2017-07

Fresh Cream/Cream - 1966.12.09 Fri









[sales data]
1966/12/9
[producer]
Robert Stigwood
[member]
Ginger Baker(ds/vo)
Jack Bruce(vo/b/harmonica)
Eric Clapton(g/vo)




ジャズ、ブルース、ロックを融合させヘビーかつ技巧的であるという音楽を提示し
長時間の即興を特徴としたロック・トリオ最高峰のデビュー盤。

既に英国ではトップギタリストだったクラプトンにバンド結成の話を持ちかけたのは
グレアム・ボンド・オーガニゼーションのリーダーだったジンジャー・ベイカーで
二人の新しいバンド構想に意気投合しクラプトンは参加条件にブルースブレイカーズや
パワーハウスのセッションでその音楽センスにほれ込んでいたジャック・ブルースの参加を
条件にしたそうです。

news.jpg

今はもう誰もが知っているようにブルースとベイカーの仲の悪さは有名ですが
クラプトンはグレアム・ボンド・オーガニゼーションで喧嘩別れしていた
この二人が犬猿の仲ということを知らなかったようです(笑)
(ベイカーとブルースはクラプトンとの新バンド結成を夢みていたので
大人になり互いの対立を一時休戦することになります)

3人は業界ミュージシャンの間で「cream of the crop(選りすぐりのもの)」と
思われていたのでバンド名が「クリーム」になったとの説があります。

デビュー時はまだオリジナル曲が少ないのですがcream of the cropな音楽センスが共鳴し
明らかに今までのブルースカバー止まりのwhite bluesの類ではなく、
これから新しい音楽が生まれるぞ!という予告的な内容になっています。

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Disraeli Gears(カラフル・クリーム)/Cream - 1967.11.15 Wed









[sales data]
1967/11
[producer]
Felix Pappalardi
[member]
Ginger Baker(ds/vo)
Jack Bruce(vo/b/harmonica)
Eric Clapton(g/vo)




アナログ時代はこのアルバムが日本でのデビューアルバムだったそうで
シングル「Sunshine Of Your Love」が日本で大ヒット。

sunshine of your love

ちょっと恥ずかしい話なんですが中学の頃、私はこの曲がクリームの曲だとは知らず、
銀座NOWの洋楽ビデオでよく流れていたベイシティーローラーズのイアン・ミッチェルが結成した
ロゼッタ・ストーンのオリジナル曲だと思ってました(恥)



この時期に「クラプトン」と「ジミヘン」がロック界に起こした画期的なサウンド革命は
ワウとディストーション使用による「ギターのラウドな歪み」の導入です。
前作のフレッシュ・クリームと聴き比べても明らかなように最新エフェクターの使用は
white bluesのお洒落なクラプトンのイメージを一転ヘヴィーにしています。

そして何と行ってもクリームメンバーの演奏技術とパパラルディのアイディアの合体ですね。
邦題にジャケットの見たまんまの「カラフルクリーム」とネーミングされたサイケ色は
当時のフラワームーブメントな動向をいち早く取り入れた物でややブルース臭は残っているものの
ブリティシュハードロックアルバムの元祖と位置づけて間違いないでしょう。
(余談)
アルバムタイトルのDisraeli Gearsはあまり見慣れない英単語なので調べた方も多いと思いますが、
メンバーが他愛のない会話中に、自転車の変速ギア(DERAILLEUR GEAR)と
イギリスの産業革命時の首相ベンジャミン・ディズラエリ(BENJAMIN DISRAELI)のファミリーネームを
言い間違えて、それを洒落でアルバムのタイトルにしたらしいです。
ちなみに初期の日本ポリドールCD盤はDisraeliのスペル誤記でおまけにジャケットの表と裏が
逆になっている珍盤が流通してました(笑)

Wheels of Fire(クリームの素晴らしき世界)/Cream - 1968.08.15 Thu









[sales data]
1968/8
[producer]
Felix Pappalardi
[member]
Ginger Baker(ds/vo)
Jack Bruce(vo/b/harmonica)
Eric Clapton(g/vo)




フェリックス・パパラルディ渾身のプロデュースで
邦題は「クリームの素晴らしき世界」なのですが聴いた感想をそのままタイトルに
しちゃっていいのかなと(笑)

スタジオ&ライヴの2枚組変則アルバムでいかにこのバンドがスタジオ盤の域に
収まり切らないLIVE感を売りにしていたのかが分かります。

スタジオ録音は前作カラフルクリーム発売前から開始しており1年近くも制作に費やしており、
その充実ぶりが伺えます。
ライヴは1968/3/8&10のウインターランドと1968/3/7のフィルモアの音源。

新しい物を創りだすというテンションの高さが売りだとテンションが下がった時点で
このバンドの存続は難しかっただろうことは想像に容易いのですが
この絶頂期にバンドは解散を表明。

クラプトン曰く
「僕は7年間も旅を続けてきたから、休息が欲しくなったんだ。
僕はコンテンポラリー・ブルースをやりたかっただけだ。ところがクリームでの
ソロは決まりきったものになっている。僕は名人扱いされるのはもう沢山だ」

クラプトンだからこそ言えるセリフですが、実の所はジャック・ブルースとの不仲が
一番の原因と考えられています。
又秘密裏にスティーヴ・ウインウッッドと新バンド(BLIND FAITH)結成の話を
進めていたと考えるのが一般的なのだろうと思います。

Goodbye/Cream - 1969.02.05 Wed









[sales data]
1969/2/5
[producer]
Felix Pappalardi
[member]
Ginger Baker(ds/vo)
Jack Bruce(vo/b/harmonica)
Eric Clapton(g/vo)
**********
George Harrison(g)




前作「クリームの素晴しき世界」発売時に解散を表明し
1968年11月26日ロイヤルアルバートホールでの解散後に発売された
スタジオとライヴの編集盤。

編集盤と言うなかれスタジオ録音は"WHEELS OF FIRE"のOUTTAKESなので悪い筈がないのですが
正直スタジオテイクはジョージ・ハリスンが参加したBudge以外全く印象に残りません(苦笑)
しかしライヴテイクは出だしのI'm so gladから絶好調!
(The Forum, Los Angeles, 19 October 1968)

クラプトンのギターも良いけれど、ジャック・ブルースの歌うようなベースラインと
怒鳴り散らすジンジャーのドラムスのコラボの奇跡の時間というのは儚くも短いものです。

バンド解散後クラプトンとジンジャーはブラインド・フェイス
ジャック・ブルースはコロシアムな連中とJAZZ ROCK路線のソロ活動
新たな音楽シーンを開拓していくこととなります。

Ginger Baker's Air Force - 1970.01.15 Thu









[sales data]
1970
[producer]
Jimmy Miller
[member]
Ginger Baker(ds)
Steve Winwood(vo/org)
Jeanette Jacobs(vo)
Denny Laine(g/vo)
Chris Wood(sax/fl)
Remi Kabaka(per)
Rick Grech(b/vl)
Graham Bond(org/sax)
Harold Mc Nair(sax/fl)
Phil Seamen(per)




CDの盤レーベルを見て小さな発見があったのですが、クリーム解散後クラプトンもブルースも
ベイカーもクリーム時代から引き続きポリグラム(ポリドール)とのソロ契約だったんですね。
(契約条件が良かった?)
このアルバムはブラインド・フェイス解散後、ジンジャー・ベイカー初のリーダーアルバムで
ブラインド・フェイスからS.ウィンウッドとリック・グレッチそしてグラハム・ボンド、
デニー・レインなど総勢10人のメンバーでAIR FORCEを結成し、1970年1月に
ロイヤル・アルバート・ホールで行われたデビューコンサート。

ボーカル曲も2曲ほどありますがこの頃からベイカーさんはアフリカンビートに傾倒していたようで
全体的にベイカーのドラムが主役のアフロ系?ROCKです。
まぁ主役なんで仕方ないんですが長いドラムソロが挿入されており、ファンの方はあまり口に
しませんけどドラマーのアルバムで一番やってはいけない自己陶酔ドラム講座を丸々収録のため
私は旧規格邦盤で購入してしまったので収録時間都合でDoin It曲がカットされていますが
リマスター盤には収録されているようです。

AIR FORCE名義ではこの後大幅なメンバーチェンジをしてもう一枚リリースしますが
発売時期に既に活動実態はなかったようです。
この後更にコアなアフロビート方向に突き進み、じょじょに世間から忘れられる存在となりますが
クリーム再結成だ!BBMだ!もう一回クリーム再結成だ!とお祭り時のメインステージには
必ず顔を出しています。



小ネタですがデニー・レインはウイングスに参加し、ベイカーがナイジェリアのラゴスに
建てたスタジオでBand On The Runを制作しています。



そうそうジンジャー・ベイカーの息子とジャック・ブルースの息子がThe Nowという
メロハーバンドを結成したというニュースもありましたが、やっぱり歳は取るわけですよね(笑)

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