2017-07

Bob Dylan - 1962.03.15 Thu









[sales data]
1962/3
[producer]
John Hammond
[member]
Bob Dylan(vo/g)






ウディ・ガスリーのレコードを初めて聴いたときの衝撃を、ボブ・ディランは自伝でこう綴っている。

「初めて彼の歌を聞いたときは、百万メガトンの爆弾が落ちてきたようだった。」

ミネソタ大学中退後、ウディ・ガスリーに弟子入りするためニュー・ヨークに上京し
(この頃ガスリーはハンチントン病という遺伝性の病気で、精神病院を入退院する日々でしたが
ディランは病室を何度も訪ねて、ガスリーの曲を本人の前で歌い、様々なアドバイスを
もらったのだそうです)
クラブでフォークソングの弾き語り活動をしているところをコロンビア・レコードの
ジョン・ハモンドに見出されプロデビュー。

まだこの頃はカントリーやトラディショナルフォークのカバー演奏をしていただけなので
収録されたオリジナルはわずか2曲ですが、ウディ・ガスリーに捧げたオリジナル曲
(Song To Woody)が収録されています。

発売枚数は5,000枚と殆ど売れなかったようですが既にディラン特有の歌声を聴くことができます。

この後ニュー・ヨークで知り合った芸術系アーチスト達と交流するうちに
創造力が刺激され急速に多くの歌を書くようになります。

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The Freewheelin'/Bob Dylan - 1963.05.27 Mon









[sales data]
1963/5/27
[producer]
John Hammond
[member]
Bob Dylan(vo/g)
Bruce_Langhorne(g)
Howie Collins(g)
Leonard Gaskin(b)
Dick Wellstood(p)




デビュー盤はオリジナル曲がたった2曲でしたが本作は1曲(Corrina,Corrina)をのぞいて
全てオリジナル。

「歌とギターとハーモニカ」

シンプルながらもプロテストソングの「風に吹かれて」が当時の公民運動のテーマ曲になったこともあり、
時流に乗り一躍、時の人となります。
又このアルバム用に2曲だけ4人編成のバンドで録音し「ゴチャマゼの混乱」という
初シングルをリリースするも

bob dylan mixed_up_confusion

体制文化やポップミュージックを忌み嫌っていたフォーク愛好家たちに評判が悪く
アルバムには未収録になったようです。



ジャケット写真に一緒に写っているのは、当時のガールフレンドだった
スージー・ロトロさんという女性で二人はこの写真現場近くで同棲していたとのことです。
(スージー・ロトロさんの手記で当時の回顧録(グリニッチヴィレッジの青春)が出版されています)

bob.jpg 

The Times They Are a-Changin'(時代は変わる)/Bob Dylan - 1964.01.15 Wed









[sales data]
1964/1
[producer]
Tom Willson
[member]
Bob Dylan(vo/g)




プロテストソング中心の全曲オリジナルの3rd。

この頃のディランは精力的に主要な政治集会に参加した結果、時事問題を歌う
プロテストソング&トピカルソング愛好者のお気に入りの存在となり
時代のスポークスマンとして扱われるようになります。

代表曲「時代は変わる」を聴いて改めて思いますが
(ケネディの大統領就任演説にヒントを得て作られたものとされ、ライターや議員・親たちに
向って古い価値観が通用しなくなっていることを説くメッセージソング)
ギターのコード進行はとてもシンプルで何の技巧もこらしたところがない楽曲ですが
この頃のディランの「言葉を音に乗せて伝達する力」にはもの凄い魔力があります。

時代は変わってもディランの音は古くない


(music from bootleg series)

Another Side of Bob Dylan/Bob Dylan - 1964.08.15 Sat









[sales data]
1964/8
[producer]
Tom Willson
[member]
Bob Dylan(vo/g/p)




1964年6月9日、ディランはこの日一日だけで14曲を一気に録音しそのうちの11曲が
アルバム用にピックアップされたようです。
(カットされたのは「ミスター・タンブリン・マン」、「ママ・ユー・ビーン・オン・マイ・マインド」
「California(黒いカラスのブルースの歌詞違い)」 の3曲)

「黒いカラスのブルース」で初めてピアノ演奏を披露した以外は、全てアコギとハーモニカによる
弾き語りであるという点で今までの作風とは変わりませんが
タイトルが暗示するようにこのアルバムにはプロテストソングは収録されず、
ラブソングが中心の内容に変化しているのですが、その理由は公民権運動が高まり
ディランは時代の代弁者とみなされ「フォークの貴公子」として祭り上げられるようになると
世間が抱いている大げさなイメージに違和感を持ち、イメージ脱却のため作風を
大きく変えたようです。


(music from bootleg series)

尚バーズは本作から「オール・アイ・リアリー・ウォント」「スパニッシュ・ハーレム・インシデント」
「自由の鐘」「マイ・バック・ページズ」をフォークロックのスタイルでカバーしています。

Live 1964 - Concert at Philharmonic Hall/Bob Dylan - 1964.10.31 Sat









[sales data]
2004/3/30
[producer]
Steve Berkowitz
Jeff Rosen
[member]
Bob Dylan(vo/g)
Joan Baez(bvo)




1964年10月31日、ロンドン・フィルハーモニックホールで行われた
ハロウィーン・コンサートと呼ばれるディランのBootlegシリーズ第6弾。
(ディランのフォーク期のライヴ音源では初のオフィシャル化)

アコギ1本でホール満員の観衆を圧倒してしまう力強さに
何故、初期ディランが神格化されていたのか納得のカリスマぶりを堪能できます。
(文学的な歌詞がビシバシ胸に突き刺さります)

プロテスタントフォーク期のスタジオアルバムはべスト盤などで聴き飛ばしている方が多いと
思いますが、このライヴはその総決算>ロック移行前の音源(リズムの中にはロックビートを包括)
として間違いなく外せない1枚だと思います。
最後の方で当時ディランの恋人と噂されていたジョーン・バエズが飛び入りしています。

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