2017-09

ロックの幻想/Lou Reed - 1972.04.15 Sat









[sales data]
1972/4
[producer]
Richard Robinson
[member]
Lou Reed(vo/g/key/etc)
Clem Cattini(per)
Helene Francois(harmony vo)
Kay Garner(harmony vo)
Steve Howe(g)
Les Hurdle(b)
Paul Keogh'g)
Brian Odgers(b)
Caleb Quaye(g/p)
Rick Wakeman(p/key)




ヴェルヴェットを脱退したルー・リードは一度音楽業界から引退し1年ほどタイピストとして
働いていたそうですがソロ活動としての復活作品。

本作はヴェルヴェット時代にお蔵入りした作品に新曲を数曲足しただけで10曲のうち7曲が
ヴェルヴェット時代に書かれたものですが、陰気臭いイメージ払拭のためか努めて明るく
歌っているのが妙な感じです(笑)
(原曲は「VU」「Another View」「Peel Slowly and See」で聴くことができます)

アルバムとしてのコンセプトはなく、歌唱力も相変わらずヨレヨレでヘナチョコなので(笑)
ルー・リードに興味を持って入口にするには物足りない感じですが、ルー・リードを追い始めると
その最大の魅力は「無駄を排除したシンプルさ」ということを悟り必ず戻って来る原点です。
(収録曲のベルリンは3rdアルバムに別バージョンが収録されます)

どういう繋がりなのか分かりませんがリック・ウェイクマンやスティーヴ・ハウといった
YESの面々や初期のエルトン・ジョンのバックを支えたHOOKFOOTのカレブ・クゥエイが参加など
演奏面でもマニアを喜ばす内容です。

スポンサーサイト

Transformer/Lou Reed - 1972.11.15 Wed









[sales data]
1972/11
[producer]
David Bowie
Mick Ronson
[member]
Lou Reed(vo/g)
Herbie Flowers(b)
Mick Ronson(g/p/etc)
John Halsey(ds)
*****
David Bowie(key/g/bvo)
Trevor Bolder(tp)
Ronnie Ross (sax)
The Thunder Thighs(bvo)
Barry DeSouza(ds)
Ritchie Dharma(ds)
Klaus Voormann(b)




同年「ジギー・スターダスト」をリリースしたデヴィッド・ボウイ&&ミック・ロンソンの
コンビによるプロデュース作品として発売前から大変注目を集めていたようですが
ミック・ロンソンのギターのせいかボウイの歌パートをルー・リードが担当している
錯覚を覚えるグラムロック代表作。

Andy's ChestやSatellite of LoveはVU時代の楽曲でオリジナルはVUPeel Slowly & See
聴くことができますがテンポがスローになっています。

LU1.jpg RU2.jpeg

代表曲Walk On The Wild Side収録。

ルー・リードが好きな理由は米人にもかかわらずそのフィーリングが英国ぽいダーク(退廃的?)な
ところなんですが、「ワイルドサイドを歩け」「パーフェクトデイ」など美メロな楽曲もありますが
サウンド的に確信の持てる自己スタイルがなかなか確立できず
次作の名盤ベルリンにいたってはボブ・エズリンにオーバープロデュースされてしまい
ルー・リードの確固たる音が完成するには80年代のBlue Mask~New York頃まで
音作りに自分らしさを表現できず、商業的な成功の裏で苦悩していたと思われます。

Berlin/Lou Reed - 1973.07.15 Sun









[sales data]
1973/7
[producer]
Bob Ezrin
[member]
Lou Reed(vo/g)
Bob Ezrin(p/mellotron)
Michael Brecker(sax)
Randy Brecker(tp)
Jack Bruce(b)
Aynsley Dunbar(ds)
Steve Hunter(g)
Tony Levin(b)
Allan Macmillan(p)
Gene Martynec(g/synthe)
Jon Pierson(trombone)
Dick Wagner(g/bvo)
Blue Weaver(p)
B.J. Wilson (ds)
Steve Winwood(org/harmonium)
Steve Hyden(choir)
Elizabeth March(choir)
Dick Wagner(choir)




母国アメリカよりもイギリスで大成功を収めた初期ルー・リードの最高傑作。
(全英アルバムチャートベスト10入)

主人公の男と娼婦キャロラインを軸としたストーリーを持つコンセプト・アルバム。

Question
「70年代の"Sgt.Peppers"と評されたことをどう思うか?」
ルーリード
「屈辱的だ」
(笑)

プロデュサー,ボブ・エズリンの手腕もさることながら
ジャック・ブルース、スティーヴ・ウインウッド、トニー・レヴィン、エイズレー・ダンバー、
ブレッカー兄弟などちょっと接点が見出し難いゲストも豪華です。



2006年ニューヨーク公演において、初めて本作がライヴで再現されその模様はドキュメンタリー映画
「ルー・リード/ベルリン」(監督:ジュリアン・シュナーベル)として公開されました。

Rock 'n' Roll Animal /Lou Reed - 1973.12.23 Sun









[sales data]
1974/2
[producer]
Steve Katz
Lou Reed
[member]
Lou Reed(vo)
Pentti "Whitey" Glan(ds)
Steve Hunter(g)
Prakash John(b)
Dick Wagner(g)
Ray Colcord(key)




live on December 21, 1973, at Howard Stein's Academy of Music in New York City

ルー・リードの初期代表作Berlinツアーのライヴアルバム(ソロでは初のライヴ盤)
(CD化の際に2曲追加されています)

Berlinのアルバム制作メンバーからボブ・エイズリンの息がかかった
ディック・ワグナーとスティーヴ・ハンターのツインギターが参加し、ベルリンの内容とは
かけ離れたハードロック仕様にアレンジされています。

オープニングからツインギターがさく裂しており、ディック・ワグナーとスティーヴ・ハンターの
ギター演奏を楽しむにはよいのですが、肝心のルー・リードの屈折した歌世界観とは違和感があります。



本作品はヴェルヴェット時代~ベルリンからの選曲ですが、もう1枚ルー・リードは非公認ですが
another side盤としてLiveというものもあり、こちらはカットされた初期のソロ代表作が
選曲されています。



ちなみにディック・ワグナーとスティーヴ・ハンターの名コンビはボブ・エイズリン経由で
アリス・クーパーのサポートでも高評価を得ています。




Sally Can't Dance(死の舞踏)/Lou Reed - 1974.08.15 Thu









[sales data]
1974/8
[producer]
Steve Katz
Lou Reed
[member]
Lou Reed(vo/g)
Danny Weis(g/tambourine/bvo)
Paul Fleisher(sax)
David Taylor(horns)
Lou Marini(horns)
Trevor Koehler(horns)
Jon Faddis(horns)
Alan Rubin(horns)
Alex Foster(horns)
Lew Soloff(horns)
Steve Katz
(harmonica/horn arrangement)
Michael Fonfara(mellotron)
Prakash John(b/bvo)
Doug Yule(b)
Ritchie Dharma(ds)
Pentti "Whitey" Glan(ds)
Doug Bartenfeld(g)
Michael Wendroff(bvo)
Joanne Vent(bvo)
Lew Soloff(horn arrangements)
Martin Sheller(horn arrangements)




まず私の好みのジャケ買い候補からは後回しになる傾向のアルバムですが(笑)
この作品はルー・リード作品中、最もヒットした作品(全米10位)で
ルー・リードのパブリックイメージ<退廃><性倒錯者><ドラッグ>を排除するがごとく
ソウル・ポップなサウンドなので驚きました。



プロデュサーがスティーヴ・カッツというB,S&T等を手がけた人でホーンが大々的に
取り入れられていますが、ルー・リード本人は後にオーバープロデュースした失敗作だと語り
ベスト盤には本アルバムから選曲されていないようです。

アルバムタイトル邦題の「死の舞踏」というのがアルバム解釈する障害になっていて
全体像が分かりにくいのですが、本作はル・リードの幼児期の体験がネタになっているようです。

ルー・リードは17歳の時に性的な障害者と診断され、精神科医に通い、
ホモセクシャルの性癖を抑える治療で「電気ショック療法」を受けこの時のことを
Kill Your Sonsで歌っています。



実は翌年(1975年)音楽的スランプだったデヴィッド・ボウイも突然、ソウルに舵を切り
Young Americansをリリースするのですが、このアルバムが何らかの影響を与えたのかもしれません。

young americans

Prev «  | TOP |  » Next

ブログ案内

縞梟

Author:縞梟
ブログ概要はこちらをご参照ください

検索フォーム

最新コメント

カテゴリ

洋楽 (1037)
Live In Japan(黒船襲来) (44)
Albert Lee (3)
Allman Brothers Band (11)
Andy Summers (7)
The Band (13)
The Beatles関連 (9)
The Byrds (10)
Bill Bruford (16)
Bill Laswell (3)
Billy Preston (4)
Bob Dylan (17)
Cactus (2)
Caleb Quaye/ Hookfoot (5)
Camel (2)
Colosseum/Tempest (12)
Cozy Powell (4)
Cream (8)
C,S,N & Young関連 (10)
Curved Air (1)
David Bowie (42)
Dave Mason (5)
David Sylvian (7)
Deep Purple関連 (15)
Delaney & Bonnie (7)
Eagles (5)
Emerson Lake and Palmer(E.L.P) (33)
Electric Light Orchestra(E.L.O) (4)
Emmylou Harris (6)
Eno (8)
Eric Clapton (13)
Faces/Small Faces (4)
Focus (15)
Frank Zappa (19)
Frank Zappa関連 (2)
Frankie Miller (7)
Fred Frith (2)
Free (1)
Gary Moore (11)
Genesis (4)
Gong (14)
Gram Parsons (4)
Grand Funk Railroad (3)
Gurvitz Brothers (3)
Humble Pie (2)
Ian Gillan Band (10)
Jack Bruce (12)
Jackson Browne (2)
Jan Akkerman (11)
Jeff Beck (8)
Jimi Hendrix (42)
Joni Mitchell (7)
Kevin Ayers (6)
King Crimson (48)
King Crimson関連 (16)
The Kinks (6)
Led Zeppelin (9)
Little Feat (11)
Lou Reed (7)
Lynyrd Skynyrd (5)
Magma (4)
Max Middleton (7)
Mick Ronson (5)
Mike Bloomfield (7)
The Mountain (3)
Neil Larsen (1)
Neal Schon (3)
Neil Young (4)
Nicky Hopkins (10)
Nico (6)
Nucleus (4)
Paul Butterfield (7)
Peter Banks (8)
Peter Frampton (2)
Peter Gabriel (10)
Peter Green (3)
Phil Manzanera (20)
Pink Floyd (2)
Pink Floyd関連 (2)
Poco (5)
Procol Harum (11)
Queen (4)
Rainbow (17)
Ray Fenwick (8)
RMS(Ray Russell/Mo Foster/Simon Phillips) (10)
Robin Trower (6)
Rolling Stones (8)
Rolling Stones関連 (4)
Roxy Music (7)
Roy Buchanan (4)
Renaissance (4)
Santana (4)
Soft Machine (7)
Spencer Davis Group (5)
Steve Hackett (16)
Steve Hillage (8)
Steve Miller Band (3)
Terry Bozzio (8)
Tommy Bolin (10)
UK (6)
Velvet Underground (9)
Whitesnake (16)
Wishbone Ash (1)
The Who (9)
Yardbirds (7)
YES (28)
YES関連 (30)
カテゴリ外(洋楽) (56)
ジャズ・フュージョン (443)
Al Di Meola (11)
Allan Holdsworth (22)
Billy Cobham (15)
Brecker Brothers (12)
David Torn (7)
Frank Gambale (4)
Grant Green (2)
Herbie Hancock (7)
Idris Muhammad (2)
Jean-Luc Ponty (8)
Jeff Berlin (6)
John Coltrane (1)
John Mclaughlin (30)
John McLaughlin関連 (2)
John Scofield (35)
John Tropea (7)
Jonas Hellborg (6)
Larry Coryell (6)
Lee Ritenour (3)
Lenny White (5)
Mark Nauseef (4)
Mahavishnu Orchestra (15)
McCoy Tyner (3)
Mike Stern (13)
Miles Davis (18)
Pat Metheny (11)
Pat Metheny関連 (3)
Return To Forever (13)
Stanley Clarke (12)
Steve Khan (5)
Stuff (8)
Tony Williams (9)
Weather Report (25)
大村憲司 (6)
パラシュート (8)
深町純 (5)
増尾好秋 (6)
マライア (7)
森園勝敏 (10)
渡辺香津美 (19)
渡辺貞夫 (4)
カテゴリ外(ジャズ・フュージョン) (48)
邦楽 (600)
あがた森魚 (5)
荒井由実 (4)
井上陽水 (12)
ウエスト・ロード・ブルース・バンド(山岸潤史) (4)
遠藤賢司 (28)
小川美潮 (11)
大瀧詠一 (6)
久保田麻琴(サンディー&ザ・サンセッツ) (3)
カルメン・マキ (13)
クラムボン (5)
クリエイション/竹田和夫 (27)
コシミハル (9)
ゴールデン・カップス/エディ藩 (11)
サディスティック・ミカ・バンド/サディスティックス (16)
サンハウス/シーナ&ザ・ロケッツ (11)
鈴木慶一 (3)
鈴木賢司 (6)
鈴木茂 (10)
ズボンズ (5)
ソウル・フラワー・ユニオン/ニューエスト・モデル (28)
高中正義 (4)
ちわきまゆみ (8)
陳信輝 (6)
戸川純 (9)
西岡恭蔵(ザ・ディランⅡ) (8)
人間椅子 (7)
BOW WOW (10)
はっぴいえんど~ティン・パン・アレイ関連 (33)
ハプニングス・フォー (7)
早川義夫(ジャックス) (6)
浜田麻里 (6)
パンタ/頭脳警察 (18)
ヒート・ウェイヴ/山口洋 (22)
フラワー・トラベリン・バンド (6)
ボ・ガンボス/どんと (27)
細野晴臣 (22)
Boat/Natsumen (12)
紫(沖縄ロック) (10)
村八分(山口冨士夫) (7)
ザ・モップス (6)
柳ジョージ (6)
矢野顕子 (13)
山内テツ (3)
山下達郎 (6)
Lazy~Loudness (18)
YMO/坂本/高橋関連 (19)
wha-ha-ha~はにわちゃん (4)
日本のプログレバンド (11)
岡野ハジメ (4)
成毛滋 (6)
ファー・イースト・ファミリー・バンド (6)
柳田ヒロ (7)
四人囃子 (15)
アニメ (10)
カテゴリ外(邦楽) (21)
その他(戯言・雑記) (88)
縞梟的笑論文 (12)
パチスロ (54)
お悔やみ (15)

記事画像

リンク

このブログをリンクに追加する