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2020-05

Blow by Blow(ギター殺人者の凱旋)/Jeff Beck - 1975.03.29 Sat









[sales data]
1975/3/29
[producer]
George Martin
[member]
Jeff Beck(g)
Max Middleton(key)
Phil Chen(b)
Richard Bailey(ds)




邦題がすごいですよね(笑)
ジミーペイジに「ギタリストのための教科書」と言わしめたギターインスト金字塔アルバム。

ジェフ・ベックはなかなか自分の音楽の方向性が定まらず、多分、ジェフ・ベックは
ルーツ音楽とかには全く興味がなくただひたすらギターエンジニアとしての技術修得に
励んでいたんでしょう(笑)

クラプトンやジミー・ペイジがブルースを発展させた独自の路線を切り開き商業的な
成功をしていることに焦りを感じていたのかどうか分りませんが、ジェフが開眼する契機になったのは

billy conham

ビリー・コブハムのスペクトラムに参加したパープル加入以前のトミー・ボーリンが
ジャズやロックのジャンルを越えた「クロスオーバー」という新しいジャンルで魅せた
ギターインストのアプローチ手法で、本作のアルバムコンセプトは間違いなくスペクトラムを
お手本にしていると思います。
(最近、収録曲のStratusを自分の曲のように良く演奏しますよね(笑)



そしてマハビシュヌのジョン・マクラフリンのギタープレイに傾倒していたため
丁度マハビシュヌをプロデュースしていたジョージ・マーティンに協力を依頼し
「クロスオーバー」に対する「ロック」からの回答として出した本作が大当たり
(長いハマリを経て確変突入>大連チャン!)しました
(この頃のツアーを調べてみるとマハヴィシュヌとのジョイントライヴもありました)

人気セッションマンのマックス・ミドルトン,リチャード・ベイリーの好サポートも
素晴らしいですがベースのフィル・チェンという方は名前はマイナーですが
ロッド・スチュワート・バンドでカーマイン・アピスとI'm Sexyの演奏も演っている
実力者です(ちなみにQUEENのジョン・ディーコンはクリス・スクワイアと
フィル・チェンの信奉者なのだそうです)

内容の良し悪しや好き嫌いはさておき、とにかく時代が求めていたサウンドが
まさにスパークしたアルバムです。
スティーヴィー・ワンダーが書いた「悲しみの恋人達」はサンタナの「哀愁のヨーロッパ」
と並びギター小僧のコピー必修曲となり、ギターインストブームの火付け役となりました。



補足ですがこの「悲しみの恋人達」は実はジェフ・ベックに書いたオリジナル曲ではなく、
スティーヴィーの元奥さんSyreetaに贈ったものでStevie Wonder Presents Syreetaに
収録されている歌物のカバーです。



スティヴィーはこのアルバムに2曲提供しているのですが、もしかするとレコード会社の
圧力で以前、迷信をBBAよりも先にリリースしてしまいベックの怒りを買った
お詫びだったのかもしれませんね(笑)



又サブタイトルに「ロイ・ブキャナンに捧げる」とクレジットされたため
musician's musicianのマイナーなロイにスポットが当たることになるのですが
巷で言われるベックが敬愛するロイのようにプレイしたいというような美談ではなく、
(この頃、敬愛していたギタリストはジョン・マクラフリンだったので
「マクラフリンに捧げる」じゃないと辻褄が合いません(笑)
ベックとロイは親友でこれは私の推測ですがロイの代表作でギターインストの定番曲
「メシアが再び」と曲調が非常に似ているので曲の相互リンクを考えての
お遊び的感覚でつけたのではないかなと。
(一部ではパクリ疑惑を帳消しにするためロイのご機嫌をとった説もあり(笑)



クロスオーバーとベックの相性の良さは、短いフレーズを得意とする歌メロ的な
ギタープレイが功を奏し当時、影響力が大きかったラジオのお洒落なBGMとして
アルバム収録曲が使われることでチャート番組のヒットシングル曲以上の宣伝効果が
あったのではないかと思います。

world rock fess

そんな大ブレイクの最中、二度目の来日が実現しこの年の8月に内田裕也氏が
仕掛人となった日本初の国際的なロック・フェスティヴァル
「ワールド・ロック・フェスティバル・イースト・ランド」に参加しますが
風邪をおしての出演で急性肺炎の疑いで京都、仙台公演はキャンセルとなりました。

8月3日 札幌  真駒内屋内競技場
8月5日 名古屋 愛知県体育館
8月6日 京都  円山野外音楽堂 (キャンセル)
8月7日 東京  後楽園球場
8月9日 仙台  菅生トレール・ランド (キャンセル)

この時のサポートメンバーはバーナード・パーディ(ds)ウィルバー・バスコム(b)
マックス・ミドルトン(key)という豪華な布陣で主にジャズのフィールドで活躍していた
バーナード・パーディの豪快な太鼓裁きに魅了された多くの日本のロックファンに
認知される結果となりました。


Wired/Jeff Beck - 1976.05.15 Sat









[sales data]
1976/5
[producer]
George Martin
Jan Hammer
[member]
Jeff Beck(g)
Max Middleton(key)
Jan Hammer(sybth/ds)
Wilbur Bascomb(b)
Narada Michael Walden(ds)
Richard Bailey(ds)
Ed Greene(ds)




前作Blow By Blowツアー終了後、ベックはスタンリー・クラークの「Jouney To Love」
レコーディングに参加し、益々ジャズ&フュージョンへの傾倒がより強まり、
マハビシュヌ・オーケストラのヤン・ハマー、ナラダ・マイケル・ウォルデンを起用し
人材面でのロックとジャズのクロスオーバーを本格化させます。

Blow By Blowはジェフ・ベック・グループ時代のブラックミュージック色が残っていましたが
本作は潔いほど過去と決別しブルースやブラックミュージックの面影など全くない
ジャズロック作品に仕上がっています。
(このアルバムは驚くことにベックが作った楽曲は1曲もありません。
ミドルトン1曲/ヤン・ハマー1曲/ナラダ4曲/バスコム1曲/カバー1曲)

やっとジェフ・ベックが三大ギタリストの看板を背負って横一線に並ぶことができた
名アルバムなのと同時に個人的に、この頃(1976年)から洋楽にのめり込んで行くので
やっと自分の音楽史がオンタイムに追いついたため印象が強く残っている作品でもあるのですが、
少ない小遣いでアルバムを買う余裕もなく、レンタルレコードなど気の利いたサービスは
まだない時代だったので、FMファンやFMレコパルを買ってはエアチェック三昧の日々でしたね。
(当時FMはFM東京とNHK-FMと知る人ぞ知る海賊放送のFM西東京だけ(笑)
カセットテープ代も馬鹿にならないので、一番安い西友テープとかを特価で買ってました(笑)

物が無かった時代ということもありますが、友人とレコードの借り貸しをした場合、
お礼としてアルバム評するのがエチケットなので、何か気の利いたことを言おうと
この頃の音楽は一生懸命繰り返し聴くわけですよ。

アルバムを聴くというのは40分の映画を鑑賞するのと同じようにステレオの前に鎮座して
「音楽を聴く」ことに集中しなくてはならず、何故ならレコードは埃を取ったり、
レコード針をクリーン液で洗浄したり、B面に裏返さなければいけないので、
他の作業をしながらのナガラではなく、聴いている間は日本語ライナー読んだり
大きなジャケットデザインをまじまじ見たり、曲順やイントロやその他諸々の音情報を
集中して聴き込んでいたため、その後遺症としてCD化で未発表の曲が追加されたり、
曲順が変更されているともの凄く違和感を感じるんですね(笑)

何度も聴いたレコードは擦り切れて、買い換えるなんてこともあったんですが
(再生操作が面倒なレコードの方がCDよりも圧倒的にリピート回数が多い謎)
ラジカセが普及してカセットにダビングして聴くようになるとだんだんBGM的に
アルバムを聴くようになり、更にwalkmanで家の外に音楽を持ち運んで聴けるようになると
アルバムを構えて聴くようなことは少なくなりました。
(原因は分りませんが私はこの頃からラジオも聴かなくなった気がします)

そして今では、滅多なことがなければ劣化しないデフレなCDアルバムは
缶ジュース1本分の値段で購入できるほど価格が暴落し、しかもノンパッケージ物は
PCに取り込んで、聴かなくなったら即削除と・・・

CDが登場した頃はコンパクトでかさばらないし音も良いし扱いも楽で万々歳だったんですが
(ただジャケットが小さくなったのでアルバムの顔は覚えにくくなりました)
技術革新が進みネット配信が普及しどんなジャンルの音楽でも安価でいつでも聴ける便利さが
定着したら音楽アルバムの価値観がこんなに軽薄なものになるとは夢にも思いませんでした・・・

今回はジェフ・ベックのアルバム評が個人的な昔話に脱線してしまいしましたが
アルバム1枚でこれだけ当時を思い出せる思い入れ深いアルバムということでご容赦を(笑)

Jeff Beck with the Jan Hammer Group Live - 1976.06.15 Tue









[sales data]
1977/3
[producer]
Jan Hammer
[member]
The Jan Hammer Group
Jan Hammer(moog/sinth/key/vo/etc)
Tony Smith(ds/vo)
Fernando Saunders(b)
Steve Kindler(vl/synth/g)
*****
Jeff Beck(g/b)




ジェフ・ベックのアルバムで一番最初に買ったレコードです。

当時は金がなかったので友人3人でベックのBLOW BY BLOW、WIRED、LIVE WIRE3枚を
分担して買うことになり、阿弥陀くじで引き当てたのがこれだったわけです。

アナログ時代はジェフ・ベックのネーミングを利用して拡売を図るため「ライヴ・ワイアー」と題し
「ワイアード」と関連付けいるのでジェフ・ベックのアルバムツアー音源みたいになってますが



実は1976年6月~1977年2月の間に117回行われたヤン・ハマー・グループのOh Yeahツアー音源で
(残念ながらWIREDを引っ提げての来日公演はありませんでした)
ジェフ・ベックがゲストギタリストで参加した時の音源をメインに編集したため曲が
カットされていますが、フルセットリストはこんな感じです。

1 Oh, Year?
2 Country And Eastern Music
3 Darkness/Earth In Search Of A Sun
4 You Know What I Mean
5 Scatterbrain
6 Freeway Jam
7 Earth Still Our Only Home
8 Diamond Dust
9 Full Moon Boogie
10 Blue Wind

イニシアチブはヤン・ハマーにあるのだから、The Jan Hammer Group with Jeff Beck Liveに
タイトルを変えてフルレングスでリリースされることを期待しています。

偶然にも?メンバーの殆どがマハビシュヌにゆかりのある連中でジェフ・ベックを
フュージョンの世界に誘う契機になったのがマハビシュヌだったのでそんな面子とジョイントすることに
なったのは面白いですよね。
尚、リズム隊のフェルナンド・ソーンダース&トニー・スミスはルー・リードのバックバンドでも
活躍しています。

There and Back/Jeff Beck - 1980.06.15 Sun









[sales data]
1980/6
[producer]
Jeff Beck
Ken Scott
[member]
Jeff Beck(g)
Jan Hammer(key/ds)
Tony Hymas(key)
Simon Phillips(ds)
Mo Foster(b)




Wiredリリース後、1978年にスタンリー・クラークとの来日共演ライヴで新曲を披露していたので、
そろそろアルバムが出るかなと楽しみにしているとミュージックライフなどの音楽雑誌で
カーマニアのベック先生は自動車レースに夢中等のニュースは読みましたが、
なかなかジェフ・ベックの音楽活動再開を耳にすることはなかったのですが、
調べてみると日本でのスタンリー・クラークとの共演ツアー終了後、ヤン・ハマーとアルバム制作に入り
Star CycleやToo Much to Loseなど来日時に披露していた楽曲を録音するも
その仕上がりに満足いかなかったベックは作業を中断し、再び欧州でスタンリー・クラークとの
共演ツアーを再開しツアーでウマがあったトニー・ハイマス(key)サイモン・フィリップス(ds)に
モ・フォスター(b)を加えたメンバーでアルバム制作を再開。

そのためこのアルバムはツアーで分断された前後半の録音で構成されており
ヤン・ハマー(前半3曲)とトニー・ハイマス(後半5曲)という二人のキープレイヤー別の
2部構成になっています。
(聴いてても違いはそんなに分かりませんけどね(笑)



このアルバムツアーの来日公演が私の初ベック体験でした。

jeff beck

当時はベック先生にしか興味がなかったのですが、サイモン・フィリップスのドラムは
多くのベックファンを虜にしたと思います。
アンコール曲のGoing Downはベック先生が歌ったんですが、下手さ加減を勢いで聴かせてしまう
歌唱力はまさに国生さゆり級でしたね(笑)

Blow By Blow~Wired~There & Backとフュージョン期のギターブームの高波にのっかた
確変状態のベック先生でしたが、ここからパタっと音沙汰が無くなります。
シークレットポリスマン・コンサートA.R.M.Sコンサートなどの音楽イベントや
ハニードリッパーズコージー・パウエルなどのアルバムにセッションで参加しているのは
見かけましたが本格的な再始動は5年後となります。

ちなみにサイモン・フィリップスとモ・フォスターというリズム隊を使って
ベックと入れ替わるように不死鳥の如く蘇ったのがマイケル・シェンカーだったのが
興味深いですね。



私はここからしばらくマイケル・シェンカーをその名の通り「神」(Flying God)と崇め
長い間、宗教信者のようにはまってましたが、ある事件を境に急に熱が冷め、
全く聴かなくなりました(苦笑)

Secret Policeman's Concert 1981(feat Jeff Beck,Eric Clapton,Sting and more) - 1981.09.09 Wed









[sales data]
1982
[producer]
Martin Lewis
[member]
Sting(vo)
Phil Collins(vo)
Donovan(vo)
Bob Geldof(vo)
Jeff Beck(g)
Eric Clapton(g)
Ray Russel(g)
Mo Foster,Neil Murray(b)
Simon Phillips(ds)
Mel Collins(horn)
Mark Isham(horn)
Sheena Easton
Micky Moody
Tom Robinson
Sharon Campbell
Doreen Chanter
Chris Cross
Linda Taylor
Midge Ure
John Etheridge
Neil Innes
John Altman
Chas Jankel
Paul Cosh
Jeff Daly
Martin Drover
Digby Fairweather
Malcolm Griffiths
Mike Henry




"The Secret Policeman's Other Ball" 1981/9/9

発売当時はジェフ・ベックとエリック・クラプトンの夢の競演ということで
すぐさまレコードで購入しましたが、コンサート趣旨など全く知らず、スティングが
主役(ホスト)な感じだったのとタイトルからしてポリス関連のアルバムなのかと思ってました
(苦笑)

このコンサートはアムネスティ・インターナショナル(国際政治犯救済の会)による
チャリティイベントとして1976年からTV放送され1979年から規模が大きくなり
毎年定期的に開催されるようになったようです。
複数日にわたって催されるイベント内容は音楽の他、色々なパフォーマンスも演じられており
(大道芸など)一説のよると日本を代表して早野凡平氏が出演し帽子の芸で会場を
沸かしたこともあるとのことです。

このライヴは4日間(9/9-12)開催された中の9日の音楽イベントを収録したもので
ベック&クラプトンの競演(3曲)という話題こそありますが、
スティング、ボブ・ゲルドフ、フィル・コリンズはそれぞれバンドサウンドではなく
アンプラグドなソロ演奏なので内容はかなり地味です。

このコンサートが初めての慈善活動となったボブ・ゲルドフはショーへの関与を誇りに思い
音楽が慈善活動に対して影響を与えることができる事に大きな意義を感じ
後のバンドエイドの活動につながっていきます。

Flash/Jeff Beck - 1985.07.15 Mon









[sales data]
1985/7
[producer]
Nile Rodgers
Arthur Baker
[member]
Jeff Beck(g/vo)
Jimmy Hall(vo)
Rod Stewart(vo)
Tina B.(vo)
Jan Hammer(key)
Duane Hitchings(key)
Tony Hymas(key)
Carmine Appice(ds)
Jay Burnet(ds)
Jimmy Bralower(ds)
Barry DeSouza(ds)
Tony Thunder Smith(ds)
Doug Wimbish(b)




5年ぶりの新譜ということや先行シングルのPeple Get Readyがジェフ・ベック・グループ以来
久々のロッド・スチュワートとの再競演が話題になったためこの曲のPVは
かなり流れていましたが、アルバム自体は全く印象に残らない本人曰くも失敗作だそうです。



まずナイル・ロジャースがプロデューサーという点で疑問符も付くのですが、
(ハニー・ドリッパーズ流れでしょうか?ジェフ・ベックは同年ナイル・ロジャースが
プロデュースしたミック・ジャガーのソロアルバムにも全面参加しています)

mick2.jpg

今までのギターインストイメージのベックを否定するように、時代に迎合して
打ち込みとボーカルが多い事が戸惑いを感じさせるアルバムです。
(インスト曲は2曲のみで、ベック自身も2曲歌っています)



ヤン・ハマー作のエスケイプだけが、今までのベック路線の曲で
翌年、SUNTORY BEER SOUND MARKET '86で一緒に来日しました。

jeff beck2

Jeff Beck - guitar
Jan Hammer - keyboards
Doug Wimbish - bass
Simon Phillips - drums
Jimmy Hall - vocals

UDO初の野外イベントとして行われた軽井沢プリンスホテルの野外特設会場(6/1)は
日本でのみサンタナ、スティーヴ・ルカサーとの人気ギタリスト競演が実現。
(サンタナバンドにはバディ・マイルスやアルフォンソ・ジョンソンもいました)
このライヴはFMでもTVでも放送されたので山の如くブートが出ました。

Twins(feat Jeff Beck,Terry Bozzio & Tony Hymas) - 1988.12.09 Fri









[映画公開]
1988/12/9
[producer]
Georges Delerue
Randy Edelman
[member]
Jeff Beck
Terry Bozzio
Tony Hymas
Nicolette Larson
Philop Bailey
Little Richard
Marilyn Scott
etc

twins.jpg


80年後半になると70年代に活躍した多くのロックスターがアルバムを発売することは激減し、
マイペースなジェフ・ベックも例にもれずミック・ジャガーのソロアルバムなど他人のアルバムへの
ゲスト参加する程度で、本作は小遣い稼ぎにシュワルツネッガー主演のコメディ映画「ツインズ」の
酒場でシュワルツネッガーとダニー・デビートの"ツインズ"が大立ち回りを演じている脇で
黙々と演奏している酒場バンドのギタリストとして出演。
(バックはテリー・ボジオ&トニー・ハイマス)

I'D DIE FOR THE DANCEでジェフ・ベックの演奏で歌っている女性は
ニコレッタ・ラーソンです。

Jeff Beck's Guitar Shop With Terry Bozzio and Tony Hymas - 1989.10.15 Sun









[sales data]
1989/10
[producer]
Jeff Beck
Tony Hymas
Terry Bozzio
Leif Mases
[member]
Jeff Beck(g)
Tony Hymas(key/synthe)
Terry Bozzio(ds)




前年、映画「ツインズ」にチョイ役で出演していたので、そろそろスタジオアルバムが
出るんだろうな思っていたら出ました。

本アルバム制作前にジェフ・ベックが考えていたメンバーはここ数年、活動を共にした
トニー・ハイマス&サイモン・フィリップスの二人でトニーがいるからベースはいらねえよ!
というトリオ編成構想だったのですが、サイモン・フィリップスがザ・フーの再結成ツアー
参加していてスケジュールが合わず代役を探していたところ、
ベックはミック・ジャガーの「Primitive Cool」に収録したThrowawayのミュージックビデオを作る時に
テリ・ボジーと出会いそのドラムさばきを見て「こいつだ」と思い声をかけたんだそうです。
(そしてこのミックのアルバムツアーにはサイモン・フィリップスが同行する妙(笑)



このアルバムのジャケットには2種類あって初回リリースは包装模様のジャケットで

jeff beck3

何でも表紙のイラストがギター・ショップ開店前に間に合わなかったためらしいです(笑)

前作のFLASHはボーカルを入れて、散々な評価だったので原点に立ち返り全曲インスト。

既にギターブームが下火の中で、ファンにも好意的に受け取られグラミー賞で
ベスト・ロック・インストルメンタル・パフォーマンスを受賞しています。
欲言うとボジオにはもうちょっとザッパバンド時代並みにぶっ飛んで叩いて欲しかったなと。



ベックはようやく自分のわがままを受け入れてくれながら、音楽的アドバイスもしてくれる
メンバーと出会い、この二人とは現在までも続く長いつきあいになります。
このトリオ編成で来日もしましたが、トニー・ハイマス&テリー・ボジオも相当気があったようで
直後にThe Lonely Bearsを結成します。

lonely bears

Frankie's House/Jeff Beck & Jed Leider - 1992.01.05 Sun









[sales data]
1992/1/5
[producer]
Leif Mases
Jeff Beck
Jed Leider
[member]
Jeff Beck(g)
Jed Leider(synthe)




ジェフ・ベックの名前があるけど何のアルバム?と思った方も多いと思いますが、
ベトナム戦争に報道カメラマンとして現地を体験したティム・ペイジさんという方の
自伝小説を題材にしたオーストラリアのTV映画のサントラ盤です。



ベックさんというのは、突然興味あるものに手をつける癖があるのでしょうか?
「俺も映画のサントラを作りたい」と思ったかどうか分かりませんが、
そもそもオーストラリアのTV映画のサントラ制作にその筋の素人のベックさんが呼ばれることが
謎なんですが、1994年にニック・ノルティ主演の「ハード・チェック」(BLUE CHIPS)の
サントラ制作をナイル・ロジャース、ジェフ・ベック、ジェド・リーバーが担当しているので
この辺のプロジェクトチームから派生したものだと推測されます。



メインテーマ曲をドカっと置いて、コンセプトアルバムのように展開するサントラではなく、
脚本の場面、場面の演出を盛り上げる効果音的な小曲ばかりですが、
ベックさんはこういう細切れのフレーズをギターで繰り出すの得意ですよね。
ある意味、ベックさんはシンセ技術を勉強して効果音的なサントラ制作に精を出したら、
もっと違った魅力を発揮したのではないかと思うのですが、ただ飽きっぽいので、
ものにはならなかったでしょうけど(笑)

Crazy Legs/Jeff Beck & The Big Town Playboys - 1993.06.24 Thu









[sales data]
1993/6/24
[producer]
Stuart Colman
[member]
Jeff Beck(no/g)
The Big Town Playboys
Mike Sanchez(vo/p)
Adrian Utley(g)
Ian Jennings(b)
Leo Green(sax)
Clive Deamer(ds)




ジェフ・ベック曰く
「みんなブルースばかりをやっていた。16歳の頃、俺はクリフみたいな
ロカビリーギターが弾きたくてたまらなかったんだ」

ベックさんがギターを弾く契機になったジーン・ビンセント&ザ・ブルー・キャップスの
初代ギタリスト、クリフ・ギャラップさんに捧げたトリビュートアルバム。
ジャケット写真のギターはクリフ・ギャラップさんが愛用していたグレッチ1954年製のJetですが
これを再現したG6128T-CLFG Cliff Gallup Signature Duo Jetは現在多くの
ミュージシャン(ニール・ヤング、遠藤賢司、縞梟(笑)などなど)に愛用されています。

a_20200301134547a96.jpg

バックを担当するThe Big Town Playboysとは1984年に英国で結成されたネオ・ロカビリー・バンドで
エイモス・ミルバーンやリトル・ウォルターなどが活躍した米国の40年代、50年代を再現するバンドです。



作品はロカビリー物の完コピ物で、ジェフ・ベックの一連の作品の中では異質ですが
ベックの発言からベックギターのルーツの先端がブルースではなくロカビリーだったことを
確かめられる興味深い内容だと思います。

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