2017-09

Hookfoot - 1971.01.01 Fri









[sales data]
1971
[producer]
Caleb Quaye
[member]
Caleb Quaye(g/p/vo)
Ian Duck(vo/g/harmonica)
Roger Pope(ds)
David Glover(b)
*****
Peter Ross(mouthharp)




カレブ・クウェイ率いるHOOKFOOTのデビュー盤。
(後日ご紹介しますが実質的なデビュー盤は1969年にリリース予定でしたが
エルトン・ジョンのバックバンド活動が多忙となり発売が見送られていましたが
2010年に再編集してA piece of PyeというタイトルでCDリリースされました)



あるミュージシャンのバックメンバーがそのままバンドを結成するというパターンは
結構多いのですが、これはカレブ・クエイ(g)がエルトン・ジョンのデビュー・シングル
"I've been loving you"をプロデュースした縁で元々カレブ・クエイ中心で活動していた
HOOKFOOTのメンバーがそのまま初期エルトン・ジョンの「Empty Sky」~「Madman~」頃まで
サポートして人気を博したバンドです。



同じような境遇のバンドでジェフ・ベック・グループから発展したハミングバードは
基がソウル&ファンクでしたが、HOOKFOOTの場合はカントリーフォークという違いはありますが
「小気味良い」という意味で類似性が高いと思います。

アルバムがバッファロー・スプリングフィールドのブルーバードで幕開けするように
カレブ・クエイは60年代後半に劇的な変化を遂げた米サウンドに強い影響を受け
米ロックに根ざしたオリジナルサウンドを英国人の視点で模索していたようです。

バンドの実力は折り紙つきなのですが、エルトン・ジョンのバック・バンド活動を
優先させたため自身のバンドのプロモート活動が十分ではなかったためラジオ局のDJからは
支持を集めたものの玄人受けするバンドの宿命で一般認知は広がりませんでした。

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Good Times a Comin'/Hookfoot - 1972.01.15 Sat









[sales data]
1972
[producer]
Jeff Titmus
Caleb Quaye
[member]
Caleb Quaye(vo/g/key)
Dave Glover(b)
Roger Pope (ds)
Ian Duck(vo/harmonica)
*****
Bob Kulick(g/vo)




アメリカンロックへの憧憬を打ち出した英国バンド。
模範にしていたのはドゥービー・ブラザーズでしょうか?
しかし、単なる模倣で済ますのではなく、そこはかとなく英国ロックをフィルターに
完全にフックフットの音にしています。
(Sweet Sweet Funky Musicではボブ・キューリックが参加)

このバンドはエルトン・ジョンのバックバンドを演っていたことでEJのアルバムを
聴きかえす人も多いと思いますが、EJのアルバムでは完全にバックバンド化してますので
存在感は薄いのですが、本アルバムではカレブ・クェイの小気味良いギターサウンドが
かなり全面に出て、弾けています。

楽曲の質、演奏力はかなりの高水準だと思うのですが、マイナーな存在で終わったのは
レコード会社の売り出し方が下手だったんでしょうね。

アルバム発売後、ベースのデイヴ・グルーヴァーからフレディ・ガンディーに交代し
本格的な米進出を狙います。

Roaring(怒号)/Hookfoot - 1973.01.15 Mon









[sales data]
1973
[producer]
Caleb Quaye
[member]
Caleb Quaye(vo/g/key)
Freddy Gandy(b)
Roger Pope (ds)
Ian Duck(vo/harmonica)

ROARING_HOOKFOOT.jpg


とにかく切れがシャープで小気味良いサウンドです。
ジャケットは英米別で2種類ありますが、上の英国ジャケット(見開きジャケットの
アートワークの内側を反対に折り曲げて無理やりシングルジャケットにしたような
中途半端な仕様)にはライナーによると諸説あり

1)当初ダブルジャケットで発売予定だったもののレコード会社が経費削減で?
シングルジャケットでの発売を要求しバンド側が反発した結果、
このような中途半端な形となった説
(ダブルジャケットの場合は現在日本で流通している下の米盤デザインが採用されるはずだった説)



2)制作時点での単純なミスプリント説

まぁサウンドには全く関係ないんですけど、邦題が何故か「怒号」なんで
バンドと制作側で何らかのトラブルがあったのかもしれませんね(笑)

バンドはこのアルバムを最後に解散し、カレブ・クエイは売れっ子セッションギタリストとして
複数のアルバムに参加しているのでおや?というアルバムに名を見つけることができます。

Communication/Hookfoot - 1973.01.15 Mon









[sales data]
1973
[producer]
Caleb Quaye
Jeff Titmus
[member]
Caleb Quaye(vo/g/key)
Freddy Gandy(b)
Roger Pope (ds)
Ian Duck(vo/harmonica)




ベースがデイヴ・グルーヴァーからフレディ・ガンディーに交代し
本格的に米進出を狙った3rdアルバム。
それなりのプロモーションを行った結果、バンド作品の中では一番のセールスをあげ
米のFM局のDJ達は自国のロックを下敷きにしながらも、明らかに自国産のロックとは
色合いの違うこのブリティッシュバンドに好意的でじわじわその名が浸透していったようです。

オープニングのけだるいリズムにかぶさるエッジの聴いたギターストロークが
即効でマイハートをがっしりわしづかみ。
全体的にタイトで小気味良いリズムに乗ったカレブ・クエイさんのソリッド質のギターが
ソウルフルに歌いGOODです。
(エルトン・ジョンの参加アルバムにもちょっかい出したくなる衝動が湧き上がっています(笑)

CalebQuaye_EltonJohn.jpg

人気セッションギタリストだったクエイさんはダリル・ホールなどのバックを努めていた
80年頃から波乱の人生を送っており離婚、破産を経て、麻薬の売人まで落ちぶれたところで
チェスター・トンプソンの誘いで洗礼を受け、現在は牧師として伝道者の育成、
ゴスペル音楽の指導又ギターも教えているようです。

A Piece of Pye/Hookfoot - 2010.01.15 Fri









[sales data]
2010
(Rec)1969
[producer]
Caleb Quaye
[member]
Caleb Quaye(vo/g/p/key)
Dave Glover(b)
Roger Pope (ds)
Ian Duck(vo/harmonica)




HOOKFOOTの公式アルバムはライヴを含め5枚リリースされていましたが、
1stアルバムを発売する2年も前の1969年の時点で幻のデビューアルバムが制作される予定で
所属レーベルのDJMの配給元がパイだったため比較的自由にパイ・スタジオが利用でき
そこでレコーディングされたデモテイクです。
(パイの一片という食べ物と重ねたタイトルは面白いですね)

エルトン・ジョンの多忙なバンド活動合間にリハーサルを重ねほぼ一発録りで
一気にレコーディングされたようなので、ラフな面もありますがデモテイクのランクは
遥かに越えた高い水準で没テイクをまとめたありがちな未発表作品ではありませんので
ファンの方には必須アイテムです。

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