2017-09

流宇夢サンド/松原正樹 - 1978.01.15 Sun









[sales data]
1978
[producer]
伊豆一彦
[member]
松原正樹(g)
村上ポンタ秀一(ds)
正木五郎(ds)
宮下恵輔(b)
高橋ゲタ夫(b)
田代真紀子(p)
斉藤ノブ(per)
淵野繁雄(sax)
荒井英治(trombone)
数原晋(tp)
ジェイクFコンセプション(sax)
村岡健(sax)
妹尾降一郎(harmonica)
Strings(Tomato)
ゆうむシンガーズ(bvo)




なかなかCD化されないアルバムというのが世の中には結構ありまして
それはレコード会社が倒産してしまい、マスターテープ音源を駄目にしてしまった場合が多く
劣化してくっついたオープンリールテープを丁寧に剥がしながら再興させたもの
又完全にマスターを消失した場合は比較的状態の良いアナログ盤興しという作業で
CD化されているものもあります。
マスター音源はあるが需要が見込めないという理由で放置されている作品も多く
一部ではファンがメーカーに直接CD化を希望するタイトル候補をリクエストし期間を設け
購入希望者があるプレス目標枚数に達するとCD化されるという試みもなされているようですが
一番面倒なのが権利関係のクリアという問題。
特にメーカーの枠を超えたアーチストが参加したライヴ盤の商品化は事務所との折り合いが
つかず泣く泣く断念ということも多々あるようです。
(youtubeに音源を上げると即効で削除する事務所は特に厳しいと思われます(苦笑)
ただ簡単なことですが、CD化して売れれば権利関係の問題はさほど大きくないわけで
最近、多いのはアーチストの方が亡くなられてその話題を利用する追悼盤商法が
増えました。

room sand

さてこの松原さんのソロファーストアルバムは1995年に流宇夢サンド'95の発売に合わせて
インディーズレーベル(bounce records)から一度CD化されたものの、
流通数も少なかったので、中古価格は高騰しファンの間で長年再発を求める声が多かったのですが、
本年、ご本人が亡くなられた追悼の意味合いもあってADLIB編集ビクター和フュージョンシリーズで
ようやく再発されました。
(生産限定なので今回のプレス物を逃すと又なかなか入手できないと思いますので
興味のある方はお早めに)

人気セッションマンとして約10,000曲のレコーディングに携わり
松原さんを知ってようが知らなかろうが、多かれ少なかれ松原さんのギターフレーズを
耳にしているはずで(例えば松任谷由実「恋人がサンタクロース」松田聖子「渚のバルコニー」
松山千春「長い夜」平尾昌晃&畑中葉子「カナダからの手紙」キャンディーズ「微笑がえし」
山口百恵「さよならの向こう側」などなど)あくまで黒子に徹し、その楽曲を最適化する職人として
ギタープレイが際立って松原さんが大きくクローズアップされることはありませんが
スタジオミュージシャンとしての安定度は抜群です。



スタジオミュージシャンがソロを出す場合、相手に合わせるという職業病のせいか?
かしこまった演奏でどうも本領が十分発揮されないものが多いように感じるのですが、
本作はA面(スナックサイド) B面(ドリンクサイド)というコンセプトに別れ
(よくルームサウンドとタイトルを間違えている人がいますがルームサンドです)
キラーチューンこそありませんが、リラックスした感じで結構、楽しそうに演っています。



尚、プロデュサーの伊豆一彦さんは大友克洋氏の「童夢」イメージアルバム(未CD化)をリリースされた方です。

domu.jpg
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Parachute from Asian Port/Parachute - 1980.04.15 Tue









[sales data]
1980/4
[producer]
パラシュート
[member]
松原正樹(g)
今剛(g)
斎藤ノブ(per)
林立夫(ds)
マイク・ダン(b/vo)
安藤芳彦(key)
小林 泉美(key/vo)




「音楽はスポーツだ」をキャッチフレーズに、林立夫、斎藤ノブ、マイク・ダン、松原正樹、
今剛、安藤芳彦、小林泉美によって結成されたそうで、名前だけ並べると凄いメンバーですけど
個々に聴いていたミュージシャンが一人もいないという・・・

まことにお恥ずかしい話なのですが、私はこのバンド、先日のはっぴいえんど~YMOの
記事を整理している時にCBSソニーサウンドイメージシリーズのNew Yorkエーゲ海
ネットで調べていて初めて知りました(恥)

いかに80年代のフュージョンを毛嫌いしてガン無視していたのかが分かります(笑)

何でも、1982年以降は活動していなかったようですが、近年又活動が活発になっていて
今秋もツアーが予定されているとのことで早速、取り寄せてみました。

サウンドは想定内ではありましたが、松原正樹&今剛のダブルギターは控えめで
1曲目などはYMOを意識したアジアンテイストなテクノフュージョンで
細野氏の誘いを断った林立夫氏の心中いかに?といった感じでしょうか。

んぁあぁぁ、そしてこのバンドも歌うのですね(全8曲中5曲が歌物)

これはやっぱり本人達が歌いたいから歌うんでしょうかね?
セールス的にインストアルバム物は売れないのでわざわざボーカルを入れるという話を
聞いたことはありますけど、義務的な歌入れだったらやっぱり聴き手にその良さは
伝わり難いかなと。

「音楽はスポーツだ」というキャッチフレーズのわりには汗臭くなく
スポーツ競技本番前のウォーミングアップといったところでしょうか。

Studio Cat/今剛 - 1980.05.05 Mon









[sales data]
1980
[producer]
林立夫
[member]
今剛(g,vo)
マイク・ダン(b)
ロバート・ブリル(ds)
マーク・ジョーダン(key)
マイケル・ボディッカー(syn)
林立夫(per)




元Panta&Halというよりパラシュートのギタリストといった方が通りがいいんでしょうね(笑)
邦楽で有名な楽曲で今さんの演奏は数多く、古いところでは寺尾聰の「ルビーの指環」から
宇多田ヒカルの「automatic」まで色々なミュージシャンの楽曲演奏に今さんの名前を
お見かけしますが、膨大なセッション数に比べて本人のアルバムは本作含めて2枚だけと
かなり少ないです。

アニメ監督で漫画家だった故今敏さんのお兄さんでもあるそうで
生前、29年ぶりのソロ・アルバムがリリースされた時、ブログで大々的に紹介しています)



本作は時期的にパラシュート加入後に渡米して1980/5/5~19までハリウッドのA&Mスタジオで
録音された初ソロアルバム。

ギターフリークに今さんの熱狂的な信者がもの凄く多く、その理由は演奏テクニックより
「クリック(メトロノーム)に合わせる力」と「人間の演奏のヨレに合わせる力」を
併せ持っているという評が妙にしっくりする感じで、多くの歌い手にセッションに誘われるのは
ギターを通じて、歌い手の歌心を引き出す才に秀でているということなのでしょう。
(自分から前に出るより、相手に合わせた音を出すのが好きなのでしょうかね?)

6 kinds 6 sizes/Parachute - 1980.12.15 Mon









[sales data]
1980/12
[producer]
林立夫
[member]
松原正樹(g)
今剛(g)
斎藤ノブ(per)
林立夫(ds)
マイク・ダン(b/vo)
安藤芳彦(key)
*****
田代マキ
井上鑑
松武秀樹
ブレッド&バター
Champion Group
Jake H. Conception
Yutaka Matsumoto




小林泉美が脱退し6人になっての2nd(本作にゲスト参加の井上鑑さんは次作より正式メンバー)
レコード大賞(1981年)を受賞した「ルビーの指環」(松本隆(作詞)寺尾聰(作曲)井上鑑(編曲)の
演奏は松原正樹(g)今剛(g)林立夫(ds)斉藤ノブ(per)井上鑑(key)田中章弘(b)という
ほぼパラシュート部隊によるものです。



10曲中7曲が英語歌詞による歌物。
サウンド的に前作のアジアンテイストなサウンドはあっさり放棄しガチガチのフュージョンで
カシオペアやT-SQUAREとの差別化のため歌物を多くしたのかそれとも
林立夫のプロデュースセンスなのかちと分からず。

1曲目のHERCULES(ハーキュリー)とはパラシュート部隊を輸送する飛行機の名前だそうで
バンドのオフィス名もハーキュリーだったそうです。
2014年に行われた35周年記念ライヴのオープニングもこの曲だったようです。

ハイレ・マイ/パラシュート - 1981.06.15 Mon









[sales data]
1981/6
[producer]
パラシュート
[member]
林立夫(ds)
マイク・ダン(b/vo)
井上鑑(key)
安藤芳彦(key)
今剛(g)
松原正樹(g)
斎藤ノブ(per)




アルバムタイトルの「Haere mai」とはニュージーランドの原住民であるマオリ人たちの言葉で
Welcomeという意味のようです。

前作はゲスト扱いだった井上鑑さんが正式加入し7人編成になってのアルバム。
井上色が強くフュージョンというよりAOR的なTOTOのイメージに近いでしょうか。
(SWITCH-BLADE HEROのイントロやフレーズは「ルビーの指環」ですね(笑)
同年、パラシュートが全面参加した寺尾聡さんのREFLECTIONSは大ヒット!)



このアルバムは今剛さんのギターソロ曲(NE-ON)が収録されいるのですが
松原さんは何故かフルート演奏(JETH NO TARE=ジェスロ・タルを文字っているようです)
このバンドは他のフュージョンバンドと一線画すため意図的にツインギターを
全面に出すことは控えたのかもしれませんね。

お遊び要素の「GIGOLO」は斉藤ノブが大阪弁で歌います(笑)

「Hey, There, You! いつもとちゃうで、今夜のお前!」

バラエティに富んでいてファンに一番人気があるアルバムのようですが、何か計算高く
もっと出せる音を出し惜しみしているような感じがして、私的にはちょっと乗り切れません。

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