2018-06

Peter Gabriel Ⅰ(Car)/Peter Gabriel - 1977.02.25 Fri









[sales data]
1977/2/25
[producer]
Bob Ezrin
[member]
Peter Gabriel(vo/key/etc)
Allan Schwartzberg(ds)
Tony Levin(b/etc)
Jimmy Maelen(per/etc)
Steve Hunter(g)
Robert Fripp(g/banjo)
Jozef Chirowski(key)
Larry Fast(synthe programming)
Dick Wagner(g/bvo)
London Symphony Orchestra




ジェネシスの人気ぶりに翻弄される事に疲弊し、又、長女アンナちゃんが出生時に
感染症にかかり生死の境をさまよったことで家族の大切さに気づかされたピーカブは、
「幻惑のブロードウェイ」リリース後にジェネシスを脱退すると田舎の谷間に立つ家で
隠匿生活を始め、音楽活動を3年間ほど休止。
その影響が人間の深い内面の洞察による歌詞で表現されるようになり
メロディ的にはまだその英国臭の強いジェネシス時代のピーカブの面影が残っていますが
シンフォニックなどを駆使したオーバープロデュースで米人好みの大仰なサウンドに仕上げたのが
ルー・リードを「ベルリン」で一本立ちさせたりキッスやアリス・クーパーのプロデュースで
有名な米音楽商人ボブ・エズリン。

PG_2015082011571061a.jpg

3月から始まったソロツアーはこのアルバム制作メンバーで行われ、
複数のブート盤で聴く事ができますが、ツアー時、フリップ翁は
ダスティ・ローズという変名で参加しており、ニューウェイヴ期に再始動する
キング・クリムゾンに参加することになるトニー・レヴィンとの接点でもあります。
又このアルバム共演が機でトニー・レヴィンやラリー・ファストとピーカブは
長いお付き合いとなります。
(余談)
ソロアルバム4枚は、『I』『II』『III』『IV』と販売上は便宜的に数字がふられていますが、
実のところこれらは全て「Peter Gabriel」という同タイトルのアルバムで取り扱い上困るので、
それぞれ違ったタイトルにしてくれるようレコード会社がピーガブに申し入れても
全く聞き入れなかったらしい。
(ファンは各アルバムのジャケットの見た目の印象をつけた通称で区別しています)

Peter-Gabriel-Flower-Power.jpg

そのへそ曲がり具合について、ジェネシスの元同僚トニー・バンクス曰く
「すまして黙っていればそれなりにいい男なのに、いつも変な風に頭を剃ってみたり、
妙な化粧をしたりで自分を格好良く見せようというような気が全然ないみたいだ」(笑)



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Peter Gabriel AT The Roxy/Peter Gabriel - 1977.04.09 Sat









[live data]
1977/4/9
[member]
Peter Gabriel(vo/key/etc)
Allan Schwartzberg(ds)
Jimmy Maelen(per/etc)
Jozef Chirowski(key)
Larry Fast(synthe programming)
Tony Levin(b/etc)
Steve Hunter(g)
Dusty Rhodes(Robert Fripp)(g)

PETER_GABRIEL_Live_at_the_Roxy.jpg


Live at the Roxy,Los Angels,CA April 9,1977

ジェネシス脱退後ピーカブのソロ1stツアー音源。
ブート物ですが音質はまあまあです。

スティーヴ・ハンター、トニー・レヴィンなど1stアルバムのメンバーによるバック演奏で
ダスティ・ロードという変名で参加しているのは誰あろうロバート・フリップ翁です。

セットリストで興味深いのは
1)IIに収録されるOn The Airが既に演奏されている
2)ピーカブがジェネシス時代の曲を演るのは非常に珍しいのですがBack In N.Y.Cを演奏
3)キンクスのAll Day & All Of The Nightカバー演奏
4)HERE COMES THE FLOOD アレンジ違いで2回演奏

初期の楽曲演奏のライヴが聴けるのも珍しい上にこれだけの聴き所があれば、
ブートを含めバッタ物で投げ売りされているのが惜しい感じです。
是非、捨てられるような値段で売っていたら迷いなくお買い上げください(笑)

Peter Gabriel Ⅱ(Scratch) - 1978.06.02 Fri









[sales data]
1978/6/2
[producer]
Robert Fripp
[member]
Peter Gabriel(vo/p/synthe)
Robert Fripp(g.frippertronics)
Sid McGinnis(g/etc)
Larry Fast(synthe)
Bayete(key)
Roy Bittan(key)
Tony Levin(b/etc)
Jerry Marotta(ds)
Tim Capello(sax)




前作はボブ・エズリンによる米国仕立てのエンタメ性の高いサウンド作りでしたが
本作はロバート・フリップ翁がプロデュースした「表現方法の一つであるポップソングの研究」を
目的とした翁自称の「MOR3部作」の1作品。

SACRED SONGS/DARYL HALL(1977年/発売は1980年) 
・PETER GABRIELII(1978年)
EXPOSURE/ROBERT FRIPP(1978年) 

ニューウェイヴ風のバンドサウンドに戻し、ジェネシス色はこのアルバムで完全払拭。
当然のことながらフリップ翁の関係するアルバムにヒットなしの法則で(笑)
このアルバムはセールス的にはパッとしなかったのですが、
デビュー作がボブ・エズリンの目論見通りヒットしたもののアレンジの強い派手な作りに
ピーカブは不満が強かったようでこのシンプルな作りが以後の自分の方向性を定めたと
プロデュサーのフリップ翁に賛辞を送っています。

Peter Gabriel III(Melt)/Peter Gabriel - 1980.05.23 Fri









[sales data]
1980/5/23
[producer]
Steve Lillywhite
[member]
Peter Gabriel(vo/p/synthe/etc)
Kate Bush(bvo)
Dave Gregory(g)
Robert Fripp(g)
David Rhodes(g)
Paul Weller(g)
Larry Fast(synthe/etc)
John Giblin(b)
Tony Levin(chapman stick)
Jerry Marotta(ds)
Phil Collins(ds)
Dick Morrissey(sax)
Morris Pert(per)




ピーカブ談
「私はある一つの音楽エリアに大きな興味を持っている。それは純粋にパーカッションと
エレクトロニクスだけの基盤に立った音楽だ。今までの私の曲のいくつかはそのフォーマットに
則っていないが、少し後には私は確実にそこに行くだろう。私が思うには原始的な
エレクトロニクスミュージックは80年代に私が行こうと望んでいるところなのだ」

いよいよピーカブがエスニックビートに目覚めた作品でシンセと民族音楽のコラボを実現し、
打楽器に重点が置かれるガブリエルワールドの出発点です。
ピーカブがリズムに興味を持つ理由は簡単でピーカブは元々はドラマーだったんですよね。

 

彼の代表作となった"BIKO"は1977年9月南アフリカ政治警察の拷問で殺された
スティーヴ・ピコを歌ったものですがピーカブは人権運動にも力を注ぐようになり
積極的に音楽活動以外の野外活動を展開し、2008年には「良心の大使」賞を受賞しています。
個人的には偉大な活動家シリーズとして世界一貧しいホセ・ムヒカ大統領の賛歌も作って欲しい
ところです(笑)

Peter Gabriel IV(Security)/Peter Gabriel - 1982.09.06 Mon









[sales data]
1982/9/6
[producer]
David Lord
Peter Gabriel
[member]
Peter Gabriel(vo/key/etc)
Tony Levin(b)
David Rhodes(g)
Jerry Marotta(ds/per)
Larry Fast(synthe)
*****
John Ellis(g/bvo)
Roberto Laneri(sax)
Morris Pert(timbales/per)
Stephen Paine(fairlight)
David Lord(synthe/p)
Peter Hammill(bvo)
Jill Gabriel(bvo)
Ekome Dance Company
(ghanaian ds)




ピーカブが前作のIIIで明示したプリミティヴ・エレクトニクス・ミュージックの発展系。
いきなりエコーメ・ダンス・カンパニーのガーナ式ドラムサウンドの
the rhythm of the heatの太いビートに体が震えます。



ピーカブは、アルバム発売前の1982年7月16日~18日イギリス郊外のブリストル
(イギリスの奴隷貿易の拠点だった所で、今でもアフリカを祖国とする人々や文化が残る
土地柄だそうです)でアフリカンミュージックの祭典WOMAD(World Of Music, Art & Dance)

530a0ed6-d21c-11e1-badb-00144feabdc0.jpg PG-1982-07-16-WOMAD.jpg

立ち上げに私財を投じて協力し、ユッスー・ンドゥールなどのアーチストを排出するなど
現在も続く人気イベントとして成長させましたが、この立ち上げ時にピーカブは多額の借金を
背負ってしまったためその救済目的で1982年10月2日英国ミルトン・ケインズ・コンサート・ボウルで
5人編成ジェネシス(3人Genesis+Gabrielがメインで、最後の数曲でHackettが加わった形式)として
リユニオンコンサートが1日だけ実現しました。

peter_gabriel_4b.jpg 82-10-02.jpg

Plays Live/Peter Gabriel - 1983.06.06 Mon









[sales data]
1983/6/6
[producer]
Peter Gabriel
Peter Walsh
[member]
Peter Gabriel(vo/p/synthe)
Jerry Marotta(ds/per)
Tony Levin(b)
David Rhodes(g)
Larry Fast(synthe/p/key)




1981年10月から1982年12月と1年強続いた"PLAY TIME 1988 Tour"から
82年秋の米とカナダの音源のいいとこ録り。

PG1.jpg PG0.jpg

3rd~4thからリズムを強く意識するようになったピーカブミュージックを
心行くまで楽しめますので可能な限り大音量で体で聴いて欲しい内容です。

潔いのは観客が期待したであろうジェネシスの楽曲は1曲も収録されておりません。
もしピーカブが80年代そこかしこに転がっている普通のロックミュージシャンだったら
ジェネシスの代表曲をコンサート終盤に散りばめて盛り上げたのでしょうけど
過去の遺産を一貫して商業的に使用しないピーカブはやっぱり凄いなと・・・

ピーカブといえば今でこそ誰でも知りうるBIG NAMEですけど実はまだこの頃の日本では
ジェネシス系統のマニアックな人気にとどまり、ピーカブが初めて日本の土を踏んだのは
モンスターアルバム「SO」リリース後のJAPAN AID(1986年)でした。

Birdy/Peter Gabriel - 1985.03.18 Mon









[sales data]
1985/3/18
[producer]
Peter Gabriel
Daniel Lanois
[member]
Peter Gabriel(vo/key)
Jon Hassell(tp)
Ekome Dance Company
Larry Fast(key)
Tony Levin(b)
Jerry Marotta(ds/per)
David Rhodes(g)
Manny Elias(ds)
Morris Pert(ds/per)
John Giblin(b/g)




大ヒット作「So」発売前年、ピーカブはフリップ翁やイーノなどの影響でインスト制作にも
多大な興味を持っており、意外と多数のインスト曲を作っています。

PETER_GABRIEL_81_40BIRDY2.jpg

本作はアラン・パーカー監督映画「BIRDY」でピーカブが初めて手がけたサントラ。
数曲のオリジナルに加え自身のアルバム「III」「IV」の楽曲をインストアレンジし
フリップ翁曰くの「煮え切らないいじり魔」の異名を取る通り単なるサントラの作りでは
ありません。

ベトナム戦争の後遺症で精神障害をきたし、心を閉ざしていた「バーディ」はラスト
病院を抜け出した屋上から鳥のように大空を飛べるのか?
それは映画を観てのお楽しみ!

So/Peter Gabriel - 1986.05.19 Mon









[sales data]
1986/5/19
[producer]
Peter Gabriel
Daniel Lanois
[member]
Peter Gabriel(vo/synthe/etc)
Tony Levin(b)
Chris Hughes(LinnDrum programming)
Jerry Marotta(ds)
Daniel Lanois(g/etc)
David Rhodes(g)
Stewart Copeland(hi-hat/ds)
Manu Katché(ds/per)
Mark Rivera(sax)
Don Mikkelsen(trombone)
Wayne Jackson(tp/cornet)
Richard Tee(p)
Simon Clark(Yamaha CS-80/etc)
Kate Bush(vo)
L. Shankar(vl)
Larry Klein(b)
Djalma Correa
(surdo/congas/triangle)
Jimmy Bralower(LinnDrum kick)
Ronnie Bright(b)
Youssou N'Dour(vo)
Bill Laswell(b)
Nile Rodgers(g)
Laurie Anderson(vo)
Coral Gordon(bvo)
Dee Lewis(bvo)
P. P. Arnold(bvo)
Jim Kerr(bvo)
Michael Been(bvo)




ピーカブのソロ作品のタイトルは発売順に番号が振られた4枚がリリースされましたが
本作は「V」の他に初めて固有タイトルが冠された「SO」

ピーカブ曰く
「"SO"というのは必要最小限のタイトルだ。見栄えもいい。このアルバム自体、遊びの要素を
大切にしたつもりで、僕個人も十分楽しんで作った。」

シングル「スレッジ・ハンマー」で初めてビルボード1位を獲った時に首位を明け渡したのは
ジェネシスの「インヴィジブル・タッチ」という妙)



ピーカブが世界規模の人気を誇ることになった大ヒット作品を貶すつもりは毛頭ないんですが
ポップス要素は高まっていますが、今までのサウンドアプローチとそんなに大きな変化はないのに
何故このアルバムだけが飛び抜けて売れてしまったのか考えてみるとこのアルバムが発売された
1986年というのは音楽業界の大きな節目で、この年とうとうCDの生産数がLPを上回る
記録メディア交代年で(レンタルCDも解禁)加えてMTVのCMの如く大量投下された
「スレッジ・ハンマー」のPVが販売促進の測り知れない大きな影響があった事から
CDとPVという新メディアの恩恵を最大限に受けた一枚ということがいえるのではないかと
考えます。

音楽の他にメディアアートなど最新の技術を取り入れた創作活動に興味を持っていたピーカブは
純粋にPVに芸術的価値を見出していたのが商用流用してしまい私は複雑な思いでした・・・

何せこういう売れっ子扱いはピーカブ本人が望んでないだろうみたいに考えてましたが、
実のところ採算の取れないWOMADの立ち上げで財政危機的な状態で何が何でもヒット作が
必要だったピーカブの勝負作だったんですね。
このアルバムを境にピーカブは奇怪なコスプレを止めます。
その意味でジェネシスで自己嫌悪に陥った装飾華美の虚飾に彩られていた自分自身に
終止符を打ったアルバムでもあります。

Passion/Peter Gabriel - 1989.06.05 Mon









[sales data]
1989/6/5
[producer]
Peter Gabriel
[member]
Peter Gabriel(synthe/fl/etc)
Manny Elias(octabans/surdo/skins)
Hossam Ramzy(finger cymbals/tabla/dufs)
David Bottrill(drone mix)
David Rhodes(g)
L. Shankar(double vl)
Vatche Housepian(armenian doudouk)
Antranik Askarian(armenian doudouk)
Massamba Diop(talking ds)
Mustafa Abdel Aziz(arghul drone)
Baaba Maal(vo)
Fatala(per)
Mahmoud Tabrizi Zadeh(kementché)
Doudou N'Diaye Rose(per)
Fatala(per)
Youssou N'Dour(voice)
David Sancious(synthe/bvo)
Nathan East(b)
Bill Cobham(ds/per)
Kudsi Erguner(ney fl)
Robin Canter(oboe/cor anglais)
Manu Katché(per)
Djalma Correa(brazilian per)
Jon Hassell(tp)
Nusrat Fateh Ali Khan(qawwali voice)
Julian Wilkins(choirboy)
Robin Canter(cor anglais)
Richard Evans(choir recording)
Kudsi Erguner(turkish ney fl)
Musicians Du Nil(arghul)
David Bottrill(lead tambourine)
Said Mohammad Aly(per)
David Bottrill(tambourine)
Richard Evans(tin whistle)




イエス・キリストの人と神との二面性の葛藤を主題としたニコス・カザンザキスの小説を映画化した
マーティン・スコセッシ監督「最後の誘惑」 のサウンドトラック。




本映画は1983年頃から制作構想があったようなのですが、キリスト教徒にとって
刺激的な内容だったため原理主義者の反対運動で暗礁に乗り上げます。
(近年では「イノセンス・オブ・ムスリム」が大変なことになってましたよね・・・)

数々の問題を解決しながら制作予算を減らして映画制作に目処が立った頃、
WOMADの立ち上げで借金で首が回らなくなっていたピーカブもSoの大ヒットで得た資金で
ワールド・ミュージックレーベル「リアル・ワールド・レコーズ」を立ち上げ
その第一弾作品として並々ならぬ情熱でサントラ制作を開始します。

映画は1988年8月に公開されますが、ピーカブは映画完成後もレコーディングを継続し、
翌年リリースされます。

インスト中心のヒーリング作品ですのでSoみたいなポップスを期待したら
大やけどしますのでご注意を。



尚、ガブリエルの曲以外のサントラ音楽は、Passion-Sourcesとして編集され
リアル・ワールドから同時リリースされました。

Us/Peter Gabriel - 1992.09.28 Mon










[sales data]
1992/9/28
[producer]
Daniel Lanois
Peter Gabriel
[member]
Peter Gabrie(vo/programming/etc)
Tony Levin(b)
David Rhodes(g)
Manu Katché(ds)
The Babacar Faye Drummers(sabar ds)
Doudou N'Diaye Rose(ds loop)
David Bottrill(programming)
*****
Chris Ormston(bagpipes)
Daniel Lanois(shaker/g/etc)
Richard Blair(key/programming)
Levon Minassian(doudouk)
Sinéad O'Connor(vo)
Dmitri Pokrovsky Ensemble(vo)
Hossam Ramzy(tabla)
Daryl Johnson(hand ds)
William Orbit(programming)
Bill Dillon(g)
Mark Rivera(sax)
Brian Eno(key)
Shankar(vl)
Caroline Lavelle(cello/string arrangement)
Wil Malone(string arrangement)
Jonny Dollar(string arrangement)
Richard Evans(mandolin)
Gus Isidore(bridge g)
Richard Chappell(bridge section mix)
Leo Nocentelli(g)
Tim Green(sax)
Reggie Houston(sax)
Renard Poché(trombone)
Wayne Jackson(tp/cornet)
Kudsi Erguner(fl/shaker)
Ayub Ogada(vo)
Malcolm Burn(horn arrangement/etc)
Mark Howard(horns recording)
Babacar Faye(djembe)
Assane Thiam(tama/talking drum)
Peter Hammill(vo)
Richard Macphail(vo)
John Paul Jones(surdo/b/key)
Adzido Pan African Dance Ensemble(per loop)
Manny Elias(senegalese shakers)
Marilyn McFarlane(vo)




ピーカブ談
「本当の意味で僕にとっては人生初めてのlove song(恋愛に限定されない)アルバムなんだ」

尚発売当時、日本盤はレコード会社の判断でインスト曲"Bashi-Bazouk"がボートラで収録されていますが、
ガブリエルの抗議によりカットされ現在は10曲のアルバムとして再リリースされています。

又この作品に参加したミュージシャンの音源を集めたPlus From Usというアルバムもあります。




1989年に自ら設立したReal WorldレーベルからPassionというサントラはリリースしていますが
多くの洋楽ファンが待ちかねていた歌物としては「So」以来6年ぶり。
シングルカットされた曲のPVはスレッジハンマーのそれなんですが、これも例に漏れず
モンスターアルバム「So」の次作として期待値が高かった反動で中古屋さんの常連アイテムに
なってしまっています(苦笑)

以前、猿岩石の有吉さんが語っていましたが
「一時のブームでベストセラーになった本やCDが中古屋さんに山のように積まれて
屑値で売られていると読んだり聴いたことのない人には
「この人達はもう終わりですよ」というメッセージを無言で送ってしまっている」

それに近い理由でこの作品に手をつけない人がいるならそれは大きな間違いで
ピーカブらしさを十分楽しめる好作品です。

名指しで書いておきますが
「ブックオフがこの作品を250円で売るのはこの会社には音楽の内容を吟味して値付けするシステムが
ないからです」

大手中古屋さんの買値、売値表には昨今のブーム音楽の価格しか掲載されておらず、
その他は内容に関係なく一律屑値で売買するのが当たり前のシステムで
「アナログ盤を3,000円で購入していた世代」には「このアルバムがこの値段で???」という
驚きの価格で流通している状況なんですが、CD化により長時間収録と劣化防止が実現したことで
アーチストの創作意欲を上回る収録時間が持て余ることになり、没テイクがふんだんに収録され質を下げ、
又コンパクト化に伴い似たり寄ったりのコピー音楽が多大な恩恵を受け薄利多売に拍車がかかり、
PV連射のCM大量投下分の内容のないミリオンヒットが乱発。

リスナーは歳をとっていくのにアナログと違って劣化しない不必要に売れたミリオンヒットCDは
誰にも見向きもされず猿岩石状態で中古屋さんに大量在庫されたまま行き場を失ったままという
悲しい末路。

語弊があるかもしれませんが、使用済み核燃料と同様にCDの最終処分場を確保しないと
いくらボートラ付けたり紙ジャケにしたり手を代え品を代えプレスしたところで
少子化問題を抱える現在、販売数が頭打ちになるのは見え見えです。

私は本気でメーカー責任で山のように売れ残っている中古商品を引き取って
市場流通枚数を調整する必要があるのではないかと考えたりもしましたが
再プレス資材に使えない上に(使えるのは農家の鳥避けの反射板効果のみ(苦笑)
効率悪い上に経費がかさむだけで実現は不可能と考えると一時的にしか売れない質の音楽は
最初からノン・パッケージ販売の方が理にかなっているのかもしれませんね。

再確認ですが
「このアルバムは猿岩石のそれではありません」(笑)



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