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2020-05

Zuma/Neil Young & Crazy Horse - 1975.11.10 Mon









[sales data]
1975/11/10
[producer]
Neil Young
David Briggs
Tim Mulligan
[member]
Neil Young(vo/g)
Frank Sampedro(g)
Billy Talbot(b)
Ralph Molina(ds)
******
Tim Drummond(b)
Stephen Stills(b)
David Crosby(bvo)
Graham Nash(bvo)
Russ Kunkel(congas)




ドラッグで亡くなったダニー・ウィットンに替わり、ギターにフランク・サンペドロが
新加入した新生クレイジー・ホースの演奏でCSN&Yのスタジアム級ツアーのおかげで
気分転換ができたのか「今宵その夜」の破滅的なイメージを払拭する明るい表情をみせる作品です。

zuma.jpg

アステカ文明をテーマに掲げているわりには、それに関連する曲はCortez The Killer
(コルテスというのはメキシコのアステカ文明を滅ぼしたスペインの軍人だそうで
中南米に対する白人の侵略を非難した楽曲)だけで他はほぼ恋愛物です。

又CSN&Yの幻のアルバム「Human Highway」に収録予定だった「Through My Sails」が
収録されています。



そして翌1976年3月初来日します。

j4_201711122317225b1.jpg

Long May You Run(太陽への旅路)/the Stills-Young Band - 1976.09.20 Mon









[sales data]
1976/9/20
[producer]
Tom Dowd
Don Gehman
Stephen Stills
Neil Young
[member]
Stephen Stills(vo/g/p)
Neil Young(vo/g/p/harmonica)
Jerry Aiello(org/p)
George "Chocolate" Perry(b)
Joe Vitale(ds/fl)
Joe Lala(per)




neil2_20180813093559774.jpg

CSN&Yの頃からのファンの方は「何でわざわざ仲の悪いスティルスとヤングが一緒に?」と
不思議に思われたのではないでしょうか(笑)
私も音楽雑誌に繰り返し書かれた二人の確執ネタを鵜呑みにしていたので
よりにもよって「あの二人」が一緒にアルバムを作ってしまうとは驚きでした。
(まぁお互いの性格にむかつくことは多々あれど音楽的な部分で共感できる部分が多いのでしょう)

このアルバム誕生の経緯に興味あるでしょう?
そこにはちゃんと理由がありました(笑)

C,S,N&Yのリユニオンツアーがあったのが1974年。
このツアー終了後、C,S,N&Y名義の「Human Highway」がお蔵入りしてしまったことは書きましたが
その後クロスビー&ナッシュが地に足がついたデュオ活動で「Wind of The Water」をヒットさせる一方で

  stills2.jpg

スティルスのコロンビア移籍後の「stills」「Illegal Stills」のセールスは冴えない結果となり
焦ったプライド高きスティルスは「じゃあ俺はヤングと組んで同じことをやるんだ」
という安直な発想で出来上がった企画だったようで、リズム隊は場当たり的にスティルスの
「Illegal Stills」のメンバーをそのまま流用しています。

で、実は最初、アトランティックレコードの強い意向もあったと思いますが
アルバム制作にクロスビー&ナッシュも参加し、いつの間にかC,S,N&Yのメンバーでの
レコーディングになっていたのですが、この頃クロスビー&ナッシュは自分達の
アルバムレコーディングと並行作業だったため制作スケジュールが遅れがちとなり
途中降板してしまいます。

結果的に当初の予定通り二人のプロジェクトに戻ったのですが、怒ったスティルスは
何とレコーディング済みだったクロスビー&ナッシュ参加音源を没にしてしまいます。
(この事で4人に大きな亀裂が生まれたのは言うまでもありません(苦笑)

さて内容はといいますと二人の共演というより、ニールが5曲、スティルスが4曲お互いに
遠慮しながら他方のバッキングに回るというような大人しい内容で一般的に
「二人が共演した意義はない」という評価通りセールスも冴えませんでした。

「Guardian Angel」はC,S,N&Yの「Human Highway」制作時にスティルスとナッシュが
コーラスの付け方で口論となりレコーディングが頓挫するきっかけとなった曲で
本アルバムの聴き所のタイトル曲「太陽への旅路」も「Human Highway」収録予定だった曲です。

無謀にもアルバムツアーも敢行されたようですが、ニール・ヤングは体調不良を理由に
ツアー途中から抜けています(笑)

American Stars 'n' Bars/Neil Young - 1977.06.13 Mon









[sales data]
1977/6/13
[producer]
Neil Young
David Briggs
Tim Mulligan
Elliot Mazer
[member]
Neil Young(vo/g/harmonica/p/etc)
Frank "Poncho" Sampedro(g/synthe)
Ben Keith(pedal steel g)
Carole Mayedo(vl)
Billy Talbot(b)
Tim Drummond(b)
Ralph Molina(ds)
Karl T. Himmel(ds)
Linda Ronstadt(bvo)
Nicolette Larson(bvo)
Emmylou Harris(bvo)




制作当初はアメリカとバーの歴史に関するコンセプトアルバム「Chrome Dreams」を
作る予定でしたが構想がまとまらず途中で頓挫したため、1975年頃にお蔵入りした
「Homegrown」から楽曲(Star of Bethlehem/Homegrown)を足して完パケします。

Homegrown.jpg

アナログ盤のA面5曲はニール・ヤングが所有する牧場で録音されたラフなもので
カントリー&ウエスタン調の楽曲が中心でリンダ・ロンシュタット、ニコレッタ・ラーソン、
エルミー・ハリスの歌姫が花を添えています。

recording.jpg

アナログ盤のB面は録音時期がバラバラでクレイジーホースとの楽曲はストレートなロックです。

そして何と言っても前年(1976年)日本でも行われたワールドツアーのステージハイライト曲として
演奏されていた「LIKE A HURRICANE」の怒涛のギターソロは圧巻です。

Decade(輝ける10年)/Neil Young - 1977.10.28 Fri









[sales data]
1977/10/28
[producer]
Neil Young
Elliot Mazer
Tim Mulligan
David Briggs




ニール・ヤングのソロ楽曲は勿論のことバッファロー・スプリングスティーン、C,S,N&Y、
スティルス・ヤング・バンドの楽曲を含むデビュー10周年記念ベスト。

年代順に代表曲が収録されているので70年代のニール・ヤングを手っ取り早く聴きたい方には
親切なベスト盤です。

昔からのコアなファン向けには未発表曲が5曲収録されています。

1)Down To The Wire
バッファロースプリングフィールドの未発表アルバム「スタンピード」収録予定曲

2)Winterlong
  「On The Beach」未収録曲

3)Deep Forbidden Lake
  お蔵入りした「Homegrown」収録予定曲

4)Love Is a Rose
  CSN&Yリユニオンツアー中に制作されリンダ・ロンシュタットに提供された曲

5)Campaigner
  スティルス・ヤング・バンドのアルバム未収録曲

Comes a Time/Neil Young - 1978.10.21 Sat








[sales data]
1978/10/21
[producer]
Neil Young
David Briggs
Ben Keith
Tim Mulligan
[member]
Neil Young(vo/g/harmonica)
Frank Sampedro(g/p)
Billy Talbot(b)
Ralph Molina(ds)
Tim Mulligan(sax)
Nicolette Larson (duo v)
Ben Keith(steel g)
Karl Himmel(ds)
Tim Drummond(b)
Spooner Oldham(p)
Rufus Thibodeaux(fiddle)
Joe Osborn(b)
Larrie Londin(ds)
J. J. Cale (g)
Farrell Morris(per)
Rita Fey(autoharp)
Bucky Barrett(g)
Grant Boatwright(g)
Johnny Christopher(g)
Jerry Shook(g)
Vic Jordan(g)
Steve Gibson(g)
Dale Sellers(g)
Ray Edenton(g)
Shelly Kurland(strings)
Stephanie Woolf(strings)
Marvin Chantry(strings)
Roy Christensen(strings)
Gary Vanosdale(strings)
Carl Gorodetzky(strings)
George Binkley(strings)
Steven Smith(strings)
Larry Harvin(strings)
Larry Lasson(strings)
Carol Walker(strings)
Rebecca Lynch(strings)
Virginia Christensen(strings)
Maryanna Harvin(strings)
George Kosmola(strings)
Martha McCrory(strings)
Chuck Cochran(strings)

neil.jpg


楽曲の振幅の激しいニール・ヤング作品の中では異例ともいえるまともな作品です。

アコースティック基調のカントリータッチの楽曲が続き「Motorcycle Mama」のみ
エレキの音が聞こえる程度です。

nicolete.jpg

ニコレッタ・ラーソンはリンダ・ロンシュタットの紹介でAmerican Stars 'n' Barsから
参加したのですが、ニールは彼女の歌声を気に入り、本作ではデュオを含み全面的に
ボーカル起用したことで注目を浴び、ソロ・デビューへとつながります。



「Human Highway」はCSN&Yリユニオンツアーで披露していた新曲で未完アルバムタイトル曲のリテイク
csny_20171112222832279.jpg

この後、ニール・ヤングは大きく方向転換しパンクロック道に突っ込んでいくことになるのですが
ニール・ヤングは同年、300万ドルの自己資金を投じインディペンデント映画「Human Highway」を制作し
劇中「Hey Hey, My My」で共演したDevoの影響でパンクロックにシフトしていくことになります。

Rust Never Sleeps/Neil Young & Crazy Horse - 1979.06.22 Fri









[sales data]
1979/6/22
[producer]
Neil Young
David Briggs
Tim Mulligan
[member]
Neil Young(vo/g/harmonica/oeg/per)
Nicolette Larson(vo)
Joe Osborn(b)
Karl T. Himmel(ds)
Frank "Poncho" Sampedro(g)
Billy Talbot(b)
Ralph Molina(ds)




ニール・ヤングは1978年、300万ドルの自己資金を投じたなインディペンデント映画
「Human Highway」を制作。



[あらすじ]
DEVOのメンバーが働く核廃棄物処理場のある街がボブ・ディランの「風に吹かれて」を
歌えないほど放射能で汚染されている中、ガソリンスタンドで働く自動車修理工は夢の中で
ネイティヴ・アメリカンと一緒に歌ったりコンサートを開き、隣接するダイナーのウェイトレスは
気まぐれでコックは狂っていたが、最後には原発事故が起こり地球が終わってしまう。」



DEVOに映画出演を依頼したのは当時、パンク、ニューウェイヴ、テクノに興味を持ち始めていた
ニール・ヤングで、DEVOのマーク・マザーズボウがパンクロックに共鳴するような楽曲作りを進言し
セックス・ピストルズのジョニー・ロットンへの共感を歌ったのが「Hey Hey, My My」で
ニール・ヤングが当時流行のパンクへの回答としてアルバム「RUST NEVER SLEEPS」が誕生します。
録音はライヴ音源をベースにアルバム前半はComes A Timeの延長のようなアコースティックセットですが、
後半はクレイジーホースとの荒くれロックです。

"Rock and Roll Can Never Die"

と歌われた「Hey Hey, My My」はパンクへの共鳴と自身の信念とがシンクロした事を宣言し
この曲がなければ現在まで続く、ニール・ヤングの歩みは確実に変わっていたとも言われています。
この曲には色々なエピソードがあり、ニルバーナのカート・コバーンが遺言として
この曲を引用し
It's better to burn out than to fade away」(衰え消えて行くより今燃え尽きる方がいい)
とメモに書き残したためニール・ヤングは大きな衝撃を受けたと言われます。

letter_20171114124941277.jpg

余談ですが"Rust Never Sleeps"(錆は決して眠らない)というアルバムタイトルは
DEVOが出演した錆取り剤のCMのコピーからいただいたということで、
後年カート・コバーンの一件がからんだために随分重みのあるタイトルとして
解釈だけが一人歩きしている感もあります(笑)


Live Rust/Neil Young & Crazy Horse - 1979.11.19 Mon









[sales data]
1979/11/19
[producer]
David Briggs
Tim Mulligan
[member]
Neil Young(vo/g/harmonica/p)
Frank Sampedro(g/key)
Billy Talbot(b)
Ralph Molina(ds)



1978年に行われたRust Never Sleeps Tourを収めた2作目の映画「Rust Never Sleeps」の
サウンド・トラック



Cow Palace, Daly City
Boston Garden, Boston, Massachusetts
Civic Center, St. Paul, Minnesota
Chicago Stadium, Chicago, Illinois
McNichols Arena, Denver, Colorado

ニール・ヤングにとっての公式ライヴ「Time Fades Away」(未CD化)以来2枚目で
Rust Never Sleeps」のでアルバムジャケットに採用された写真のように

live_201711141359003b9.jpg

ステージに巨大アンプやマイクが並び“ロード・アイズ”と呼ばれるローディーたちは
スター・ウォーズのタスケン・レイダーに扮しており、セットチェンジの間には
オリジナルのウッドストックと同じアナウンスが流れるなど凝った趣向のライヴです。

前半はアコースティックセット、後半はエレクトリックセットで怒涛の如くヒット曲の
オンパレードで70年代の活動を総括する内容です。
「Like A Hurricane」~「Hey Hey, My My(Into The Black)」~「Tonight's The Night」
3連発は凄すぎ(笑)

何と言いましょうかササクレだった気分の時にアコギの音は優しい気持ちを思い起こさせ
破壊的なエレキのギター音は五臓六腑に染みわたりとても心地よい(笑)
いや仮にササクレだってなくてもこのアルバムでのヤングの危機迫る独奏はニールの
ギタリストの魅力を存分なく発揮しています。
コード進行だけでこれだけ聴かせるてくれるギタリストも珍しいと思います。



そしてやりたい邦題のニール・ヤングは80年代に入ると更に無節操に様々な音楽スタイルにチョッカイを出し
ファンを唖然とさせるのですが(ゲフィンとは訴訟に発展したりもします(笑)その件はまた後日。

Hawks & Doves(タカ派とハト派)/Neil Young - 1980.11.03 Mon









[sales data]
1980/11/3
[producer]
David Briggs
Tim Mulligan
Neil Young
[member]
Neil Young(vo/g/p/harmonica)
Greg Thomas(ds)
Dennis Belfield(b)
Ben Keith(steel and dobro)
Rufus Thibodeaux(fiddle)
Ann Hillary O'Brien(bvo)
Levon Helm(ds)
Tim Drummond(b)
Tom Scribner(saw player)



ニール・ヤングは70年代の活動を総括する「Live Rust」で非エレクトリックと
エレクトリックの両刀使いの基本スタイルを確立し80年代に入ると、テクノ、ロカビリー、
カントリーと焦点の定まらないアルバムを出し続け「Freedom」で復活の狼煙をあげるまでの
約10年間、特にゲフィンに移籍してからは「売れないレコードばかり作るのは契約違反だ」と
ゲフィンか訴訟を起こされるほど低迷したファンにとって苦痛の10年間を改めてひも解いて
行こうと思います。

この頃のニール・ヤングはプライヴェイトな問題を抱えており、1978年に生まれた
長男ベン君が脳性まひでその難しい治療とリサーチに時間を費やしていたこともあり
79年から81年の3年間で、ゲスト参加も含めてわずか2回しかステージに立って
いないようです。

そしてタイミング悪く80年代に入ると音楽制作や流通面の環境が激変し(大量生産>大量消費)
まさにロックが商業音楽化して行く時流に乗り切れず、セールスで結果がないこと=作品の失敗では
ないのですが、80年代のニール・ヤングはそのことを逆手に取るようにゲフィンの怒りを買う
「売れないアルバム」を連発することになります(笑)

今となっては「聴き手の期待を常にはぐらかす」のはニール・ヤングの常とう手段なのですが
その入り口がこれ(笑)

「全体的にやる気の感じられないカントリーアルバム」との評が一般的ですが
世間で言われるほど酷くないと思うのはファンの贔屓な感想かもしれませんが
最近、巷に溢れかえっている商業用デジタル糞アルバムよりも断然良いです。

A面はお蔵入りした「ホームグロウン」など70年代半ばのセッションからの寄せ集め、
B面はベン・キースを中心にしたバンドとのナッシュヴィル録音。

ロナルド・レーガンが第40代大統領を目指す選挙直前というタイミングで
それを想起させるタイトルで右寄り(愛国者的な方向性)を強く打ち出して発売されたこともあり、
往年のファンは戸惑いを隠せなかったようです。
このことで離れていったファンも多かったようですが、タイトル曲の「USAコール」は
ヤング一流のブラック・ジョークだと思うのですが、どうなんでしょうね?

Re·ac·tor/Neil Young & Crazy Horse - 1981.10.28 Wed









[sales data]
1981/10/28
[producer]
Neil Young
Tim Mulligan
David Briggs
Jerry Napier
[member]
Neil Young(vo/g/p/synthe)
Frank Sampedro(g/stringman)
Billy Talbot(b)
Ralph Molina(ds/per)



ニール・ヤングの80年代の作品は総じて駄作と語られることが多いのですが
それは一般的に次作「Trans」以降のゲフィン時代の作品群を指しており、
それら一連の作品と本作を混同されている方がいらっしゃったらそれは勘違いで
本作はエレキ全開、安全印のクレイージー・ホース物です。
(リプライズ在籍時最後の作品)

サウンド的にはシンセが導入されていますが、それでもアルバムのバランス的には
ヤングのギンギンギラギラのエレキギターの方が優位性を保っています。

面白いのは「Motor City」で昨今、トランプ大統領が日本車に関税をかけて
輸入制限を行おうとしていますが、もうこの頃、米で日本車の性能の良さは広く認知され
「街はダットサン(ニッサン)であふれかえっており、ニュースはデトロイトの行く末を
案じている」と歌っており、ニール・ヤングの保護主義的な一面が垣間見えます。

偶然なことに「Shots」では国境警備と銃のことを歌っており、大量移民国家の
一見フリーダムな米が将来直面すべき大問題を予言していたかのような内容です。

Trans/Neil Young - 1982.12.29 Wed









[sales data]
1982/12/29
[producer]
Neil Young
Tim Mulligan
David Briggs
[member]
Neil Young(vo/vocoderg/b/etc)
Nils Lofgren(g/p/org/etc)
Ben Keith(pedal steel g/slide g)
Frank Sampedro(g/stringman)
Bruce Palmer(b)
Billy Talbot(b)
Ralph Molina(ds)
Joe Lala(per)

n1n.jpg


スロッターの中にあえて糞台といわれるパチスロ機を好んで打つ「糞台ハンター」と
称する方々が存在します。

「一寸の虫にも五分の魂」という例えはおかしいかもしれませんが、
「どんな糞台にもいい所は必ずある。自分にしか分からない糞台の魅力の発見」というような
マニア心を点火して挑んでいくチャレンジャー精神と同じように、私は糞盤と称される
アルバムを前にすると悟空のサイヤ人気質「オラ、ワクワクすっぞ!」状態です(笑)

特に最近はSNSで拡散された嘘か本当か分からないような心許ない情報で
アルバム評価が一瞬で決まってしまい、それを迷わず鵜呑みにする大衆という恐ろしい状況に
身震いしており、自分の耳で確かめないと特に「良い物」がマイナーゆえに
黙殺されるという忌々しき問題が発生していることに心傷めております。

しかし歴史を積み重ねて「糞盤」扱いされている作品は流石に手ごわい代物が多く
なるべく好意的な評価を書こうと思うと全く書くことが浮かばないということも
多々あります(笑)

そしていよいよ暗黒のゲフィン時代のニール・ヤング作品を聴き進めていくわけですが

「ニール・ヤングにテクノは似合わない」

多分、当時上記のような批判を浴びたことは間違いないでしょう。

このアルバムが糞盤と称されている最たる原因は「ヴォコーダー」のせいでしょうね。
(3曲が生歌で6曲がヴォコーダー)

vocoder.jpg

クラフトワークに触発されて買い込んだ「ヴォコーダー」とシンセ機器が大活躍して
(クレイジーホースが参加していることさえ霞んでいる(苦笑)
サウンドはテクノっぽいですがリズム隊は打ち込みではないので、テクノと呼ばれるのは
ちょっと抵抗があるのですが、今まで聴いたことのない「ヴォコーダー」で歌いまくるので、
保守層が強い嫌悪感を抱いた気持ちはよく分かります。

スティックスが「ドモ アリガト、ミスター・ロボット」とヴォコーダーを使用した
ミスター・ロボットの大ヒットはこの翌年(1983年)



つまり最新技術の「ヴォコーダー」の面白さは使い用によっては万人受けすることは
証明しているのでニール・ヤングと「ヴォコーダー」のミス・マッチなイメージだけが
アルバム評価になっているのだと思います。

収録曲の「Transformer Man」はアンプラグドでも再演され好評だったので、ファンの多くは
このアルバムは「ヴォコーダー」を外して歌だけ入れ直してくれ!と思っているかもしれませんが
「Transformer Man」は脳性小児麻痺に冒された息子ベン君のことを歌っており
言葉での意志疎通が叶わぬヤングの苦しい思いを「ヴォコーダー」を通して表現するというのは
とても斬新なアイディアで「ヴォコーダー」で歌うことこそがベストの選択だったとするのは
いささか贔屓な見解かなと思っていましたが「ベルリンでのライヴ映像」を観る限りでは
違和感こそあれど、観客にとても好評なので、是非ライヴを観て欲しいと思います。





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