2017-06

Flash(feat Peter Banks) - 1972.01.15 Sat









[sales data]
1972
(Rec:1971/11)
[producer]
Derek Lawrence
[member]
Peter Banks(g)
Colin Carter(vo)
Ray Bennett(b)
Mike Hough(ds)
*****
Tony Kaye(key)




このバンドは音楽よりジャケット(ヒプノシス作)の方が話題になったと記憶しておりますが
Flashの一般的な意味は「ひらめき」「閃光」とか「瞬間」ですが1st~2ndのジャケット画から推測するに
「ちらっと見ること(見せること)」チラ見せという意味ですね(笑)

idemitu.jpg

初代YESのギタリストと紹介しても、ピンと来るのはYESフリークしかいないと思われる
ピーター・バンクスのバンドデビュー盤です。
(とは言ってもYESが1stアルバムを発売するまではギターはクライヴ・ベイリーだったので
厳密には2代目で何でもYES人脈図によると彼とクライヴ・ベイリーとツイン・リードの時も
あったようです)

バンクスさんはJazzRockに傾倒していたのでYESが大胆なオーケストレーションを導入するのに
反発して脱退し、売れないサイケPOP路線のYESを引き継いだという感じです。
YESを意識して作ったという評もありますが、バンクスが抜けていなかったらYESは
この楽曲を中心に3rdアルバムを作っていたと思うのでB級感溢れる1st~2nd辺りのYESが
好きな人はたまらないエッセンス満載!なのは自然の成り行きなのかなと。

B級感というのは何も悪い意味ばかりではなく、B級ならではの良さというのもあるんですよ。
(あの富士宮やきそばのコシと粘り(笑)
YESの1stや2ndで聴けたピーター・バンクスの音使いのアイディアは彼ならでは面白いし
独特なギターのリズムの刻みがワンパターンなんですが、このワンパターンが妙に癖になります(笑)

リハーサル当初はキーボード奏者が在籍していたようですが、すぐ離脱してしまったので
ちょうどYesを脱退したトニー・ケイが参加しています。

スポンサーサイト

In The Can/Flash(feat Peter Banks) - 1972.06.15 Thu









[sales data]
1972
[producer]
Derek Lawrence
[member]
Peter Banks(g)
Michael Hough(ds/per)
Ray Bennett(b)
Colin Carter(vo)

flash.jpg


Flashはピーター・バンクス在籍時の初期YESと類似点が多く比較されることが多いのですが
今まではピーター・バンクスのサイケロック色がそう感じさせるのだろうと思っていましたが
本作はメンバーそれぞれが曲を提供しており、その点で一番YESっぽさを感じさせるのが
レイ・ベネットのクリス・スクワイアばりの粘り腰ベースです。

全5曲のうち10分超えの曲が3曲と単なるセッションバンドではなく、
しっかりしたコンセプトの元、活動していたことが伺えます。

ただやはり曲構成が全体的にこじんまりしてしまっていて、鍵盤奏者がいないことで
アレンジが似たり寄ったりになってしまい表現力が増幅していかないのが残念。
FlashのThere No MoreとYesのAstral Travellerのエンディングを聞き比べると
その違いが良く分かります。

Psychosync/Flash - 1972.06.15 Thu









[sales data]
1997
[producer]
unknown
[member]
Peter Banks(g)
Michael Hough(ds/per)
Ray Bennett(b)
Colin Carter(vo)

flash_2017021914225861d.jpg


初の米国公演となった'72年6月N.Y公演と'73年10月TV番組用スペシャルライヴの編集盤。

FLASHが初期YESのノスタルジーサウンドをそのまま継承した事がライヴだと
更に色濃く感じる内容です

バンクスのギターの節回しは独特なので彼の前に出るギターを堪能するには最適ですが
音質は海賊盤並。

演奏力は高いのでもっと人気があってもいいと思うのですが、商業音楽の波に乗れなかった
悲しさといいましょうか、まあカルトな人気というのも悪くないのではないでしょうか?
>バンクス様

Out of Our Hands/Flash(feat Peter Banks) - 1973.01.01 Mon









[sales data]
1973
[producer]
Flash
[member]
Peter Banks(g/synthe)
Michael Hough(ds/per)
Ray Bennett(b)
Colin Carter(vo)




flash2.jpg flash1.jpg

エロジャケ2連発でそれなりの話題を作ったフラッシュの3枚目。

このアルバムもエロジャケットで統一していれば「ヒプノシスエロジャケ3部作」と
後世に語り継がれたであろうに(惜しい(笑)ジャケが幻想的に変化した分、
サウンドもピーター・バンクスのやりたいことがますます分からなくなってしまった感じです。

この頃のYESが「こわれもの」~「危機」と圧倒的な独自の世界観を構築していたことと
比較するとバンクスさんのサウンドのトータルコンセプトの弱さが際立ってしまいます。
ギタープレイは非常に個性的なだけにサウンドコンセプトを他人に任せて
演奏に集中できるバンドで活躍できればよかったのになと・・・
(プログレというよりジャズロックの分野方が成功者になれたかも)





このバンドは同年11月の全米ツアー中に空中分解、解散してしまい
メンバーのCarter、Bennett、Houghの3人はマネージメント側からの提案を受け
新メンバーを補充して新たにBlazeとして再出発。
(しかしレコード会社と契約はできず解散)

ピーター・バンクスは奥さんのシドニー・フォックスをボーカルにEmpireを結成します。
(Empireもレコード会社と契約できず公式アルバムをリリースしていなかったのですが
バンクスの死後リハーサル音源が追悼盤としてリリースされました)

Two Sides of Peter Banks/Peter Banks - 1973.11.29 Thu









[sales data]
1973/11/29
[producer]
Peter Banks
[member]
Peter Banks(g)
Phil Collins(ds)
Jan Akkerman(g)
Steve Hackett(g)
John Wettonn(b)
Ray Bennett(b)
Mike Hough(ds)




ピーター・バンクス名義の初ソロアルバムですが、内容的にほぼヤン・アッカーマンとの
コラボ作品です。
FLASHのリズム隊レイ・ベネット&マイク・ハウに加え
ジェネシスからフィル・コリンズ&スティーヴ・ハケット、クリムゾンからジョン・ウエットンと
参加メンバーはプログレファン的に豪華ですが、YESやFLASHの時ようなお馴染みのギターを
かき鳴らすバンクス節は控えめでかと言ってテクニカル面を押し出した感じでもなく
ファンサービスで所々YESやクリムゾン、FLASHの楽曲フレーズを混ぜたりして
しっかりしたアルバムコンセプトが固まる前の仲間内のセッション音源みたいな中途半端な感じで

「2流ギタリストの絶対的ポジションは他には譲らないぞ!」という自信作(笑)



(PS)
[news 記事]
本記事を書くためピーター・バンクスの近況を調べていたら
2013年3月7日に亡くなっているのを知りました・・・
合掌。

Peter_Banks.jpg

Prev «  | TOP |  » Next

ブログ案内

縞梟

Author:縞梟
ブログ概要はこちらをご参照ください

検索フォーム

最新コメント

カテゴリ

洋楽 (899)
Live In Japan(黒船襲来) (42)
Albert Lee (3)
Allman Brothers Band (11)
Andy Summers (7)
The Band (13)
The Beatles関連 (8)
The Byrds (10)
Bill Bruford (16)
Bill Laswell (3)
Billy Preston (4)
Bob Dylan (17)
Cactus (0)
Caleb Quaye/ Hookfoot (5)
Colosseum/Tempest (12)
Cozy Powell (9)
Cream (8)
C,S,N & Young関連 (10)
David Bowie (41)
Dave Mason (5)
David Sylvian (7)
Deep Purple関連 (14)
Delaney & Bonnie (7)
Eagles (5)
Emerson Lake and Palmer(E.L.P) (33)
Electric Light Orchestra(E.L.O) (4)
Emmylou Harris (6)
Eno (8)
Eric Clapton (13)
Faces/Small Faces (4)
Focus (15)
Frank Zappa (19)
Frank Zappa関連 (2)
Frankie Miller (7)
Fred Frith (2)
Free (1)
Gary Moore (11)
Genesis (4)
Gong (14)
Gram Parsons (4)
Grand Funk Railroad (3)
Gurvitz Brothers (3)
Humble Pie (2)
Ian Gillan Band (11)
Jack Bruce (12)
Jackson Browne (2)
Jan Akkerman (11)
Jeff Beck (8)
Jimi Hendrix (42)
Joni Mitchell (7)
Kevin Ayers (6)
King Crimson (48)
King Crimson関連 (16)
The Kinks (5)
Led Zeppelin (7)
Little Feat (10)
Lou Reed (6)
Lynyrd Skynyrd (4)
Magma (3)
Max Middleton (5)
Mick Ronson (4)
Mike Bloomfield (6)
The Mountain (2)
Neal Schon (3)
Neil Young (3)
Nicky Hopkins (8)
Nico (5)
Nucleus (3)
Paul Butterfield (6)
Peter Banks (5)
Peter Frampton (1)
Peter Gabriel (9)
Peter Green (2)
Phil Manzanera (19)
Pink Floyd (1)
Poco (3)
Procol Harum (10)
Queen (3)
Rainbow (15)
RMS(Ray Russell/Mo Foster/Simon Phillips) (8)
Robin Trower (5)
Rolling Stones (6)
Rolling Stones関連 (2)
Roxy Music (6)
Roy Buchanan (3)
Renaissance (2)
Santana (3)
Soft Machine (6)
Spencer Davis Group (3)
Steve Hackett (13)
Steve Hillage (7)
Steve Miller Band (2)
Terry Bozzio (7)
Tommy Bolin (10)
UK (4)
Velvet Underground (7)
Whitesnake (16)
Wishbone Ash (0)
The Who (8)
Yardbirds (6)
YES (4)
カテゴリ外(洋楽) (48)
ジャズ・フュージョン (398)
Al Di Meola (10)
Allan Holdsworth (18)
Billy Cobham (13)
Brecker Brothers (10)
David Torn (7)
Frank Gambale (4)
Herbie Hancock (5)
Jean-Luc Ponty (8)
Jeff Berlin (6)
John Coltrane (1)
John Mclaughlin (21)
John McLaughlin関連 (2)
John Scofield (20)
John Tropea (7)
Jonas Hellborg (3)
Larry Coryell (6)
Lee Ritenour (3)
Lenny White (5)
Mark Nauseef (4)
Mahavishnu Orchestra (15)
McCoy Tyner (3)
Mike Stern (13)
Miles Davis (18)
Pat Metheny (10)
Pat Metheny関連 (3)
Return To Forever (13)
Stanley Clarke (11)
Steve Khan (5)
Stuff (8)
Tony Williams (9)
Weather Report (25)
大村憲司 (6)
パラシュート (8)
深町純 (5)
増尾好秋 (6)
マライア (7)
森園勝敏 (10)
渡辺香津美 (19)
渡辺貞夫 (4)
カテゴリ外(ジャズ・フュージョン) (47)
邦楽 (596)
あがた森魚 (5)
荒井由実 (4)
井上陽水 (12)
ウエスト・ロード・ブルース・バンド(山岸潤史) (4)
遠藤賢司 (28)
小川美潮 (11)
大瀧詠一 (6)
久保田麻琴(サンディー&ザ・サンセッツ) (3)
カルメン・マキ (13)
クラムボン (5)
クリエイション/竹田和夫 (27)
コシミハル (9)
ゴールデン・カップス/エディ藩 (11)
サディスティック・ミカ・バンド/サディスティックス (16)
サンハウス/シーナ&ザ・ロケッツ (11)
鈴木慶一 (3)
鈴木賢司 (6)
鈴木茂 (10)
ズボンズ (5)
ソウル・フラワー・ユニオン/ニューエスト・モデル (25)
高中正義 (4)
ちわきまゆみ (8)
陳信輝 (6)
戸川純 (9)
西岡恭蔵(ザ・ディランⅡ) (8)
人間椅子 (7)
BOW WOW (10)
はっぴいえんど~ティン・パン・アレイ関連 (33)
ハプニングス・フォー (7)
早川義夫(ジャックス) (6)
浜田麻里 (6)
パンタ/頭脳警察 (18)
ヒート・ウェイヴ/山口洋 (21)
フラワー・トラベリン・バンド (6)
ボ・ガンボス/どんと (27)
細野晴臣 (22)
Boat/Natsumen (12)
紫(沖縄ロック) (10)
村八分(山口冨士夫) (7)
ザ・モップス (6)
柳ジョージ (6)
矢野顕子 (13)
山内テツ (3)
山下達郎 (6)
Lazy~Loudness (18)
YMO/坂本/高橋関連 (19)
wha-ha-ha~はにわちゃん (4)
日本のプログレバンド (11)
岡野ハジメ (4)
成毛滋 (6)
ファー・イースト・ファミリー・バンド (6)
柳田ヒロ (7)
四人囃子 (15)
アニメ (10)
カテゴリ外(邦楽) (21)
その他(戯言・雑記) (87)
縞梟的笑論文 (12)
パチスロ (53)
お悔やみ (15)

記事画像

リンク

このブログをリンクに追加する