2017-06

Forecast/Eric Gale - 1973.01.15 Mon









[sales data]
1973
(Rec:1973/1)
[producer]
Creed Taylor
[member]
Eric Gale(g)
Bob James(key)
Gordon Edwards(b)
Bill Salter(b)
Rick Marotta(ds)
Idris Muhammad(ds)
Hubert Laws (fl/piccolo)
Joe Farrell(sax/fl)
Pepper Adams(sax)




エリック・ゲイル初リーダー作品。

まずですねこの人のことず~っと白人だと思っていたのでジャケットを見て驚きました・・・
(恐るべき認識不足(苦笑)

フュージョンブームの情報拡散で大きな役割を果たしていた渡辺貞夫のマイ・ディア・ライフ
というFMラジオ番組でいつもSTUFF系の音楽が流れていて、エリック・ゲイルの名も
番組内で耳にしていたのですが、音が全く黒っぽく感じなかったのと当時は動画が
ありませんでしたからね・・・(と一応言い訳を(苦笑)

元々は医者になるためボストン・カレッジに入学するもその後、化学と心理学を学ぶために
ニューヨークのナイアグラ・カレッジに転校し卒業するもギターを天職にした変わり者です(笑)

エリック・ゲイルの独特なギターフレーズは師匠であったジョン・コルトレーンの影響が
大きいとされ、コルトレーンが来日したとき持ち帰った高橋竹山のレコードをエリックに
聴かせながら三味線とギター絃の違いを熱心に教えたと伝えられています。

アルバムはトータルタイム33分しかないんですが、音が大事にされていた時代の産物です。

今ではCDの容量分、収録分数穴埋め的な没テイクが詰め込まれるご時世に
こんな贅沢な内容のアルバムは誕生しないでしょう。
ユーザーが本当に欲しいのはCD容量一杯の音楽じゃないってことにメーカーにも
ミュージシャンにも気づいて欲しいですね。


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Teasin'/Cornell Dupree - 1974.01.15 Tue









[sales data]
1974
[producer]
Mark Meyerson
Michael Cuscuna
[member]
Cornell Dupree(g)
Richard Tee(p/org)
Chuck Rainey(b)
Bernard Purdie(ds)
Ralph Macdonald(per)
David Newman(sax)
Ernie Royal(tp)
Joe Farrell(sax)
Joe Newman(tp)
Jon Faddis(tp)
Seldon Powell(sax)




ビッグ・ネームではないが誰からも愛されるギターでソウルを歌う男、
コーネル・デュプリー初リーダーアルバム。

恥の上塗りですが、エリック・ゲイルと殆ど同じ理由で長年、この方も白人だと
勘違いしてました(汗)

kingcornell.jpg

もともとキング・カーティスバンド出身のためフュージョンというよりR&Bソウル寄りで
バンドを離れた後はエリック・ゲイルの推薦でアトランティック系列の複数のセッションの
仕事を請け負うようになったようです。

デュプリーさんにスポットが当たったのはブルック・ベントンが歌った
「Rainy Night in Georgia(雨のジョージア)」(1969年)にメランコリーなギターが
フューチャーされ、R&Bチャートで1位、全米ポップ・チャートで4位まで上りつめ大ヒットし
その後、デュプリーの元に仕事が殺到するようになったそうです。



前に出てこないキャラなので地味ではありますが、下地のR&Bフィーリングが心地よく
名盤扱いにも納得。

STUFF - 1976.07.15 Thu









[sales data]
1976
[producer]
?
[member]
Gordon Edwards(b)
Cornell Dupree(g)
Eric Gale(g)
Richard Tee(key)
Chris Parker(ds)
Steve Gadd(ds)




フュージョンという音楽の入り口になったのはFMラジオで長年オンエアされていた
渡辺貞夫さんのMY DEAR LIFEという番組でしたが、そのナベサダさんのバックで度々
演奏していたのがSTUFFのメンバーでした。

元々はゴードン・エドワーズがセッションマンの集合体として60年代に結成した
セッションバンド「エンサイクロペディア・オブ・ソウル」の流動的だったメンバーが
70年代半ばになると、
ゴードン・エドワーズ(ベース)、コーネル・デュプリー(ギター)、
エリック・ゲイル(ギター)、リチャード・ティー(キーボード)、
クリス・パーカー(ドラム)もしくはスティーヴ・ガッド(ドラム )に固定され、
マンハッタンのクラブ・ミケールズで定期的にギグを行い人気を博していたそうです。

stuff.jpg

興味深いのはメンバーで元々JAZZ系なのはガッドだけで後はR&Bソウル系の
出身ということで、他のフュージョンバンドの持ち得ないグルーヴがこのバンドには
ありました。



1976年ジョー・コッカーのStingrayに参加したメンバー(+クリス・パーカー)で
モントルー・ジャズフェスティバルに参加するためバンド名についてゴードンが思案していると

ある晩ゴードンがデュプリー夫妻と食事をしているとデュプリーの妻エルマさんが
「ねえ、ゴードン、あなたはいつもみんなのことを”stuff(素材)”って呼んでるわよね。
私にとってそれは誰でもいいの。だからバンド名を”Stuff/スタッフ”にするべきよ」



それを受けSTUFFと命名し、モントルーに出演した際にラジオオンエアされた音源が
大評判になり、フュージョンブームを追い風に一躍人気バンドとなります。

初めてのつもりだった楽曲の殆どがナベサダさんのコンサートで聴き知った作品が
多く懐かしい感じです。

ツインギター&ダブルドラムというミレニアムクリムゾンのような重厚装備ですが
音の深みがなく、そよ風にメロディをつけたような軽やかさ(笑)
最近はあまり聞かなくなった名称BGM(Back Ground Music)の最高峰作品です!

More Stuff/Stuff - 1977.01.15 Sat









[sales data]
1977
[producer]
Stuff
Van McCoy
Charles Kipps
[member]
Richard Tee(key)
Eric Gale(g)
Cornell Dupree(g)
Gordon Edwards(b/per)
Steve Gadd(ds/per)
Chris Parker(ds/per)
*****
Gene Orloff(vl)




デビューアルバムはR&Bやソウルフルな内容だったのですが、本作はダブルギターは控えめで
リチャード・ティーの鍵盤が前面に出てフュージョン色が強くなった印象です。

楽曲そのものはそんなに変わってないと思うのですが、サウンドが洗練され耳心地良く
スマートに変化した分逆に物足らず、かつてフュージョン過渡期に感じたマンネリ感が強く
偏屈な私的にはNo More Stuffというタイトル作品です。

これだけの面子を集めたらもっとグルーヴしてもいいんじゃないかと思うのですが
ステレオの前にドカっと座って聴く質ではなく、意図的に車のラジオBGM用としてのサウンド
としてソフト&メロウな仕上がりにしたせいか?コンパクトにまとまってしまっているのが
物足りない感じで、バンドの本領の楽しみはライヴ盤にとっておきます。

Strokin'/Richard Tee - 1979.04.15 Sun









[sales data]
1979/4
[producer]
Bob James
[member]
Richard Tee(key/vo)
Eric Gale(g)
Chuck Rainey(b)
Ralph MacDonald(per)
Tom Scott(sax)
Steve Gadd(ds)
Michael Brecker(sax)
Hugh McCracken(harmonica)
Seldaon Powell(b)
Barry Rogers(trombon)
John Faddis(tp)
Randy Brecker(tp)
etc




ミュージシャンの究極の目標は多分「自分の音を持つこと」だと思うのですが
そんなワン&オンリーなミュージシャンの代表格がリチャード・ティーさんです。

リチャード・ティーさんを初めて聴いたのは、渡辺貞夫さんのラジオ番組「マイ・ディア・ライフ」で
放送されたSTUFFがバックのライヴで"Strokin'~A列車で行こう"のメドレー。
「なんてファンキーなピアノ!」と一聴して気にいったのですが、誰が弾いているのか
分からなかったのですが、不思議なことに色んなラジオ音楽番組を聴いていると
「ビビッ」と来る聴き覚えのあるピアノ&フェンダーローズの音が流れてくる。

どうやらリチャード・ティーという人らしいという事が分かり、購入したのが
「Strokin'」と「A列車で行こう」が収録されているデビューアルバム。

トータルタイムで40分に満たない収録分数ですが、リチャード・ティーさんの魅力は
ギューギューに詰め込まれています。

この方の音はもの凄く早い段階から独自色満載でそれは音色やメロディというよりも
リズムにあるのではないかと思います。
(ライナーの言葉を引用すればシンンプルなコードを弾きながら身体が自然に左右に
揺れる”ノリ”)
リズムを刻みながら右手で必要最小限のコード進行にともなうカウンターメロディーを
入れていくという独特の奏法は柔軟なタメと常にあらるゆタイムに対応する反応性が必須で
とても難しいことなのだそうです。

多分ですがリチャード・ティーさんはシンセを使って演奏したことがないのではないかと
思うのですが、ライナーの中でシンセについてのという質問に対して
「俺はまだピアノの勉強をしている最中だし、この勉強を中途半端にしたくないからね。
シンセ的なものは肌に合わないよ。俺としてはコードが大好きだし、一度のたくさんの
コードを弾いてプレイするのが好きなんだ」

鍵盤を叩く強弱でデリケートな音の操作ができないシンセをティーさんが敬遠していたのも
分かりますね。

しかし病(すい臓がん)には勝てず1993年7月21日、49歳という若さで永眠。

誰からも愛され、ソロアルバム5枚、レコードセッション総数500以上・・・
今でもどこからか流れてくるティーさんのワン&オンリーな鍵盤サウンドは
永遠に生き続けることでしょう。

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