Young
Elliot Mazer
[member]
Neil Young(vo/g/p/harmonica)
Ben Keith(g/pedal steel)
Jack Nitzsche(p)
David Crosby(g)
Graham Nash(g)
Tim Drummond(b)
Johnny Barbata(ds)

neil2.jpg
(未CD化)


On The Beach(渚にて)/Neil Young - 1974.07.16 Tue









[sales data]
1974/7/16
[producer]
Neil Young
David Briggs
Mark Harman
Al Schmitt
[member]
Neil Young(vo/g/p/etc)
Ben Keith(slide g/etc)
Rusty Kershaw(slide g/etc)
David Crosby(g)
George Whitsel(g)
Graham Nash(p)
Tim Drummond(b)
Billy Talbot(b)
Rick Danko(b)
Ralph Molina(ds)
Levon Helm(ds)
Joe Yankee(harp)




「ハーヴェスト」の成功でもたらされたスターの座は当時のニール・ヤングには重荷となり
商業音楽業界の裏世界の汚さに嫌気がさし、ドラッグで現実逃避する荒れた生活から離婚となり
更にクレイジー・ホースのダニー・ウィットンや友人のブルース・ベリー(C,S,N&Yスタッフ)が
ドラッグで亡くなるなど散々な状況で、本アルバム前に二人の追悼アルバムとして
苦悩に満ちた内容の「Tonight's the Night」の録音を済ませていましたが

neil3.jpg

あまりに内容が暗いということでレコード会社からリリースが却下されたため
やや暗さを抑えた本作が先にリリースされることとなります。
(クロスビー&ナッシュの他ウッドストックからカリフォルニアに移住してきたThe Band組から
リック・ダンコ&リヴォン・ヘルムが参加。ブルースと名の付く楽曲が3曲も収録されており
ニール・ヤングのアルバムの中では珍しくブルース色が特徴の作品です)

この頃(1972~1974年)のアルバムはニール・ヤングの意向でなかなかCD化が実現せず
なかなか耳にすることができなかったのですが、2003年にやっと初CD化されました。
又このアるバム前に「Journey Through the Past」(1972)Time Fades Away(1973)の
2作品がリリースされているのですが、未CD化なのでなんとかCD化して欲しいと思います。

neil1.jpg neil2.jpg

収録曲は「もうスター扱いはうんざりだ!」といわんばかりに自身にまつわるプライヴェートな
時事ネタが多い作品ですが、ヤングのやさぐれた気持ちと裏腹にクロスビー&ナッシュが
このアルバムに参加したことがきっかけとなり、C,S,N&Youngの大規模な再始動が画策され
エリック・ロバーツ、デヴィッド・ゲフィン、ビル・グラハムなどの大物が
仲違いしていたヤングとスティルスの仲介に入り、当時はストーンズですら実現していなかった
スタジアム級の巨大コンサートツアーが行われました。

Tonight's The Night(今宵その夜)/Neil Young - 1975.06.20 Fri









[sales data]
1975/6/20
(REC)1973/8~9
[producer]
David Briggs
Neil Young
Tim Mulligan
Elliot Mazer
[member]
Neil Young(vo/g/p/harmonica)
Ben Keith(pedal steel g)
Nils Lofgren(p)
Danny Whitten(g)
Jack Nitzsche(el-p/p)
Billy Talbot(b)
Tim Drummond(b)
Ralph Molina(ds)
Kenny Buttrey(ds)
George Whitsell(bvo)




クレイジー・ホースのダニー・ウィットンと友人のブルース・ベリー(C,S,N&Yスタッフ)
二人の追悼アルバムとして、アルバム制作の順番だと「渚にて」より先に録音を
済ませていましたが、内容があまりに暗いという理由でお蔵入りしていたアルバムですが
偶然このテープを聞いたリック・ダンコがこの作品を気に入り、発売を強く進言し
晴れて発売されることになりましたが、その代わり既に完成していた「Homegrown」という
作品がオクラ入りしてしまいます(ニール・ヤングはお蔵入り作品が非常に多い(苦笑)

Homegrown.jpg

収録曲の中でも一番暗いのはニール・ヤングのピアノ弾き語り「Borrowed Tune」で
ストーンズの「Lady Jane」のメロディを使った楽曲で
「オレはこの借り物の曲を歌っている。こいつはローリング・ストーンズから盗んだものだ。
オレには自分で曲を作る気力もなくなっちまった」と絶望に打ちひしがれて厭世的な
当時の気持ちをストレートに歌っています。



ただ日本人でもNATIVEな英語リスナーじゃなければ、ジャケットから想像される暗さを
特に感じることはないと思いますが、買うのは大半英語圏の人ですからね(笑)
セールス的にはパッとしなかったようですが、彼の最高傑作に推す声が非常に多い
好作品です。

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