2017-07

Pronounced Leh-Nerd Skin-Nerd/Lynyrd Skynyrd - 1973.08.15 Wed









[sales data]
1973/8
[producer]
Al Kooper
[member]
Ronnie Van Zant(vo)
Gary Rossington(g)
Allen Collins(g)
Ed King(g)
Billy Powell(key)
Bob Burns(ds)
Leon Wilkeson(b)
*****
Roosevelt Gook(=Al Kooper)
(b/mellotron/etc)
Robert Nix(ds)
Bobbye Hall(per)
Steve Katz(harmonica)




当時、人気のサザンロックバンドの所属レーベルはカプリコーンと相場が決まっており、
アマチュア時代フロリダの田舎街バンドコンテストで優勝するなど活動実績を積んでいた
レーナード・スキナードも1971年頃に数々の名盤を生み出したマスル・ショールズで
レコーディングし、マネージャーのアラン・ウォルデンがカプリコーンの社長フィル・ウォルデンの弟という
縁故関係からカプリコーンと契約しかけますが、同レーベルには同質のバンドが飽和状態で
自分達のプロモーションのプライオリティが低いことに不満を感じ話は流れます。
(この時のお蔵入りしたテイクは後にSkynyrd's First & Lastとしてリリースされます)

丁度この頃、南部音楽に興味を持っていたのがサウンズ・オブ・ザ・サウス・レコードを
設立したアル・クーパーで、クラブで演奏する彼らのサウンドに惚れ込み、
自身のレーベルでデビューさせます。

レーナードはオールマン・ブラザース・バンドとサザンロックの双璧と考えられていますが、
彼らの目指すサウンドはストーンズやフリーといった
(リズムセクションはまさにアンディ・フレイザー&サイモン・カーク(笑)
典型的なブリティッシュロックだったためか、他のサザンロックバンドのように
カテゴリーに縛られず幅の広い洋楽ファンに人気が高いように思います。

又レーナード・スキナードという変わったバンド名はメンバーのハイスクール時代の
体育教師「レオナルド・スキナー」が長髪の生徒に対して厳しかったため、
彼の名前を文字ったものなんだそうです(笑)

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Second Helping/Lynyrd Skynyrd - 1974.04.15 Mon









[sales data]
1974/4
[producer]
Al Kooper
[member]
onnie Van Zant(vo)
Gary Rossington(Gibson Les Paul)
Allen Collins(Gibson Firebird)
Ed King(Fender Stratocaster)
Billy Powell(key)
Leon Wilkeson(b)s
Bob Burns(ds)
*****
Mike Porter(ds)
Merry Clayton(bvo)
Bobby Keys(bvo)
Clydie King(bvo)
Sherlie Matthews(bvo)
Trewor Lawrence(horns)
Steve Madiao(horns)
Al Kooper(p)




デビューアルバムも新人らしからぬ力作でしたが、更に内容がパワーアップした2nd。

日本には古来から返歌という習慣がありましたが、レイナード最大のヒット曲
「スイート・ホーム・アラバマ」はニール・ヤングが人種問題に関連して
南部人を批判した「サザン・マン」に対する南部からのアンサー・ソングで



「ニール・ヤングが南部をコケにした
 ニール・ヤングよ、覚えとけ
 南部人は二度とお前なんか相手にしない」

と思いっきり名指しで歌っております(笑)
(同曲のバックボーカルにはメリー・クライトンやボビー・キーズが参加)

時々、Jazz&フュージョン系のイベントで人気ギタリストがアンコールで
トリプルギターでセッション演奏するのを聴いたりすることがあるのですが、
ツインギターに比べてトリプルでも4人でも5人でもギターは音を重ねても
思ったほど重厚なサウンドにならないなと思ったことがあるのですが、
アル・クーパーの音魔術なのかレイナードのトリプルギターは実にバランスがよい
アンサンブルで聴かせ嫌味な感じが全然しません。
又レイナードの魅力はサザンロックの枠に収まらず英国ロックのジメっとした
サウンド風味を持っていることが他のサザンロックバンドと比べると
人気の面で頭が一つ抜けている感じがします。

Nuthin'Fancy/Lynyrd Skynyrd - 1975.03.15 Sat









[sales data]
1975/3
[producer]
Al Kooper
[member]
Ronnie Van Zant(vo)
Allen Collins(g)
Ed King(g)
Gary Rossington(g)
Billy Powell(key)
Leon Wilkeson(b)
Artimus Pyle(ds)
*****
Barry Harwood(dobro/mandolin)
Jimmy Hall(harmonica)
David Foster(p)
Bobbye Hall(per)




オリジナル・ドラマーのボブ・バーンズがハードなツアーの連続のため疲労でグループを離れ、
新たにアーティマス・パイルが加入。
(デヴィッド・フォスターがゲスト参加)

3作目のアルバムはトリプルギターの重厚さを抑え目にして「落ちついた」(失速)という評が
多いのですが、アル・クーパーがドゥービー的なウエストコーストサウンドとの近似値を取ろうと
試みているためかロニー・ヴァンザントは皮肉をこめて「Nuthin'Fancy=駄作集」という意味で
アルバムタイトルをつけたそうですが、小粒ですが傑作集と言っていい程内容は充実しています。



Saturday Night Specialが映画ロンゲスト・ヤード(バート・レイノルズ主演)の挿入歌として
ヒットするなどバンドは絶頂期に差し掛かりますが、
ロニーは当時の加熱するサザンロックブームを冷静に分析しており
「僕たちは南部から逃げ出したいんだ。音楽的にではなく、バンドに貼られたサザンロックという
名前から。僕は南部人だということをとても誇りに思っている。でもそれに甘えては
いけないし、南部に対して偏見を持っている地域でもっと演奏していきたいんだ。
サザンロックがお金になるということで、レコード会社のスカウトマンは今やアトランタや
マイアミ付近をウロウロしているが、あまりに南部ばかり話題が集中してしまい
ニューヨークのいいグループが正当な評価を受けられない。そんな歪みがもう出始めている。」

live.jpg

ライナーを読んで初めて知ったのですが、ライヴステージ後方に掲げられている見慣れない旗は
南北戦争で使用された南部連邦の旗なんだそうです。
戦国時代を経験した日本でもなかなか分らない感覚ですが、南部と北部の微妙な感情の対立は
南北戦争後も根強く残っているのですね・・・

Gimme Back My Bullets/Lynyrd Skynyrd - 1976.02.15 Sun









[sales data]
1976/2
[producer]
Tom Dowd
[member]
Ronnie Van Zant(vo)
Allen Collins(g)
Gary Rossington(g)
Billy Powell(key)
Leon Wilkeson(b)
Artimus Pyle(ds)
*****
The Honkettes(bvo)
Lee Freeman(harp)
Barry Lee Harwood (dobro/mandolin)




プロデューサがアル・クーパーからトム・ダウトに代わり、
トリプルギター三人衆のエド・キングが脱退しツインギター(6人体制)となります。

アルバムを聴いてファンの多くは「おや?」っという印象を持ったのではないかと思うのですが
このアルバムの邦題は「不屈の魂」だったと思いますが、私はどうもこのアルバムに
レーナードの音魂を感じられません。

ロニー・ヴァン・ザント談
「俺達はずっとヘヴィで泥臭かったから、クリーンなレーナード・スキナードのアルバムを
作ろうと決めたんだ。曲は良かったけど、ちょっと洗練され過ぎたかな」

しかし、本アルバムツアーにはスティーヴ・ゲインズが加入して再びトリプルギター体制で
素晴らしいライヴ盤をリリースしバンドは全く勢いが衰えていないことを証明します。

One More From The Road/Lynyrd Skynyrd - 1976.09.15 Wed









[sales data]
1976/9
[producer]
Tom Dowd
[member]
Ronnie Van Zant(vo)
Allen Collins(g)
Gary Rossington(g)
Steve Gaines(g)
Billy Powell(key)
Leon Wilkeson(b)
Artimus Pyle(ds)




最新スタジオアルバムGimme Back My Bulletsツアーに新ギタリストのスティーヴ・ゲインズを迎え
再びトリプルギターになったレーナード・スキナードのライヴ。
(1976年7月7~9日アトランタ・フォックス・シアター)

このライヴには3つの計画が決定していて
1)ライヴレコーディング
2)ドキュメント映画の撮影
3)SAVE THE FOX基金への売上金の寄付

1)はオールマンのフィルモアをプロデュースしたトム・ダウトが担当し
ロック史に残る最高級のライヴアルバムとしてリリース。

ビルボードマガジン評
「今シーズン最も徹底してエキサイティングなアルバム。トリプルギターとロニー・ヴァン・ザントが
ストーンズに勝るとも劣らない悪霊にかられたようなエネルギーでぶっ飛ばす!」

新加入のスティーヴ・ゲインズを加えてのライヴは今回で4回目の演奏だったそうですが、
そんな細かい話は全く気にならない大迫力です(笑)

25周年記念盤がリリースされた時に可能な限り当日の雰囲気に忠実になるよう
カットされていたMCや観客の反応が追加され曲順は当日のセットリストに戻しており、
このライヴ盤も若干スタジオで手直しされているのですが、驚きなのはフリー・バードの音源は
7/8のテイクが使用されているのですが、オリジナルのライヴアルバムでは8月にマイアミの
スタジオでコリンズが29回も録し直したギターソロをオーバーダブしていたそうなのですが、
今回オーバーダブ用のマスターが紛失していたため実際のオリジナル音源を使用しているとのことです。
MCAのデラックス盤は企画倒れな内容が多いですが、本作は間違いなくオリジナル作品以上に
良い内容だと思います。

2)は土壇場になってメンバー意向でキャンセルになっています。
ヴァン・ザント談
「レコーディングに加えて映画撮影という巨大なプレッシャーに発狂しそうになっていた。
又俺達はあまり写真写りがよくない」(笑)

3)ライヴを行ったアトランタのフォックス・シアターは1929年に開館し、
4,600人を収容し「音響的に非の打ち所がない」ムーア式スタイルの映画館で「風と共に去りぬ」が
1939年12月15日に初封切されたという映画歴史的にも重要な建造物でしたが、
営業不振で売却>取り壊しの予定でしたがレーナードがアルバム売上から5000ドルの小切手を寄付し、
シアターは際どい営業状態から脱し、現在も営業を継続しています。

fox theatre

このアルバムは売れに売れチャートに29週在位し、発売後のOne More From The Road Tourは
41回公演を数え、レーナードはこの1年だけで動員した観客数は何と200万人over(驚)

youtubeに翌8月英のネブワースに出演した時の映像がたくさんUPされていますが
レーナードのライヴも一度生で観たかったですね・・・

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