2017-06

Slaughter On 10th Avenue(十番街の殺人)/Mick Ronson - 1974.02.15 Fri









[sales data]
1974/2
[producer]
Mick Ronson
[member]
Mick Ronson(vo/g/p/etc)
Trevor Bolder(b/tp/trombone)
Aynsley Dunbar(ds/per)
Mike Garson (p/org)
David Hentschel(ARP)
Margaret Ronson(bvo)
Dennis MacKay(bvo)
Sidney Sax(strings)




吉井和哉談
「僕はミックのアルバムを再発してもらうためにメジャーデビューしてここまでこれたのだ」

ボウイのジギー・スターダスト時期の重要なパートナーとして語られる事が多いミックの魅力は
イエモンの吉井さんの邦盤CDライナー寄稿文を読めばほとんど分かると思いますが
ミックへの熱い思いが書かれていて、吉井さんはミックに憧れてベースからギターに転向し、
ミックのパクリ曲でイエモンを立ち上げるほど熱狂的なファンだったと述懐しています。
(そういえば似ている曲多数(笑)
なんでも吉井さんのリスペクトの影響でイエモンファンの多くがミックの過去を遡る傾向に
あるようです。

ミックの初ソロ作品はスパイダーズ・フロム・マーズのトレバー・ボルダー&マイク・ガースン、
そしてボウイの初来日公演のサポートをしたエインズレイ・ダンバーというリズム隊で
初っ端エルビスのLOVE ME TENDERの転調カバーで意表を突かれます。
カバー曲が多いのですが、興味深いところではエロボイスシンガーのアーネット・ピーコックの
I'm the oneの選曲とか渋いですね(後にミックは彼女のX-Dreamsに参加しています)

ミックはジャケット写真の通り、美形なのでアイドル売りも検討されたようですが
シャイな性格から?あまり前に出なかったので、常に脇役みたいなイメージですが
その個性にはキラりと光るものがあることに改めて気づきます。
このアルバムではプロデュース、アレンジ、オーケストラ指揮全てをミックが担当し
多才ぶりを発揮するもギタリストのアルバムとしては少々物足りなく、名アレンジャーとしての
アルバムとして聴いた方が良いかもしれません。

私は「ギター」を中心に音楽を聴く傾向にあるのですが、技巧派ではないが、小気味よく
味があるといいましょうか、そのギタープレイから人間性が伝わってくる場合があるのですが、
マイク・ブルームフィールド、ミック・テイラー、フィル・マンザネラと多くの類似点を感じます。

スポンサーサイト

Play Don't Worry/Mick Ronson - 1975.01.15 Wed









[sales data]
1975/1
[producer]
Mick Ronson
[member]
Mick Ronson(vo/g/b/ds/etc)
Jeff Daly(sax/fl)
Neil Kernon(synthe)
Paul Francis(ds)
Mike Garson(p)
Trevor Bolder(b/horn)
Ritchie Dharma(ds)
Aynsley Dunbar(ds)
Tony Newman(ds)
John Mealing(p)
Ian Hunter(bvo)
Vicky Silva(bvo)
Beverly Baxter(bvo)
Miquel Brown(bvo)

mick ronson


邦題「ギターでぶっ飛ばせ」
(いいですよね~こういうタイトルが大真面目についてた緩い時代(笑)

初ソロアルバム「Slaughter on 10th Avenue(十番街の殺人)」の英国内ツアーは概ね好評で
早速セカンド・アルバム制作にとりかかりますが、モット・ザ・フープルから
ギタリストのエイリアル・ベンダーが脱退し、困ったイアン・ハンターから
メンバーになって欲しいとのオファーを受け、ロンソンは本アルバム制作を一時中断し
モット・ザ・フープルに参加し、シングル「土曜日の誘惑」をレコーディングするも

mot.jpg

バンド内に亀裂が入り、ハンターとロンソンはバンドを脱退し「ハンター・ロンソン・バンド」を結成、
残ったメンバーは「モット」と名を変え活動を継続。

ロンソンは中断していたセカンド・ソロアルバムを仕上げ、ハンター・ロンソン・バンドも
イアン・ハンターのソロ名義の兄弟盤(双子座伝説)を相次いでリリース。



前作は歌物比重が高くギターが大人しめだったのでやや不満でしたが本作はギタリストとしての
アルバムです。
どのぐらいギターアルバムかというと当時ベーシストだったイエモンの吉井さんが
このアルバムjを聴いてベース機材を全て売っぱらってギタリストに転向したぐらいの衝撃度です(笑)

アルバムに収録されたヴェルヴェットアンダーグラウンドのwhite light/white heatの
カバーはボウイのPin Upsのために録音されたもので未採用だった音源にロンソンが
ボーカルを入れたものです。



この後、兄弟盤をひっさげてハンター・ロンソン・バンドは英米ツアーを開始し
ニューヨークでのライヴ後、イアン・ハンターからボブ・ディランを紹介され、
ロンソンはローリング・サンダー・レヴューに参加することとなります。

mick1.jpg

Heaven and Hull/Mick Ronson - 1994.01.15 Sat









[sales data]
1994
[producer]
Mick Ronson
Sham Morris
Bruce Fairbairn
[member]
Mick Ronson(vo/g)
Joe Elliott(vo)
David Bowie(vo/sax)
Chrissie Hynde(vo)
John Mellencamp(vo)
Ian Hunter(vo)
Phil Collins(bvo)
Sham Morris(g/key/b)
keith scott(g)
John Webster(key)
Peter Noone(b)
Rene Wurst(b)
Peter Kinski(b)
Martin Chambers(ds)
Mick Curry(ds)
Martin Barker(ds)
Brian May(g)
John Deacon(b)
Roger Taylor(ds)




前作から約20年ぶりのソロ3rd。

音が新しすぎてミック・ロンソン色が薄いというかそれもそのはずこれは完成直前に
ミックが亡くなりお蔵入りしそうになっていた音源を奥さんが中心となり大勢の仲間の協力で
一周忌にリリースされたいわば追悼未完成品なので本人が編集にどの程度満足しているかは
分かりません(笑)

ジョー・エリオット、デヴィッド・ボウイ、クリッシー・ハインド、ジョン・メレンキャンプ
イアン・ハンターをゲストボーカルを多数招いたパーティアルバムの趣ですが
ウエンブリーでのフレディ・マーキュリー追悼コンサートでイアン・ハンター&ボウイと競演した
ALL THE YOUNG DUDESが収録されていますが、この時既に本人には癌告知されていたのだそうです。



BLACK TIE WHITE NOISEで再びボウイとタッグを組んだ矢先だったのでアーチストとして
もう一花咲かせる機会を失ってしまったのは残念でしたね。

david bowie

死後ミックのトリビュート・ライヴが頻繁に行われ再評価が高まったことを考えると
ミックに影響を受けてロックを志した人がいかに多いかが分かります。
そして最も影響を受けたと思われるイエモンの吉井さんがこの作品のライナーにも寄稿しています(笑)

Indian Summer/Mick Ronson - 2001.01.15 Mon









[sales data]
2001
[producer]
Patrick Bird
Jon Klein
[member]
Mick Ronson(g/b/ds/synthe/etc)





毎日のようにデヴィッド・ボウイ展(~の4/9)CMや広告を目にするのですが、
少しばかりミック・ロンソンネタも盛り上がっていいんじゃないかと・・・

このアルバムはミック・ロンソンの死後リリースされた作品で81年から82年にかけて
全ての楽器を自らが担当した意欲作(サントラ)ですがこの映画はお蔵入りになったようです。

「これはいいですね~」

ギタリストがサントラを手がけたものでマンザネラのThe Wasted Landsという駄作がありましたが
楽曲の良し悪しよりも重要なのはその音楽で情景が浮かぶか否かということであって
このINDIAN SUMMERは映画が公開されてないので情景も何もあったものではないのですが
はっきりその「場面」が浮かびます。

未完成なのでラフカットなのが幸いしたのかもしれませんが、サントラ止まりで話を終わらせて
しまうのが勿体ないほどミック・ロンソンの魅力が多分に詰まった素晴らしい内容だと思います。
(ちなみに購入時はボーナスディスクがついた2枚組がお薦めです)

Prev «  | TOP |  » Next

ブログ案内

縞梟

Author:縞梟
ブログ概要はこちらをご参照ください

検索フォーム

最新コメント

カテゴリ

洋楽 (899)
Live In Japan(黒船襲来) (42)
Albert Lee (3)
Allman Brothers Band (11)
Andy Summers (7)
The Band (13)
The Beatles関連 (8)
The Byrds (10)
Bill Bruford (16)
Bill Laswell (3)
Billy Preston (4)
Bob Dylan (17)
Cactus (0)
Caleb Quaye/ Hookfoot (5)
Colosseum/Tempest (12)
Cozy Powell (9)
Cream (8)
C,S,N & Young関連 (10)
David Bowie (41)
Dave Mason (5)
David Sylvian (7)
Deep Purple関連 (14)
Delaney & Bonnie (7)
Eagles (5)
Emerson Lake and Palmer(E.L.P) (33)
Electric Light Orchestra(E.L.O) (4)
Emmylou Harris (6)
Eno (8)
Eric Clapton (13)
Faces/Small Faces (4)
Focus (15)
Frank Zappa (19)
Frank Zappa関連 (2)
Frankie Miller (7)
Fred Frith (2)
Free (1)
Gary Moore (11)
Genesis (4)
Gong (14)
Gram Parsons (4)
Grand Funk Railroad (3)
Gurvitz Brothers (3)
Humble Pie (2)
Ian Gillan Band (11)
Jack Bruce (12)
Jackson Browne (2)
Jan Akkerman (11)
Jeff Beck (8)
Jimi Hendrix (42)
Joni Mitchell (7)
Kevin Ayers (6)
King Crimson (48)
King Crimson関連 (16)
The Kinks (5)
Led Zeppelin (7)
Little Feat (10)
Lou Reed (6)
Lynyrd Skynyrd (4)
Magma (3)
Max Middleton (5)
Mick Ronson (4)
Mike Bloomfield (6)
The Mountain (2)
Neal Schon (3)
Neil Young (3)
Nicky Hopkins (8)
Nico (5)
Nucleus (3)
Paul Butterfield (6)
Peter Banks (5)
Peter Frampton (1)
Peter Gabriel (9)
Peter Green (2)
Phil Manzanera (19)
Pink Floyd (1)
Poco (3)
Procol Harum (10)
Queen (3)
Rainbow (15)
RMS(Ray Russell/Mo Foster/Simon Phillips) (8)
Robin Trower (5)
Rolling Stones (6)
Rolling Stones関連 (2)
Roxy Music (6)
Roy Buchanan (3)
Renaissance (2)
Santana (3)
Soft Machine (6)
Spencer Davis Group (3)
Steve Hackett (13)
Steve Hillage (7)
Steve Miller Band (2)
Terry Bozzio (7)
Tommy Bolin (10)
UK (4)
Velvet Underground (7)
Whitesnake (16)
Wishbone Ash (0)
The Who (8)
Yardbirds (6)
YES (4)
カテゴリ外(洋楽) (48)
ジャズ・フュージョン (398)
Al Di Meola (10)
Allan Holdsworth (18)
Billy Cobham (13)
Brecker Brothers (10)
David Torn (7)
Frank Gambale (4)
Herbie Hancock (5)
Jean-Luc Ponty (8)
Jeff Berlin (6)
John Coltrane (1)
John Mclaughlin (21)
John McLaughlin関連 (2)
John Scofield (20)
John Tropea (7)
Jonas Hellborg (3)
Larry Coryell (6)
Lee Ritenour (3)
Lenny White (5)
Mark Nauseef (4)
Mahavishnu Orchestra (15)
McCoy Tyner (3)
Mike Stern (13)
Miles Davis (18)
Pat Metheny (10)
Pat Metheny関連 (3)
Return To Forever (13)
Stanley Clarke (11)
Steve Khan (5)
Stuff (8)
Tony Williams (9)
Weather Report (25)
大村憲司 (6)
パラシュート (8)
深町純 (5)
増尾好秋 (6)
マライア (7)
森園勝敏 (10)
渡辺香津美 (19)
渡辺貞夫 (4)
カテゴリ外(ジャズ・フュージョン) (47)
邦楽 (596)
あがた森魚 (5)
荒井由実 (4)
井上陽水 (12)
ウエスト・ロード・ブルース・バンド(山岸潤史) (4)
遠藤賢司 (28)
小川美潮 (11)
大瀧詠一 (6)
久保田麻琴(サンディー&ザ・サンセッツ) (3)
カルメン・マキ (13)
クラムボン (5)
クリエイション/竹田和夫 (27)
コシミハル (9)
ゴールデン・カップス/エディ藩 (11)
サディスティック・ミカ・バンド/サディスティックス (16)
サンハウス/シーナ&ザ・ロケッツ (11)
鈴木慶一 (3)
鈴木賢司 (6)
鈴木茂 (10)
ズボンズ (5)
ソウル・フラワー・ユニオン/ニューエスト・モデル (25)
高中正義 (4)
ちわきまゆみ (8)
陳信輝 (6)
戸川純 (9)
西岡恭蔵(ザ・ディランⅡ) (8)
人間椅子 (7)
BOW WOW (10)
はっぴいえんど~ティン・パン・アレイ関連 (33)
ハプニングス・フォー (7)
早川義夫(ジャックス) (6)
浜田麻里 (6)
パンタ/頭脳警察 (18)
ヒート・ウェイヴ/山口洋 (21)
フラワー・トラベリン・バンド (6)
ボ・ガンボス/どんと (27)
細野晴臣 (22)
Boat/Natsumen (12)
紫(沖縄ロック) (10)
村八分(山口冨士夫) (7)
ザ・モップス (6)
柳ジョージ (6)
矢野顕子 (13)
山内テツ (3)
山下達郎 (6)
Lazy~Loudness (18)
YMO/坂本/高橋関連 (19)
wha-ha-ha~はにわちゃん (4)
日本のプログレバンド (11)
岡野ハジメ (4)
成毛滋 (6)
ファー・イースト・ファミリー・バンド (6)
柳田ヒロ (7)
四人囃子 (15)
アニメ (10)
カテゴリ外(邦楽) (21)
その他(戯言・雑記) (87)
縞梟的笑論文 (12)
パチスロ (53)
お悔やみ (15)

記事画像

リンク

このブログをリンクに追加する