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2020-06

Baiyina (The Clear Evidence)/Pat Martino - 2020.06.04 Thu









[sales data]
1968
(Rec:1968/6/11)
[producer]
Don Schlitten
[member]
Pat Martino(g)
Gregory Herbert(sax/fl)
Khalil Balakrishna(tambura)
Bobby Rose(g)
Richard Davis(b)
Charlie Persip(ds)
Reggie Ferguson(tabla)



音楽業界ではビートルズに端を発したインド音楽ブームがあり、それが元々東洋思想に
興味があったマルティーニさんに伝染したという感じでしょうか。
参考(ビートルズがインドで学んだこと

「インド」と「ジャズ」の関連性を調べていたら面白いことを発見しました。
私はインド音楽というものを曲解して「全ての楽器を打楽器と考えた音の重ね合わせ」として
独自に発展してきたと思っていたのですが、実は1930年~60年代、米ジャズミュージシャンが
インドを訪れたことでジャズブームが起こりエリート層相手に高級ホテルでジャズ演奏会が
盛んに開催されていたそうなのです。
その後ジャズ音楽がインド映画に取り込まれるようになり一般市民にも広まっていったそうです。
ですからシタールやタンブラ、タブラなどインド楽器の独特な音色やリズムがインド音楽だと
思っていましたが、実は欧州などと同じようにジャズの下地はちゃんとあったという
ことですね。

ジョン・マクラフリンはインドそのものへの忠誠を誓うためマハビシュヌの法名を授かるほど
どっぷりインド思想に漬かりましたが、マルティーノさんの場合は東洋思想で感じた
スピリチュアルな世界をインド楽器(タンブラ&タブラ)の奏でるサウンド的なことで
アプローチしたかったのだと思います。

全曲変拍子でタンブラとギターがもつれ合い、楽器的なインドっぽさはありますが、
そこにフルートがダークに語りかけるというようなある意味サイケなトリップミュージックと
言い換えてもいいかもしれません。

サウンドの骨格はあくまでマルティーノさんのジャズがベースなので癖は強いですが
宗教臭さはさほど気になりませんのでご安心ください。

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Speak Like A Child/Herbie Hancock - 2020.06.04 Thu









[sales data]
1968/7
(1968/3/6&9)
[producer]
Duke Pearson
[member]
Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b)
Mickey Roker(ds)
Jerry Dodgion(fl)
Thad Jones(fl)
Peter Phillips(trombone)




マイルス・クインテットの絶頂時期で「Maiden Voyage(処女航海)」と並ぶ初期人気作品。
実にいい感じのジャケット写真です。
被写体はハービー・ハンコックさんと婚約者の方(ジジ・メイグスナー)だそうです。

子供や少年をテーマに「大人になった事で失ってしまったもの、
その頃の気持を取り戻したいと願っているもの、子供の頃の純粋な気持ちを取り戻せたなら、
希望や可能性を見い出せのではないか」というコンセプトアルバム。

サウンド面で面白いのはバックにフリューゲルホーン、ベース・トロンボーン、アルト・フルートの
中低音の3管アンサンブルを配しているのはギル・エヴァンスの手法を自己流に表現したものだそうです。

しかしどうやったらこのような美メロなプレイヤーが「ヘッドハンターズ」になってしまうのか(笑)
とても興味あるところです。


Mr.Shing-A-Ling/Lou Donaldson - 2020.06.04 Thu









[sales data]
1968/1
(Rec:1967/10/27)
[producer]
Francis Wolff
[member]
Lou Donaldson(sax)
Blue Mitchell(tp)
Lonnie Smith(org)
Jimmy Ponder(g)
Leo Morris(ds)




ボビー・ジェントリーさんのカバー曲「ビリー・ジョーの唄」のドラムの入りは
ジョンスコの「A GoGo」と全く同じなのですが、この音を聴いただけでアルバム全体を
振動させまくるるだろうことを予感させるムハマッドさんのドラムだけでも何杯でも
ご飯がおかわりできそうなルーズビート満載のジャズファンク。

タイトルの「シリガン」というのは60年代後半、ニューヨークで流行していた
ビート・スタイルでエイト・ビートが強調されたラテン・ソウル・ミュージック
(ブーガルーの変形)のことだそうです。

代表作「Alligator Bogaloo」と同年(1967年)に録音された同路線で
トランペットのブルー・ミッチェルとギターのジミー・ポンダーが入替えで参加しています。



私はお初なんですがジミー・ポンダーさんはウェス・モンゴメリーやケニー・バレルに
影響を受けたギタリストだそうで、ちょっと追ってみても面白いかもしれません。

天安門事件から31年経って改めて聴くニール・ヤングの「Freedom」 - 2020.06.04 Thu









[sales data]
1989/10/2
[producer]
Neil Young
Niko Bolas
[member]
Neil Young(vo/g/harmonica/p)
Chad Cromwell(ds)
Rick Rosas(b)
Frank Sampedro(g/keymandolin)
Ben Keith(sax/pedal steel g/key)
*****
Linda Ronstadt(vo)
Tony Marsico(b)
Steve Lawrence(sax)
Larry Cragg(sax)
Claude Cailliet(trombone)
John Fumo(tp)
Tom Bray(tp)



ローリングストーン誌(レビュー5点満点)評

「ニール・ヤングが次の10年間を再び怒りと恐怖にまかせて振り返ったサウンドである」

15年ぶりの来日を果たしたニール・ヤングの来日記念盤「エルドラド」で既に規定路線は
明かされていましたが、来日メンバーの「ロスト・ドッグス」をバックに
シンプルで痛快なロックをかました「お帰り!ニール・ヤング」な作品です。
(その他リンダ・ロンシュタットやブルーノーツの面々も参加し、動と静がバランスよく配置されています)

OPに「ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド」のアコースティック・ヴァージョン、
EDにエレクトリック・バージョンという構成は70年代を締めくくった「ラスト・ネヴァー・スリープス」を
模倣しており皆が待ち望んでいたニール・ヤング節炸裂です。

ten1.jpg

2019年は天安門事件30周年ということで特集番組も多数放送されていましたが
人民帽をかぶり「この自由な世界でロックしようぜ!」と天安門事件を
あからさまに批難したミュージシャンは世界広しと言えど多分、ニール・ヤングだけ。
(エンケンが「輪島の瞳」の中に「独り戦車に立ち向かい、俺の兄弟を返せ!」という
フレーズを入れているのは多分この作品に影響されたからだと思います。
そして私はエンケンの影響でこのアルバムからニール・ヤングをオンタイムで聴くように
なりました)

ten.jpg

聞き知るところによると中国共産党政府はこの大虐殺(天安門広場で民主化を叫ぶ学生や
一般市民に向けて無差別に発砲し、戦車や装甲車で躊躇なく踏みつぶし、
一般民衆1,000人近くを無差別に殺した大虐殺)を反省するどころか事件そのものを
無かったことにするため強固な情報統制がなされ(中国国内のネットでは全く
この事件のことを検索することができないので多分中国ではこのブログを読めない(苦笑)
30年経った今も中国国民がその真実を知ることは出来ない。
(正確な死者数すら分からず、英外交機密文書では推定1万人とされています)

私はこの頃、いっぱしの社会人でしたが、国際情勢に疎く、お隣中国で起きた大事件なのに
全く興味がなかったのですが、この作品を聴いて天安門事件が起きた背景に興味が沸き
それなりに調べたりしましたが、一番驚いたのは中国当局の発表で
「6月4日未明、戒厳軍は天安門広場で、一人の学生も射殺していない。ひき殺してもいない。
天安門広場では流血事件は一切なかった。」

ten2.jpg

一般市民の証言
「事件が起きたのは夜中で、翌朝には天安門に学生達が築いていた多数のバリケードが
きれいサッパリなくなっていた。周辺を封鎖して死体の山をゴミのように一斉処分していた。」

ten3.jpg

そういえば脱線した新幹線を証拠隠滅のため?埋めていたのもこの国でしたね・・・

chaina.jpg

「お国の体制維持のためにトップの命令で軍が一般市民を殺す」

平成というのはこういう信じられない血生臭い事件が多かったですが
31年経ってタイムスリップした同じような光景が自由の国アメリカ各地で
起こっていることに毛沢東さんは笑っているのではないでしょうか(苦笑)

white_2020060413451937a.jpg

話はすいぶんそれてしまいましたが、こういうことをしっかり歌で伝えていこうという人が
全世界で一人だけいてそれがニール・ヤングだった・・・

と書くと格好いいんですが、実は「ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド」は
この事件前からライヴで歌われており、天安門事件を歌った曲ではないのですが、
人民帽をかぶった大写しになったジャケットと「FREEDOM」という言葉を結びつけた
ニール・ヤングのイメージ戦略がアッパレということですね。

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