2017-06

サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン/ザ・モップス - 1968.04.15 Mon









[sales data]
1968/4
[producer]
unknown
[member]
鈴木ヒロミツ(vo)
星勝(g/vo)
三幸太郎(g)
村上薫(b)
スズキ幹治(ds)




1966年に星、三幸、村上、スズキ幹治の四人がインストバンド「チェックメイツ」を結成。
そしてスズキ幹治の実兄鈴木ヒロミツがボーカルとして加わり五人組バンドとして
「ザ・モップス」に発展。
(バンド名は「頭髪がモップみたいだった」「人々の心を音楽でモップで綺麗にしてあげたい」
ということから付けられたそうです)

鈴木ヒロミツはアニマルズのエリック・バードンに心酔していたため「黒っぽい」
ブルース・ロック指向でしたが、所属のホリプロの営業方針で
「日本最初のサイケデリック・サウンド」という売り出し方をされ、ヒッピーな感じの
奇抜な衣装、サイケデリック・パーティーの開催、ライト・ショーなど、サイケイメージを
徹底して演出しますが、既に日本でのサイケデリック・ムーヴメントが下火となったため
サイケサウンドな作りは本作のみで、以降は本来のシンプルなR&B、ロックンロール志向に
回帰していきます。

mops.jpg

ザ・モップスの代表曲「朝まで待てない」のシングルB面の「ブラインド・バード」は
歌詞に放送禁止用語が含まれていたため、1978年の装丁変更の再発版からカットされて
いましたが2014年"初のCD完全復刻版"で正規再発されました。

デビューアルバムはビクターからのリリースですがアルバム選曲の段階で
アイドル系の「モンキーズの曲をやれ!」と指示されますが「アニマルズやゼムをやりたい」と
譲らず対立したためビクターから解雇され、東芝レコードに移籍します。

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ロックンロール’70/ザ・モップス - 1970.06.05 Fri









[sales data]
1970/6/5
[producer]
unknown
[member]
鈴木ヒロミツ(vo)
星勝(g/vo)
三幸太郎(b)
鈴木ミキハル(ds)
*****
ミッキー吉野(key)




アイドル売りを強要するビクターと対立し解雇された後、東芝レコードに移籍。
(この間にベースの村上氏が脱退しギターの三幸氏がベースにシフトした4人体制)

「アニマルズやゼムをやりたい」というバンドの強い意向を取り入れカバー曲を中心に
オリジナル5曲を加えた構成で全曲英詩ということもあり、モップスというバンド個性を
感じるにはやや物足りない内容です。
(パーティシペイションは映画「野良猫ロック」の劇中歌で使用)



今や編曲、アレンジャーとして有名な星勝さんもこの頃はファズギター爆発で
モップスは遅れてきたGSとか言われることがあるのですが、GSっぽいのは
このファズギターの音色のせいかもしれませんが、モップスはデビュー盤を除いて
いたってシンプルなR&Rバンドです。
シングルリリースされていた「眠り給えイエス」はアルバムコンセプトの関係で
未収録でしたが最近のCDにはボートラで収録されているようです。

御意見無用(いいじゃないか)/ザ・モップス - 1971.05.05 Wed









[sales data]
1971/5/5
[producer]

[member]
鈴木ヒロミツ(vo)
星勝(g/vo)
三幸太郎(b)
鈴木ミキハル(ds)




ビクターから東芝に移籍してからGSからニューロック路線に転向した
本アルバムはモップスの作品で最もヘヴィーな内容です。
(星勝さんのファズギター爆発)



モップスは演奏力こそ「?」なんですが、英語歌詞派のわりに英語がネイティヴじゃないだけに
妙に和製バンドっぽいところがあり、その和洋折衷のバランス取りが良いのは
星勝さんのアレンジだと思います。

bousou.jpg mops_2016062209124758d.jpg

御意見無用いいじゃないか)は日本語でシングル化され
映画「野良猫ロック・暴走集団’71」にも出演演奏しています。



本作収録の月光仮面がヒットしてしまったため、他のロックバンドと線引きされ
色物扱いで歌謡曲のカテゴリーに分類されてしまったのは不本意だったのではないでしょうか。

雷舞/ザ・モップス - 1971.10.05 Tue









[sales data]
1971/10/5
[producer]

[member]
鈴木ヒロミツ(vo)
星勝(g/vo)
三幸太郎(b)
鈴木ミキハル(ds)




1971年7月11日大阪中ノ島公会堂でのライブ。

当時のモップスのライヴのセットリストがどうなっていたのか分かりませんが
2014年に再発されたライヴ盤はSOSコンサートなどの音源を+6曲加えていますが
「月光仮面」「年老いた娼婦の唄う詩」「御意見無用」などをのぞき全て洋楽カバー曲です。

既にモップスとしての「オリジナル曲」も多数あり、何故、英語歌詞の英語カバー曲中心
なのかよく分からないのですが、ただカバーと言っても原曲はズタズタにされていますので、
カバーですら、自身のオリジナルのように聴かせてしまえ!という意図があったのかも
しれません。



雨/ザ・モップス'72 - 1972.05.05 Fri









[sales data]
1972/5/5
[producer]
?
[member]
鈴木ヒロミツ(vo)
星勝(g/vo)
三幸太郎(b)
鈴木ミキハル(ds)




シングルで発売された6曲に未シングル化の4曲を加えた変則ベスト。

mops1.jpgmops2.jpgmops3.jpg

「月光仮面」「御意見無用」のようなコミカルソングを歌うかと思えば
「朝までまてない」「たどりついたらいつも雨ふり」のようなストレートなロックを演ったりと
つかみどころのないバラエティさで人気を博していたモップスですが
(おどろおどろしい「ふるえ」なんかはジャックスが歌った方が良かったかもです(笑)



「雨」や「あざやかな時代」のような聴き応えのあるバラードもきっちり歌えるんだなと
聴いているとこれ歌ってるの星勝さんですね。
この頃は鈴木ヒロミツさん好みのブラックミュージックは封印して星勝さんを前に出す
戦法だったんですね。
一聴しただけではモップスとは分りませんが、その区別のためにザ・モップス'72と
年号が付記されているのでしょうか?
詳細ご存知の方、ご一報いただけると幸いです。

ちなみに「夕暮れ」の作詞は井上陽水です。

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